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ニュースダイアリー・2021年(令和3年)8月分

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8月1日(日曜日)…1件

分野 関係
都道府県名
出来事 概要
道路 東京都 都道171号相原停車場線が廃止される。 JR横浜線相原駅(町田市相原町)の東口駅前広場と国道16号線八王子旧道(注1)を結んでいた都道171号相原停車場線(経路はこちら〔町田市相原町/坂下交差点以西〕こちら〔町田市相原町/坂下交差点以東〕(注2))が2021年(令和3年)7月30日東京都告示第995号により本日付で廃止され、通過自治体である町田市に移管された。
東京都は都道171号相原停車場線の廃止理由を明らかにしていないが、通過自治体の町田市では相原駅東口周辺のまちづくり構想を進めており、その過程で都道171号相原停車場線を町田市に移管する必要が生じたことが大きいように思われる。相原駅の東口駅前広場には駅前交番(南大沢警察署相原駅前交番〔町田市相原町〕)やそこを起点とする都道路線(都道171号相原停車場線)があることを考えると元々は東口が主たる出入口だったことがうかがえるのだが、駅前広場整備は西口が先に完了しており、東口の整備はこれから取り組む事柄となっている。課題はいくつもあるがどのような駅前周辺地域を構築するのか地域住民としっかり議論した上で実行していくことを私は要望したい。
なお、都道171号相原停車場線の廃止により町田市内の鉄道駅の駅前広場を起終点とする都道路線と、東京都内のJR横浜線の駅の駅前広場を起終点とする都道路線は皆無になった
(注3)
(出典)
2021年(令和3年)7月30日東京都公報定刊第17,387号(PDF文書)
町田市公式サイト内の相原駅東口地区まちづくり構想に関するページ

8月2日(月曜日)…1件

分野 関係
都道府県名
出来事 概要
道路 島根県 県道40号川本・波多線多田トンネルが開通する。 邑智(おおち)郡川本町多田(たた)〜邑智郡美郷町港間に建設されていた県道40号川本・波多線(県道291号別府・川本線重用)多田トンネル(全長:1,012m)が本日午後2時開通した。
県道40号川本・波多線多田トンネルは邑智郡川本町川下(かわくだり)〜邑智郡美郷町乙原(おんばら)間に計画されている川本バイパスの一部となるトンネルである。多田トンネル付近の県道40号川本・波多線は江の川左岸を通っているが、地形的にバイパスの建設が難しかったこと
(注4)から江の川右岸に建設したものである。多田トンネルの開通により邑智郡川本町・邑智郡美郷町境付近の県道40号川本・波多線の狭隘(きょうあい)箇所(注5)は県道31号仁摩・邑南線→県道291号別府・川本線→県道40号川本・波多線(県道291号別府・川本線重用)多田トンネル→県道291号別府・川本線→美郷町道竹・港線を経由することにより迂回できることにはなったが、美郷町道竹・港線にあるみなと橋(全長:160.0m)には重量制限(14t)がかけられていることや美郷町道竹・港線と県道40号川本・波多線が接続する邑智郡美郷町乙原/みなと橋南詰交差点(信号機・交差点名標なし)以東の県道40号川本・波多線には狭隘箇所が残されていることなどから通行には注意が必要である。
なお、県道40号川本・波多線川本バイパスは計画では江の川を三度渡ることになっているがそれにより建設費用がかさむせいか多田トンネル以外の部分の建設は現在のところ進んでいない
(注6)。県道40号川本・波多線が島根県内陸部を東西に貫く幹線道路として有用になるにはまだまだ時間がかかりそうである。
(出典)
島根県の報道資料(PDF文書)
2021年(令和3年)7月30日付島根県報号外第83号(PDF文書。島根県告示第515号に供用開始告示があるがなぜか供用開始年月日は2021年〔令和3年〕7月30日になっている)

8月3日(火曜日)…1件

分野 関係
都道府県名
出来事 概要
道路 新潟県 国道18号線妙高大橋バイパスが開通する。 妙高市二俣〜坂口新田間に建設されていた国道18号線妙高大橋バイパス(注7)(経路はこちら)が本日午後2時開通した。
国道18号線妙高大橋バイパスは全長1.1kmで、途中には大田切川に架かる新妙高大橋
(注6)(全長:203m)がある。現在の妙高大橋、すなわち旧妙高大橋(注8)(全長:300m)は開通から半世紀近くが経過して老朽化が著しくなったことから2012年度(平成24年度)から建設が進められていたものである。
新妙高大橋の開通に伴い旧妙高大橋は閉鎖されることになり、同時に総重量44tを超える特殊車両の通行規制も解除されることになった。
(出典)
国土交通省北陸地方整備局高田河川国道事務所の報道資料(PDF文書)
国土交通省北陸地方整備局高田河川国道事務所の特殊車両通行規制解除通知(PDF文書)
・2021年(令和3年)8月2日北陸地方整備局告示第37〜38号(告示第37号は区域変更に関する告示、告示第38号は供用開始に関する告示となっている。なぜか供用開始年月日は2021年〔令和3年〕8月2日になっている。なお、当該告示へのリンクは公開から30日経つと切れるため貼っていない)

8月5日(木曜日)…1件

分野 関係
都道府県名
出来事 概要
道路 広島県 県道34号矢野・安浦線熊野バイパス川角工区が全線開通する。 広島県が安芸(あき)郡熊野町中心部における県道34号矢野・安浦線の渋滞解消を目的として安芸郡熊野町出来庭四丁目〜安芸郡熊野町萩原(はぎわら)四丁目間に建設している県道34号矢野・安浦線熊野バイパスのうちの川角工区(新規建設区間の経路はこちら)が本日全線開通した。
川角工区(全体の経路はこちら)は現道拡幅区間(経路はこちら)と新規建設区間に分かれており、今回は新規建設区間の東端部(経路はこちら)が上り線を使っての暫定2車線で開通した。新規建設区間の終点(位置はこちら)では県道174号瀬野・呉線呉地バイパス(経路はこちら)と接続しており、県道174号瀬野・呉線と合わせて安芸郡熊野町と呉市を結ぶ新たな幹線道路としての役割が期待されている
(注9)
なお、県道34号矢野・安浦線熊野バイパスの残り部分は熊野バイパス工区(安芸郡熊野町出来庭二丁目〜安芸郡熊野町萩原二丁目間)の建設が現在推進されているが、その先の安芸郡熊野町萩原二丁目〜安芸郡熊野町萩原四丁目間についてはまだ具体化していない
(注10)。県道34号矢野・安浦線が国道2号線の迂回路としても有用な存在になっていることを考えると早期の具体化→整備を望みたいところであるが、全線開通はかなり先の話になりそうである。
(出典)
広島県公式サイトに掲載されている県道34号矢野・安浦線熊野バイパスの事業概要(PDF文書)
広島県公式サイトに掲載されている広島県西部建設事務所管内の道路事業箇所一覧(PDF文書)
安芸郡熊野町都市計画マスタープラン第4章(PDF文書。23ページ目に県道34号矢野・安浦線熊野バイパスの経路が記されている地図が掲載されている)
2021年(令和3年)8月5日広島県告示第744号(PDF文書。今回の開通区間の供用開始告示)
安芸郡熊野町公式サイトに掲載されている県道34号矢野・安浦線熊野バイパス一部区間開通に関するページ

8月21日(土曜日)…1件

分野 関係
都道府県名
出来事 概要
道路 宮崎県 九州中央自動車道(国道218号線高千穂・日之影道路)日之影深角インターチェンジ〜平底交差点間が開通する。 国土交通省九州地方整備局延岡河川国道事務所(延岡市大貫町一丁目)が建設を進めていた九州中央自動車道(国道218号線高千穂・日之影道路)のうちの日之影深角インターチェンジ(西臼杵〔にしうすき〕郡日之影町七折)平底交差点(西臼杵郡日之影町七折)間2.3km(経路はこちら)が本日午後3時開通した。
九州中央自動車道(国道218号線高千穂・日之影道路)は雲海橋交差点(西臼杵郡日之影町七折)平底交差点間(経路はこちら)に計画された国道218号線のバイパスであり、計画当初から全線が上下2車線で整備される
(注11)上に開通後は無料で通行できるようになっている。雲海橋交差点日之影深角インターチェンジ間2.8km(経路はこちら)については2018年(平成30年)11月11日に開通しており、日之影深角インターチェンジ平底交差点間の開通をもって国道218号線高千穂・日之影道路としては全線開通することになった。
ただ、国道218号線高千穂・日之影道路の前後の九州中央自動車道は熊本方面については国道218号線高千穂・雲海橋道路として今年着手したばかりであり、延岡方面についてはまだ自動車専用道路の計画自体企図されておらず、当分の間国道218号線日之影バイパスを活用することになっている。更に雲海橋交差点平底交差点とも接続する国道218号線とは平面交差になっており
(注12)、今後熊本方面・延岡方面双方から自動車専用道路が延びてきた場合自動車専用道路としての連続性をどのように確保するのかも課題になってくるものと思われる。宮崎県北部の西臼杵郡高千穂・日之影両町は鉄道の恩恵に浴しない地域になっている(注13)だけに九州中央自動車道への期待は高いことが想像されるが、国道218号線高千穂・雲海橋道路を含めた九州中央自動車道が広域幹線道路として有用になるにはまだかなりの時間がかかりそうである。
(出典)
国土交通省九州地方整備局延岡河川国道事務所の報道資料(PDF文書)

国土交通省公式サイトにある2021年度(令和3年度)の高規格幹線道路の新規事業化候補箇所に関するページ(その4が国道218号線高千穂・雲海橋道路に関するページ〔それはこちら。PDF文書になっているので注意〕になっている)
・2021年(令和3年)8月20日九州地方整備局告示第119〜120号(告示第37号は区域変更に関する告示、告示第38号は供用開始に関する告示となっている。なお、当該告示へのリンクは公開から30日経つと切れるため貼っていない)

8月24日(火曜日)…1件

分野 関係
都道府県名
出来事 概要
ラジオ 山口県 山口放送ラジオ豊田エフエム中継局が開局する。 山口県を放送区域としている民間中波放送局・山口放送ラジオ(KRY、周南市徳山)としては14番目のエフエム補完中継局となる豊田エフエム中継局(下関市豊田町江良。周波数:86.4MHz)が本日開局した。
下関市中心部から見て北北東の方向にある下関市豊田地区は山口放送ラジオ下関中波中継局(下関市上田中町一丁目)及び山口放送ラジオ下関・豊浦・長門(ながと)・美祢(みね)各エフエム中継局とは高い山で隔てられたところにあり、山口放送ラジオが受信しにくい地域の一つとなっていた。山口放送は2018年(平成30年)12月5日開局の周防大島(すおうおおしま)エフエム中継局(大島郡周防大島町西安下庄〔にしあげのしょう〕。周波数:92.3MHz)をもってエフエム補完中継局の整備を中断していたが、下関市豊田地区の住民から山口放送ラジオの受信環境改善に関する要望が出ていたことや下関市豊田地区は中心部で山口市と下関市豊北(ほうほく)地区を結ぶ国道435号線と、下関市と長門市を結ぶ県道34号下関・長門線、JR山陽新幹線の停車駅のある山陽小野田市厚狭(あさ)地区と下関市豊田地区を結ぶ県道65号山陽・豊田線が接続する交通の要衝であること
(注14)、現在県道34号下関・長門線に並行する格好で山陰自動車道(注15)が計画されており、開通した時山口放送ラジオが受信できない地域が残るのはどうかという声が出たことなどからエフエム補完中継局設置を決めたものと思われる。
山口放送ラジオ豊田エフエム中継局は下関市豊田地区の西方に聳(そび)え、下関市の最高峰になっている華山(げさん。標高:713.3m)に設置されており、下関市菊川・豊田両地区における山口放送ラジオの受信環境改善が期待されている。また、周波数は山口放送ラジオの日本海側に設置したエフエム補完中継局(他には須佐田万川・豊浦・長門・萩・美祢がある)と同じ86.4MHzに設定されており
(注16)、山口県の日本海沿岸地域(日本海に面していない下関市菊川・豊田両地区や美祢市を含む)では周波数を変えることなく山口放送ラジオの番組を楽しめるようになった。
今回の豊田エフエム中継局の開局により山口放送ラジオのエフエム補完中継局の数は14箇所となり、民間中波放送局が有するエフエム補完中継局の最多記録を更新した
(注17)が、山口放送ラジオが放送区域としている山口県にはまだ山口放送ラジオが受信しづらいと思われる地域が残っていること(注18)から山口放送が今後どのように対処するのかが注目される。
(出典)
総務省中国総合通信局の報道資料
山口放送公式サイト

8月29日(日曜日)…2件

分野 関係
都道府県名
出来事 概要
道路 山梨県 中部横断自動車道南部インターチェンジ〜下部温泉早川インターチェンジ間が開通する。 国土交通省関東地方整備局甲府河川国道事務所(山梨県甲府市緑が丘一丁目)が建設を進めていた中部横断自動車道のうちの南部インターチェンジ(山梨県南巨摩〔みなみこま〕郡南部町中野)下部温泉早川インターチェンジ(山梨県南巨摩郡身延町波高島)間13.2km(経路はこちら)が本日午後4時開通した。
中部横断自動車道は静岡県中部にある静岡市清水(しみず)区と長野県東部にある小諸(こもろ)市をほぼまっすぐに結ぶ高速道路で、これまでに清水ジャンクション(静岡県静岡市清水区草ヶ谷〔くさがや〕)南部インターチェンジ間31.9km
(注19)下部温泉早川インターチェンジ双葉ジャンクション(山梨県甲斐〔かい〕市龍地)間33.7km(注20)八千穂高原インターチェンジ(長野県南佐久郡佐久穂町千代里)佐久小諸ジャンクション(長野県小諸市御影新田)間23.1km(注21)が開通している(注22)南部インターチェンジ下部温泉早川インターチェンジ間の開通により清水ジャンクション双葉ジャンクション間78.8kmが一本の道に繋がることになった。
今回開通した南部インターチェンジ下部温泉早川インターチェンジ間は新直轄方式(国と通過都道府県が建設費用を折半して建設する方式)で建設されたため、同じく新直轄方式で建設された富沢インターチェンジ(山梨県南巨摩郡南部町福士)南部インターチェンジ間及び下部温泉早川インターチェンジ六郷インターチェンジ(山梨県西八代郡市川三郷町宮原)間と連続して無料で通行できるようになっている。また、南部インターチェンジ下部温泉早川インターチェンジ間の途中には身延山インターチェンジ(山梨県南巨摩郡身延町和田)が設置されており、山梨県南巨摩郡身延町南部地域における利便性が図られている。
今回の南部インターチェンジ下部温泉早川インターチェンジ間の開通により東名高速道路・新東名高速道路・中央自動車道が結ばれたことや静岡県の県庁所在地・静岡市と山梨県の県庁所在地・甲府市との往来が一層楽になったことなど多くの恩恵がもたらされることになったが、清水ジャンクション双葉ジャンクション間の大部分が暫定上下2車線で供用されていることや静岡・山梨県境付近に長いトンネルが多いこと
(注23)、本線上に休憩施設があまりないこと(注24)から通行する際には注意が必要であることを付記しておきたい。
(出典)
国土交通省関東地方整備局甲府河川国道事務所の報道資料
道路 三重県 紀勢自動車道(国道42号線熊野・尾鷲道路)尾鷲南インターチェンジ〜尾鷲北インターチェンジ間が開通する。 国土交通省中部地方整備局紀勢国道事務所(松阪市鎌田町)が建設を進めていた紀勢自動車道(国道42号線熊野・尾鷲〔おわせ〕道路)のうちの尾鷲南インターチェンジ(尾鷲市南浦)尾鷲北インターチェンジ(尾鷲市南浦)間5.4km(経路はこちら)が本日午後3時開通した。
紀勢自動車道(国道42号線熊野・尾鷲道路)は当初は異常気象時通行規制区間を抱える熊野市〜尾鷲市間の国道42号線や国道311号線(注25)の迂回路を確保する目的で企図され、2013年(平成25年)までに熊野大泊インターチェンジ(熊野市大泊町)尾鷲南インターチェンジ間18.6kmが開通している。その後国道42号線や国道311号線の迂回路として企図された国道42号線熊野・尾鷲道路と、名古屋・津方面から延びてきた紀勢自動車道を繋ぐことや信号機付交差点が多数設置されているために円滑に走行できない尾鷲市中心部を迂回することなどを目的として企図されたのが尾鷲南インターチェンジ尾鷲北インターチェンジ間であった
(注26)
紀勢自動車道(国道42号線熊野・尾鷲道路)尾鷲南インターチェンジ尾鷲北インターチェンジ間が開通したことにより紀勢自動車道(国道42号線熊野・尾鷲道路)は全線開通したことになったと同時に三重県で最も南にある都市である熊野市と三重県の県庁所在地である津市、更に東海地方の中心都市である名古屋市が高速道路で結ばれることになった。また、今後起きる可能性が高いとされている南海トラフ巨大地震発生の際に有用な存在になることが期待されている。
但し尾鷲南インターチェンジは和歌山方面との出入りしか、尾鷲北インターチェンジは名古屋・津方面との出入りしかそれぞれできない構造になっているため今回の開通区間だけを通行することはできないことと、紀勢自動車道は地形が厳しいところを通っているために長いトンネルが多いこと、そして暫定上下2車線で供用しているところが多いことについては注意して頂きたい。
(出典)
国土交通省中部地方整備局紀勢国道事務所の報道資料(PDF文書)

(注釈コーナー)

注1:いわゆる国道16号線現道。町田市相原町では国道16号線八王子バイパスの東方を通っている。

注2:経路は2021年(令和3年)7月30日東京都告示第995号に掲載されている都道171号相原停車場線の経路略図による。但し起点からたどっていった場合国道16号線八王子バイパスと都道47号八王子・町田線が接続する町田市相原町/坂下交差点の手前で行き止まりにされたためにその経路通りに走破することは不可能になっている。経路を示した地図へのリンクを二つに分けたのはそのためである。
※一方で「Mapion」などのインターネット地図では都道171号相原停車場線の経路は相原駅東口駅前広場から南下し、町田市相原町/相原駅入口交差点で都道47号八王子・町田線に合流するようになっている(経路はこちら町田市相原町/相原駅入口交差点以遠は都道47号八王子・町田線と重用して終点の町田市相原町/相原交差点に至っている)。インターネット地図が示した経路のほうが合理的かつ実用的であることやインターネット地図が示す都道171号相原停車場線の単独区間の経路はそのまま町田市道堺958号線に移行したこと(町田市議会公式サイト町田市公式サイトで閲覧できる「地図情報まちだ」による)を考えると2021年(令和3年)7月30日東京都告示第995号に掲載されている都道171号相原停車場線の経路はかなり前のものであり、廃止直前のものではない可能性が浮上するのだが真相はどうなのだろうか。

注3:インターネット百科事典「Wikipedia」の「東京都の都道一覧」の項を見ると町田市内にある鉄道の駅を起終点とする都道路線としては他に都道142号町田停車場線が、東京都内のJR横浜線の駅を起終点とする都道路線としては他に都道142号町田停車場線と都道161号八王子停車場線がそれぞれ存在したと記されている(つまり都道142号町田停車場線は町田市内にある鉄道の駅を起終点とする都道路線でもあり、東京都内のJR横浜線の駅を起終点とする都道路線でもあったということになる)。残念ながら2021年(令和3年)8月1日現在東京都公式サイトで閲覧できる東京都公報は2016年(平成28年)8月2日以降分(恐らく公開期間は発行日から5年間となっているのだろう。余談だがその2016年〔平成28年〕8月2日は現在の東京都知事である小池百合子が初めて東京都知事に就任した日でもある。そのため小池知事時代〔2016〜〕の東京都公報しか今は見られないということになる)となっており、都道142号町田停車場線と都道161号八王子停車場線がいつ廃止されたのかを調べることはできなくなっている。

注4:江の川左岸に県道40号川本・波多線のバイパスが建設できなかった理由としては他にJR三江(さんこう)線(1930〜2018)が並行して通っていたために用地が確保しづらかったことがある。県道40号川本・波多線川本バイパスが企図されたのは三江線廃止問題が浮上する前のことであり、三江線存続を前提に計画したためこのようになったものと思われる。

注5:2017年(平成29年)11月5日と2017年(平成29年)11月26日に私は県道40号川本・波多線の邑智郡川本町・邑智郡美郷町境付近の狭隘箇所について取材している。三江線竹駅(邑智郡美郷町乙原。1958〜2018)以東(2017年〔平成29年〕11月5日取材)についてはこちらで、竹駅以西(2017年〔平成29年〕11月26日取材)についてはこちらでそれぞれ紹介しているので興味のある方はご覧頂きたい。

注6:私はこちらにおいて県道40号川本・波多線を改良するのであればずっと江の川右岸を通したほうが好ましいと主張している。その理由や問題点もこちらで触れているので興味のある方はご覧頂きたい。

注7:国土交通省北陸地方整備局(新潟市中央区美咲町一丁目)などでは国道18号線妙高大橋架け替え事業という名称を用いているが現地での架け替えではなく現在の国道18号線の西側に新たな道路を作っていることから本サイトでは国道18号線妙高大橋バイパスという名称を用いることにした。

注8:国道18号線現道にある妙高大橋も、国道18号線妙高大橋バイパスにある妙高大橋も妙高大橋という名称になっているため本サイトでは混同回避を目的として現道にある妙高大橋は「旧妙高大橋」、妙高大橋バイパスにある妙高大橋は「新妙高大橋」とそれぞれ表記することにした。

注9:但し県道174号瀬野・呉線は呉市栃原町/小菅バス停付近呉市西畑町/西畑交差点間に狭隘箇所が残っているため県道174号瀬野・呉線だけを通って安芸郡熊野町と呉市中心部を往来することは推奨されていない(県道66号呉環状線と接続する呉市苗代町/苗代交差点の手前にある案内標識は呉市中心部方面は右折するよう案内している)。6kmほどで330mも下ることになること(県道174号瀬野・呉線が通っているのは呉市中心部の北方に聳〔そび〕える灰ヶ峰〔標高:736.8m〕の西方になる)や呉市中心部に近付くと民家が密集している地域があること、広島県としては呉市と安芸郡熊野町を結ぶもう一つの幹線道路である県道31号呉・平谷線の改良に力を入れていることなどから整備が推進される可能性は低い。

注10:安芸郡熊野町萩原二丁目〜安芸郡熊野町萩原四丁目間の県道34号矢野・安浦線熊野バイパスの計画が具体化していない理由は当該区間が都市計画道路に指定されていないことも一因として考えられる(県道34号矢野・安浦線熊野バイパスのうちの川角工区と熊野バイパス工区は都市計画道路平谷・萩原線に指定されている)。県道34号矢野・安浦線熊野バイパス熊野バイパス工区の東端は県道34号矢野・安浦線と県道174号瀬野・呉線が接続する阿戸分かれ交差点(安芸郡熊野町萩原三丁目・五丁目)に通じる都市計画道路萩原線と接続しており、当面は都市計画道路萩原線→県道34号矢野・安浦線熊野バイパス熊野バイパス工区→県道34号矢野・安浦線熊野バイパス川角工区を県道34号矢野・安浦線バイパスとして活用する考えなのかもしれない。

注11:九州中央自動車道(国道218号線高千穂・日之影道路)が当初から上下2車線で計画・建設されたのは交通量が見込めないことが主たる理由と思われる。もし今後九州中央自動車道が全線開通に至ったとしても九州中央自動車道の沿線地域は人口が少ないことや需要が見込める福岡市・熊本市方面と宮崎市方面を往来するには遠回りになることなどから上下4車線化される可能性は低いと言わざるを得ない。

注12:九州中央自動車道(国道218号線高千穂・日之影道路)にある唯一のインターチェンジである日之影深角インターチェンジは国道218号線ではなく日之影町道西深角・岩戸線(愛称:神話アグリロード)と接続している。雲海橋交差点日之影深角インターチェンジ間だけが供用されていた時は日之影町道西深角・岩戸線を介して国道218号線と接続する格好になっていた。

注13:西臼杵郡高千穂・日之影両町はかつては延岡市と西臼杵郡高千穂町を西臼杵郡日之影町を経由して結んでいた国鉄日ノ影線(1935〜1972)→国鉄高千穂線(1972〜1987)→JR高千穂線(1987〜1989)→高千穂鉄道高千穂線(1989〜2008)が通っていたが2005年(平成17年)9月に襲来した台風14号により甚大な被害を受けたことから2008年(平成20年)までに全線が廃止されている。
※高千穂鉄道高千穂線は高千穂駅(西臼杵郡高千穂町三田井。1972〜2008)で終点になっていたが、本来ならそこで終点になるのではなく、熊本方面への延伸計画が存在した。この延伸計画―計画路線名称は高千穂線となっていた―はかなり工事は進んでいたのだが、日本国有鉄道(東京都千代田区丸の内一丁目。1949〜1987)の経営再建のあおりを受けて完成することなく建設は放棄された。もしその計画が成就していれば博多(はかた)〜熊本〜延岡〜宮崎間を結ぶ特急列車が一日何往復も設定され、違う展開があったのでは…と考えたくなるのだが、高森トンネル(全長:6,500m。完成せず)建設の際に異常出水が起きて建設が行き詰まったこと(高森トンネルは現在高森湧水トンネル公園〔熊本県阿蘇郡高森町高森〕という観光名所になっている)や宮崎県としては高速道路や空港連絡鉄道の整備に力を入れたほうが費用対効果が高いと考えていたこと、過疎化が著しい地域を通っているため広域需要以外は見込めなかったことなどから成就しなかったのではないかと思われる。

注14:そのせいか下関市豊田地区にはかつては警察署が置かれていた。下関市菊川・豊田両地区を管轄していた豊田警察署(下関市豊田町殿敷。1954〜2007)がそれであるが、山口県警察本部(山口市滝町)の合理化政策により2007年(平成19年)4月1日に廃止され、長府警察署豊田幹部交番(下関市豊田町殿敷)に再編された。
※いわゆる平成の大合併で下関市と合併した地域、すなわち豊浦郡菊川・豊浦・豊田・豊北(ほうほく)各町にはもう一つ、小串警察署(下関市豊浦町小串)が存在した。こちらは現在も下関市豊浦・豊北両地区を管轄する警察署として存続している。管轄人口が豊田警察署より多かったこと(豊浦郡各町の人口の変遷は私の友人の中島孝祐〔なかしま・こうすけ〕さんが運営しているサイト「下関市立大学学園祭情報局〜中国地方最古参の市立四年制大学の学園祭のきのう・きょう・あす〜」のこちらのページに掲載しているので興味のある方はご覧頂きたい)や下関警察署(下関市細江町二丁目)からかなり離れていること(下関警察署〜小串警察署間の直線距離は約24.5km〔地図サイト「Mapion」のキョリ測による〕。一方長府警察署〔下関市長府才川一丁目〕〜長府警察署豊田幹部交番間の直線距離は約20.6km〔地図サイト「Mapion」のキョリ測による〕となっており、下関警察署〜小串警察署間の直線距離が長府警察署〜長府警察署豊田幹部交番間のそれより長いことが分かる)、下関警察署は山口県警察本部の合理化政策で下関水上・彦島両警察署と統合しており、小串警察署も統合するのはどうかという意見が多かったこと、下関市は山口県最大の都市・下関市の中心部を管轄しているため小串警察署と統合することは過大な負担をかけることになることなどから小串警察署は存続することにしたものと思われる。

注15:下関市豊田地区付近の山陰自動車道は下関市豊田地区西部を通っている国道491号線のバイパスとして計画されている。現在のところ下関市豊田町八道(やじ)以北については国道491号線俵山・豊田道路として計画が具体化しているが、下関市豊田町八道以南についてはまだどのようになるかは決まっていない。
※ちなみに山陰自動車道は法令上は下関市ではなく美祢市が終点となっている。しかし、現状では美祢市ではなく下関市(恐らく中国自動車道小月インターチェンジ〔下関市小月幸町〕付近になると思われる)が終点になる可能性が高まっている。まあ中国横断自動車道姫路・鳥取線の起点も姫路市ではなくたつの市(たつの市内に山陽自動車道と中国横断自動車道姫路・鳥取線の接続点がある)になっていることを考えれば許容されるべきことではあるのだろうが…。

注16:反対に山口放送ラジオの瀬戸内海側にあるエフエム補完中継局(周南・山口鴻ノ峯・阿東・岩国・宇部・下関・周防大島・柳井〔やない〕)については周波数は全て92.3MHzに設定している。

注17:2021年(令和3年)8月24日時点の民間中波放送局が所有するエフエム補完中継局の数の順位は下表の通りである。

※下表では民間中波放送局ではなく市区町村が所有するエフエム補完中継局、すなわち受信障害対策中継局(ギャップフィラー中継局とも称する)は民間中波放送局の管轄下にないため中継局数に含めていない。

順位 放送局名 エフエム補完放送
開始年月日
中継局数 備考
1 山口放送
(KRY、周南市徳山)
2015年
(平成27年)
7月21日
14 日本で最も多くのエフエム補完中継局を有する放送局である。
2 南海放送
(RNB、松山市本町一丁目)
2014年
(平成26年)
12月1日
12 エフエム補完放送制度創設後初めてエフエム中継局を開局させた放送局である。
3 ラジオ沖縄
(ROK、那覇市西一丁目)
2001年
(平成13年)
4月1日
9
琉球放送
(RBC、那覇市久茂地二丁目)
2001年
(平成13年)
4月1日
9
5 IBC岩手放送
(IBC、盛岡市志家町)
2015年
(平成27年)
3月29日
8
ラジオ福島
(RFC、福島市下荒子)
2016年
(平成28年)
1月27日
8
7 信越放送
(SBC、長野市問御所町)
2018年
(平成30年)
3月26日
7
福井放送
(FBC、福井市大和田二丁目)
2017年
(平成29年)
4月1日
7
9 和歌山放送
(WBS、和歌山市湊本町三丁目)
2016年
(平成28年)
5月30日
6
南日本放送
(MBC、鹿児島市高麗町)
2015年
(平成27年)
1月1日
6
11 栃木放送
(CRT、宇都宮市昭和二丁目)
2017年
(平成29年)
12月28日
5
中国放送
(RCC、広島市中区基町)
2015年
(平成27年)
12月1日
5
長崎放送
(NBC、長崎市上町)
2015年
(平成27年)
10月1日
5
熊本放送
(RKK、熊本市中央区山崎町)
2016年
(平成28年)
5月1日
5
15 青森放送
(RAB、青森市松森一丁目)
2017年
(平成29年)
10月1日
4
北陸放送
(MRO、金沢市本多町三丁目)
2016年
(平成28年)
8月1日
4
静岡放送
(SBS、静岡市駿河区登呂三丁目)
2016年
(平成28年)
12月1日
4
四国放送
(JRT、徳島市中徳島町二丁目)
2018年
(平成30年)
9月30日
4
RKB毎日放送
(RKB、福岡市早良区百道浜二丁目)
2016年
(平成28年)
3月28日
4
九州朝日放送
(KBC、福岡市中央区長浜一丁目)
2016年
(平成28年)
3月28日
4
21 茨城放送
(IBS、水戸市千波町)
2015年
(平成27年)
8月17日
3 愛称:Lucky FM 茨城放送。
山梨放送
(YBS、甲府市北口二丁目)
2017年
(平成29年)
12月24日
3
北日本放送
(KNB、富山市牛島町)
1991年
(平成3年)
9月26日
3 結果的に日本で初めてエフエム電波を用いた中継局を設置した放送局である(設置理由は混信対策)。
24 新潟放送
(BSN、新潟市中央区川岸町三丁目)
2015年
(平成27年)
10月20日
2
ラジオ関西
(CRK、神戸市中央区東川崎町一丁目)
2019年
(平成31年)
4月1日
2
山陰放送
(BSS、米子市西福原一丁目)
2017年
(平成29年)
3月1日
2
宮崎放送
(MRT、宮崎市橘通西四丁目)
2016年
(平成28年)
4月1日
2
28 STVラジオ
(STV、札幌市中央区北一条西八丁目)
2016年
(平成28年)
10月19日
1 2028年(令和10年)秋以降も中波放送を維持することにしている放送局の一つ。
北海道放送
(HBC、札幌市中央区北一条西五丁目)
2016年
(平成28年)
10月19日
1 2028年(令和10年)秋以降も中波放送を維持することにしている放送局の一つ。
東北放送
(TBC、仙台市太白区八木山香澄町)
2017年
(平成29年)
5月1日
1
秋田放送
(ABS、秋田市中通七丁目)
2015年
(平成27年)
3月2日
1 2028年(令和10年)秋以降も中波放送を維持することにしている放送局の一つ。
山形放送
(YBC、山形市旅篭町二丁目)
2018年
(平成30年)
10月15日
1
TBSラジオ
(TBS、東京都港区赤坂五丁目)
2015年
(平成27年)
12月7日
1
ニッポン放送
(LF、東京都千代田区有楽町一丁目)
2015年
(平成27年)
12月7日
1
文化放送
(QR、東京都港区浜松町一丁目)
2015年
(平成27年)
12月7日
1
RFラジオ日本
(RF、横浜市中区長者町五丁目)
2020年
(令和2年)
3月16日
1
岐阜放送
(GBS、岐阜市橋本町二丁目)
2018年
(平成30年)
3月10日
1 愛称:ぎふチャン。
CBCラジオ
(CBC、名古屋市中区新栄一丁目)
2015年
(平成27年)
10月1日
1
東海ラジオ放送
(SF、名古屋市東区東桜一丁目)
2015年
(平成27年)
10月1日
1
京都放送
(KBS、京都市上京区烏丸通一条下ル龍前町)
2018年
(平成30年)
4月2日
1 愛称:KBS京都。
朝日放送ラジオ
(ABC、大阪市福島区福島一丁目)
2016年
(平成28年)
3月19日
1
MBSラジオ
(MBS、大阪市北区茶屋町)
2016年
(平成28年)
3月19日
1 愛称:Mラジ。
大阪放送
(OBC、大阪市港区弁天一丁目)
2016年
(平成28年)
3月19日
1 愛称:ラジオ大阪。
RSK山陽放送
(RSK、岡山市北区天神町)
2018年
(平成30年)
3月21日
1
西日本放送
(RNC、高松市丸の内)
2020年
(令和2年)
2月16日
1
高知放送
(RKC、高知市本町三丁目)
2020年
(令和2年)
2月10日
1
大分放送
(OBS、大分市今津留三丁目)
2016年
(平成28年)
6月23日
1

注18:こちら(PDF文書になっているので注意)で閲覧できる山口放送ラジオのエフエム補完中継局の放送区域概略図を基に考えた場合、山口県で山口放送ラジオのエフエム補完放送が受信しにくいと思われる地域は次の通りになる。
・岩国市北部(錦・本郷・美川・美和各地区)
・周南市北部(鹿野〔かの〕地区)
・萩市東部(福栄〔ふくえ〕・むつみ両地区)
・萩市南部(旭・川上両地区)
これらの地区はいずれも過疎化が進展している地域であるが、一方では幹線道路が通っており、決して軽んじることのできない地域でもある。山口放送ラジオのエフエム補完放送に対する積極的な態度を見る限り2028年(令和10年)秋までに中波放送をやめてエフエム放送に移行するのは確実な状況にあると言えるわけであるが、これらの地域を山口放送はどのように考えているのだろうか。もし山口放送がこれらの地域へのエフエム補完中継局の設置を見送ったとしても市区町村が免許人となる受信障害対策中継局(ギャップフィラー中継局とも称する)を設置するという手段もあるのだが、果たしてどうなるのだろうか。

注19:このうち清水ジャンクション新清水ジャンクション(静岡県静岡市清水区吉原〔よしわら〕)間4.5kmは新東名高速道路清水連絡路となっており、厳密には中部横断自動車道の一部にはなっていない。しかし、静岡市清水区内においては東名高速道路のほうが新東名高速道路より南側を通っており、東名高速道路の存在を無視するのはどうかと考えることと、2017年(平成29年)に発足した高速道路番号制度では新東名高速道路清水連絡路と中部横断自動車道の路線番号についてともにE52が付与されたことから新東名高速道路清水連絡路は中部横断自動車道の一部と見なすことにしている。
また、富沢インターチェンジ南部インターチェンジ6.7kmは新直轄方式で建設されたため無料で通行できる(そのため富沢インターチェンジの0.2kmほど静岡寄りの本線上〔場所はこちら〕に料金所がある)。

注20:下部温泉早川インターチェンジ六郷インターチェンジ8.4kmは新直轄方式で建設されたため無料で通行できる(そのため増穂インターチェンジ〔山梨県南巨摩郡富士川町大椚〈おおくぬぎ〉〕の0.6kmほど静岡寄りの本線上〔場所はこちら〕に料金所がある)。

注21:八千穂高原インターチェンジ佐久小諸ジャンクション間は新直轄方式で建設されているが、佐久北インターチェンジ(長野県佐久市長土呂)佐久小諸ジャンクション間の本線上に料金所(場所はこちらがあるため無料で通行できるのは八千穂高原インターチェンジ佐久北インターチェンジ間21.8kmとなっている。

注22:この他双葉ジャンクション〜長坂ジャンクション(山梨県北杜〔ほくと〕市長坂町大八田〔おおばった〕。詳細な場所は現在のところ未定なので地図リンクは貼っていない)間で重用する中央自動車道も開通しているため中部横断自動車道は清水ジャンクション〜長坂ジャンクション間(約100km。前記の通り長坂ジャンクションの詳細な場所は未定のため正確な距離は不明)と八千穂高原インターチェンジ佐久小諸ジャンクション間23.1kmが開通しているので中部横断自動車道は今回開通した南部インターチェンジ下部温泉早川インターチェンジ間を含めて現在125km前後の区間が開通していることになる。
※中部横断自動車道のうちの長坂ジャンクション〜八千穂高原インターチェンジ間約34kmは現在のところ基本計画のままになっている。現在経路や接続施設(インターチェンジ・ジャンクション)の位置の決定に向けて動いている段階であり、詳細が確定するのはもう少し先のことになりそうである。

注23:中部横断自動車道で最も長いトンネルは静岡・山梨県境に建設された樽峠トンネルで、全長は4,999mとなっている。なお、樽峠トンネルは危険物積載車両が通行できる道路トンネルとしては日本最長のトンネルになっている(全長が5,000mを超えると危険物積載車両は通行できなくなるため)。

注24:中部横断自動車道の本線上にある休憩施設は現在のところ有料区間内にある増穂パーキングエリア(下り線〔小諸方面〕:山梨県南巨摩郡富士川町青柳町〔あおやぎまち〕/上り線〔静岡方面〕:山梨県南巨摩郡富士川町大椚)だけである。しかも増穂パーキングエリアには便所と自動販売機しか設置されておらず、今後の中部横断自動車道の整備の進展で交通量が増えた場合どのようにするのかが気になるところである。
※但し増穂パーキングエリアは下り線側施設については隣接する道の駅富士川(山梨県南巨摩郡富士川町青柳町)の施設を利用することができるようになっている。

注25:熊野市〜尾鷲市間の国道311号線については現在も狭隘箇所が残る他熊野・尾鷲道路が企図された1996年(平成8年)時点では熊野市須野町〜尾鷲市梶賀町間が未開通になっていた(2001年〔平成13年〕11月22日解消)。
※余談だが国道311号線に並行して通るJR紀勢本線も最後に開業したのは熊野市・尾鷲市境付近であった(1959年〔昭和34年〕7月15日に熊野市にある新鹿〔あたしか〕駅〔熊野市新鹿町〕と尾鷲市にある三木里駅〔尾鷲市三木里町〕の間が開業して全線開業している)。

注26:このため尾鷲南インターチェンジ尾鷲北インターチェンジ間の国道42号線熊野・尾鷲道路は熊野・尾鷲道路(二期)と称されることがよくある。
※本来は「二期」の「二」はローマ数字(Iを横に二つ重ねる字)で表記されているのだが、ローマ数字は機種依存文字になるため本サイトでは熊野・尾鷲道路(二期)と表記している。