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ニュースダイアリー・2024年(令和6年)5月分

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5月26日(日曜日)…1件

分野 関係
都道府県名
出来事 概要
ラジオ 栃木県
(出典)

5月27日(月曜日)…1件

分野 関係
都道府県名
出来事 概要
ラジオ 山口県 山口放送下関中波中継局が運用を休止する。 山口県を放送区域としている民間中波放送局・山口放送(KRY、周南市徳山)は本日午後0時をもって下関中波中継局(下関市上田中町一丁目。周波数:918kHz)の運用を休止した。
下関中波中継局の運用休止はエフエム放送局に転換するに当たってどのような影響が出るのかなどを調べるエフエム放送局転換実証実験の一環として行われるものであり、山口放送では須佐田万川中波中継局(萩市須佐。周波数:765kHz。今年2月5日運用休止)・萩中波中継局(萩市椿東。周波数:1485kHz。今年2月19日運用休止)・山口中波中継局(山口市黒川。周波数:765kHz。今年3月4日運用休止)・岩国中波中継局(岩国市尾津町一丁目。周波数:918kHz。今年4月29日運用休止)に次いで五番目に運用を休止した中波中継局となった。
山口放送は月曜日午前1時〜午前4時に放送を休止しているため本日午前1時の放送終了をもって下関中波中継局の運用を休止したほうが良いように思うのだがそのようにしなかったのは下関中波中継局の受信対象範囲が広大であることや下関中波中継局の受信対象人口が多いこと、もし放送終了をもって運用を休止すると下関中波中継局が使用していた周波数で何も受信できなくなったこと
(注2701)に対する苦情が多数山口放送に寄せられる恐れがあること、なるべくなら多くの方々が聴いている時間帯で運用を休止したほうが山口放送のラジオ放送で使用する電波を中波からエフエムに切り替えていくという姿勢を広く知らせることができると判断したこと(注2702)、今年2月以降何度も放送開始告知・放送終了告知を変えざるを得ない状況になっているため放送終了告知を変えて下関中波中継局の運用休止を伝えることはしたくなかったことなどが考えられる。
下関中波中継局の運用休止により今後下関市及びその周辺地域では92.3MHz(宇部・下関両エフエム中継局)か86.4MHz(豊浦・豊田・美祢各エフエム中継局)で山口放送の番組を楽しむことになることになるのだが、どれだけ90.1MHz以上の周波数が受信できるラジオ受信機が普及しているのか
(注2703)、どれだけの下関市民が山口放送を聴き、そして今後も聴き続けるのか(注2704)気になるところである。
下関中波中継局の運用休止により山口放送の運用中の中波中継局は本局(周南市大津島。周波数:765kHz)だけとなったが本局も本日から出力を段階的に下げ、今年7月29日をもって運用を休止することになっている。全ての中波中継局の運用を休止するという大胆な策をとった山口放送のエフエム放送局転換実証実験は大詰めを迎えたと言っても間違いではないわけであるが果たしてどのようになるのであろうか。周辺環境の整備はまだまだといったところである
(注2705)が山口放送、そしてエフエム放送局への転換を目指している多くの民間中波放送局(注2706)の今後に注目したいところである。
(出典)
総務省公式サイト内の中波中継局運用休止にかかる特例措置について触れたページ
山口放送公式サイト
そのことに触れたX(旧:Twitter)の投稿

5月30日(木曜日)…1件

分野 関係
都道府県名
出来事 概要
道路 広島県 県道23号庄原・東城線の終点が変更される。 庄原市庄原地区南部と庄原市東城地区を結んでいる県道23号庄原・東城線(注3001)の終点が2024年(令和6年)5月30日広島県告示第572号により庄原市東城町東城/東城交差点から庄原市東城町川西/新丁東交差点(信号機・交差点名標なし)に変更された。
県道23号庄原・東城線の終点が変更された理由は国道314号線川西バイパス(注3002)の一部区間(庄原市東城町川西/新丁東交差点〔信号機・交差点名標なし〕庄原市東城町川西/東城まちなか駐車場前交差点〔信号機・交差点名標なし〕間)の開通(2022年〔令和4年〕12月6日)に伴うものである。2023年(令和5年)11月2日広島県告示第1,225号で国道314号線の川西バイパスへの一本化が、2023年(令和5年)11月2日広島県告示第1,226号で県道238号東城停車場線の路線延伸(終点が庄原市東城町川東/東城郵便局前交差点から庄原市東城町川西/川西交差点に変更)がそれぞれ実施されたのだが庄原市東城町東城/東城交差点で国道314号線と接続していた県道23号庄原・東城線についてはなぜかその時は区域変更告示はなされず、県道23号庄原・東城線は終点の庄原市東城町東城/東城交差点で久松・城山線などの庄原市道としか接続しないようになっていた。再編対象区間のうちの単独部分、すなわち庄原市東城町川西/新丁バス停前交差点(信号機・交差点名標なし)庄原市東城町東城/東城交差点(ちなみにこの区間は古い町並みが残っているところでもある)について庄原市への移管手続きが遅れたことが考えられるのだが現時点で庄原市議会で最近市道路線認定議案が出されたかどうかが確認できていないため詳細は不明である。
今回の県道23号庄原・東城線の終点変更(路線短縮)をもって国道314号線川西バイパスの一部区間開通に伴う路線再編は一旦終結することになった。国道314号線川西バイパスの庄原市東城町川西/新丁東交差点(信号機・交差点名標なし)以南の部分が開通すればまた何らかの動きが起きるものと思われるが現在のところ国道314号線川西バイパスの庄原市東城町川西/新丁東交差点(信号機・交差点名標なし)以南の部分の建設は用地買収が難航しているのか広島県の財政事情が厳しく、交通量が少ないところは後回しにしているのかは分からないのだが進んでおらず、当面は庄原市東城地区中心部の道路網に異動が起きることはないのではないかと思われる

(出典)
2023年(令和6年)5月30日広島県告示第572号(PDF文書)

(注釈コーナー)

注2701:山口放送岩国・下関両中波中継局が使用していた周波数、すなわち918kHzを使用している中波放送局は他に山形放送(YBC、山形市旅篭町二丁目)がある。山形放送は6箇所ある中波中継局の周波数を918kHzに統一しているのだが本局(山形市沼木)の出力が5kWと低いことや本社・演奏所・本局とも山形盆地の中にあることなどを考えれば山口県で山形放送が受信できるかどうかは分からない。

注2702:放送終了をもって中波中継局の運用休止や運用終了を行ったところはいくつもあるのだが山口放送以外にラジオ放送で使用する電波を中波からエフエムに切り替えていくという姿勢を示したところはない

注2703:実は下関市中心部でも90.0MHz以下の周波数しか受信できないラジオ受信機でも山口放送の番組を楽しむことは可能である。昨年10月14日に下関市に行った時自分の車の車載ラジオ受信機で豊浦・豊田・美祢各エフエム中継局の周波数である86.4MHzで下関市中心部でも山口放送の番組を楽しめることを確認している。

注2704:下関市は関門海峡を隔てて九州地方初の政令指定都市・北九州市と向かい合っている。また、北九州市が属する福岡県は記すまでもなく下関市が属する山口県より人口がはるかに多いし福岡県の県庁所在地である福岡市は五大都市(札幌・東京・名古屋・大阪・福岡)・七大都市(札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・広島・福岡)の一つに数えられている。それ故に下関市民は福岡県を放送区域とする放送局の番組をよく視聴し、反対に山口県を放送区域とする放送局の番組はあまり視聴しないという傾向があると言われている。
しかし、私の友人で「下関市立大学学園祭情報局〜中国地方最古参の市立四年制大学の学園祭のきのう・きょう・あす〜」というサイトを運営している中島孝祐さんは次に挙げる事実(他にもあるようなのだが25〜35年ほど前の話であり、中島さんの記憶があやふやだと判断したものは挙げなかったことをこの場でお断りしておく)から下関市民は山口県を放送区域とする放送局の番組もきちんと視聴しているのではないかと話している。
・下関市立大学(下関市大学町二丁目)の学園祭の宣伝を深夜帯に山口放送テレビで流していた。
・下関市立大学の学園祭の宣伝を行う目的でテレビ山口(TYS、山口市大内千坊六丁目)で土曜日の夕方に放送されていた自社制作の公開生放送番組に観覧に行った(但しその番組が公開生放送を行っていたところはテレビ山口の本社ではなかった)。
・大学時代の同級の女性(彼女は下関市立大学・大学祭実行委員会事務局で活動していた)がエフエム山口(FMY、山口市緑町)で5分程度のインタビュー番組を持っていた。
・テレビ新広島(TSS、広島市南区出汐二丁目)が制作し、テレビ新広島・テレビ山口・山陰中央テレビジョン放送(TSK、松江市向島町)・岡山放送(OHK、岡山市北区下石井二丁目)で放送されていた番組に大学時代の二級下の後輩の女性(彼女は下関市立大学・大学祭実行委員会事務局で活動していた)が出演していた(中島さんによると彼女の声が流れた場面もあったという)。
もし下関市民が山口県を放送区域とする放送局の番組をあまり視聴しないというのであれば今挙げたことのいくつかはなかった可能性があるということになる。
一方、下関市では1998年(平成10年)にコミュニティエフエム下関(愛称:COME ON! FM。下関市上田中町二丁目)というコミュニティ放送局が開局したのだが、昨夏開局25周年を迎えた上に自社制作番組の一つである「アニメ関門文化学園」(金曜日午後9時〜午後10時)は尾道エフエム放送(愛称:エフエムおのみちまたはエフエムおのみち79.4)やFMみはら(愛称:FOR LIFE RADIO。三原市宮沖五丁目)など各地のコミュニティ放送局で放送されており(尾道エフエム放送・FMみはらなど各地のコミュニティ放送局での放送時間は火曜日午前1時〜午前2時。また、コミュニティエフエム下関でもその時間帯に放送されており、結果コミュニティエフエム下関では週に二度「アニメ関門文化学園」が流れることになる)、広く下関市民に定着した存在になっていることがうかがえる。もし地元意識が低かったらこういう結果はあり得たのだろうか。

注2705:主なものとしてはエフエム補完放送が受信できない幹線道路のトンネルが多数あることが挙げられる。

注2706:民間中波放送局の大半は2028年(令和10年)秋をメドにエフエム放送局に転換することにしているが、その2028年(令和10年)秋以降も中波中継局を残すところもいくつかある。STVラジオ(STV、札幌市中央区北一条西八丁目)・北海道放送(HBC、札幌市中央区北一条西五丁目)・秋田放送(ABS、秋田市中通七丁目)・東海ラジオ放送(SF、名古屋市東区東桜一丁目)が既に2028年(令和10年)秋以降も中波中継局を残すことを表明しているが民間中波放送局の中にはエフエム補完中継局の整備が進んでいないところが多数あることから2028年(令和10年)秋以降も中波中継局を残すところは更に出ることも予想されるところである。

注3001:広島県道23号庄原・東城線は実は庄原市中心部と庄原市東城地区中心部を最短経路で結んでいる路線ではない。そもそも広島県道23号庄原・東城線は庄原市中心部の南南東約5kmのところにある庄原市春田町/峰田小学校前交差点(交差点名標なし)を起点としており、もし広島県道23号庄原・東城線を通って庄原市中心部と庄原市東城地区を往来しようとすると南に大きく迂回する格好になるからである。ちなみに一般道路における最短経路は広島県道422号中領家・庄原線を通って庄原市本村町の本小学校入口交差点があったところ(信号機運用は2010年代半ばに廃止。なお、交差点名称になっている本小学校、すなわち庄原市立本小学校〔庄原市本村町。1875〜2008〕は2008年〔平成20年〕に廃校になっている)で広島県道23号庄原・東城線に出るというものである。

注3002:庄原市東城地区西部の山裾で建設が進められ、大部分が開通している国道314号線のバイパスについては東城バイパスと呼称する場合があるのだが、それでは庄原市東城地区東部に建設された国道182号線東城バイパスと混同する恐れがあることから本サイトでは主たる通過地の地名を採って国道182号線の東城バイパスは川東バイパス、国道314号線の東城バイパスは川西バイパスとそれぞれ呼称することにしている。