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行政区名→特別区名一覧表・東京市→東京都区部の部

(本ページをご覧頂くに当たっての注意)

・現在の東京都区部に存在する区の形式は時期により異なっている。それを示すと下表の通りになる。

時期 形式 備考
1889年(明治22年)5月1日〜
1943年(昭和18年)7月1日
東京市の行政区 東京市(1889〜1943)が発足した1889年(明治22年)5月1日時点で東京市内に存在した行政区の数は15区だったが1932年(昭和7年)10月1日に周辺の5郡60町22村を編入した時に新たに20区が発足し、35区になった。
1943年(昭和18年)7月1日に東京府(1871〜1943)と東京市が統合して東京都が発足したことにより東京市の行政区35区は東京都の行政区に移行することになった。
1943年(昭和18年)7月1日〜
1947年(昭和22年)5月3日
東京都の行政区 1947年(昭和22年)3月15日に区の再編が行われ、区数は35区から22区になった。その22区が地方自治法が施行された1947年(昭和22年)5月3日に特別区に移行することになった。
1947年(昭和22年)5月3日〜 東京都に属する特別区 特別区発足時点の区数は22区だったが1947年(昭和22年)8月1日に板橋区の一部区域が練馬区として独立し、現在の23区体制になった。

・東京市→東京都の区は行政区時代(1889〜1947)のみ存在したものと行政区時代・特別区時代(1947〜)に跨って存在するもの、そして特別区時代のみ存在するものと三通りに分かれている。そのため行政区時代のみ存在した区と行政区時代・特別区時代に跨って存在する区、そして特別区時代のみ存在する区に分けてそれぞれの50音順で区は掲載している。

・「読み方」欄では「区」の部分の読み方は省いている(全て「く」と読むため)。

行政区時代のみ存在した区(23区)

あの部(3区)

区名 読み方 発足年月日 消滅年月日 備考
赤坂区 あかさか 1889年
(明治22年)
5月1日
1947年
(昭和22年)
3月15日
麻布・芝両区と統合して港区に移行したため消滅。
浅草区 あさくさ 1889年
(明治22年)
5月1日
1947年
(昭和22年)
3月15日
下谷区と統合して台東区に移行したため消滅。
麻布区 あざぶ 1889年
(明治22年)
5月1日
1947年
(昭和22年)
3月15日
赤坂・芝両区と統合して港区に移行したため消滅。

うの部(1区)

区名 読み方 発足年月日 消滅年月日 備考
牛込区 うしごめ 1889年
(明治22年)
5月1日
1947年
(昭和22年)
3月15日
四谷・淀橋両区と統合して新宿区に移行したため消滅。

えの部(1区)

区名 読み方 発足年月日 消滅年月日 備考
荏原区 えばら 1932年
(昭和7年)
10月1日
1947年
(昭和22年)
3月15日
品川区と統合して改めて発足した品川区に移行したため消滅。

おの部(2区)

区名 読み方 発足年月日 消滅年月日 備考
王子区 おうじ 1932年
(昭和7年)
10月1日
1947年
(昭和22年)
3月15日
滝野川区と統合して北区に移行したため消滅。
大森区 おおもり 1932年
(昭和7年)
10月1日
1947年
(昭和22年)
3月15日
蒲田区と統合して大田区に移行したため消滅。

かの部(2区)

区名 読み方 発足年月日 消滅年月日 備考
蒲田区 かまた 1932年
(昭和7年)
10月1日
1947年
(昭和22年)
3月15日
大森区と統合して大田区に移行したため消滅。
神田区 かんだ 1889年
(明治22年)
5月1日
1947年
(昭和22年)
3月15日
麹町区と統合して千代田区に移行したため消滅。

きの部(1区)

区名 読み方 発足年月日 消滅年月日 備考
京橋区 きょうばし 1889年
(明治22年)
5月1日
1947年
(昭和22年)
3月15日
日本橋区と統合して中央区に移行したため消滅。

この部(2区)

区名 読み方 発足年月日 消滅年月日 備考
小石川区 こいしかわ 1889年
(明治22年)
5月1日
1947年
(昭和22年)
3月15日
本郷区と統合して文京区に移行したため消滅。
麹町区 こうじまち 1889年
(明治22年)
5月1日
1947年
(昭和22年)
3月15日
東京都庁(1943〜1947)・東京市役所(1889〜1943)所在地。
神田区と統合して千代田区に移行したため消滅。

しの部(2区)

区名 読み方 発足年月日 消滅年月日 備考
下谷区 したや 1889年
(明治22年)
5月1日
1947年
(昭和22年)
3月15日
浅草区と統合して台東区に移行したため消滅。
芝区 しば 1889年
(明治22年)
5月1日
1947年
(昭和22年)
3月15日
赤坂・麻布両区と統合して港区に移行したため消滅。

じの部(1区)

区名 読み方 発足年月日 消滅年月日 備考
城東区 じょうとう 1932年
(昭和7年)
10月1日
1947年
(昭和22年)
3月15日
深川区と統合して江東区に移行したため消滅。

たの部(1区)

区名 読み方 発足年月日 消滅年月日 備考
滝野川区 たきのがわ 1932年
(昭和7年)
10月1日
1947年
(昭和22年)
3月15日
王子区と統合して北区に移行したため消滅。

にの部(1区)

区名 読み方 発足年月日 消滅年月日 備考
日本橋区 にほんばし 1889年
(明治22年)
5月1日
1947年
(昭和22年)
3月15日
京橋区と統合して中央区に移行したため消滅。

ふの部(1区)

区名 読み方 発足年月日 消滅年月日 備考
深川区 ふかがわ 1889年
(明治22年)
5月1日
1947年
(昭和22年)
3月15日
城東区と統合して江東区に移行したため消滅。

ほの部(2区)

区名 読み方 発足年月日 消滅年月日 備考
本郷区 ほんごう 1889年
(明治22年)
5月1日
1947年
(昭和22年)
3月15日
小石川区と統合して文京区に移行したため消滅。
本所区 ほんじょ 1889年
(明治22年)
5月1日
1947年
(昭和22年)
3月15日
向島区と統合して墨田区に移行したため消滅。

むの部(1区)

区名 読み方 発足年月日 消滅年月日 備考
向島区 むこうじま 1932年
(昭和7年)
10月1日
1947年
(昭和22年)
3月15日
本所区と統合して墨田区に移行したため消滅。

よの部(2区)

区名 読み方 発足年月日 消滅年月日 備考
四谷区 よつや 1889年
(明治22年)
5月1日
1947年
(昭和22年)
3月15日
牛込・淀橋両区と統合して新宿区に移行したため消滅。
淀橋区 よどばし 1932年
(昭和7年)
10月1日
1947年
(昭和22年)
3月15日
牛込・四谷両区と統合して新宿区に移行したため消滅。

行政区時代・特別区時代に跨って存在する区(22区)

あの部(2区)

区名 読み方 発足年月日 消滅年月日 備考
足立区 あだち 1932年
(昭和7年)
10月1日
(現存) 1947年(昭和22年)5月3日特別区に移行。
荒川区 あらかわ 1932年
(昭和7年)
10月1日
(現存) 1947年(昭和22年)5月3日特別区に移行。

いの部(1区)

区名 読み方 発足年月日 消滅年月日 備考
板橋区 いたばし 1932年
(昭和7年)
10月1日
(現存) 1947年(昭和22年)5月3日特別区に移行。
1947年(昭和22年)8月1日一部区域が練馬区として独立。

えの部(1区)

区名 読み方 発足年月日 消滅年月日 備考
江戸川区 えどがわ 1932年
(昭和7年)
10月1日
(現存) 1947年(昭和22年)5月3日特別区に移行。

おの部(1区)

区名 読み方 発足年月日 消滅年月日 備考
大田区 おおた 1947年
(昭和22年)
3月15日
(現存) 1947年(昭和22年)5月3日特別区に移行。

かの部(1区)

区名 読み方 発足年月日 消滅年月日 備考
葛飾区 かつしか 1932年
(昭和7年)
10月1日
(現存) 1947年(昭和22年)5月3日特別区に移行。

きの部(1区)

区名 読み方 発足年月日 消滅年月日 備考
北区 きた 1947年
(昭和22年)
3月15日
(現存) 1947年(昭和22年)5月3日特別区に移行。

この部(1区)

区名 読み方 発足年月日 消滅年月日 備考
江東区 こうとう 1947年
(昭和22年)
3月15日
(現存) 1947年(昭和22年)5月3日特別区に移行。

しの部(3区)

区名 読み方 発足年月日 消滅年月日 備考
品川区 しながわ 1932年
(昭和7年)
10月1日
(現存) 1947年(昭和22年)3月15日荏原区と統合して再発足(行政区再編で唯一再編前の区名を使っている区となっている)。
1947年(昭和22年)5月3日特別区に移行。
渋谷区 しぶや 1932年
(昭和7年)
10月1日
(現存) 1947年(昭和22年)5月3日特別区に移行。
新宿区 しんじゅく 1947年
(昭和22年)
3月15日
(現存) 東京都庁所在地(1991〜)。
1947年(昭和22年)5月3日特別区に移行。

すの部(2区)

区名 読み方 発足年月日 消滅年月日 備考
杉並区 すぎなみ 1932年
(昭和7年)
10月1日
(現存) 1947年(昭和22年)5月3日特別区に移行。
墨田区 すみだ 1947年
(昭和22年)
3月15日
(現存) 1947年(昭和22年)5月3日特別区に移行。

せの部(1区)

区名 読み方 発足年月日 消滅年月日 備考
世田谷区 せたがや 1932年
(昭和7年)
10月1日
(現存) 1947年(昭和22年)5月3日特別区に移行。

たの部(1区)

区名 読み方 発足年月日 消滅年月日 備考
台東区 たいとう 1947年
(昭和22年)
3月15日
(現存) 1947年(昭和22年)5月3日特別区に移行。

ちの部(2区)

区名 読み方 発足年月日 消滅年月日 備考
中央区 ちゅうおう 1947年
(昭和22年)
3月15日
(現存) 1947年(昭和22年)5月3日特別区に移行。
千代田区 ちよだ 1947年
(昭和22年)
3月15日
(現存) 東京都庁所在地(1947〜1991)。
1947年(昭和22年)5月3日特別区に移行。

との部(1区)

区名 読み方 発足年月日 消滅年月日 備考
豊島区 としま 1932年
(昭和7年)
10月1日
(現存) 1947年(昭和22年)5月3日特別区に移行。

なの部(1区)

区名 読み方 発足年月日 消滅年月日 備考
中野区 なかの 1932年
(昭和7年)
10月1日
(現存) 1947年(昭和22年)5月3日特別区に移行。

ぶの部(1区)

区名 読み方 発足年月日 消滅年月日 備考
文京区 ぶんきょう 1947年
(昭和22年)
3月15日
(現存) 1947年(昭和22年)5月3日特別区に移行。

みの部(1区)

区名 読み方 発足年月日 消滅年月日 備考
港区 みなと 1947年
(昭和22年)
3月15日
(現存) 1947年(昭和22年)5月3日特別区に移行。

めの部(1区)

区名 読み方 発足年月日 消滅年月日 備考
目黒区 めぐろ 1932年
(昭和7年)
10月1日
(現存) 1947年(昭和22年)5月3日特別区に移行。

特別区時代のみ存在する区(1区)

ねの部(1区)

区名 読み方 発足年月日 消滅年月日 備考
練馬区 ねりま 1947年
(昭和22年)
8月1日
(現存) 特別区で唯一特別区が発足した1947年(昭和22年)5月3日時点では存在しなかった区である(1947年〔昭和22年〕8月1日に板橋区の一部区域が独立して発足したため)。結果最も新しい特別区となっている。

行政区・特別区の内訳

状況 区数 備考
現存 23 内訳は次の通りである。
・行政区から特別区に移行した区…22区(内訳は1932年〔昭和7年〕10月1日に発足した区が12区、1947年〔昭和22年〕3月15日に発足した区が10区となっている)
・特別区として発足した区…1区(1947年〔昭和22年〕8月1日発足)
消滅 23 全て行政区。消滅理由は全て特別区発足に当たって実施した行政区再編であり、いずれも1947年(昭和22年)3月15日をもって消滅している。
なお、消滅した行政区の発足時期の内訳は次の通りである。
・1889年(明治22年)5月1日発足…15区
・1932年(昭和7年)10月1日発足…8区
合計 46 区の内訳は次の通りである。
・行政区時代のみ存在した区…23区
・行政区時代・特別区時代に跨って存在する区…22区
・特別区時代のみ存在する区…1区
つまり行政区・特別区とも23区となる。

区数の変遷と区の異動

東京市の行政区時代

年月日 区数 異動内容 備考
1889年(明治22年)5月1日 15 大都市制度導入により赤坂・浅草・麻布・牛込・神田・京橋・小石川・麹町・下谷・芝・日本橋・深川・本郷・本所・四谷各区が発足する。 東京市発足と同時に発足。
1920年(大正9年)4月1日 15 四谷区に東京市がこの日編入した豊多摩郡内藤新宿町の区域が編入される。
1932年(昭和7年)10月1日 35 足立・荒川・板橋・江戸川・荏原・王子・大森・葛飾・蒲田・品川・渋谷・城東・杉並・世田谷・滝野川・豊島・中野・向島・目黒・淀橋各区が発足する。 左記の行政区は東京市がこの日編入した周辺自治体(5郡60町22村)に相当する区域に発足したものである。各区の区域に東京市編入前に存在した自治体は次の通りである。
・足立区…南足立郡梅島・千住・西新井各町及び綾瀬・伊興・江北・舎人・花畑・東淵江・淵江各村
・荒川区…北豊島郡尾久・日暮里・三河島・南千住各町
・板橋区…北豊島郡板橋・練馬両町及び赤塚・大泉・上板橋・上練馬・志・石神井・中新井各村
・江戸川区…南葛飾郡小岩・小松川・松江各町及び葛西・鹿本・篠崎・瑞江各村
・荏原区…荏原郡荏原町
・王子区…北豊島郡岩淵・王子両町
・大森区…荏原郡池上・入新井・大森・東調布・馬込各町
・葛飾区…南葛飾郡奥戸・金・新宿・本田・南綾瀬各町及び亀青・水元両村
・蒲田区…荏原郡蒲田・羽田・矢口・六郷各町
・品川区…荏原郡大井・大崎・品川各町
・渋谷区…豊多摩郡渋谷・千駄ヶ谷・代々幡各町
・城東区…南葛飾郡大島・亀戸・砂各町
・杉並区…豊多摩郡井荻・杉並・高井戸・和田堀各町
・世田谷区…荏原郡駒沢・世田ヶ谷両町及び玉川・松沢両村
・滝野川区…北豊島郡滝野川町
・豊島区…北豊島郡巣鴨・高田・長崎・西巣鴨各町
・中野区…豊多摩郡中野・野方両町
・向島区…南葛飾郡吾嬬・隅田・寺島各町
・目黒区…荏原郡碑衾・目黒両町
・淀橋区…豊多摩郡大久保・落合・戸塚・淀橋各町
1936年(昭和11年)10月1日 35 世田谷区に東京市がこの日編入した北多摩郡砧・千歳両村の区域が編入される。
1943年(昭和18年)7月1日 0 東京府と東京市が統合して東京都が発足したことにより東京市の行政区は東京都の行政区に移行する。

東京都の行政区時代

年月日 区数 異動内容 備考
1943年(昭和18年)7月1日 35 東京府と東京市の統合による東京都発足により赤坂・浅草・麻布・足立・荒川・板橋・牛込・江戸川・荏原・王子・大森・葛飾・蒲田・神田・京橋・小石川・麹町・下谷・品川・芝・渋谷・城東・杉並・世田谷・滝野川・豊島・中野・日本橋・深川・本郷・本所・向島・目黒・四谷・淀橋各区が東京都の行政区として発足する。
1947年(昭和22年)3月15日 22 以下に記す行政区再編が行われる。
・大森区+蒲田区→大田区
・王子区+滝野川区→北区
・城東区+深川区→江東区
・荏原区+品川区→品川区
・牛込区+四谷区+淀橋区→新宿区
・本所区+向島区→墨田区
・浅草区+下谷区→台東区
・神田区+麹町区→千代田区
・京橋区+日本橋区→中央区
・小石川区+本郷区→文京区
・赤坂区+麻布区+芝区→港区
左記の行政区再編の結果東京市発足当時存在した行政区(赤坂・浅草・麻布・牛込・神田・京橋・小石川・麹町・下谷・芝・日本橋・深川・本郷・本所・四谷各区)は全て消滅した。
1947年(昭和22年)5月3日 0 地方自治法施行に伴い東京都の行政区は特別区に移行する。

特別区時代

年月日 区数 異動内容 備考
1947年(昭和22年)3月15日 22 地方自治法施行に伴い足立・荒川・板橋・江戸川・大田・葛飾・北・江東・品川・渋谷・新宿・杉並・墨田・世田谷・台東・千代田・中央・豊島・中野・文京・港・目黒各区が特別区として発足する。
1947年(昭和22年)8月1日 23 板橋区の一部区域が練馬区として独立する。