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ニュースダイアリー・2021年(令和3年)4月分

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4月1日(木曜日)…7件

分野 関係
都道府県名
出来事 概要
道路 北海道 道道603号浦臼停車場線の管理者が北海道から樺戸郡浦臼町に変更される。 JR札沼線(注1)浦臼駅(樺戸郡浦臼町ウラウスナイ。1934〜2020)の(東口)駅前広場と国道275号線を結んでいる道道603号浦臼停車場線(おおよその経路はこちら)の管理者が2021年(令和3年)3月19日北海道告示第10,466号に基づき本日北海道から樺戸郡浦臼町に変更された。
道道603号浦臼停車場線の管理者が北海道から樺戸郡浦臼町に変更された理由ははっきりしないが、道道603号浦臼停車場線は札沼線北海道医療大学〜新十津川間の鉄道事業廃止(2020年〔令和2年〕5月7日
(注2))に伴う浦臼駅の営業終了により存在意義が消滅しており(注3)、そのことが背景にある可能性が高い。
なお、北海道において政令指定都市移行以外の理由で道道路線の管理者が北海道から通過自治体に変更されたのは2014年(平成26年)4月1日に虻田郡喜茂別町に移管された道道696号喜茂別停車場線以来となる
(注4)
(出典)
・2021年(令和3年)3月19日北海道告示第10,466号(告示した日から起算して14日間しか公開しないためリンクは貼っていない)
ラジオ 埼玉県 深谷コミュニティFMが開局する。 深谷(ふかや)市を中心とした地域を放送区域としているコミュニティ放送局・深谷コミュニティFM(愛称:FMふっかちゃん。深谷市深谷町。周波数:88.5MHz)が本日開局した。
(出典)
ラジオ 滋賀県
京都府
大阪府
兵庫県
奈良県
和歌山県
毎日放送のラジオ部門が分離してMBSラジオが発足する。 (出典)
ラジオ 滋賀県
京都府
(出典)
ラジオ 兵庫県 (出典)
ラジオ 広島県 三原市がFMみはらの受信障害対策中継局を新設する。 三原市は三原市を中心とした地域を放送区域としているコミュニティ放送局・FMみはら(愛称:FOR LIFE RADIO。三原市宮沖五丁目)の受信障害対策中継局を市内7箇所に設置し、本日運用を開始した。
三原市が市内に設置したFMみはらの受信障害対策中継局は次の通りである(周波数はいずれも87.4MHz。また中継局名は場所を分かりやすくするために便宜上私が付けたものである)。
・木原西中継局(三原市木原三丁目)
・木原東中継局(三原市木原六丁目)
・鷺浦東中継局(三原市鷺浦町向田野浦)
・能地北中継局(三原市幸崎町能地)
・能地中央中継局(三原市幸崎能地四丁目)
・能地西中継局(三原市幸崎能地六丁目)
・能地東中継局(三原市幸崎能地一丁目)
中国地方における受信障害対策中継局の設置はこれが初めてとなる。
(出典)
総務省中国総合通信局の報道資料
ラジオ 大分県 さいき市民放送が佐伯市内に中継局を新設する。 佐伯(さいき)市を中心とした地域を放送区域としているコミュニティ放送局・
(出典)

(注釈コーナー)

注1:札沼線という路線名称は札幌市と雨竜郡沼田町を結ぶ目的で企図されたことに由来する。しかし、北海道医療大学〜石狩沼田間が廃止され、札幌市と雨竜郡沼田町を結ぶという役割がなくなった現在は学園都市線という愛称が多く用いられるようになっている(愛称の由来は現存区間、すなわち桑園〔そうえん〕〜北海道医療大学間の沿線に大学が多数設置されていることによる)。
※札沼線新十津川〜石狩沼田間は1972年(昭和47年)6月19日に廃止されている。1968年(昭和43年)に日本国有鉄道(東京都千代田区丸の内一丁目。1949〜1987)が打ち出した鉄道路線整理政策(いわゆる赤字83線)で廃止に追い込まれたのだが、要因を挙げると次の通りになる。
・沿線の過疎化が進展していること。
・沿線に人口集積地(言い換えれば市制施行できるほどの人口を有するところ)があまりがないこと。
・並行して通る国道路線の整備が進展していること。
・並行して通るJR函館本線の改良が推進されていること。
・線路規格が低いために札幌市〜雨竜郡沼田町間の最短経路(札幌〜石狩沼田間で見た場合札沼線経由は113.0km、函館本線経由は121.0kmとなり、札沼線経由のほうが8km短くなる)ではあっても最速経路にはなり得ていないこと。
なお、札沼線が全線開通したのは1935年(昭和10年)10月3日のこと(石狩当別〜浦臼間の開業による)であるが、第二次世界大戦中に不要不急路線と見なされ、営業を止められた区間が存在した(最終的には全体の4分の3以上に当たる石狩当別〜石狩沼田間の営業が止められた)。全線の営業が再開されるまでには何と13年もかかっているのだが、そのことからも札沼線は日本国有鉄道から有用な路線と見なされていなかったかがうかがえる。

注2:札沼線北海道医療大学〜新十津川間の鉄道事業廃止は2020年(令和2年)5月7日であるが、新型コロナウィルス感染症の世界的な流行で緊急事態宣言が出されたことから営業列車の運転は2020年(令和2年)4月17日をもって終了となった(2020年〔令和2年〕4月18日〜5月6日の19日間は運休扱い)。記すまでもないが北海道医療大学〜新十津川間にある浦臼駅の営業も2020年(令和2年)4月17日をもって終了となっている。

注3:2021年(令和3年)4月1日時点で北海道には鉄道の駅を起終点とする道道路線が284路線(内訳は主要地方道8路線/一般道道276路線)存在するのだが、1960年代以降多くの鉄道路線や駅が廃止されたことにより存在意義が消滅した道道路線が多数残されている。恐らく通過自治体の財政事情が厳しいなどの理由から存在意義が消滅してからかなりの時間が経過しても道道として存続させているものと思われる。

注4:2014年(平成26年)3月26日北海道告示第10,265-12号に基づく。なお、道道696号喜茂別停車場線も道道603号浦臼停車場線と同じく起点にあった鉄道の駅の営業終了により存在意義が消滅した道道路線になっている。
※道道696号喜茂別停車場線の起点にあったのは国鉄胆振(いぶり)線喜茂別駅(虻田郡喜茂別町喜茂別。1944〜1986)。国鉄胆振線の廃止により1986年(昭和61年)11月1日に営業を終了している。