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ニュースダイアリー・2024年(令和6年)4月分

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4月1日(月曜日)… 件

分野 関係
都道府県名
出来事 概要
ラジオ 茨城県
栃木県
群馬県
埼玉県
千葉県
東京都
神奈川県
ニッポン放送が中波ステレオ放送を終了させる。 関東地方、すなわち茨城県・栃木県・群馬県・埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県を放送区域としている民間中波放送局・ニッポン放送(LF、東京都千代田区有楽町一丁目)は本日午前1時の放送終了をもって1992年(平成4年)3月15日から実施していた中波ステレオ放送を終了させた。
ニッポン放送は中波ステレオ放送を終了させる理由を中波ステレオ放送を実施するために必要な機器の生産が既に終了しており、保守・維持が困難になったことであると公式サイトで明かしている。ニッポン放送は中波ステレオ放送を初めて実施した民間中波放送局の一つであり、同時に開始した他の民間中波放送局、すなわちTBSラジオ(TBS、東京都港区赤坂五丁目)・文化放送(QR、東京都港区浜松町一丁目)・
朝日放送ラジオ(ABC、大阪市福島区福島一丁目)・MBSラジオ(MBS、大阪市北区茶屋町)が既に中波ステレオ放送を取りやめていること
(注1)から最も長く中波ステレオ放送を実施している民間中波放送局となっていたのだが、ニッポン放送の中波ステレオ放送取りやめにより中波ステレオ放送を初めて実施した民間中波放送局5社は全て中波ステレオ放送を終了することになった。
ニッポン放送が中波ステレオ放送を取りやめたことにより中波ステレオ放送を実施しているところは大阪放送(OBC、大阪市港区弁天一丁目)と和歌山放送(WBS、和歌山市湊本町三丁目)のそれぞれの本局だけとなった
(注2)。前に記したように中波ステレオ放送を実施するために必要な機器の生産は既に終わっていることや民間中波放送局の総本山(JRN系列…TBSラジオ/NRN系列…ニッポン放送・文化放送)が全て中波ステレオ放送を取りやめたこと、そして大阪放送・和歌山放送は2028年(令和10年)秋をメドにエフエム放送局に転換することにしている民間中波放送局に名を連ねていること(注3)から今後数年のうちに大阪放送・和歌山放送の中波ステレオ放送取りやめは行われる可能性が高いのだが、いつまで継続するのか注目されるところである。
(出典)
ニッポン放送公式サイト
ラジオ 愛媛県 南海放送宇和島・新居浜・八幡浜各中波中継局が運用を休止する。 愛媛県を放送区域としている民間中波放送局・南海放送(RNB、松山市本町一丁目)は本日午前0時30分の放送終了をもって宇和島・新居浜・八幡浜各中波中継局の運用を休止した。
宇和島・新居浜・八幡浜各中波中継局の運用休止はエフエム放送局に転換するに当たってどのような影響が出るのかなどを調べるエフエム放送局転換実証実験の一環として行われるものである。宇和島・新居浜・八幡浜各中波中継局におけるエフエム放送局転換実証実験は今年2月1日から出力を段階的に下げることで始まっており
(注4)、運用休止で新たな段階に入ったことになる。
宇和島・新居浜・八幡浜各中波中継局の運用休止は今年9月30日までとしており、該当する中波中継局で南海放送を聴いていた方はその間残った中波中継局(本局〔松山市井門町〕及び大洲・御荘両中波中継局。周波数はいずれも1116kHz)かエフエム補完放送(周波数は91.2MHzか91.7MHz
(注5))で南海放送の番組を楽しむことになるのだが、どのような結果になるか注目されるところである。
(出典)
南海放送公式サイト
ラジオ 宮崎県 エフエム宮崎が本社・演奏所を移転する。 宮崎県を放送区域としている都道府県域民間エフエム放送局・エフエム宮崎(愛称:JOY FM。宮崎市高千穂通一丁目)は本日、本社・演奏所を宮崎市祇園二丁目78番地のUMKスポーツスタジオ1階(場所はこちら)から宮崎市高千穂通一丁目1番33号の宮崎日日新聞本社ビル(宮日会館)の10階(場所はこちら)に移転した。
エフエム宮崎は1984年(昭和59年)12月1日に開局した時から宮崎市祇園二丁目78番地のUMKスポーツスタジオ1階に本社・演奏所を置いていたが、施設が老朽化したこと
(注6)から本社・演奏所を移転することにしたものである。
本社・演奏所移転に当たってエフエム宮崎は通常は月曜日午前2時としている放送終了時間を月曜日午前0時に繰り上げて移転作業に充てている
(注7)
エフエム宮崎は今年12月1日に開局40周年の節目を迎えることになっているが九州地方にある都道府県域民間エフエム放送局としてはエフエム福岡(福岡市中央区清川一丁目)・エフエム長崎(長崎市栄町)に次ぐ歴史を有する
(注8)エフエム宮崎が新たな本社で今後どのような展開を見せるのか注目されるところである。
(出典)
エフエム宮崎公式サイト

4月2日(火曜日)… 件

分野 関係
都道府県名
出来事 概要
道路 福島県 県道396号神俣停車場・小野線が認定される。 JR磐越東線神俣駅(田村市滝根町神俣)と田村郡小野町を結ぶ県道396号神俣停車場・小野線が2024年(令和6年)4月2日福島県告示第257号により認定された。
区域決定に至っていないことや路線認定議案が提出された福島県議会の2024年(令和6年)2月定例会(今年2月14日〜3月19日開催)の議事録が福島県議会公式サイトで公開されていないことから詳細は分かっていないのだが、2024年(令和6年)4月2日福島県告示第257号から神俣駅の西口駅前広場
(注0201)を起点とし、田村郡小野町のどこかで国道349号線に合流することが公になっている。神俣駅の西口駅前広場(注0201)は田村郡小野町と双葉郡富岡町を結んでいる県道36号小野・富岡線(富岡方面については県道359号神俣停車場・川前線と重用)と接しており、県道36号小野・富岡線との重用関係が生じる可能性もあるのだが、どのような路線になるのか今後の動向が注目されるところである。
なお、今回の県道396号神俣停車場・小野線の認定により福島県の県道路線の数は372路線(内訳は主要地方道76路線/一般県道296路線)となり、岡山県が認定している県道路線
(注0202)の数(主要地方道68路線/一般県道304路線の合計372路線)と並ぶことになった。
(出典)
2024年(令和6年)4月2日付「福島県報」定例第469号(PDF文書。4〜5ページに当該告示が掲載されている)

4月19日(金曜日)… 件

分野 関係
都道府県名
出来事 概要
道路 福島県 県道288号成田・鏡田線が県道288号玉川・鏡石線に改称される。
(出典)
2024年(令和6年)4月19日付「福島県報」定例第474号(PDF文書。2ページに当該告示が掲載されている)

4月29日(月曜日)… 件

分野 関係
都道府県名
出来事 概要
ラジオ 山口県
(出典)

(注釈コーナー)

注1:民間中波放送局の中波ステレオ放送の実施状況は下表の通りである(社名・略称・本社所在地は現在のものを記している)。

放送局名 実施
中継局名
開始年月日 終了年月日 備考
STVラジオ
(STV、札幌市中央区北一条西八丁目)
本局 1992年
(平成4年)
8月1日
2010年
(平成22年)
3月1日
北海道放送
(HBC、札幌市中央区北一条西五丁目)
本局 1996年
(平成8年)
10月7日
2010年
(平成22年)
3月29日
TBSラジオ
(TBS、東京都港区赤坂五丁目)
本局 1992年
(平成4年)
3月15日
2011年
(平成23年)
1月31日
中継局は本局以外存在しない。
ニッポン放送
(LF、東京都千代田区有楽町一丁目)
本局 1992年
(平成4年)
3月15日
2024年
(令和6年)
4月1日
中継局は本局以外存在しない。
文化放送
(QR、東京都港区浜松町一丁目)
本局 1992年
(平成4年)
3月15日
2012年
(平成24年)
2月6日
中継局は本局以外存在しない。
CBCラジオ
(CBC、名古屋市中区新栄一丁目)
本局 1992年
(平成4年)
4月4日
2021年
(令和3年)
1月11日
東海ラジオ放送
(SF、名古屋市東区東桜一丁目)
本局 1992年
(平成4年)
4月4日
2012年
(平成24年)
5月14日
朝日放送ラジオ
(ABC、大阪市福島区福島一丁目)
本局
1992年
(平成4年)
3月15日
2010年
(平成22年)
3月15日
全中継局で実施。
京都 1997年
(平成9年)
4月1日
2010年
(平成22年)
3月15日
MBSラジオ
(MBS、大阪市北区茶屋町)
本局 1992年
(平成4年)
3月15日
2010年
(平成22年)
3月1日
全中継局で実施。
京都 1997年
(平成9年)
4月1日
2010年
(平成22年)
3月1日
大阪放送
(OBC、大阪市港区弁天一丁目)
本局 1993年
(平成5年)
3月29日
(実施中) 愛称:ラジオ大阪(大阪放送と呼称することはあまりない)。
全中継局で実施。
京都中波中継局(京都市東山区今熊野総山町。周波数:1314kHz)における中波ステレオ放送の終了は京都中波中継局の廃止に伴うものである。
京都 1997年
(平成9年)
4月1日
2023年
(令和5年)
10月30日
和歌山放送
(WBS、和歌山市湊本町三丁目)
本局 1996年
(平成8年)
7月14日
(実施中)
RSK山陽放送
(RSK、岡山市北区天神町)
本局 1992年
(平成4年)
10月5日
2011年
(平成23年)
3月28日
高梁 1992年
(平成4年)
10月5日
2011年
(平成23年)
3月21日
中国放送
(RCC、広島市中区基町)
本局 1992年
(平成4年)
10月1日
2011年
(平成23年)
3月14日
福山・府中・三原各中継局の開始時期は推定(便宜上福山・三原両中継局の周波数が変更された日を開始年月日としている)。
福山
府中
1994年
(平成6年)
11月14日
2001年
(平成13年)
10月15日
三原 1995年
(平成7年)
2月13日
2001年
(平成13年)
10月15日
RKB毎日放送
(RKB、福岡市早良区百道浜二丁目)
本局 1992年
(平成4年)
4月1日
2010年
(平成22年)
5月31日
九州朝日放送
(KBC、福岡市中央区長浜一丁目)
本局 1992年
(平成4年)
4月1日
2007年
(平成19年)
4月2日
熊本放送
(RKK、熊本市中央区山崎町)
本局 1993年
(平成5年)
10月1日
2008年
(平成20年)
9月29日

注2:大阪放送については本局以外中波中継局は現在所有していない。

注3:2028年(令和10年)秋以降も中波放送を維持することを表明しているのはSTVラジオ(STV、札幌市中央区北一条西八丁目)・北海道放送(HBC、札幌市中央区北一条西五丁目)・秋田放送(ABS、秋田市中通七丁目)の3社である(STVラジオ・北海道放送・秋田放送はいずれもエフエム補完中継局を一つ所有しているがその処遇は未定)。また、東海ラジオ放送(SF、名古屋市東区東桜一丁目)は本局(あま市七宝町下田。周波数:1332kHz)を中波補完中継局として存続させることを表明しており、完全にエフエム放送局に移行しないことが確定している。

注4:出力を段階的に下げた上で運用を休止する方式でエフエム放送局転換実証実験を行うことにしているところは他に山口放送(KRY、周南市徳山)の本局(周南市大津島。周波数:765kHz)と岩国・下関両中波中継局がある。本局は今年5月27日〜7月29日に、岩国中波中継局(岩国市尾津町一丁目。周波数:918kHz)は今年4月1日〜4月29日に、下関中波中継局(下関市上田中町一丁目。周波数:918kHz)は今年4月29日〜5月27日にそれぞれ出力を段階的に下げる実験を行い、それが終わった時をもって運用を休止することにしている。
なお、私は自宅のベランダで南海放送の中波放送が受信できるかどうか今年2月1日以降何度か確認したのだが、きちんと受信できている。もっとも、南海放送の中波中継局は周波数を1116kHzに統一しているのでどの中継局の電波(私の住んでいる福山市の地理的条件から考えて本局か新居浜中波中継局〔新居浜市八幡二丁目〕のどちらかとなる)が受信できたのかは分からないのだが…。

注5:南海放送のエフエム補完中継局が使用している周波数は下表の通りである。

周波数 使用中継局名 備考
91.2MHz 内子・大三島・川之江・久万・八幡浜 大三島・川之江・久万は旧自治体名(現在大三島は今治市に、川之江は四国中央市に、久万は上浮穴郡久万高原町にそれぞれなっている)。
91.7MHz 松山・今治・宇和島・大洲・新居浜・野村・御荘 野村・御荘は旧自治体名(現在野村は西予市に、御荘は南宇和郡愛南町にそれぞれなっている)。

南海放送のエフエム補完中継局の周波数は同じく二つの周波数しか用いていない山口放送(86.4MHz〔主に日本海・響灘沿岸地域〕か92.3MHz〔主に瀬戸内海・周防灘沿岸地域〕)のように地域ごとに統一する方式をとっていない。だから移動の際に周波数を変えずに済むのは松山市〜今治市間や松山市〜新居浜市間、今治市〜新居浜市間、大洲市〜西予市〜宇和島市〜南宇和郡愛南町間、喜多郡内子町〜上浮穴郡久万高原町間ぐらいとなる。

注6:UMKスポーツスタジオは1980年(昭和55年)にテレビ宮崎(UMK、宮崎市祇園二丁目)が開局10周年を記念して建てた施設である。エフエム宮崎はその施設を増床する形で初代の本社・演奏所を設置している。

注7:エフエム宮崎の放送終了時間繰り上げは本社・演奏所を移転した4月1日だけでなく3月18日と3月25日にも実施している。そのため3月18日・3月25日・4月1日について下表に掲げる番組がエフエム宮崎では放送されないことになった。

時間 番組名 備考
午前0時〜午前1時 武部聡志のSESSIONS
午前1時〜午前2時 RADIO NME JAPAN
〜NEW MUSICAL EXPRESS JAPAN〜

注8:エフエム福岡は1970年(昭和45年)7月15日に、エフエム長崎は1982年(昭和57年)10月1日にそれぞれ開局している。

注0201:神俣駅は西側にしか出入口や駅前広場がないのだが駅のどちら側に駅舎や駅前広場があるのかを明示する目的であえて西口駅前広場と記している。

注0202:「岡山県が認定している県道路線」と書いたのは鳥取県と岡山県に跨る県道路線で岡山県が未だに認定しないでいるものがあるからである。鳥取県が1976年(昭和51年)12月28日鳥取県告示第1,043号で認定した県道303号大高下・口波多線がそれで、名称上は岡山県津山市阿波字大高下と鳥取県八頭郡智頭町口波多を結ぶ路線となるのだが、鳥取県側の路線認定から半世紀近くが経過した現在になっても岡山県は路線認定を見送り続けている。岡山県津山市阿波は鳥取県と境を接していながら鳥取県に通じる道路は全く整備されておらず、なおかつ整備のメドが全く立っていないことが背景にあるものと思われるが、本サイトとしては状況が整えば岡山県側が路線認定を行う可能性があると考えて県道303号大高下・口波多線は岡山県を通る路線であると見なして路線数に計上している(その場合の岡山県の県道路線の数は373路線〔内訳は主要地方道68路線/一般県道305路線〕となる)。