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ニュースダイアリー・2024年(令和6年)10月分

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10月30日(水曜日)…1件

分野 関係
都道府県名
記事 備考
ラジオ 新潟県 エフエムとおかまち浦田・白羽毛・仙田・松里各中継局が運用を終了する。 十日町市を中心とした地域を放送区域としているコミュニティ放送局・エフエムとおかまち(愛称:ほっこりラジオ。十日町市本町六の一丁目)が所有している中継局のうち浦田・白羽毛・仙田・松里各中継局(周波数はいずれも78.3MHz)の運用が本日(時間非公表)をもって終了した。
エフエムとおかまちは2006年(平成18年)2月4日に開局した後5箇所の中継局を整備し、本局(十日町市本町六の一丁目。周波数:78.3MHz)を含めて6箇所の中継局を有していた。しかし2021年(令和3年)に十日町市がデジタル同報系防災行政無線を本格的に稼働させたことで市内の全世帯に配布していたエフエム告知受信機を用いてのJ-ALERT放送や緊急割り込み放送を取りやめたことや中継局を設置していた学校施設を解体することになったこと
(注1)、施設(注2)が老朽化したことなどから今回の措置となった。
今回運用を終了した中継局は平成の大合併で十日町市と統合した自治体にあったものであること
(注3)や地形的な問題で本局または松代中継局(十日町市松代。周波数:78.3MHz)を受信できない地域が生じることからどうかと思う声も上がる可能性もあるところである。エフエムとおかまち側は中継局を本局と松代中継局の2局体制にしたとしても十日町市の約90%の世帯(注4)では引き続きラジオ受信機による受信が可能であると主張しているし、もしラジオ受信機で受信できないのであれば並行して実施しているインターネットサイマル放送を活用して番組を楽しんで頂きたいと呼びかけているのだが果たしてどのようになるのか気になるところである。
(出典)
エフエムとおかまち公式サイト

(注釈コーナー)

注1:白羽毛・松里両中継局のどちらかだと思われる。「千客万来・でんぱでーたどっと混む!」によると白羽毛中継局(十日町市白羽毛)は中魚沼郡中里村立高道山小学校(十日町市白羽毛。2001年〔平成13年〕廃校)に、松里中継局(十日町市松之山天水越)は十日町市立松里小学校(十日町市松之山天水越。2014年〔平成26年〕廃校)にそれぞれ設置されていた。

注2:エフエムとおかまち公式サイトに掲載されている浦田・白羽毛・仙田・松里各中継局の運用終了告知(それはこちら。PDF文書になっているので注意)には光ケーブルの老朽化と記されているのだがどのように用いているのかが分からなかったのでここでは施設と記している。

注3:十日町市は2005年(平成17年)4月1日に中魚沼郡川西町及び中里村、東頸城郡松代・松之山両町と統合して再発足している。浦田・松里両中継局は東頸城郡松之山町(1958〜2005)だった地域に、白羽毛中継局は中魚沼郡中里村(1955〜2005)だった地域に、仙田中継局は中魚沼郡川西町(1956〜2005)だった地域に、そして存続することになった松代中継局は東頸城郡松代町(1954〜2005)だった地域にそれぞれ設置されている。

注4:2020年(令和2年)10月1日実施の国勢調査によると十日町市の世帯数は1万8,012世帯となっていることからラジオ受信機によるエフエムとおかまちの受信が可能な世帯数は1万6,000世帯程度になるものと思われる。