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ニュースダイアリー・2019年(平成31年)3月分
3月10日(日曜日)
国道185号線休山新道全線上下4車線化完成
(概要)
呉市中心部と呉市東部を結ぶ国道185号線休山新道の下り線(東行車線)が完成し、本日午後3時から供用を開始した。これにより国道185号線休山新道は全線の上下4車線化が完成した(国道185号線休山新道のおおよその区域はこちら。報道発表資料はこちら)。
(コメント)
国道185号線休山新道は呉市中心部と呉市東部を結ぶ唯一の幹線道路である国道185号線の渋滞緩和を目的として建設され、2002年(平成14年)3月21日に上り線(西行車線)を用いて暫定開通した。しかし、休山新道前後の部分、すなわち呉市本通六丁目/休山トンネル西口交差点以西の部分と呉市阿賀中央六丁目/休山トンネル東口交差点以東の部分は上下4車線以上になっていたのに対し休山新道は上下2車線だったことから渋滞が頻発した。それに加えて東広島・呉自動車道や安芸灘諸島連絡架橋の整備が進展したことやいわゆる平成の大合併で呉市は東方に存在した自治体(安芸郡蒲刈・下蒲刈両町、豊田郡川尻・豊浜・安浦・豊各町)をいくつも編入したことなどで国道185号線の重要性は一層増したことから早期の上下4車線化が望まれていた。
休山新道下り線は2015年(平成27年)1月10日に起工式が開催され(報道発表資料はこちら)、2017年度(平成29年度)の開通を目指していたが、想定よりも地盤が硬かったことから工事が難航し、2017年(平成29年)12月8日に開通予定を2018年度(平成30年度)に延期することが発表された(報道発表資料はこちら)。それでも2018年(平成30年)1月20日に工事の中心的存在であった下り線用休山トンネル(全長:1,704m。ちなみに先に開通していた上り線用トンネルの全長は1,706m)が貫通し(その様子はこちらで見られる)、今回の開通に至ったものである。ちなみに休山新道は第二次世界大戦中の1942年(昭和17年)に着手されたが戦況の悪化により完成を見ずに終わった国道特24号線(最終的には呉市中心部と呉市広地区を結んでいた軍事目的の国道路線(注1)。1920〜1952)の改良計画(主に呉市中心部〜呉市阿賀地区間のトンネル建設計画)が原型的存在であり、国道特24号線の改良計画着手から77年かかってようやく完成したということになる。
休山新道下り線が開通したことにより国道185号線は呉市本通二丁目/本通二丁目交差点(起点)〜呉市広白石二丁目/白岳入口交差点間が上下4車線以上になり、呉市内の国道185号線の多車線区間は休山新道暫定開通以前の状態に戻ることになった(注2)。休山新道前後の車線の絞り込みで生じた渋滞の緩和が期待されるが、暫定開通した17年前とは大幅に状況が変わっているだけに果たしてどうなるのか。今後が注目される。
3月15日(金曜日)
栃木県道300号新大平下停車場線廃止
(概要)
2019年(平成31年)3月15日栃木県告示第113号により栃木県道300号新大平下(しんおおひらした)停車場線が廃止された(栃木県道300号新大平下停車場線のおおよその区域はこちら。廃止告示が掲載されている「栃木県公報」はこちら)。
(コメント)
栃木県道300号新大平下停車場線は東武鉄道日光線新大平下駅(栃木市大平町富田)の西口駅前広場を起点(起点のおおよその位置はこちら)とし、栃木市大平町富田/日第245号踏切西交差点(信号機・交差点名標なし)を経由して栃木市大平町富田/富田交差点に至る路線である(根拠資料はこちら)。新大平下駅は東武鉄道日光線の東側に栃木市役所大平支所(栃木市大平町富田。旧:下都賀郡大平町役場)や日立アプライアンス栃木事業所(栃木市大平町富田)があることや東口駅前広場に路線バス発着場を設けていることから東口の利用が多いことが想像されるが、西口周辺に商店や旅館があることから元々は西口の利用が多く、それ故に西口駅前広場を起点とする路線となったのであろう。また、終点となる栃木市大平町富田/富田交差点は現在は栃木市道との十字路になっている(注3)が、この栃木市道は日光例幣使街道を踏襲した栃木県道11号栃木・藤岡線だった道であり、結果として栃木県道300号新大平下停車場線は東武鉄道日光線新大平下駅西口と栃木県道11号栃木・藤岡線を結ぶ路線として発足したことになる。
さて、今回栃木県道300号新大平下停車場線が廃止されたのは栃木市が新大平下駅西口周辺で栃木市が2015年度(平成27年度)から実施している新大平下駅前第二土地区画整理事業(事業の概要を記したページはこちら)を進めるに当たって栃木県道300号新大平下停車場線のうちの単独区間、すなわち起点〜栃木市大平町富田/日第245号踏切西交差点(信号機・交差点名標なし)間を栃木市に移管させる必要が生じたことが考えられる(残り部分、すなわち栃木市大平町富田/日第245号踏切西交差点〔信号機・交差点名標なし〕〜栃木市大平町富田/富田交差点間は重用している栃木県道311号小山〔おやま〕・大平線に再編)。現に栃木県道300号新大平下停車場線のうちの単独区間は栃木市議会2018年(平成30年)12月定例会の議案説明書を見ると栃木市道21217号線(新大平下駅西口駅前広場の部分)と栃木市道21216号線(その他の栃木県道300号新大平下停車場線の部分)に再編すると記されている。栃木県が土地区画整理事業の支援を行えば(注4)栃木県道300号新大平下停車場線は存続し得た可能性があるが、栃木市は工業都市(注5)であり、ある程度の財政規模を有していることが考えられるため栃木市単独で土地区画整理事業を行うことになったのであろう(注6)。
ちなみに新大平下駅があるのなら大平下駅もあるのでは…と思った方もいると思うのだが、その大平下駅は東武鉄道日光線ではなくJR両毛線の駅として新大平下駅の北北西約700mのところにきちんと存在する(注7)。その駅、すなわちJR両毛線大平下駅(栃木市大平町富田)もかつては駅前広場を起点とする県道路線、すなわち栃木県道312号大平下停車場線が存在したのだが栃木市が駅前広場を整備することにしたこと(注8)により2010年(平成22年)5月21日栃木県告示第299号により廃止され、栃木市に移管されている(廃止告示が掲載されている「栃木県公報」はこちら)。
3月17日(日曜日)
島根県道340号多伎インター線が島根県道340号出雲多伎インター線に改称
(概要)
2019年(平成31年)2月15日島根県告示第99号に基づいて島根県道340号多伎インター線の島根県道340号出雲多伎インター線への改称が実施された(島根県道340号出雲多伎インター線のおおよその区域はこちら。改称告示が掲載されている「島根県報」はこちら)。
(コメント)
島根県道340号出雲多伎インター線は出雲市多伎町多岐/キララ多伎道の駅前交差点で国道9号線から分かれ、山陰自動車道(国道9号線湖陵・多伎道路/国道9号線多伎・朝山道路)出雲多伎インターチェンジ(出雲市多伎町久村)に通じる路線であり、2006年(平成18年)10月31日島根県告示第1,017号により島根県道340号多伎インター線という名称で認定された。発足時点ではまだ山陰自動車道(国道9号線多伎・朝山道路)は着手されたばかりであり、有用になるにはまだかなりの時間が必要だったのだがなぜか早速2006年(平成18年)10月31日島根県告示第1,018号で全線の区域が決定し、2006年(平成18年)10月31日島根県告示第1,019号で供用も開始されている(島根県道340号多伎インター線の認定・区域決定・供用開始告示が掲載されている「島根県報」はこちら)。確かに島根県道340号多伎インター線改め島根県道340号出雲多伎インター線になると思しき出雲市道が既にあったこと(注9)が認定直後の区域決定・供用開始に繋がったとも言えるのだが、そうまでするところに島根県の県土を東西に貫く高速道路への強い思いを感じるのは私だけだろうか。
山陰自動車道(国道9号線多伎・朝山道路)の供用開始に向けて整備が進められていた島根県道340号多伎インター線に大きな動きが起きたのは2018年(平成30年)1月12日のことである。この日、いずれも山陰自動車道の一部として整備が進められている国道9号線多伎・朝山道路とそれに続く国道9号線朝山・大田道路にある三つのインターチェンジの名称が次の通り決定したのである(報道発表資料はこちら)。
仮称/所在地 | 正式決定後の名称 | 備考 |
---|---|---|
多伎インターチェンジ (出雲市多伎町久村) |
出雲多伎インターチェンジ | 国道9号線湖陵・多伎道路と国道9号線多伎・朝山道路の境界となるインターチェンジ。 |
朝山インターチェンジ (大田市朝山町朝倉) |
大田朝山インターチェンジ | 国道9号線多伎・朝山道路と国道9号線朝山・大田道路の境界となるインターチェンジ。 |
大田インターチェンジ (大田市久手町刺鹿) |
大田中央・三瓶山インターチェンジ | 国道9号線朝山・大田道路と国道9号線大田・静間道路の境界となるインターチェンジ。 |
これにより島根県道340号多伎インター線は国道9号線多伎・朝山道路の供用開始前のどこかの時点で島根県道340号出雲多伎インター線に改称することになるだろうと私は見ていた。案の定予想通りになったわけであるが、これまでの島根県の高速道路のインターチェンジに通じる県道路線の名称変更は供用開始日以前に行うものが多く、供用開始日をもって改称というのは島根県道340号多伎インター線改め島根県道340号出雲多伎インター線が初めてとなる(下表参照)。
現行の 路線名称 |
認定当時の 路線名称 |
名称変更 年月日 |
供用開始 年月日 |
備考 |
---|---|---|---|---|
県道330号江津インター線 | 県道330号嘉久志インター線 | 2003年 (平成15年) 9月19日 |
2003年 (平成15年) 9月21日 |
|
県道332号三刀屋木次インター線 | 県道332号三刀屋インター線 | 2002年 (平成14年) 5月10日 |
2003年 (平成15年) 3月16日 |
名称変更と同時に起点・終点も入れ替えている。 |
県道339号浜田港インター線 | 県道339号熱田インター線 | 2014年 (平成26年) 11月1日 |
2015年 (平成27年) 3月14日 |
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県道340号出雲多伎インター線 | 県道340号多伎インター線 | 2019年 (平成31年) 3月17日 |
2019年 (平成31年) 3月17日 |
多伎という地名はいわゆる平成の大合併までは自治体の名称だったし、特に伎という字を用いた地名(ここでは郵便番号検索で出てくる自治体名と町字名に限っている)は他に東京都と長崎県にしかない(注10)ので仮称の多伎インターチェンジを正式名称にしても良いように感じるのだが、多伎インターチェンジを正式名称にしなかったのは多伎という地名は自治体の名称ではあったが知名度は高いとは言えなかったことや出雲市にあるインターチェンジであることを強調したかったことが考えられる。こういう命名なら他地域に住んでいる方には分かりやすくなり、好ましいと私は思うところである。
なお、島根県には高速道路のインターチェンジに通じる県道路線が11路線存在する(注11)が、県道340号多伎インター線改め県道340号出雲多伎インター線の終点にある山陰自動車道(国道9号線湖陵・多伎道路/国道9号線多伎・朝山道路)出雲多伎インターチェンジの供用開始により未供用のインターチェンジに通じる路線は解消されている。
山陰自動車道(国道9号線多伎・朝山道路)全線開通
(概要)
出雲市多伎地区と大田市朝山地区を結ぶ山陰自動車道(国道9号線多伎・朝山道路)が完成し、本日午後5時から供用を開始した(国道9号線多伎・朝山道路のおおよその区域はこちら。報道発表資料はこちら)。
(コメント)
国道9号線多伎・朝山道路は出雲市・大田市境付近にある急な屈曲や災害を回避することを目的に企図された道路であり、山陰自動車道の一部でもある。施設としては起点となる出雲多伎インターチェンジと終点となる大田朝山インターチェンジ(大田市朝山町朝倉)があるだけであり、途中には出入口や休憩施設は一切設けられていない。また、出雲多伎・大田朝山両インターチェンジとも国道9号線とは直接接続しておらず、国道9号線との接続は起点の出雲多伎インターチェンジは島根県道340号多伎インター線改め島根県道340号出雲多伎インター線を、終点の大田朝山インターチェンジは島根県道286号池田・久手停車場線をそれぞれ介する形になる。
出雲市から大田市にかけての山陰自動車道は国道9号線多伎・朝山道路の開通により出雲多伎インターチェンジ〜大田中央・三瓶山インターチェンジ(大田市久手町刺鹿〔さつか〕)間が開通したことになる(大田朝山インターチェンジ〜大田中央・三瓶山インターチェンジ間、すなわち国道9号線朝山・大田道路は昨年3月18日開通)。急な屈曲や信号がないことや無料で通行できることから大田中央・三瓶山インターチェンジ以外国道9号線との直接接続を果たしていないとしても多くの利用が見込めるところではあるが、気になるのは出雲インターチェンジ(出雲市知井宮町)〜出雲多伎インターチェンジ間(国道9号線出雲・湖陵道路及び湖陵・多伎道路に相当する部分)と大田中央・三瓶山インターチェンジ〜仁摩・石見銀山インターチェンジ(大田市仁摩町大国)間(国道9号線大田・静間道路及び静間・仁摩道路に相当する部分)、石見福光インターチェンジ(大田市温泉津〔ゆのつ〕町今浦)〜浅利インターチェンジ(仮称。江津市松川町上河戸)間(国道9号線福光・浅利道路に相当する部分)がいつ開通するのかということである(浅利インターチェンジ〜江津インターチェンジ〔江津市嘉久志町〕間は次の項目で触れるのだが島根県道302号浅利・渡津線→国道9号線江津道路で当面代替することになっている)。島根県は中国横断自動車道の終点周辺、すなわち松江市・出雲市・安来市周辺や江津市・浜田市周辺では山陰自動車道の整備は進んでいるが、それを外れた地域では進んでいないところが多い。特に大田市は市内に三瓶山(標高:1,125.8m)や石見銀山遺跡(大田市大森町)といった観光地があることや石見三田(注12)の一つとして挙げられながら他の二つ、すなわち浜田市・益田市に大きく後れをとっているものが多いこと(注13)を考えると早期の整備が望まれるところなのだが…(私は早くても2020年代前半になると見ているがどうだろうか)。
島根県道302号浅利・渡津線松川バイパス全線開通
(概要)
島根県道302号浅利・渡津線の後半部の狭隘箇所を迂回する松川バイパスのうちの江津市松川町八神/高仙橋東交差点(信号機・交差点名標なし)〜江津市渡津町/渡津交差点間が完成し、午後6時から供用を開始した(島根県道302号浅利・渡津線松川バイパスの今回開通した区間のおおよその区域はこちら。報道発表資料はこちら)。これにより島根県道302号浅利・渡津線松川バイパスは全線開通した。
(コメント)
島根県道302号浅利・渡津線は江津市後地町/菰沢公園北交差点(交差点名標なし)で島根県道177号大田・井田・江津線から分岐し、江津地域拠点工業団地(江津市松川町上河戸)を通って江津市渡津町/江津バイパス東口交差点で国道9号線に合流する路線で、1995年(平成7年)に発足した。国道9号線大田方面からのアクセス道路となる部分、すなわち江津市後地町/菰沢公園北交差点(交差点名標なし)〜江津市松川町上河戸/工業団地前交差点間は路線発足前に整備されていたのだが、国道9号線浜田方面とのアクセス道路になる部分は地形上の問題や島根県の財政事情などもあり整備が遅れていた。
島根県道302号浅利・渡津線松川バイパスはその状況を解消すべく企図されたものであり、まず浅利工区と称する前半部分、すなわち江津市松川町上河戸/工業団地前交差点〜江津市松川町八神/高仙橋東交差点(信号機・交差点名標なし)間が2007年(平成19年)3月30日に開通した(その告示が掲載されている「島根県報」はこちら)。残ったのは渡津工区と称する後半部分、すなわち江津市松川町八神/高仙橋東交差点(信号機・交差点名標なし)〜江津市渡津町/渡津交差点間であるが、こちらは地形的な問題により大規模な土木工事を必要としたこともあってなかなか進まなかった。
この渡津工区の建設が大きく進展する契機になったのが山陰自動車道(国道9号線福光・浅利道路)浅利インターチェンジ〜山陰自動車道(国道9号線江津道路)江津インターチェンジ間について当面の間一般道路で代替することが決まったことである。これにより江の川トンネル(全長:1,320m)などの構造物の建設や国道9号線江津道路及び国道261号線との接続点(江津市渡津町/渡津交差点)の改良(注14)が大きく進み、今回の全線開通に至ったわけである。
この島根県道302号浅利・渡津線松川バイパスの開通によりもたらされた効果は次の通りである。
・浜田・川本方面から江津地域拠点工業団地や菰沢公園(江津市浅利町)に行きやすくなった。
・島根県道302号浅利・渡津線大田方面と国道9号線江津道路浜田方面が直線化され、山陰自動車道(国道9号線福光・浅利道路)の開通のメドは未だ立っていないものの島根県道177号大田・井田・江津線(江津市後地町/浅利交差点〜江津市後地町/菰沢公園北交差点〔交差点名標なし〕間)→島根県道302号浅利・渡津線(江津市後地町/菰沢公園北交差点〔交差点名標なし〕〜江津市松川町上河戸/工業団地前交差点〜江津市渡津町/渡津交差点間)が江津市浅利町から江津市渡津町にかけての国道9号線の事実上のバイパスとして有用になった。
・江津市渡津町/渡津交差点は国道261号線の終点だったにもかかわらず信号機がなぜか設置されず、危険な交差点となっていた(注15)が、ようやく信号機が設置され、安全に通行できるようになった。
恐らく2020年代中期か後半になると思われる山陰自動車道(国道9号線福光・浅利道路)の開通後は島根県道302号浅利・渡津線松川バイパスは島根県を東西に結ぶ大動脈として更に有用な存在になることであろう。
一方で島根県道302号浅利・渡津線松川バイパスの全線開通はいくつかの気になる問題も生じさせている。それは次の通りである。
・一般道路の国道9号線江津道路が右左折を経るようになったこと。ただでさえ一般道路の国道9号線江津道路は国道9号線現道に復帰しないまま江津市嘉久志町/江津インターチェンジ入口交差点(交差点名標なし)で途切れている(江津市嘉久志町/江津インターチェンジ入口交差点〔交差点名標なし〕からは島根県道330号江津インター線を通って江津市嘉久志町/嘉久志町交差点で国道9号線現道に復帰することになる)が、これではますます使いづらくなるのではないか。しかも国道9号線の現道にある江川橋(全長:488.5m)は来年7月13日に開通70周年を迎えることになっており、老朽化や規格の低さが今後は課題になるのではないかと考えられる。「江津市中心部に用のない車は山陰自動車道(国道9号線福光・浅利道路)→島根県道302号浅利・渡津線→国道9号線江津道路→山陰自動車道(国道9号線江津道路)を通れば良いだろう」と言うのかもしれないがこの点を考えて頂きたいものである。
・2020年代中期か後半になると思われる山陰自動車道(国道9号線福光・浅利道路)の開通後の島根県道302号浅利・渡津線の処遇がどうなるかということ。益田市中心部を迂回する形で建設された山陰自動車道(国道9号線益田道路)でも当面建設されないことになっている久城インターチェンジ(益田市久城町)〜高津インターチェンジ(益田市高津一丁目)間は島根県道333号久城インター線が代替していることを考えると島根県道302号浅利・渡津線はそのままになる可能性が高いが、それが管理上不都合だと判断されたら例えば島根県道302号浅利インター線(江津市後地町/菰沢公園北交差点〔交差点名標なし〕〜江津市松川町上河戸/工業団地前交差点間)と国道9号線江津道路(江津市松川町上河戸/工業団地前交差点〜江津市渡津町/渡津交差点間)に再編される可能性もあるのではないのだろうか。
・山陰自動車道の代替区間となる江津市松川町上河戸/工業団地前交差点〜江津市嘉久志町/江津インターチェンジ入口交差点(交差点名標なし)間について、歩道がや平面交差、信号機が存在することが問題になる可能性があること。島根県道302号浅利・渡津線→国道9号線江津道路を通過する車にとっては途中にある信号機や歩道、平面交差に、反対に島根県道302号浅利・渡津線→国道9号線江津道路の沿線住民にとっては歩道の通行時や道路の横断時に高速道路の続きと思って速く走る車にそれぞれ注意しなければならなくなる。恐らく歩道を通行する人や道路を横断する人、速度超過に注意する標識が設置されるだろうし、江津警察署(江津市江津町)も速度取り締まりを高い頻度で行うことになるのだろうが…。
・山陰自動車道(国道9号線福光・浅利道路)浅利インターチェンジ〜山陰自動車道(国道9号線江津道路)江津インターチェンジ間について一般道路で代替することについて禍根を残す恐れがあること。交通量は少ないと思われることや建設するには多額の費用がかかることからそのようにしたと考えられるのだが、自動車専用道路のネットワークの観点からすれば松江・出雲・雲南・大田方面と浜田・益田・広島方面が自動車専用道路だけで往来できないのはどうかという問題が生じる。もしやはり自動車専用道路を建設しようという話が出るとすれば浅利インターチェンジ以東の山陰自動車道が全線開通し、島根県道302号浅利・渡津線→国道9号線江津道路の交通量が増えて沿線住民の安全が脅かされるとか渋滞が頻発するというような問題が起きてからになるだろうが、果たしてどうなるのだろうか(注16)。
今はまだ山陰自動車道(国道9号線福光・浅利道路)ができていないから何とも言いようがない。山陰自動車道(国道9号線福光・浅利道路)が開通するのは恐らく2020年代中期か後半になるのではないかと見ているが、その時どのようになるのだろうか。今後の動向が気になるところである。
3月18日(月曜日)
広島県道265号伴・広島線己斐上バイパス一部開通
(概要)
広島県道265号伴(とも)・広島線の己斐(こい)峠(標高:約210m)の広島市西区側に計画されている己斐上(こいうえ)バイパスのうちの広島市西区己斐上五丁目/己斐峠東交差点(信号機・交差点名標なし)〜広島市西区己斐上五丁目/己斐城山墓苑南交差点(信号機・交差点名標なし)間が完成し、午後2時から供用を開始した(広島県道265号伴・広島線己斐上バイパスの今回開通した区間のおおよその区域はこちら。区域変更告示と供用開始告示が掲載されている「広島市報」はこちら)。
(コメント)
広島県道265号伴・広島線は広島市安佐南区伴東七丁目/大原下橋南詰交差点で広島県道38号広島・豊平線から分岐し、広島市佐伯(さえき)区・広島市西区を経由して広島市中区榎町/十日市交差点で国道183号線(国道261号線重用)に合流する路線である。広島市中心部の西方に連なる山々を越えて広島市安佐南区西部・広島市佐伯区北部と広島市中心部を結ぶ数少ない幹線道路であり、2001年(平成13年)10月2日に広島市安佐南区西部と広島市中心部を直結する広島高速4号線が開通してからも多くの車が行き交っている。
しかし、標高が200mを超える己斐峠から短い距離で広島市中心部に降りていくということは急な勾配と屈曲を入れざるを得ないことである。無論交通上の隘路(あいろ)となる。そこで広島市では己斐峠前後の区間の改良を企図し、これまでに己斐峠の西側、すなわち広島市佐伯区側(石内東バイパス。おおよその区域はこちら)は完成している。残るは己斐峠の東側、すなわち広島市西区側の改良となったのだが、そのうちの広島市西区己斐上五丁目/己斐峠東交差点(信号機・交差点名標なし)〜広島市西区己斐上五丁目/己斐城山墓苑南交差点(信号機・交差点名標なし)間が今回開通したわけである。今後は広島市西区己斐上三丁目/己斐城山墓苑南交差点(信号機・交差点名標なし)〜広島市西区己斐上三丁目/広電己斐団地入口交差点(信号機・交差点名標なし)間の整備が進められることになっているが、問題は己斐上バイパスが全線開通しても広島市中心部に至る道は狭いところが多く、完全に解決できないということである。現在広島県道265号伴・広島線に並行して広島高速交通広島新交通1号線(愛称:アストラムライン)の西広島駅(広島市西区己斐本町一丁目)への延伸が計画されており、それと併せて広島市西区己斐上一丁目/沼田分かれ交差点以南の広島県道265号伴・広島線のバイパスとして都市計画道路己斐中央線が整備されることになっている(そのことについて触れているサイトはこちら)が、完成するのは早くても2020年代後半になるという。広島市中心部と広島市安佐南区西部・広島市佐伯区北部を往来するのに難渋する状況は当分の間続きそうである。
3月19日(火曜日)
岡山県道284号東安倉・鴨方線六条院東バイパス全線開通
(概要)
岡山県道284号東安倉・鴨方線の終盤の狭隘箇所を迂回することを目的として企図された岡山県道284号東安倉・鴨方線六条院東バイパスが完成し、午後2時から供用を開始した(岡山県道284号東安倉・鴨方線六条院東バイパスのおおよその区域はこちら。報道発表資料はこちら)。
(コメント)
岡山県道284号東安倉・鴨方線は浅口市寄島町東安倉/中安倉バス停東交差点(信号機・交差点名標なし)で岡山県道47号倉敷・長浜・笠岡線から分岐し、浅口市寄島地区と浅口市鴨方地区を隔てる山を越えて浅口市鴨方町六条院中/六条院中交差点で国道2号線に合流する路線である。起点、すなわち浅口市寄島町東安倉/中安倉バス停東交差点(信号機・交差点名標なし)から浅口市寄島地区と浅口市鴨方地区を隔てる山を越えて浅口市鴨方町六条院東の国道2号線玉島・笠岡道路(現在建設中)の高架をくぐる辺りまでは上下2車線化は終わっているのだが、そこから終点、すなわち浅口市鴨方町六条院中/六条院中交差点までは中央線のない箇所が多く、交通上の隘路になっていた。岡山県道284号東安倉・鴨方線自体はそんなに交通量は多くないため終盤部の狭隘箇所の改良は長らく見送られてきたのだが、国道2号線玉島・笠岡道路浅口金光(あさくちこんこう)インターチェンジ(浅口市金光町佐方)と笠岡方面または寄島方面を結ぶ道路にいずれも問題があること(注17)や浅口市が浅口金光インターチェンジの周辺に工業団地を造成することにしたことから整備することになったのではないかと思われる。
さて、岡山県道284号東安倉・鴨方線六条院東バイパスは二つの都市計画道路で構成されていることはあまり知られていない。浅口市鴨方町六条院東/鴻之巣西交差点(信号機・交差点名標なし)〜浅口市鴨方町六条院東/鴻之巣交差点(信号機・交差点名標なし)間が金光・鴨方線、浅口市鴨方町六条院東/鴻之巣交差点(信号機・交差点名標なし)〜浅口市鴨方町六条院東/六条院東交差点間が川手・鴻之巣線となっている。浅口市鴨方町六条院東/鴻之巣交差点(信号機・交差点名標なし)では金光・鴨方線に川手・鴻之巣線がほぼ直角に交わっているのだが、なぜ途中で右左折を経る格好になったのか。恐らく次に挙げる事情があるからではないかと思われる。
・前記の通り岡山県道284号東安倉・鴨方線の交通量は多いとは言えないから。
・岡山県道284号東安倉・鴨方線は確かに浅口市寄島地区と浅口市鴨方地区を結ぶ道路であるが、浅口市寄島地区中心部と浅口市鴨方地区中心部を結ぶ道路ではないため岡山県道64号矢掛・寄島線
岡山県道471号南浦・金光線浅口南支線全線開通
(概要)
(コメント)
3月21日(木曜日・春分の日)
岡山県道345号上横野・兼田線押入バイパス一部開通
(概要)
(コメント)
3月24日(日曜日)
美作・岡山道路一部開通
(概要)
(コメント)
岡山県道79号佐伯・長船線瀬戸インターチェンジ連絡道路全線開通
(概要)
(コメント)
3月25日(月曜日)
広島県道27号吉舎・油木線小畠バイパス全線開通
(概要)
(コメント)
3月29日(金曜日)
宮城県で大規模な県道路線再編実施
(概要)
2019年(平成31年)3月29日宮城県告示第303号で下表の県道路線(主要地方道9路線・一般県道21路線)が認定された(認定告示が掲載されている「宮城県公報」はこちら)。
路線 番号 |
路線名称 | 備考 |
---|---|---|
2 | 石巻・鮎川線 | |
15 | 古川・登米線 | |
16 | 石巻・鹿島台・色麻線 | 県道16号石巻・鹿島台・大衡(おおひら)線と県道148号本町・大衡線が統合して発足した路線。 |
26 | 気仙沼・唐桑線 | |
30 | 河北・桃生線 | |
32 | 古川・松山線 | |
33 | 石巻・河北線 | |
52 | 亘理・村田・蔵王線 | 県道52号亘理・村田線と県道222号寄井・蔵王線が統合して発足した路線。 |
65 | 気仙沼・本吉線 | |
103 | 金山・新地停車場線 | |
109 | 白川犬卒都婆・向山線 | 県道109号北白川停車場・犬卒都婆(いぬそとば)線と県道112号北白川停車場・向山線が統合して発足した路線。 |
110 | 大河原・高倉線 | 県道232号上代・寺前線を編入して路線を延伸した。 |
162 | 清水・下狼塚線 | 県道162号西古川停車場・下狼塚(しもおいのづか)線と県道163号西古川停車場・清水線が統合して発足した路線。但し一部区間は大崎市に移管されている。 |
165 | 古川・岩出山線 | |
176 | 若柳・築館線 | |
178 | 花山・一迫線 | |
179 | 文字上・尾松線 | |
180 | 文字・下細倉線 | |
181 | 大鳥・沢辺線 | |
182 | 栗駒・金成線 | |
184 | 石越・白崖線 | 県道184号石越停車場・白崖線の起点を登米市石越町南郷/石越駅西口駅前広場から登米市石越町北郷/遠沢交差点(交差点名標なし)に変更して発足した路線。岩手県に跨る路線だが2019年(平成31年)3月29日時点で岩手県側は認定していない。 |
185 | 有壁・若柳線 | |
190 | 花泉・迫線 | 県道190号石森・永井線と県道200号中田・迫線が統合して発足した路線。岩手県に跨る路線だが2019年(平成31年)3月29日時点で岩手県側は認定していない。 |
191 | 鹿又・広渕線 | 県道191号鹿又停車場・広淵線と県道231号鹿又停車場線が統合して発足した路線。但し一部区間は石巻市に移管されている。 |
192 | 石巻・雄勝線 | |
202 | 東和・登米線 | |
238 | 釜谷・大須・雄勝線 | |
241 | 竹谷・大和線 | 県道229号竹谷(たけや)・幡谷(はたや)線と県道241号大和(たいわ)・幡谷線が統合して発足した路線。 |
242 | 大迫・松山線 | |
268 | 伊豆沼・くりこま高原駅線 | 県道250号くりこま高原停車場線と県道268号くりこま高原停車場・伊豆沼線が統合して発足した路線。但し一部区間は栗原市に移管されている。 |
また、2019年(平成31年)3月29日宮城県告示第304号で下表の県道路線(主要地方道9路線・一般県道35路線)が廃止された(廃止告示が掲載されている「宮城県公報」はこちら)。
路線 番号 |
路線名称 | 廃止理由 |
---|---|---|
2 | 石巻・鮎川線 | 起点の地名表記を変更したこと(石巻市→石巻市山下町)。 |
15 | 古川・登米線 | 起点・終点の地名表記を変更したこと(起点:大崎市古川→大崎市/終点:登米〔とめ〕市登米〔とよま〕町→登米市)。 |
16 | 石巻・鹿島台・大衡線 | 県道148号本町・大衡線と統合して県道16号石巻・鹿島台・色麻(しかま)線に移行したこと。 |
26 | 気仙沼・唐桑線 | 起点の地名表記を変更したこと(気仙沼市→気仙沼市松崎馬場)。 |
30 | 河北・桃生線 | 起点の地名表記を変更したこと(石巻市→石巻市釜谷)。 |
32 | 古川・松山線 | 不明(起点・終点の地名表記変更など表立った異動は見られない)。 |
33 | 石巻・河北線 | 起点・終点の地名表記を変更したこと(起点:石巻市→石巻市中央/終点:石巻市→石巻市小船越)。 |
52 | 亘理・村田線 | 県道222号寄井・蔵王線と統合して県道52号亘理・村田・蔵王線に移行したこと。 |
65 | 気仙沼・本吉線 | 起点の地名表記を変更したこと(気仙沼市→気仙沼市上田中)。 |
103 | 金山・新地停車場線 | 起点の地名表記を変更したこと(伊具郡丸森町金山→伊具郡丸森町)。 |
109 | 北白川停車場・犬卒都婆線 | 県道112号北白川停車場・向山線と統合して県道109号白川犬卒都婆・向山線に移行したこと。 ※県道112号北白川・向山線との接続点はJR東北本線北白川駅(白石市白川津田)のすぐ北側にある。但しそこは県道50号白石・柴田線との重用区間である。 |
110 | 大河原・高倉線 | 県道232号上代・寺前線を編入して路線を延伸したこと。 |
112 | 北白川停車場・向山線 | 県道109号北白川停車場・犬卒都婆線と統合して県道109号白川犬卒都婆・向山線に移行したこと。 ※県道109号北白川停車場・犬卒都婆線との接続点はJR東北本線北白川駅のすぐ北側にある。但しそこは県道50号白石・柴田線との重用区間である。 |
113 | 船岡停車場線 | JR東北本線船岡駅(柴田郡柴田町船岡中央一丁目)の南口駅前広場から南に延びている駅前通りが属する県道路線を全区間で重用していて国道4号線に通じている県道116号船岡停車場・船迫線に一本化したこと。 |
120 | 坂元停車場線 | 県道44号角田・山元線の路線延伸により全区間が県道44号角田・山元線に編入されたこと。 起点にあったJR常磐線坂元駅(亘理郡山元町坂元)が路線付け替えにより1.1kmほど西南西に移転したこと。 |
148 | 本町・大衡線 | 県道16号石巻・鹿島台・大衡線と統合して県道16号石巻・鹿島台・色麻線に移行したこと。 |
162 | 西古川停車場・下狼塚線 | 県道163号西古川停車場・清水線と統合して県道162号清水・下狼塚線に移行したこと(但し一部区間は大崎市に移管)。 |
163 | 西古川停車場・清水線 | 県道162号西古川停車場・下狼塚線と統合して県道162号清水・下狼塚線に移行したこと(但し一部区間は大崎市に移管)。 |
165 | 古川・岩出山線 | 不明(起点・終点の地名表記変更など表立った異動は見られない)。 |
169 | 川渡停車場線 | 大崎市に移管されたこと。 ※廃止(大崎市への移管)の背景にはJR陸羽東線川渡温泉(かわたびおんせん)駅(大崎市鳴子温泉田中)の利用が少なくなっており、宮城県が管理するのはどうかという状況が生じていたこともあったのではないかと考えられる。終点の大崎市鳴子温泉田中/川渡温泉駅入口交差点(信号機・交差点名標なし)で接続していた国道47号線(国道108号線重用)が鳴子バイパスの全線開通(2003年〔平成15年〕10月10日)により付け替わったのに路線延伸を見送ったこと(この結果県道169号川渡停車場線はどの国道路線・県道路線とも接続しない孤立路線となった)や1997年(平成9年)3月22日に川渡駅から川渡温泉駅に改称したのに県道169号川渡温泉停車場線に改称しなかったことを考えるとそのように考えたくなるのだが…。 |
176 | 若柳・築館線 | 不明(起点・終点の地名表記変更など表立った異動は見られない)。 |
178 | 花山・一迫線 | 不明(起点・終点の地名表記変更など表立った異動は見られない)。 |
179 | 文字上・尾松線 | 起点・終点の地名表記を変更したこと(起点:栗原市栗駒文字上→栗原市栗駒文字/終点:栗原市栗駒尾松→栗原市栗駒稲屋敷)。 |
180 | 文字・下細倉線 | 起点・終点の地名表記を変更したこと(起点:栗原市栗駒文字下→栗原市栗駒/終点:栗原市鶯沢細倉→栗原市鶯沢)。 |
181 | 大鳥・沢辺線 | 起点・終点の地名表記を変更したこと(起点:栗原市栗駒大鳥→栗原市栗駒/終点:栗原市金成沢辺〔かんなりさわべ〕→栗原市金成)。 |
182 | 栗駒・金成線 | 不明(起点・終点の地名表記変更など表立った異動は見られない)。 |
184 | 石越停車場・白崖線 | 起点を登米市石越町南郷/石越駅西口駅前広場から登米市石越町北郷/遠沢交差点(交差点名標なし)に変更して路線を短縮したこと。 ※区域除外区間のうち登米市石越町南郷/石越駅西口駅前広場(起点)〜登米市石越町南郷/石越駅入口交差点(交差点名標なし)間は登米市道に、登米市石越町南郷/石越駅入口交差点(交差点名標なし)〜登米市石越町北郷/遠沢交差点(交差点名標なし)間は重用していた県道4号中田・栗駒線にそれぞれ再編された。なお、この路線は岩手県に跨っているが2019年(平成31年)3月29日時点で岩手県側は廃止告示を出していない。 |
185 | 有壁・若柳線 | 起点の地名表記を変更したこと(栗原市金成有壁→栗原市金成)。 |
190 | 石森・永井線 | 県道200号中田・迫線と統合して県道190号花泉・迫線に移行したこと。なお、この路線は岩手県に跨っているが2019年(平成31年)3月29日時点で岩手県側は廃止告示を出していない。 |
191 | 鹿又停車場・広淵線 | 県道231号鹿又停車場線と統合して県道191号鹿又・広渕線に移行したこと(但し一部区間は石巻市に移管)。 |
192 | 石巻・雄勝線 | 起点の地名表記を変更したこと(石巻市→石巻市八幡町)。 |
200 | 中田・迫線 | 県道190号石森・永井線と統合して県道190号花泉・迫線に移行したこと。なお、この路線は岩手県に跨っているが2019年(平成31年)3月29日時点で岩手県側は廃止告示を出していない。 |
202 | 東和・登米線 | 不明(起点・終点の地名表記変更など表立った異動は見られない)。 |
203 | 有壁停車場線 | 一部区間が県道187号大門・有壁線に編入されたこと(残った区間は栗原市に移管)。 |
208 | 大島線 | 全区間が県道218号大島・波板線に編入されたこと。 |
222 | 寄井・蔵王線 | 県道52号亘理・村田線と統合して県道52号亘理・村田・蔵王線に移行したこと。 |
229 | 竹谷・幡谷線 | 県道241号大和・幡谷線と統合して県道241号竹谷・大和線に移行したこと。 |
231 | 鹿又停車場線 | 県道191号鹿又停車場・広淵線と統合して県道191号鹿又・広渕線に移行したこと(但し一部区間は石巻市に移管)。 |
232 | 上代・寺前線 | 全区間が県道110号大河原・高倉線に編入されたこと。 |
238 | 釜谷・大須・雄勝線 | 終点の地名表記が変更されたこと(石巻市雄勝町雄勝→石巻市雄勝町)。 |
241 | 大和・幡谷線 | 県道229号竹谷・幡谷線と統合して県道241号竹谷・大和線に移行したこと。 |
242 | 大迫・松山線 | 起点の地名表記が変更されたこと(大崎市鹿島台大迫→大崎市鹿島台)。 |
250 | くりこま高原停車場線 | 県道268号くりこま高原停車場・伊豆沼線と統合して県道268号伊豆沼・くりこま高原駅線に移行したこと(但し一部区間は栗原市に移管)。 |
268 | くりこま高原停車場・伊豆沼線 | 県道250号くりこま高原停車場線と統合して県道268号伊豆沼・くりこま高原駅線に移行したこと(但し一部区間は栗原市に移管)。 |
更に2019年(平成31年)3月29日宮城県告示第305号で県道171号吹上・鬼首線と県道187号大門・有壁線の路線延伸、2019年(平成31年)3月29日宮城県告示第306号で国道108号線の経路変更、2019年(平成31年)3月29日宮城県告示第312号で県道63号最上・鬼首線の路線短縮、2019年(平成31年)3月29日宮城県告示第315号で県道248号沼倉・鳴子線の路線短縮も実施されている。単一の都道府県でこれほど大規模に都道府県道路線の異動があったのは2008年(平成20年)の栃木県(2008年〔平成20年〕3月31日栃木県告示第172〜207号により2008年〔平成20年〕4月1日から主要地方道11路線・一般県道31路線の合計42路線について名称変更を実施)以来ではないかと思われる。
(コメント)
福岡県道733号筑後柳河停車場線廃止
(概要)
2019年(平成31年)3月29日福岡県告示第253号により本日福岡県道733号筑後柳河停車場線が廃止された(福岡県道733号筑後柳河停車場線のおおよその区域はこちら。廃止告示が掲載されている「福岡県公報」はこちら)。
(コメント)
筑後柳河駅は
(注釈コーナー)
注1:国道特24号線の起点・終点の変遷は下表の通りである。
告示年月日/ 告示番号 |
起点 | 終点 | 備考 |
---|---|---|---|
1920年(大正9年)12月25日 内務省告示第125号 |
賀茂郡広村大新開 | 賀茂郡広村津久茂 | |
不明 | 賀茂郡阿賀町 | 賀茂郡広村 | 賀茂郡阿賀町(1897〜1928)が呉市に編入されたのは1928年(昭和3年)4月1日のことなので区間変更(路線延長)があったのは1928年(昭和3年)3月31日以前となる。 |
1938年(昭和13年)12月28日 内務省告示第526号 |
呉市阿賀町小倉新開 | 賀茂郡広村八郎 | |
1942年(昭和17年)1月24日 内務省告示第26号 |
呉市本通三丁目 | 呉市広町八郎 | 賀茂郡広村(1889〜1941)は1941年(昭和16年)4月21日呉市に編入。 |
注2:休山新道暫定開通以前の呉市内の国道185号線は呉越峠(標高:約80m)を経由していたのだが、呉越峠経由の道は上下4車線化が完了しており、それ故呉市本通二丁目/本通二丁目交差点(起点)〜呉市広白石二丁目/白岳入口交差点間が上下4車線以上になっていた。休山新道が暫定開通し、呉越峠経由の道が広島県道174号瀬野・呉線(呉市本通六丁目/休山トンネル西口交差点〜呉市西畑町/西畑交差点間)と呉市道阿賀中央・西畑線(呉市西畑町/西畑交差点〜呉市阿賀中央六丁目/休山トンネル東口交差点間)に再編されたことにより呉市本通六丁目/休山トンネル西口交差点〜呉市阿賀中央六丁目/休山トンネル東口交差点間について上下4車線以上の区間が途切れることになったわけである。つまり、休山新道の上下4車線化完成は国道185号線の呉市本通二丁目/本通二丁目交差点(起点)〜呉市広白石二丁目/白岳入口交差点間が再び上下4車線以上になるということでもあった。
注3:栃木市大平町富田/富田交差点から西方に延びる道は栃木市大平町富田/日第245号踏切西交差点(信号機・交差点名標なし)〜栃木市大平町富田/富田交差点間で栃木県道300号新大平下停車場線と重用していた栃木県道311号小山・大平線である。栃木県道311号小山・大平線はその次の交差点、すなわち栃木市大平町富田/大平総合支所入口交差点が終点となるのだが、なぜ栃木県道300号新大平下停車場線の終点も栃木市大平町富田/大平総合支所入口交差点にしなかったのかは分からない。
注4:県が土地区画整理事業を支援する目的で県道路線を認定したのではないかと考えられる例は中国地方でも見られる。岡山県道421号総社停車場線や岡山県道470号柳井原・上二万(かみにま)線、山口県道323号下関停車場線などが代表的な事例ではないかと私は考えている。
注5:栃木市には本文で記した日立アプライアンス栃木事業所以外にもいすゞ自動車(東京都品川区南大井六丁目)の工場がある。また、食品工場も多数立地している。
※栃木市は「岩下の新生姜」という商品で知られている岩下食品(栃木市沼和田町)の本社があるところでもある(岩下食品の公式サイトはこちら)。
注6:土地区画整理事業や再開発事業などでその対象地域内にある県道路線を廃止し、通過自治体が引き取った例は中国地方でも見られる。岡山県道43号倉敷停車場線(1954〜1979)や広島県道190号福山停車場線(1960〜1974)などが代表的な事例である。
注7:記すまでもないが早く開業したのは大平下駅である。大平下駅は1895年(明治28年)3月8日に富山(とみやま)駅として開業し、1918年(大正7年)10月16日に大平下駅に改称している。一方で新大平下駅は富山駅の大平下駅への改称から約13年後の1931年(昭和6年)11月1日に開業している。
※駅名の由来は次の通りである。
・富山駅…開業当時の駅の所在地が下都賀郡富山村富田だったこと。
・大平山下駅・新大平山下駅…太平(おおひら)山(標高:341m)の麓にあること
注8:この事業はJR大平下駅前土地区画整理事業と称し、下都賀郡大平町時代(1961〜2010)の2005年度(平成17年度)に着手された。下都賀郡大平町は2010年(平成22年)3月29日に栃木市及び下都賀郡都賀・藤岡両町と統合して改めて発足した栃木市に移行して消滅したのだが、再発足した栃木市がこの事業を継承し、2013年度(平成25年度)に完成させている(事業の概要を記したページはこちら)。
注9:反対に路線認定時点で区域に編入されると思しき道路は既に完成していたが供用開始直前まで区域決定を見送っていたのが広島県道424号甲奴インター線である。広島県道424号甲奴インター線は2000年(平成12年)11月27日広島県告示第1,069号で認定されたのだが、当時既に広島県道424号甲奴インター線になると思しき道、すなわち品農免農道は全線開通していたにもかかわらず区域決定と供用開始は尾道自動車道甲奴インターチェンジ(三次〔みよし〕市甲奴町宇賀)が尾道自動車道世羅インターチェンジ(世羅郡世羅町川尻)〜吉舎(きさ)インターチェンジ(三次市吉舎町矢井)間開通(2015年〔平成27年〕3月22日)に伴い供用を開始する時まで見送られた(区域決定は2015年〔平成27年〕3月19日広島県告示第170号〔その告示はこちら〕、供用開始は2015年〔平成27年〕3月19日広島県告示第177号〔その告示はこちら〕にそれぞれ基づく)。まだ区域決定も供用開始もなされていなかった頃一部の市販の道路地図では品農免農道が広島県道424号甲奴インター線であると記しているものがあったのだが、広島県としては有用になるまでは区域決定も供用開始も行わないという考えだったのだろう。
まだ区域決定も供用開始もなされていなかった頃の広島県道424号甲奴インター線の起点付近の写真(2010年〔平成22年〕8月20日撮影)。
無論路線識別手段などどこにも見当たらない。
尾道自動車道全線開通の少し前に撮影した広島県道424号甲奴インター線の起点付近の写真(2015年〔平成27年〕1月25日撮影)。
区域決定・供用開始に向けて道路整備や路線識別手段の設置が進められていることが分かる。
注10:東京都と長崎県にある「伎」という字を用いた地名は次の通りである。
・東京都…歌舞伎町(新宿区)
・長崎県…大志々伎町・志々伎町(以上平戸市)
注11:島根県にある高速道路のインターチェンジに通じる県道路線は下表の通りである。
路線名称 | 関係する インターチェンジ |
供用開始 年月日 |
備考 |
---|---|---|---|
県道52号弥栄・旭インター線 | 浜田自動車道 旭インターチェンジ (浜田市旭町丸原) |
1989年 (平成元年) 10月18日 |
県道52号弥栄・旭インター線には通行不能区間が存在する(付近を通る大規模林道日野・金城線で迂回可能)。 |
県道329号桜江・旭インター線 | |||
県道57号宍道インター線 | 山陰自動車道 宍道インターチェンジ (松江市宍道町佐々布) |
2001年 (平成13年) 3月24日 |
|
県道330号江津インター線 | 山陰自動車道 (国道9号線江津道路) 江津インターチェンジ (江津市嘉久志町) |
2003年 (平成15年) 9月21日 |
旧称:県道330号嘉久志インター線(2003年〔平成15年〕改称)。 |
県道332号三刀屋木次インター線 | 松江自動車道 三刀屋木次インターチェンジ (雲南市三刀屋町三刀屋) |
2003年 (平成15年) 3月16日 |
旧称:県道332号三刀屋インター線(2002年〔平成14年〕改称)。 名称変更と同時に起点・終点も入れ替えている。 |
県道333号久城インター線 | 山陰自動車道 (国道9号線益田道路) 久城インターチェンジ (益田市久城町) |
2010年 (平成22年) 3月27日 |
本州で最も西にある県道○○インター線。 |
県道334号安来インター線 | 山陰自動車道 (国道9号線安来道路) 安来インターチェンジ (安来市佐久保町) |
1998年 (平成10年) 3月20日 |
|
県道336号吉田掛合インター線 | 松江自動車道 吉田掛合インターチェンジ (雲南市吉田町吉田) |
2012年 (平成24年) 3月24日 |
|
県道337号出雲インター線 | 山陰自動車道/ 山陰自動車道 (国道9号線出雲・湖陵道路) 出雲インターチェンジ (出雲市知井宮町) |
2009年 (平成21年) 11月28日 |
出雲インターチェンジは国土幹線開発自動車道としての山陰自動車道と国道9号線のバイパスとして建設される山陰自動車道の境界となっている。 |
県道339号浜田港インター線 | 山陰自動車道 (国道9号線浜田道路) 浜田港インターチェンジ (浜田市熱田町) |
2015年 (平成27年) 3月14日 |
旧称:県道339号熱田インター線(2014年〔平成26年〕改称)。 |
県道340号出雲多伎インター線 | 山陰自動車道 (国道9号線湖陵・多伎道路/ 国道9号線多伎・朝山道路) 出雲多伎インターチェンジ (出雲市多伎町久村) |
2019年 (平成31年) 3月17日 |
旧称:県道340号多伎インター線(2019年〔平成31年〕改称)。 |
注12:石見地方、すなわち島根県西部の主要な都市を指す単語で、大田市・浜田市・益田市を指す。
※余談だが島根県西部にある都市で唯一石見三田に入っていない江津市の中心部はかつては郷田という地名だった。1975年(昭和50年)1月1日に江津市江津町に改称するのだが、郷田という地名は現在でも施設の名称で使われている(江津市立郷田小学校〔江津市江津町〕など)。
注13:大田市が浜田市・益田市に後れをとったものは次の通りである。
・陰陽連絡鉄道路線計画(浜田市・益田市は最低限起工に至っているが大田市は構想段階で終わっている)。
・山陽地方に通じる国道路線(益田市は1952年〔昭和27年〕から、浜田市は1953年〔昭和28年〕からそれぞれ存在するが大田市は1975年〔昭和50年〕までなかった)。
・市制施行(浜田市は1940年〔昭和15年〕に、益田市は1952年〔昭和27年〕にそれぞれ発足したが大田市は1954年〔昭和29年〕に発足した)。
・市内局番の二桁化(浜田市・益田市は昭和時代末期頃に実施したが大田市は2001年〔平成13年〕になってようやく実施した。但し浜田市・益田市は市内通話区域の市外局番統一が背景にあったのに対して大田市は市内通話区域で使われている市外局番が08548しかなく、需要が増えない限り二桁化する必要がなかったことを考慮する必要がある)。
・自動車専用道路(高速道路)の開通(浜田市は1989年〔平成元年〕に、益田市は2007年〔平成19年〕にそれぞれ開通したが大田市は2014年〔平成26年〕になってようやく開通した)。
・人口(こちらをご覧頂ければうかがえるのだが浜田市>益田市>大田市の順になっている。平成の大合併以前でも益田市>浜田市>大田市の順になっており、浜田市や益田市の人口を上回ることはなかった)。
注14:江津市渡津町/渡津交差点の丁字路(国道9号線江津道路に国道261号線が突き当たる形)から十字路(国道9号線江津道路大田方面と国道261号線川本方面、島根県道302号浅利・渡津線大田方面と国道9号線江津道路浜田方面が交差する形)に改造したことを指す。このため昨年7月2日から12月21日まで約半年間江津市渡津町/下長田交差点(信号機・交差点名標なし)〜江津市渡津町/渡津交差点間の国道261号線は通行止めになった。
注15:国道261号線はかつては江津市渡津町/渡津町交差点を終点としていたが、そこもなぜか長らく信号機が設置されていなかった。
注16:もし山陰自動車道(国道9号線福光・浅利道路)浅利インターチェンジ〜山陰自動車道(国道9号線江津道路)江津インターチェンジ間について自動車専用道路が建設されることになった場合、次のようになるものと思われる。
・江津市後地町に大田方面との出入のみ可能なインターチェンジ(ここでは名称を後地南インターチェンジとする)を建設する。
・後地南インターチェンジ〜江津市松川町上河戸/工業団地前交差点間の山陰自動車道(国道9号線福光・浅利道路)は後地南インターチェンジのランプウェイに転用する。
・後地南インターチェンジから都治川や島根県道221号川平停車場線に沿って南西方向に進む。
・江津市松川町下河戸に国道261号線か島根県道221号川平停車場線と接続するインターチェンジ(ここでは名称は松川インターチェンジとし、大田方面・浜田方面双方との出入を可能とする)を設置する。
・江津市松川町下河戸〜江津市川平町南川上間で江の川を渡る。
・江の川を渡った後は江の川左岸に沿って進む(一部は昨年4月1日に廃止されたJR三江〔さんこう〕線の跡地を利用することになる)。
・善覚寺(江津市金田町)付近で江の川左岸から離れ、江津中央公園(江津市嘉久志町)の南方を通る。
・江津市和木町に浜田方面との出入のみ可能なインターチェンジ(ここでは名称を和木インターチェンジとする)を建設する。
・江津市嘉久志町/江津インターチェンジ入口交差点(交差点名標なし)〜和木インターチェンジ間の山陰自動車道(国道9号線江津道路)は和木インターチェンジのランプウェイに転用する。
・山陰自動車道(国道9号線江津道路)江津料金所(江津市嘉久志町)は和木インターチェンジのすぐ近くの本線上に移転する。
・名称は国道9号線江津道路とする(つまり山陰自動車道の一部となる国道9号線江津道路は後地南インターチェンジ〜浜田ジャンクション〔浜田市後野町〕間の路線名称となる。有料区間は和木インターチェンジ〜浜田ジャンクション間となるため和木インターチェンジを利用した場合の通行料金は現在の江津インターチェンジを利用した場合の通行料金よりわずかではあるが安くなる。但し松川インターチェンジ以東から山陰自動車道を走ってきた場合は松川インターチェンジが事実上の無料通行区間と有料区間の境になるため松川インターチェンジの手前に注意する標識を設置する必要がある)。
・島根県道330号江津インター線は島根県道330号和木インター線に改称する。
江津地域拠点工業団地や江津中央公園の敷地を分断しないことを条件として経路を考えたのだが、問題は江の川を渡った後で長いトンネルをいくつか掘らざるを得ないことである。かなりの建設費用がかかることは明らかであり、交通量が増えて問題が起きない限りは考えられないだろうと思うのだがどうであろうか。
注17:国道2号線玉島・笠岡道路浅口金光インターチェンジと笠岡方面または寄島方面を結ぶ道路における問題点は下表の通りである。
方面 | 問題点 |
---|---|
笠岡 | ・国道2号線玉島・笠岡道路は起点となる玉島西インターチェンジ(倉敷市玉島阿賀崎)で国道2号線玉島バイパスに直通するようになっているが、国道2号線から1km以上離れたところを通っているため笠岡方面から通行する場合は遠回りになるという意識が生じ、結果敬遠されること。 ・岡山県道471号南浦・金光線が浅口金光インターチェンジへの事実上唯一の連絡道路になっていたが岡山県道471号南浦・金光線と国道2号線の接続点となる浅口市金光町佐方/佐方交差点では岡山県道471号南浦・金光線は南南西の方向に延びているため国道2号線を笠岡方面から進んできた方にとっては国道2号線玉島・笠岡道路を通るのは遠回りであるという意識を更に深める結果になったこと。 ・岡山県道471号南浦・金光線と国道2号線の接続点となる浅口市金光町佐方/佐方交差点ではよく渋滞が起きていたこと。 ・「岡山県道471号南浦・金光線が浅口金光インターチェンジへの事実上唯一の連絡道路になっていた」と書いたことでもうかがえることであるが、浅口市金光町佐方/佐方交差点を迂回するための道路は案内が十分でなかったり狭隘箇所があったりするなどして有用ではなかったこと。 |
寄島 | ・浅口市寄島地区中心部〜浅口金光インターチェンジ間の最短経路は岡山県道47号倉敷・長浜・笠岡線→岡山県道471号南浦・金光線となるがいずれも狭隘箇所があり、連絡道路として難があったこと。 ・岡山県道284号東安倉・鴨方線→浅口市道→岡山県道471号南浦・金光線を経由するという手もあったが案内が十分でなかったり狭隘箇所があったりするなどして有用ではなかったこと。 |
注18:現在も国道2号線玉島・笠岡道路浅口金光インターチェンジ以西の部分についていつ開通するか見通しは公表されていない(私の予想では2020年代中期になるのではないかと見ている)。