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郡名一覧表・茨城県の部

(本ページをご覧頂くに当たっての注意)

・発足年月日欄に「―」を記している郡は市制町村制施行前から存在したところである。なお、茨城県の市制町村制施行年月日は1889年(明治22年)4月1日である。

・郡の読み方には諸説あるところがある(特に明治時代に消滅した郡についてはそういう傾向がある)。ここで記しているのは一例なのでご了承願いたい。

・「読み方」欄では「郡」の部分の読み方は省いている(全て「ぐん」と読むため)。

・「所属令制国名」欄は市制町村制施行時点で存在した郡がどの令制国に属していたかを示すために設定したものであるため市制町村制施行後に発足した郡については令制国名を記していない。

いの部(1郡)

郡名 読み方 所属
令制国名
発足年月日 消滅年月日 所属町村数  備考
合計
稲敷郡 いなしき 1896年
(明治29年)
3月29日
(現存) 2 1 3 発足年月日は「全国市町村名変遷総覧」(日本加除出版〔東京都豊島区南長崎三丁目〕刊)による。

おの部(1郡)

郡名 読み方 所属
令制国名
発足年月日 消滅年月日 所属町村数  備考
合計
岡田郡 おかだ 下総 1896年
(明治29年)
3月29日
豊田・結城両郡と統合して改めて発足した結城郡に移行したことにより消滅。
消滅年月日は「全国市町村名変遷総覧」による。

かの部(2郡)

郡名 読み方 所属
令制国名
発足年月日 消滅年月日 所属町村数  備考
合計
鹿島郡 かしま 常陸 2005年
(平成17年)
10月11日
所属自治体だった鉾田町及び旭・大洋両村が統合して発足した鉾田市に移行したことで所属自治体がなくなったことにより消滅。
河内郡 かわち 常陸 1896年
(明治29年)
3月29日
龍ヶ崎町及び阿波・伊崎・牛久・大須賀・太田・大宮・岡田・茎崎・源清田・柴崎・高田・長竿・長戸・馴柴・根本・古渡・生板・八原各村が信太郡の一部区域(江戸崎町及び朝日・阿見・安中・浮島・奥野・木原・君賀・君原・沼里・鳩崎・舟島各村)と統合して発足した稲敷郡に移行したことと、稲敷郡に移行しなかった区域(小野川村)が筑波郡に編入されたことにより消滅。
消滅年月日は「全国市町村名変遷総覧」による。
※信太郡の稲敷郡に移行しなかった区域(東・中家両村)は新治郡に編入。

きの部(1郡)

郡名 読み方 所属
令制国名
発足年月日 消滅年月日 所属町村数  備考
合計
北相馬郡 きたそうま 下総 (現存) 1 0 1

くの部(1郡)

郡名 読み方 所属
令制国名
発足年月日 消滅年月日 所属町村数  備考
合計
久慈郡 くじ 常陸 (現存) 1 0 1

さの部(1郡)

郡名 読み方 所属
令制国名
発足年月日 消滅年月日 所属町村数  備考
合計
猿島郡 さしま 下総 (現存) 2 0 2

しの部(1郡)

郡名 読み方 所属
令制国名
発足年月日 消滅年月日 所属町村数  備考
合計
信太郡 しだ 常陸 1896年
(明治29年)
3月29日
江戸崎町及び朝日・阿見・安中・浮島・奥野・木原・君賀・君原・沼里・鳩崎・舟島各村が河内郡の一部区域(龍ヶ崎町及び阿波・伊崎・牛久・大須賀・太田・大宮・岡田・茎崎・源清田・柴崎・高田・長竿・長戸・馴柴・根本・古渡・生板・八原各村)と統合して発足した稲敷郡に移行したことと、稲敷郡に移行しなかった区域(東・中家両村)が新治郡に編入されたことにより消滅。
消滅年月日は「全国市町村名変遷総覧」による。
※河内郡の稲敷郡に移行しなかった区域(小野川村)は筑波郡に編入。

たの部(1郡)

郡名 読み方 所属
令制国名
発足年月日 消滅年月日 所属町村数  備考
合計
多賀郡 たが 常陸 2004年
(平成16年)
11月1日
所属自治体だった十王町が日立市に編入されたことで所属自治体がなくなったことにより消滅。

つの部(1郡)

郡名 読み方 所属
令制国名
発足年月日 消滅年月日 所属町村数  備考
合計
筑波郡 つくば 常陸 2006年
(平成18年)
3月27日
所属自治体だった伊奈町及び谷和原村が統合して発足したつくばみらい市に移行したことで所属自治体がなくなったことにより消滅。

との部(1郡)

郡名 読み方 所属
令制国名
発足年月日 消滅年月日 所属町村数  備考
合計
豊田郡 とよだ 下総 1896年
(明治29年)
3月29日
岡田・結城両郡と統合して改めて発足した結城郡に移行したことにより消滅。
消滅年月日は「全国市町村名変遷総覧」による。

なの部(2郡)

郡名 読み方 所属
令制国名
発足年月日 消滅年月日 所属町村数  備考
合計
那珂郡 なか 常陸 (現存) 0 1 1
行方郡 なめがた 常陸 2005年
(平成17年)
9月2日
所属自治体だった麻生・北浦・玉造各町が統合して発足した行方市に移行したことで所属自治体がなくなったことにより消滅。

にの部(3郡)

郡名 読み方 所属
令制国名
発足年月日 消滅年月日 所属町村数  備考
合計
新治郡 にいはり 常陸 2006年
(平成18年)
3月27日
所属自治体だった玉里村が東茨城郡小川・美野里両町と統合して発足した小美玉市に移行したことで所属自治体がなくなったことにより消滅。
西茨城郡 にしいばらき 常陸 2006年
(平成18年)
3月19日
所属自治体だった岩間・友部両町が笠間市と統合して改めて発足した笠間市に移行したことで所属自治体がなくなったことにより消滅。
西葛飾郡 にしかつしか 下総 1896年
(明治29年)
3月29日
猿島郡と統合して改めて発足した猿島郡に移行したことにより消滅。
消滅年月日は「全国市町村名変遷総覧」による。

ひの部(1郡)

郡名 読み方 所属
令制国名
発足年月日 消滅年月日 所属町村数  備考
合計
東茨城郡 ひがしいばらき 常陸 (現存) 3 0 3

まの部(1郡)

郡名 読み方 所属
令制国名
発足年月日 消滅年月日 所属町村数  備考
合計
真壁郡 まかべ 常陸 2005年
(平成17年)
10月1日
所属自治体だった真壁町及び大和村が西茨城郡岩瀬町と統合して発足した桜川市に移行したことで所属自治体がなくなったことにより消滅。

ゆの部(1郡)

郡名 読み方 所属
令制国名
発足年月日 消滅年月日 所属町村数  備考
合計
結城郡 ゆうき 下総 (現存) 1 0 1

郡の内訳

状況 郡数 備考
現存 7
消滅 12 理由は次の通りである。
・郡の統合…5郡
・市町村合併に伴う所属自治体消滅…7郡
合計 19

令制国別所属郡一覧表

※下表に掲載している郡は市制町村制施行当時のものであり、その後発足した郡については掲載していない。

令制国名 読み方 所属郡名 備考
下総 しもうさ/
しもふさ
岡田郡・北相馬郡・猿島郡・豊田郡・西葛飾郡・結城郡(6郡) 区域は現在は茨城県と埼玉県千葉県に分かれている。
常陸 ひたち 鹿島郡・河内郡・久慈郡・信太郡・多賀郡・筑波郡・
那珂郡・行方郡・新治郡・西茨城郡・東茨城郡・真壁郡(12郡)

郡数の変遷と郡の異動

年月日 郡数 異動内容 備考
1889年(明治22年)4月1日 18 茨城県で市制町村制が施行される。
1896年(明治29年)3月29日 14 稲敷郡が発足する。 異動発生年月日は「全国市町村名変遷総覧」による。
稲敷郡は河内郡の一部区域(龍ヶ崎町及び阿波・伊崎・牛久・大須賀・太田・大宮・岡田・茎崎・源清田・柴崎・高田・長竿・長戸・馴柴・根本・古渡・生板・八原各村)と信太郡の一部区域(江戸崎町及び朝日・阿見・安中・浮島・奥野・木原・君賀・君原・沼里・鳩崎・舟島各村)が統合して発足。
河内郡の稲敷郡に移行しなかった区域(小野川村)は筑波郡に編入。
信太郡の稲敷郡に移行しなかった区域(東・中家両村)は新治郡に編入。
猿島郡は猿島・西葛飾両郡が統合して再発足。
結城郡は岡田・豊田・結城各郡が統合して再発足。
猿島・結城両郡が再発足する。
岡田・河内・信太・豊田・西葛飾各郡が消滅する。
2004年(平成16年)11月1日 13 多賀郡が消滅する。 所属自治体だった十王町が日立市に編入されたことで所属自治体がなくなったことによる。
2005年(平成17年)9月2日 12 行方郡が消滅する。 所属自治体だった麻生・北浦・玉造各町が統合して発足した行方市に移行したことで所属自治体がなくなったことによる。
2005年(平成17年)10月1日 11 真壁郡が消滅する。 所属自治体だった真壁町及び大和村が西茨城郡岩瀬町と統合して発足した桜川市に移行したことで所属自治体がなくなったことによる。
2005年(平成17年)10月11日 10 鹿島郡が消滅する。 所属自治体だった鉾田町及び旭・大洋両村が統合して発足した鉾田市に移行したことで所属自治体がなくなったことによる。
2006年(平成18年)3月19日 9 西茨城郡が消滅する。 所属自治体だった岩間・友部両町が笠間市と統合して改めて発足した笠間市に移行したことで所属自治体がなくなったことによる。
2006年(平成18年)3月27日 7 筑波・新治両郡が消滅する。 筑波郡の消滅は所属自治体だった伊奈町及び谷和原村が統合して発足したつくばみらい市に移行したことで所属自治体がなくなったことによる。
新治郡の消滅は所属自治体だった玉里村が東茨城郡小川・美野里両町と統合して発足した小美玉市に移行したことで所属自治体がなくなったことによる。