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郡名一覧表・福岡県の部

(本ページをご覧頂くに当たっての注意)

・発足年月日欄に「―」を記している郡は市制町村制施行前から存在したところである。なお、福岡県の市制町村制施行年月日は1889年(明治22年)4月1日である。

・郡の読み方には諸説あるところがある(特に明治時代に消滅した郡についてはそういう傾向がある)。ここで記しているのは一例なのでご了承願いたい。

・「読み方」欄では「郡」の部分の読み方は省いている(全て「ぐん」と読むため)。

・「所属令制国名」欄は市制町村制施行時点で存在した郡がどの令制国に属していたかを示すために設定したものであるため市制町村制施行後に発足した郡については令制国名を記していない。

あの部(1郡)

郡名 読み方 所属
令制国名
発足年月日 消滅年月日 所属町村数  備考
合計
朝倉郡 あさくら 1896年
(明治29年)
2月26日
(現存) 1 1 2 発足年月日は「全国市町村名変遷総覧」(日本加除出版〔東京都豊島区南長崎三丁目〕刊)による。

いの部(3郡)

郡名 読み方 所属
令制国名
発足年月日 消滅年月日 所属町村数  備考
合計
生葉郡 いくは 筑後 1896年
(明治29年)
2月26日
星野村を除く区域が竹野郡と統合して発足した浮羽郡に移行したことと星野村が八女郡に編入されたことにより消滅。
消滅年月日は「全国市町村名変遷総覧」による。
怡土郡 いと 筑前 1896年
(明治29年)
2月26日
志摩郡と統合して発足した糸島郡に移行したことにより消滅。
消滅年月日は「全国市町村名変遷総覧」による。
糸島郡 いとしま 1896年
(明治29年)
2月26日
2010年
(平成22年)
1月1日
所属自治体だった志摩・二丈両町が前原市と統合して発足した糸島市に移行したことにより消滅。
発足年月日は「全国市町村名変遷総覧」による。

うの部(1郡)

郡名 読み方 所属
令制国名
発足年月日 消滅年月日 所属町村数  備考
合計
浮羽郡 うきは 1896年
(明治29年)
2月26日
2005年
(平成17年)
3月20日
所属自治体だった浮羽・吉井両町が統合して発足したうきは市に移行したことにより消滅。
発足年月日は「全国市町村名変遷総覧」による。

おの部(1郡)

郡名 読み方 所属
令制国名
発足年月日 消滅年月日 所属町村数  備考
合計
遠賀郡 おんが 筑前 (現存) 4 0 4

かの部(3郡)

郡名 読み方 所属
令制国名
発足年月日 消滅年月日 所属町村数  備考
合計
糟屋郡 かすや 筑前 7 0 7
嘉穂郡 かほ 1896年
(明治29年)
2月26日
1 0 1 発足年月日は「全国市町村名変遷総覧」による。
嘉麻郡 かま 筑前 1896年
(明治29年)
2月26日
穂波郡と統合して発足した嘉穂郡に移行したことにより消滅。
消滅年月日は「全国市町村名変遷総覧」による。

きの部(1郡)

郡名 読み方 所属
令制国名
発足年月日 消滅年月日 所属町村数  備考
合計
企救郡 きく 豊前 1948年
(昭和23年)
9月10日
所属自治体だった東谷村が小倉市に編入されたことにより消滅。

くの部(1郡)

郡名 読み方 所属
令制国名
発足年月日 消滅年月日 所属町村数  備考
合計
鞍手郡 くらて 筑前 2 0 2

げの部(1郡)

郡名 読み方 所属
令制国名
発足年月日 消滅年月日 所属町村数  備考
合計
下座郡 げざ 筑前 1896年
(明治29年)
2月26日
上座・夜須両郡と統合して発足した朝倉郡に移行したことにより消滅。
消滅年月日は「全国市町村名変遷総覧」による。

この部(2郡)

郡名 読み方 所属
令制国名
発足年月日 消滅年月日 所属町村数  備考
合計
上毛郡 こうげ 豊前 1896年
(明治29年)
2月26日
築城郡と統合して発足した築上郡に移行したことにより消滅。
消滅年月日は「全国市町村名変遷総覧」による。
上妻郡 こうづま 筑後 1896年
(明治29年)
2月26日
下妻郡と統合して発足した八女郡に移行したことにより消滅。
消滅年月日は「全国市町村名変遷総覧」による。

さの部(1郡)

郡名 読み方 所属
令制国名
発足年月日 消滅年月日 所属町村数  備考
合計
早良郡 さわら 筑前 1975年
(昭和50年)
3月1日
所属自治体だった早良町が福岡市に編入されたことにより消滅。

しの部(2郡)

郡名 読み方 所属
令制国名
発足年月日 消滅年月日 所属町村数  備考
合計
志摩郡 しま 筑前 1896年
(明治29年)
2月26日
怡土郡と統合して発足した糸島郡に移行したことにより消滅。
消滅年月日は「全国市町村名変遷総覧」による。
下妻郡 しもつま 筑後 1896年
(明治29年)
2月26日
上妻郡と統合して発足した八女郡に移行したことにより消滅。
消滅年月日は「全国市町村名変遷総覧」による。

じの部(1郡)

郡名 読み方 所属
令制国名
発足年月日 消滅年月日 所属町村数  備考
合計
上座郡 じょうざ 筑前 1896年
(明治29年)
2月26日
下座・夜須両郡と統合して発足した朝倉郡に移行したことにより消滅。
消滅年月日は「全国市町村名変遷総覧」による。

たの部(2郡)

郡名 読み方 所属
令制国名
発足年月日 消滅年月日 所属町村数  備考
合計
田川郡 たがわ 豊前 6 1 7
竹野郡 たけの 筑後 1896年
(明治29年)
2月26日
生葉郡(星野村を除く)と統合して発足した浮羽郡に移行したことにより消滅。
消滅年月日は「全国市町村名変遷総覧」による。
※生葉郡星野村は八女郡に編入。

ちの部(4郡)

郡名 読み方 所属
令制国名
発足年月日 消滅年月日 所属町村数  備考
合計
筑紫郡 ちくし 1896年
(明治29年)
2月26日
2018年
(平成30年)
10月1日
所属自治体だった那珂川町が市制施行して那珂川市に移行したことにより消滅。
発足年月日は「全国市町村名変遷総覧」による。
築上郡 ちくじょう 1896年
(明治29年)
2月26日
3 0 3 発足年月日は「全国市町村名変遷総覧」による。

つの部(1郡)

郡名 読み方 所属
令制国名
発足年月日 消滅年月日 所属町村数  備考
合計
築城郡 ついき 豊前 1896年
(明治29年)
2月26日
上毛郡と統合して発足した築上郡に移行したことにより消滅。
消滅年月日は「全国市町村名変遷総覧」による。

なの部(2郡)

郡名 読み方 所属
令制国名
発足年月日 消滅年月日 所属町村数  備考
合計
那珂郡 なか 筑前 1896年
(明治29年)
2月26日
御笠・席田両郡と統合して発足した筑紫郡に移行したことにより消滅。
消滅年月日は「全国市町村名変遷総覧」による。
仲津郡 なかつ 豊前 1896年
(明治29年)
2月26日
京都郡と統合して改めて発足した京都郡に移行したことにより消滅。
消滅年月日は「全国市町村名変遷総覧」による。

ほの部(1郡)

郡名 読み方 所属
令制国名
発足年月日 消滅年月日 所属町村数  備考
合計
穂波郡 ほなみ 筑前 1896年
(明治29年)
2月26日
嘉麻郡と統合して発足した嘉穂郡に移行したことにより消滅。
消滅年月日は「全国市町村名変遷総覧」による。

みの部(7郡)

郡名 読み方 所属
令制国名
発足年月日 消滅年月日 所属町村数  備考
合計
御井郡 みい 筑後 1896年
(明治29年)
2月26日
御原・山本両郡と統合して発足した三井郡に移行したことにより消滅。
消滅年月日は「全国市町村名変遷総覧」による。
三井郡 みい 1896年
(明治29年)
2月26日
(現存) 1 0 1 発足年月日は「全国市町村名変遷総覧」による。
三池郡 みいけ 筑後 2007年
(平成19年)
1月29日
所属自治体だった高田町が山門郡瀬高・山川両町と統合して発足したみやま市に移行したことにより消滅。
御笠郡 みかさ 筑前 1896年
(明治29年)
2月26日
那珂・席田両郡と統合して発足した筑紫郡に移行したことにより消滅。
消滅年月日は「全国市町村名変遷総覧」による。
三潴郡 みずま 筑後 1 0 1
御原郡 みはら 筑後 1896年
(明治29年)
2月26日
御井・山本両郡と統合して発足した三井郡に移行したことにより消滅。
消滅年月日は「全国市町村名変遷総覧」による。
京都郡 みやこ 豊前 (現存) 2 0 2

むの部(2郡)

郡名 読み方 所属
令制国名
発足年月日 消滅年月日 所属町村数  備考
合計
席田郡 むしろだ 筑前 1896年
(明治29年)
2月26日
那珂・御笠両郡と統合して発足した筑紫郡に移行したことにより消滅。
消滅年月日は「全国市町村名変遷総覧」による。
宗像郡 むなかた 筑前 2005年
(平成17年)
3月28日
所属自治体だった大島村が宗像市に編入されたことにより消滅。

やの部(4郡)

郡名 読み方 所属
令制国名
発足年月日 消滅年月日 所属町村数  備考
合計
夜須郡 やす 筑前 1896年
(明治29年)
2月26日
下座・上座両郡と統合して発足した朝倉郡に移行したことにより消滅。
消滅年月日は「全国市町村名変遷総覧」による。
山門郡 やまと 筑後 2007年
(平成19年)
1月29日
所属自治体だった瀬高・山川両町が三池郡高田町と統合して発足したみやま市に移行したことにより消滅。
山本郡 やまもと 筑後 1896年
(明治29年)
2月26日
御井・御原両郡と統合して発足した三井郡に移行したことにより消滅
消滅年月日は「全国市町村名変遷総覧」による。。
八女郡 やめ 1896年
(明治29年)
2月26日
(現存) 1 0 1 発足年月日は「全国市町村名変遷総覧」による。

郡の内訳

状況 郡数 備考
現存 11
消滅 28 理由は次の通りである。
・郡の統合…20郡
・市町村合併に伴う所属自治体消滅…7郡
・市町村合併を伴わない市制施行に伴う所属自治体消滅…1郡
合計 39

令制国別所属郡一覧表

※下表に掲載している郡は市制町村制施行当時のものであり、その後発足した郡については掲載していない。

令制国名 読み方 所属郡名 備考
筑後 ちくご 生葉郡・上妻郡・下妻郡・竹野郡・御井郡・三池郡・三潴郡・御原郡・山門郡・山本郡(10郡)
筑前 ちくぜん 怡土郡・遠賀郡・糟屋郡・嘉麻郡・鞍手郡・下座郡・早良郡・志摩郡・上座郡・那珂郡・穂波郡・御笠郡・
席田郡・宗像郡・夜須郡(15郡)
豊前 ぶぜん 企救郡・上毛郡・田川郡・築城郡・仲津郡・京都郡(6郡) 区域は現在は福岡県と大分県に分かれている。

郡数の変遷と郡の異動

年月日 郡数 異動内容 備考
1889年(明治22年)4月1日 31 福岡県で市制町村制が施行される。
1896年(明治29年)2月26日 19 朝倉・糸島・浮羽・嘉穂・筑紫・築上・三井・八女各郡が発足する。 異動発生年月日は「全国市町村名変遷総覧」による。
朝倉郡は下座・上座・夜須各郡が統合して発足。
糸島郡は怡土・志摩両郡が統合して発足。
浮羽郡は生葉郡(星野村を除く)と竹野郡が統合して発足。
嘉穂郡は嘉麻・穂波両郡が統合して発足。
筑紫郡は那珂・御笠・席田各郡が統合して発足。
築上郡は上毛・築城両郡が統合して発足。
三井郡は御井・御原・山本各郡が統合して発足。
京都郡は仲津・京都両郡が統合して再発足。
八女郡は上妻・下妻両郡の全域と生葉郡の一部区域(星野村)が統合して発足。
京都郡が再発足する。
生葉・怡土・嘉麻・下座・上毛・上妻・志摩・下妻・上座・竹野・築城・那珂・仲津・穂波・御井・御笠・御原・席田・夜須・山本各郡が消滅する。
1948年(昭和23年)9月10日 18 企救郡が消滅する。 所属自治体だった東谷村が小倉市に編入されたことによる。
1975年(昭和50年)3月1日 17 早良郡が消滅する。 所属自治体だった早良町が福岡市に編入されたことによる。
2005年(平成17年)3月20日 16 浮羽郡が消滅する。 所属自治体だった浮羽・吉井両町が統合して発足したうきは市に移行したことによる。
2005年(平成17年)3月28日 15 宗像郡が消滅する。 所属自治体だった大島村が宗像市に編入されたことによる。
2007年(平成19年)1月29日 13 三池・山門両郡が消滅する。 三池郡の消滅は所属自治体だった高田町が山門郡瀬高・山川両町と統合して発足したみやま市に移行したことによる。
山門郡の消滅は所属自治体だった瀬高・山川両町が三池郡高田町と統合して発足したみやま市に移行したことによる。
2010年(平成22年)1月1日 12 糸島郡が消滅する。 所属自治体だった志摩・二丈両町が前原市と統合して発足した糸島市に移行したことによる。
2018年(平成30年)10月1日 11 筑紫郡が消滅する。 所属自治体だった那珂川町が市制施行して那珂川市に移行したことによる。