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ニュースダイアリー・2025年(令和7年)2月分
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2月1日(土曜日)…1件
分野 | 関係 都道府県名 |
記事 | 備考 |
---|---|---|---|
ラジオ | 岩手県 茨城県 新潟県 石川県 福井県 岐阜県 愛知県 三重県 山口県 愛媛県 福岡県 佐賀県 長崎県 熊本県 鹿児島県 |
第一次エフエム放送局転換実証実験が2026年(令和8年)9月30日まで延長される。 | エフエム放送局に転換するに当たってどのような影響が出るのかなどを調べることを目的として2024年(令和6年)2月1日から始まった第一次エフエム放送局転換実証実験は現在アイビーシー岩手放送(IBC、盛岡市志家町)・LuckyFM茨城放送(愛称:LuckyFM(注1)。水戸市千波町)・新潟放送(BSN、新潟市中央区川岸町三丁目)・北陸放送(MRO、金沢市本多町三丁目)・福井放送(FBC、福井市大和田二丁目)・東海ラジオ放送(SF、名古屋市東区東桜一丁目)・山口放送(KRY、周南市徳山)・南海放送(RNB、松山市本町一丁目)・RKB毎日放送(RKB、福岡市早良区百道浜二丁目)・九州朝日放送(KBC、福岡市中央区長浜一丁目)・長崎放送(NBC、長崎市尾上町)・熊本放送(RKK、熊本市中央区山崎町)・南日本放送(MBC、鹿児島市高麗町)の13社34中継局(注2)で実施されているが、実験に参加している中継局の実証実験の終了日は全て今年1月31日になっており、その動向が注目されていた。 結局終了日の翌日となる本日から中波中継局の運用を再開させたところや実験終了をもって中波中継局を正式に廃止したところは全くなく、全ての民間中波放送局の実験に参加している全ての中継局は2026年(令和8年)9月30日まで1年8ヶ月間実験を継続することにした。なぜ2026年(令和8年)9月30日まで実験期間を延長したのかというと今年9月から始まる予定の第二次エフエム放送局転換実証実験の終了期日が2026年(令和8年)9月30日になったこと(注3)や第一次エフエム放送局転換実証実験の開始時期にバラつきがあり(注4)、十分影響を見極めていないところがあることが考えられる。 STVラジオ(STV、札幌市中央区北一条西八丁目)・北海道放送(HBC、札幌市中央区北一条西五丁目)・秋田放送(ABS、秋田市中通七丁目)を除く民間中波放送局44社は2028年(令和10年)秋までに何らかの形(注5)でエフエム放送局に転換することを2021年(令和3年)6月に表明しているが、中にはエフエム放送局に転換する側についておきながら本社・演奏所の近くにエフエム補完中継局を設置したのを最後に何年もエフエム中継局整備を行っていないところもあり、私としては2028年(令和10年)秋までにエフエム放送局に転換するところは半分より少し多い程度になるのではないかと見ているところである(注6)。しかも第一次エフエム放送局転換実証実証実験を始めた2024年(令和6年)2月1日以降開局したか開局に向けて動いているエフエム中継局は数箇所しかなく(注7)、エフエム放送転換に向けて積極的になるどころか冷淡にとらえているところが多いのではないかと考えたくなる。 山口放送が3年半で13箇所もエフエム中継局を整備したこと(注8)を考えれば残りが3年9ヶ月しかないとしてもどうにかなる可能性はあるわけであるが民間中波放送局のエフエム放送局への転換は今後果たしてどのように展開するのであろうか。2年目に入った第一次エフエム放送局転換実証実験と民間中波放送局各社の今後に注目したいところである。 (出典) ・総務省公式サイト内の中波中継局運用休止にかかる特例措置について触れたページ ・アイビーシー岩手放送公式サイト ・LuckyFM茨城放送公式サイト ・新潟放送公式サイト ・北陸放送公式サイト ・福井放送公式サイト ・東海ラジオ放送公式サイト ・山口放送公式サイト ・南海放送公式サイト ・RKB毎日放送公式サイト ・九州朝日放送公式サイト ・長崎放送公式サイト ・熊本放送公式サイト ・南日本放送公式サイト |
2月8日(土曜日)… 件
分野 | 関係 都道府県名 |
記事 | 備考 |
---|---|---|---|
道路 | 県 | 。 | (出典) ・ |
2月15日(土曜日)… 件
分野 | 関係 都道府県名 |
記事 | 備考 |
---|---|---|---|
道路 | 県 | 。 | (出典) ・ |
2月20日(木曜日)… 件
分野 | 関係 都道府県名 |
記事 | 備考 |
---|---|---|---|
道路 | 県 | 。 | (出典) ・ |
2月26日(水曜日)… 件
分野 | 関係 都道府県名 |
記事 | 備考 |
---|---|---|---|
道路 | 県 | 。 | (出典) ・ |
(注釈)
注1:LuckyFM茨城放送にはIBCという略称もあるのだが2021年(令和3年)4月1日以降は公的には用いられなくなっている。
注2:第一次エフエム放送局転換実証実験を実施している中波中継局は次の通りである(中継局名は地名のみ記し、所在地や開始年月日は省略している)。
・アイビーシー岩手放送…田野畑(1箇所)
・LuckyFM茨城放送…関城・土浦(2箇所)
・新潟放送…柏崎・長岡(2箇所)
・北陸放送…七尾・山中・輪島(3箇所)
・福井放送…小浜・敦賀(2箇所)
・東海ラジオ放送…恵那・下呂・新城・豊橋・上野(5箇所)
・山口放送…周南(本局)・山口・岩国・下関・須佐田万川・萩(6箇所)
・南海放送…宇和島・新居浜・八幡浜(3箇所)
・RKB毎日放送…行橋(1箇所)
・九州朝日放送…行橋(1箇所)
・長崎放送…佐賀・有田・伊万里・唐津(4箇所)
・熊本放送…荒尾(1箇所)
・南日本放送…阿久根・大口・川内(3箇所)
このうち山口放送は全ての中波中継局を運用休止の対象としており、民間中波放送局47社では唯一現在中波では放送を流していない(最後まで中波放送を流していた本局〔周南市大津島。周波数:765kHz〕が停波した2024年〔令和6年〕7月29日午後0時をもって休止)。
注3:第二次エフエム放送局転換実証実験に参加する民間中波放送局の中波中継局は今年12月1日以降に運用を休止し、来年9月30日までに実験を終了することが定められている。
注4:それぞれの中波中継局の第一次エフエム放送局転換実証実験開始時期は下表の通りである。
※実証実験開始年は全て2024年(令和6年)なので下表では年を略している。
月日 | 放送局名 | 中継局名 | 状況 | 状況の内訳 (単位:局) |
備考 | |
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運用休止 | 減力運用 | |||||
2月1日 | アイビーシー岩手放送 | 田野畑 | 運用休止 | 6 | 3 | アイビーシー岩手放送・LuckyFM茨城放送・南海放送・南日本放送実証実験開始。 |
LuckyFM茨城放送 | 関城 | 運用休止 | ||||
土浦 | 運用休止 | |||||
南海放送 | 宇和島 | 減力運用開始 | ||||
新居浜 | 減力運用開始 | |||||
八幡浜 | 減力運用開始 | |||||
南日本放送 | 阿久根 | 運用休止 | ||||
大口 | 運用休止 | |||||
川内 | 運用休止 | |||||
2月5日 | 新潟放送 | 柏崎 | 運用休止 | 18 | 3 | 新潟放送・福井放送・山口放送・RKB毎日放送・九州朝日放送・長崎放送・熊本放送実証実験開始。 |
長岡 | 運用休止 | |||||
福井放送 | 小浜 | 運用休止 | ||||
敦賀 | 運用休止 | |||||
山口放送 | 須佐田万川 | 運用休止 | ||||
RKB毎日放送 | 行橋 | 運用休止 | ||||
九州朝日放送 | 行橋 | 運用休止 | ||||
長崎放送 | 佐賀 | 運用休止 | ||||
有田 | 運用休止 | |||||
伊万里 | 運用休止 | |||||
唐津 | 運用休止 | |||||
熊本放送 | 荒尾 | 運用休止 | ||||
2月19日 | 山口放送 | 萩 | 運用休止 | 19 | 3 | |
3月4日 | 山口放送 | 山口 | 運用休止 | 20 | 3 | |
4月1日 | 山口放送 | 岩国 | 減力運用開始 | 23 | 1 | 北陸放送はこの日から実証実験を開始する予定だったが能登半島地震(2024年〔令和6年〕1月1日)などの影響により開始期日を8月1日に延期した。 |
南海放送 | 宇和島 | 運用休止 | ||||
新居浜 | 運用休止 | |||||
八幡浜 | 運用休止 | |||||
4月29日 | 山口放送 | 岩国 | 運用休止 | 24 | 1 | |
下関 | 減力運用開始 | |||||
5月27日 | 山口放送 | 下関 | 運用休止 | 25 | 1 | |
周南 (本局) |
減力運用開始 | |||||
7月1日 | 東海ラジオ放送 | 恵那 | 運用休止 | 28 | 1 | 東海ラジオ放送実証実験開始。 |
下呂 | 運用休止 | |||||
上野 | 運用休止 | |||||
7月29日 | 山口放送 | 周南 (本局) |
運用休止 | 29 | 0 | 山口放送は全ての中波中継局の運用を休止。1956年(昭和31年)4月1日に開局してから約68年4ヶ月(日数に換算すれば24,957日)続いてきた中波放送の歴史に一旦終止符を打つ。 |
8月1日 | 北陸放送 | 七尾 | 運用休止 | 34 | 0 | 北陸放送実証実験開始。 この日をもって第一次エフエム放送局転換実証実験参加を決めた全ての民間中波放送局(13社)が実証実験に入った。 また、第一次エフエム放送局転換実証実験に参加した13社の実験対象中継局34箇所全てが運用休止に入った。 |
山中 | 運用休止 | |||||
輪島 | 運用休止 | |||||
東海ラジオ放送 | 新城 | 運用休止 | ||||
豊橋 | 運用休止 |
注5:今後の民間中波放送局の考えられる形は次の通りである。
・エフエム補完放送は行うがエフエム放送局に転換しないし中波放送も廃止しない(STVラジオ・北海道放送・秋田放送が該当する)。
・エフエム補完放送は行うが本局で使用する電波は中波のままとする。
・本局で使用する電波をエフエムに変更するが一部の中波中継局(本局を含む)は存続させる(アイビーシー岩手放送・東海ラジオ放送が該当する)。
・完全にエフエム放送局に転換し、全ての中波中継局を廃止する(山口放送が該当する)。
注6:私が予想する2028年(令和10年)秋時点の民間中波放送局のエフエム放送局への転換状況は下表の通りである。
(下表をご覧頂くに当たっての注意)
・民間中波放送局の略称や愛称、本社・演奏所所在地については下表では省略して記載している。
・エフエム補完中継局数は2025年(令和7年)2月1日時点で運用されている放送局所有の中継局の数を記しており、現在開局準備中の中継局や市区町村が所有する受信障害対策中継局の数は含めていない。
・「予想」欄の記号の凡例は次の通りである。
○…エフエム補完中継局の整備状況などから考えて転換する可能性は高い(整備したほうが良いように感じるエフエム補完中継局が5箇所未満を基準としている)。
△…いずれ転換はするだろうが現状などから考えて2028年(令和10年)秋における転換は難しい(整備したほうが良いように感じるエフエム補完中継局が5箇所以上を基準としている)。
×…転換しない。
・「状況」欄で受信しづらい地域について触れることがあるが、それは民間中波放送局各社の公式サイトに掲載されているエフエム補完中継局の受信対象地域の地図や動画投稿サイト「YouTube」でAmplitude Modulationさん(Amplitude Modulationさんのページはこちら)が公開している都道府県ごとのエフエム補完中継局の受信状況に関する動画を参考に記している。もしかしたら実情とは異なることを記している可能性があるがその点はご容赦願いたい。
・下表で記したことはあくまでも予想なので外れたことを批判するようなことはしないで頂きたい。
放送区域 | 放送局名 | エフエム補完 中継局数 |
予想 | 状況 | 課題など |
---|---|---|---|---|---|
北海道 | STVラジオ | 1 | × | ・放送区域としている北海道の面積が広大であることやそれ故にエフエム中継局を多数設置しなければならないこと、北海道の経済情勢が厳しいことなどから中波放送を継続することを決めている。 | ・中波中継局の老朽化対策。 ・地域ごとの周波数統一(石狩・胆振・後志・空知・日高各地区と上川・宗谷・留萌各地区、十勝地区〔中継局は1箇所しかない〕については実施済み)。 ・国内外の中波放送局との混信や地形上の問題により受信しづらくなっている地域へのエフエム補完中継局設置。 |
北海道放送 | 1 | × | ・放送区域としている北海道の面積が広大であることやそれ故にエフエム中継局を多数設置しなければならないこと、北海道の経済情勢が厳しいことなどから中波放送を継続することを決めている。 | ・中波中継局の老朽化対策。 ・地域ごとの周波数統一(十勝地区〔中継局は1箇所しかない〕については実施済み)。 ・国内外の中波放送局との混信や地形上の問題により受信しづらくなっている地域へのエフエム補完中継局設置。 |
|
青森県 | 青森放送 | 4 | ○ | ・どのような形のエフエム放送局転換を目指しているかは不明。 ・4箇所あるエフエム補完中継局により放送区域としている青森県の主要部分についてはエフエム補完放送の受信が可能になっているが下北半島東岸部及び西岸部や津軽半島北部、日本海沿岸地域、十和田湖周辺が受信しづらい地域になっている。 |
・日本海沿岸にあり、中波中継局を設置している西津軽郡深浦町へのエフエム補完中継局設置。 ・多くの観光客が訪れる地域へのエフエム補完中継局設置(人口が少ない地域であることや観光は季節波動が大きいことを考えると難しいかも…)。 ・国内外のエフエム放送局との混信対策。 |
岩手県 | アイビーシー岩手放送 | 11 | ○ | ・本局(紫波郡矢巾町煙山。周波数:684kHz)を補完的存在にした上でのエフエム放送局転換を目指している。 ・これまで11箇所エフエム補完中継局を整備しており、今夏までには12番目のエフエム補完中継局となる野田エフエム中継局(九戸郡野田村野田。周波数未定)が開局する予定になっている。 ・エフエム補完中継局の整備に伴って老朽化が進展していた前中波中継局(奥州市前沢区赤坂。周波数:1062kHz。1954〜2018)を2018年(平成30年)10月1日未明の放送終了をもって廃止している。 ・第一次エフエム放送局転換実証実験では田野畑中波中継局(下閉伊郡田野畑村和野。周波数:1062kHz)の運用を停止している。 ・第二次エフエム放送局転換実証実験についてどのようにするのかは今のところ未定。 |
・エフエム放送局転換後も存続させることにしている本局の老朽化対策(現在の本局は1971年〔昭和46年〕12月25日運用開始)。 ・人口減少が著しく、経済基盤も盤石とは言えない地域における中波放送・エフエム放送の両立。 ・東北地方太平洋沖地震(東日本大震災。2011年〔平成23年〕3月11日)で甚大な被害を受けた地域の一つである大船渡市・陸前高田市へのエフエム補完中継局設置(このうち大船渡市についてはアイビーシー岩手放送は中波中継局を設置している)。 ・岩泉小本・大槌・山田各エフエム中継局のステレオ放送実施。 |
宮城県 | 東北放送 | 1 | ○ | ・どのような形のエフエム放送局転換を目指しているかは不明。 ・東北地方太平洋沖地震で甚大な被害を受けた地域であるにもかかわらず東北地方太平洋沖地震で甚大な被害を受けた地域を放送区域としているアイビーシー岩手放送やラジオ福島と比べるとエフエム補完中継局整備に消極的な面が見られる。新社屋建設(2020年〔令和2年〕完成)に力を入れたことやラジオ放送の新しい流れ(中波ステレオ放送を七大都市〔札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・広島・福岡〕に本社のある民間中波放送局で唯一実施しなかったことやラジオ放送のインターネット再送信サービスのradikoでの配信開始が七大都市に本社のある民間中波放送局としては最も遅かったこと、エフエム補完放送も七大都市に本社のある民間中波放送局としては最後に始めたこと)に乗ることに消極的になっていることが背景にあるものと思われる。 |
・宮城県を放送区域としているエフエム放送局、すなわちNHK仙台放送局(仙台市青葉区本町二丁目)とエフエム仙台(愛称:Date fm。仙台市青葉区本町二丁目)が中継局を設置している大崎市鳴子地区・気仙沼市・白石市・本吉郡南三陸町志津川地区へのエフエム補完中継局設置(気仙沼市と本吉郡南三陸町志津川地区は東北地方太平洋沖地震で甚大な被害を受けた地域だったことを考えると気仙沼市と本吉郡南三陸町志津川地区へのエフエム補完中継局設置はもっと早く考えても良かったように思うのだが…)。 |
秋田県 | 秋田放送 | 1 | × | ・放送区域としている秋田県の経済情勢が厳しいことなどから中波放送を継続することを決めている。 | ・中波中継局の老朽化対策。 ・中波中継局の周波数統一。 ・国内外の中波放送局との混信や地形上の問題により受信しづらくなっている地域へのエフエム補完中継局設置。 |
山形県 | 山形放送 | 1 | ○ | ・どのような形のエフエム放送局転換を目指しているかは不明。 ・今夏までには2番目のエフエム補完中継局となる鶴岡エフエム中継局(鶴岡市大山。周波数:92.4MHz)が開局する予定になっている(鶴岡エフエム中継局で使用される可能性が高い周波数は2024年〔令和6年〕11月8日に総務省〔東京都千代田区霞が関二丁目〕によって発表されているのでここでは周波数を書いている)。 |
・中波中継局を設置している新庄市・米沢市・西置賜郡小国町へのエフエム補完中継局の設置。 ・国内外のエフエム放送局との混信対策。 |
福島県 | ラジオ福島 | 8 | ○ | ・どのような形のエフエム放送局転換を目指しているかは不明。 ・ラジオ福島は公式サイトでエフエム補完中継局の整備は完了したとしているが放送区域としている福島県の全域でエフエム補完放送が受信できるようになっているわけではなく、福島県東部の双葉郡の一部地域や福島県西部の南会津郡のほぼ全域及び大沼郡の一部地域が受信しづらい地域になっている。 ・大沼郡昭和村・双葉郡広野町・双葉郡葛尾村では受信障害対策中継局を行政区域内に多数設置してNHK福島放送局(福島市早稲町)のラジオ第一放送とラジオ福島、エフエム福島(愛称:ふくしまFM。郡山市神明町)の受信環境改善を図っている(このうち大沼郡昭和村はラジオ福島がエフエム補完放送が受信しづらい地域としている)。 |
・双葉郡楢葉町及び南会津郡下郷・只見両町へのエフエム補完中継局設置。 |
茨城県 | LuckyFM茨城放送 | 3 | ○ | ・中波放送を取りやめてエフエム放送局に完全移行することを志向している。茨城県には都道府県域民間エフエム放送局は存在しないし郵政省(現:総務省)から都道府県域民間エフエム放送局用の周波数の割り当てもなされなかったのでもし本当にLuckyFM茨城放送がエフエム放送局に転換すれば茨城県初の都道府県域民間エフエム放送局が発足することになる(ちなみに茨城県は都道府県域民間テレビ放送局の本社・演奏所のない唯一の都道府県でもある。LuckyFM茨城放送はテレビ・ラジオ兼営局移行を視野に入れているとの話もあるが果たして…)。 ・2015〜2017年(平成27〜29年)に放送区域としている茨城県内の3箇所にエフエム補完中継局を整備したが、このうちの守谷エフエム中継局(守谷市百合ヶ丘二丁目。周波数:88.1MHz。2017〜2021)はつくばエフエム中継局(つくば市山口。周波数:88.1MHz)が開局した2021年(令和3年)7月1日をもって廃止された。エフエム補完中継局の廃止は現在に至るまでこのLuckyFM茨城放送守谷エフエム中継局が唯一の事例となっている。 ・LuckyFM茨城放送が守谷エフエム中継局を廃止してつくばエフエム中継局を開局させたのは東京方面でも聴取できるようにすることが目的である。つくばエフエム中継局開局と同時にradikoでの無料配信区域を関東地方全域に拡大したことや東京支社を東京本社(東京都千代田区二番町)に昇格させたことも東京方面を意識した動きと見ることができる。 ・第一次エフエム放送局転換実証実験では関城・土浦両中波中継局の運用を停止しており、中波放送は現在本局(水戸市下国井町。周波数:1197kHz)のみ運用されている状態になっている。 ・第二次エフエム放送局転換実証実験についてどのようにするのかは今のところ未定。 |
・福島県中央部に通じる国道118号線が通り、袋田の滝(久慈郡大子町袋田)などの観光名所を有する久慈郡大子町付近へのエフエム補完中継局設置。 ・所属系列(NRN)の総本山であり、茨城県を放送区域に含めているニッポン放送・文化放送との関係(LuckyFM茨城放送は自社制作番組が多いがニッポン放送または文化放送と放送時間が同じ番組がいくつかある。ニッポン放送・文化放送が受信環境改善を目的として茨城県内へのエフエム補完中継局設置を進めた場合どうなるのか…)。 |
茨城県 栃木県 群馬県 埼玉県 千葉県 東京都 神奈川県 |
TBSラジオ | 1 | △ | ・JRN系列の総本山に位置する民間中波放送局。 ・2021年(令和3年)6月15日にNRN系列の総本山であるニッポン放送・文化放送とともにSTVラジオ・北海道放送・秋田放送を除く民間中波放送局各社は2028年(令和10年)秋までにエフエム放送局に転換することを発表したが第一次エフエム放送局転換実証実験には参加しないなど目立った動きは見られない。 ・どのような形のエフエム放送局転換を目指しているかは不明。 |
・東京エフエム中継局(東京都墨田区押上一丁目。周波数:90.5MHz)からの電波が届かない地域、すなわち茨城県北東部及び北部、栃木県北部、群馬県西部及び北部、埼玉県西部、千葉県南東部、東京都西部及び島嶼、神奈川県西部へのエフエム補完中継局設置(茨城県・栃木県・群馬県・埼玉県・千葉県・神奈川県を放送区域としている都道府県域民間ラジオ放送局だけでなく東京都を放送区域としているが東京都西部及び島嶼に中継局を設置していない都道府県域民間エフエム放送局、すなわちInterFM897〔東京都千代田区麹町一丁目〕とJ-WAVE〔東京都港区六本木六丁目〕が難色を示す恐れがあり、難航するのは確実)。 ・エフエム放送局転換を表明したことに対する責任の完遂。 |
ニッポン放送 | 1 | △ | ・NRN系列の総本山に位置する民間中波放送局の一つ。 ・2021年(令和3年)6月15日にJRN系列の総本山であるTBSラジオ、NRN系列の総本山の一つを構成する文化放送とともにSTVラジオ・北海道放送・秋田放送を除く民間中波放送局各社は2028年(令和10年)秋までにエフエム放送局に転換することを発表したが第一次エフエム放送局転換実証実験には参加しないなど目立った動きは見られない。 ・どのような形のエフエム放送局転換を目指しているかは不明。 |
・東京エフエム中継局(東京都墨田区押上一丁目。周波数:93.0MHz)からの電波が届かない地域、すなわち茨城県北東部及び北部、栃木県北部、群馬県西部及び北部、埼玉県西部、千葉県南東部、東京都西部及び島嶼、神奈川県西部へのエフエム補完中継局設置(茨城県・栃木県・群馬県・埼玉県・千葉県・神奈川県を放送区域としている都道府県域民間ラジオ放送局だけでなく東京都を放送区域としているが東京都西部及び島嶼に中継局を設置していない都道府県域民間エフエム放送局、すなわちInterFM897とJ-WAVEが難色を示す恐れがあり、難航するのは確実)。 ・エフエム放送局転換を表明したことに対する責任の完遂。 |
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文化放送 | 1 | △ | ・NRN系列の総本山に位置する民間中波放送局の一つ。 ・2021年(令和3年)6月15日にJRN系列の総本山であるTBSラジオ、NRN系列の総本山の一つを構成するニッポン放送とともにSTVラジオ・北海道放送・秋田放送を除く民間中波放送局各社は2028年(令和10年)秋までにエフエム放送局に転換することを発表したが第一次エフエム放送局転換実証実験には参加しないなど目立った動きは見られない。 ・どのような形のエフエム放送局転換を目指しているかは不明。 |
・東京エフエム中継局(東京都墨田区押上一丁目。周波数:91.6MHz)からの電波が届かない地域、すなわち茨城県北東部及び北部、栃木県北部、群馬県西部及び北部、埼玉県西部、千葉県南東部、東京都西部及び島嶼、神奈川県西部へのエフエム補完中継局設置(茨城県・栃木県・群馬県・埼玉県・千葉県・神奈川県を放送区域としている都道府県域民間ラジオ放送局だけでなく東京都を放送区域としているが東京都西部及び島嶼に中継局を設置していない都道府県域民間エフエム放送局、すなわちInterFM897とJ-WAVEが難色を示す恐れがあり、難航するのは確実)。 ・エフエム放送局転換を表明したことに対する責任の完遂。 |
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栃木県 | 栃木放送 | 5 | ○ | ・どのような形のエフエム放送局転換を目指しているかは不明。 ・5箇所あるエフエム補完中継局により放送区域としている栃木県の主要部分についてはエフエム補完放送の受信が可能になっているが栃木県西部にあって観光名所を多く擁する日光市では中心部(今市地区中心部)と日光地区中心部を除いては受信しづらい地域になっている。 |
・日光市のうちの観光名所の多い西部及び藤原地区へのエフエム補完中継局設置(今挙げた地域は過疎化が進展し、栃木放送としては費用対効果が見込めないと判断する可能性のある地域でもあるので日光市が市内各所への受信障害中継局設置に動けば良いのだが…)。 ・所属系列(NRN)の総本山であり、栃木県を放送区域に含めているニッポン放送・文化放送との関係(栃木放送は自社制作番組が多いがニッポン放送または文化放送と放送時間が同じ番組がいくつかある。ニッポン放送・文化放送が受信環境改善を目的として栃木県内へのエフエム補完中継局設置を進めた場合どうなるのか…)。 |
神奈川県 | アール・エフ・ラジオ日本 | 1 | ○ | ・どのような形のエフエム放送局転換を目指しているかは不明。 ・エフエム補完放送の制定目的である都市型難聴対策や災害対策でエフエム補完放送に取り組む必要性は十分あったにもかかわらずエフエム補完放送を開始したのは民間中波放送局では最後となった。 ・アール・エフ・ラジオ日本は中高年層の聴取者が多いことを理由に第一次エフエム放送局転換実証実験には参加しないことを表明した。 ・横浜エフエム中継局(横浜市鶴見区三ッ池公園。周波数:92.4MHz)の受信対象地域は放送区域としている神奈川県のおおよそ東半分となっており、山間部の多い神奈川県西部及び北西部は対象外になっている。 |
・中波中継局のある小田原市や、東京方面と山梨・長野方面を結ぶ幹線道路(E20中央自動車道・国道20号線)が通る相模原市緑区相模湖地区、多くの観光名所を擁しているが高い山で関東平野と隔てられている足柄下郡箱根町へのエフエム補完中継局設置。 ・関東地方にある民間中波放送局では唯一独立局になっていることや番組の大半は東京支社(東京都港区麻布台二丁目)で制作されていることなどを生かした関東地方南部(埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県)における存在感の向上及び独自性の発揮。 ・本来の放送区域である神奈川県における存在感の向上。 |
新潟県 | 新潟放送 | 4 | △ | ・どのような形のエフエム放送局転換を目指しているかは不明。 ・放送区域としている新潟県は12,583.67平方キロメートル(2024年〔令和6年〕10月1日時点の全国都道府県市区町村面積調による。なお、山形・新潟県境及び新潟・長野県境に未定箇所があるため面積は参考値となっている)という広大な放送区域面積を有しながらエフエム補完中継局は4箇所しか整備していない。それでも新潟エフエム中継局(西蒲原郡弥彦村弥彦。周波数:92.7MHz)の受信対象範囲が広大なことから新潟県の大半の地域ではエフエム補完放送が受信可能なのだが県境に沿った地域や日本海にある離島・佐渡島ではエフエム補完放送が受信しづらくなっている。 ・エフエム補完中継局の整備が十分ではないにもかかわらず第一次エフエム放送局転換実証実験に参加し、新潟県中央部にある柏崎・長岡両中波中継局の運用を停止している。 ・第二次エフエム放送局転換実証実験についてどのようにするのかは今のところ未定。 |
・魚沼市・佐渡市・十日町市または中魚沼郡津南町・妙高市・村上市・東蒲原郡阿賀町・南魚沼郡湯沢町へのエフエム補完中継局設置。 ・国内外のエフエム放送局との混信対策。 |
山梨県 | 山梨放送 | 3 | ○ | ・どのような形のエフエム放送局転換を目指しているかは不明。 ・エフエム補完中継局は3箇所有しているが周波数を90.9MHzに統一している。ちなみに中波中継局の周波数は765kHzに統一しており、山梨放送は中波放送・エフエム補完放送とも複数の中継局を有する民間中波放送局で唯一中波放送・エフエム補完放送とも周波数を統一しているところになっている(但し今夏までには山形放送が加わる予定になっているので唯一の存在ではなくなる)。 ・エフエム補完中継局の設置状況は山梨県を放送区域としている都道府県域エフエム放送局、すなわちNHK甲府放送局(甲府市丸の内一丁目)とエフエム富士(FMF、甲府市川田町)と同じである。 ・上野原市付近や北杜市北東部、北都留郡小菅・丹波山両村付近、南都留郡道志村付近に受信しづらい地域が残っている。 |
・上野原市・大月市付近と北杜市付近へのエフエム補完中継局設置(北都留郡小菅・丹波山両村付近や南都留郡道志村付近については関東地方に通じる幹線道路が通っており、エフエム補完中継局の整備候補地になる可能性はあるが過疎化が進展していることや幹線道路の交通量はE20中央自動車道・国道20号線よりも少ないことを考えると難しい)。 |
長野県 | 信越放送 | 7 | ○ | ・どのような形のエフエム放送局転換を目指しているかは不明。 ・7箇所あるエフエム補完中継局により放送区域としている長野県の主要部分についてはエフエム補完放送の受信が可能になっているが多くの観光地を有し、新潟県に通じる幹線道路が通る大町市・北安曇郡方面や名古屋方面に通じ、E19中央自動車道を避けた大型車が多数通る幹線道路が通る木曽郡が受信しづらい地域になっている。 |
・大町市・北安曇郡方面と木曽郡内へのエフエム補完中継局設置。 ・飯田・上田・諏訪・松本各放送局が制作し、長野県全域に流している番組の処遇(言い換えれば飯田・上田・諏訪・松本各放送局の番組制作・発信機能の処遇)。 |
富山県 | 北日本放送 | 3 | ○ | ・どのような形のエフエム放送局転換を目指しているかは不明。 ・国内外の中波放送局との混信に苛まれたことから1991年(平成3年)にエフエム中継局を黒部市に設置したのだが、1991年(平成3年)時点では当然のことながらエフエム補完放送制度は存在しなかったものの結果的に黒部市に設置されたエフエム中継局、すなわち新川エフエム中継局(黒部市宇奈月町栃屋。周波数:80.1MHz)が日本で初めてのエフエム補完中継局になった。その後2012年(平成24年)には砺波市にもエフエム中継局を設置し、エフエム補完放送制度創設の日を迎えている。 ・2014年(平成26年)12月1日にはエフエム補完放送制度創設後初めてとなるエフエム中継局を富山市に開局させた。この日は南海放送もエフエム補完中継局を開局させており、北日本放送と南海放送はエフエム補完放送制度創設後初めてエフエム補完中継局を開局させた民間中波放送局となった。 ・放送区域としている富山県内の3箇所にエフエム中継局を整備し、エフエム補完中継局の整備が完了したことから国内外の中波放送局との混信対策で設置された高岡中波中継局(高岡市伏木矢田。周波数:738kHz。1988〜2016)は2016年(平成28年)2月29日未明の放送終了をもって運用を終了し、廃止している。 ・しかし、中波中継局が本局(富山市新屋。周波数:738kHz)しかないことから南海放送や北陸地方にある民間中波放送局(北陸放送・福井放送)が参加した第一次エフエム放送局転換実証実験には参加しなかった。北陸放送と福井放送はともに第一次エフエム放送局転換実証実験では本局以外の中波中継局の運用を停止したので事実上北日本放送と同じ状況になっているわけであるが、第二次エフエム放送局転換実証実験における北陸放送・福井放送の動向によっては北日本放送が第二次エフエム放送局転換実証実験に参加する可能性が考えられるところである。 |
・砺波・新川両エフエム中継局のステレオ放送実施。 ・国内外のエフエム放送局との混信対策。 |
石川県 | 北陸放送 | 5 | ○ | ・どのような形のエフエム放送局転換を目指しているかは不明。 ・第一次エフエム放送局転換実証実験では七尾・山中・輪島各中波中継局の運用を停止しており、中波放送は現在本局(野々市市押野二丁目。周波数:1107kHz)のみ運用されている状態になっている。 ・第二次エフエム放送局転換実証実験についてどのようにするのかは今のところ未定。 ・しかし、5箇所あるエフエム補完中継局をもってしても放送区域としている石川県の半分程度しかエフエム補完放送が十分受信できない状態になっている。北陸放送のエフエム補完中継局の設置状況は放送区域を同じくするエフエム石川(愛称:HELLO FIVE。金沢市香林坊二丁目)と同じなのだが、北陸放送としてはそれで十分だと考えているのだろうか。その点が気になる。 |
・加賀市山中地区や輪島市町野・門前両地区、羽咋郡志賀町へのエフエム補完中継局設置(輪島市については受信障害中継局設置を検討しても良いように思われる)。 ・国内外のエフエム放送局との混信対策。 |
福井県 | 福井放送 | 7 | ○ | ・どのような形のエフエム放送局転換を目指しているかは不明。 ・第一次エフエム放送局転換実証実験では小浜・敦賀両中波中継局の運用を停止しており、中波放送は現在本局(坂井市丸岡町油為頭。周波数:864kHz)のみ運用されている状態になっている。結果的に福井県のうちの嶺南地方(小浜市・敦賀市・大飯郡・三方郡・三方上中郡)にある中波中継局の運用を止める形になっている。 ・第二次エフエム放送局転換実証実験についてどのようにするのかは今のところ未定。 ・7箇所設置したエフエム補完中継局により放送区域としている福井県の主たる地域についてはエフエム放送で福井放送の番組が楽しめるようになったが、E67中部縦貫自動車道が通る大野市和泉地区や京都方面に通じる国道162号線が通る大飯郡おおい町名田庄地区などが受信しづらい地域になっている。福井放送のエフエム補完中継局の設置状況は放送区域を同じくする福井エフエム放送(愛称:エフエム福井。福井市御幸一丁目)と同じであることや受信しづらい地域は過疎化が進展し、費用対効果が見込めない地域でもあることを考えると福井放送としてはこれ以上のエフエム補完中継局整備は考えていないのではないかと思われる。 |
・国内外のエフエム放送局との混信対策。 |
岐阜県 | 岐阜放送 | 1 | △ | ・どのような形のエフエム放送局転換を目指しているかは不明。 ・現在は岐阜エフエム中継局(岐阜市上加納山。周波数:90.4MHz)しかないため岐阜県南部でしかエフエム放送が十分受信できない状態になっている。 ・岐阜放送がエフエム放送局に転換するためには最低限郡上市・下呂市・高山市・土岐市・中津川市・飛騨市にエフエム補完中継局を整備する必要があるがそのメドは立っていない。岐阜放送の置かれた経営環境自体厳しいこと(岐阜県の経済基盤が盤石ではないことや競争相手が多いこと、終夜放送を取りやめ、毎日午前6時放送開始→午前0時放送終了という放送体制にしたために好印象を持たない方が少なくないことなど)が背景にある。 |
・郡上市・下呂市・高山市・土岐市・中津川市・飛騨市へのエフエム補完中継局設置。 ・岐阜県を放送区域とし、中波中継局を設置しているCBCラジオ・東海ラジオ放送との住み分け(CBCラジオ・東海ラジオ放送を聴く方が少なくない中でどのように存在感を示し、岐阜県民に浸透させていくかということ)。 ・十分受信できる地域が少なくない愛知県・三重県における存在感の向上及び独自性の発揮。 |
岐阜県 愛知県 三重県 |
CBCラジオ | 2 | △ | ・どのような形のエフエム放送局転換を目指しているかは不明。 ・CBCラジオは岐阜県・愛知県・三重県を放送区域としているがエフエム補完中継局は愛知県内の2箇所にしか設置していない。それでも外国の中波放送局との混信に苛まれていた本局(桑名市長島町白鶏。周波数:1053kHz)を補完する目的で設置した岐阜中波中継局(各務原市川島北山町。周波数:639kHz。1998〜2018)を名古屋エフエム中継局(瀬戸市片草町。周波数:93.7MHz)の設置で受信環境が改善したとして2018年(平成30年)10月31日深夜をもって運用を停止して廃止している(2018年〔平成30年〕10月31日は平日〔水曜日〕であり、放送終了をもっての運用停止→廃止ではなかったのだがCBCラジオとしては放送免許の期限が訪れる直前まで本局を補完する役割を全うさせたかったのだろう)。 ・放送区域を同じくする東海ラジオ放送は第一次エフエム放送局転換実証実験に参加しているがCBCラジオは参加していない。名古屋・豊橋両エフエム中継局では不十分だと考えていることやCBCラジオは日本初の民間放送局かつ民間中波放送局であり、そのことに対する矜持が強いことが背景にあるものと思われる。恐らく第二次エフエム放送局転換実証実験にも参加しないのではないかと私は見ているのだが果たして…。 |
・名古屋・豊橋両エフエム中継局からの電波が届かない地域、すなわち岐阜県東部・北部、三重県西部・南部へのエフエム補完中継局設置(岐阜県・三重県を放送区域としている都道府県域民間ラジオ放送局が難色を示す恐れがあり、難航するのは確実。特に岐阜県では都道府県域民間エフエム放送局が経営難に陥り、新たな運営会社を設立して再出発したことがあったのでかなり難しくなることが予想される)。 |
東海ラジオ放送 | 2 | △ | ・本局(あま市七宝町下田。周波数:1332kHz)を補完的存在にした上でのエフエム放送局転換を目指している。 ・東海ラジオ放送は岐阜県・愛知県・三重県を放送区域としているがエフエム補完中継局は愛知県内の2箇所にしか設置していない。そういう状況だったにもかかわらず第一次エフエム放送局転換実証実験への参加を表明した。 ・第一次エフエム放送局転換実証実験では本局以外の中波中継局の運用を止めるという大胆な策に出ようとしたが岐阜県北部や三重県南部でエフエム補完中継局からの電波が十分受信できないことなどから認められず、結局恵那・下呂・新城・豊橋・上野各中波中継局について運用を休止し、本局と神岡・高山・尾鷲・熊野各中波中継局については運用を続けるということで落ち着いた。 ・東海ラジオ放送は岐阜県を放送区域としていた民間中波放送局・ラジオ東海(RTC、岐阜市上加納山)と三重県を放送区域としていた民間中波放送局・近畿東海放送(KTB、津市中央)が統合して発足した民間中波放送局であるが、前身放送局から継承した中波中継局、すなわち恵那・上野両中波中継局は第一次エフエム放送局転換実証実験の運用停止対象中継局となっており、運用を停止した2024年(令和6年)7月1日午前0時をもって一旦その歴史に終止符を打つことになった。よって現在東海ラジオ放送で運用されている中継局は全て東海ラジオ放送発足後に設置されたところだけになる(ラジオ東海・近畿東海放送は消滅直前の社名を記している)。 ・第二次エフエム放送局転換実証実験についてどのようにするのかは今のところ未定だが名古屋・豊橋両エフエム中継局以外にエフエム補完中継局を整備する計画がないことや本局を補完的存在にした上でのエフエム放送局転換を目指していることを考えると現状以上の中波中継局の運用停止は行わないものと思われる。 ・東海ラジオ放送は放送区域人口が多いことや放送区域としている地域の経済基盤が盤石なことを考えると中波放送・エフエム放送の両立はそんなに難しくないのではないかと思われる。ただ、それでも本局のある濃尾平野とは山で隔てられている岐阜県東部及び北部や三重県西部及び南部は本局からの電波が十分届くのか気になるところであるが…。 |
・名古屋・豊橋両エフエム中継局からの電波が届かない地域、すなわち岐阜県東部・北部、三重県西部・南部へのエフエム補完中継局設置(岐阜県・三重県を放送区域としている都道府県域民間ラジオ放送局が難色を示す恐れがあり、難航するのは確実。特に岐阜県では都道府県域民間エフエム放送局が経営難に陥り、新たな運営会社を設立して再出発したことがあったのでかなり難しくなることが予想される)。 ・エフエム放送局転換のやり方の見直し(中波放送の本局だけ中波中継局を残し、名古屋・豊橋両エフエム中継局しかエフエム補完中継局を整備しないのでは受信困難地域を多く生み出すだけになる恐れがある)。 |
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静岡県 | 静岡放送 | 6 | ○ | ・どのような形のエフエム放送局転換を目指しているかは不明。 ・6箇所設置したエフエム補完中継局により放送区域としている静岡県の主たる地域についてはエフエム放送で静岡放送の番組が楽しめるようになったが、観光地が多い伊豆半島の大半の地域やE1A新東名高速道路やE69三遠南信自動車道が通る浜松市天竜区が受信しづらい地域として残っている。 |
・伊豆半島や浜松市天竜区へのエフエム補完中継局設置。 |
滋賀県 京都府 |
京都放送 | 1 | △ | ・どのような形のエフエム放送局転換を目指しているかは不明。 ・現在は京都エフエム中継局(京都市左京区一乗寺延暦寺山。周波数:94.9MHz)しかないため滋賀県南部・京都府南部でしかエフエム放送が十分受信できない状態になっている。 ・京都放送がエフエム放送局に転換するためには少なくとも滋賀県側は高島市・長浜市に、京都府側は京丹後市・福知山市・舞鶴市・宮津市にそれぞれエフエム補完中継局を整備する必要があるがそのメドは立っていない。京都放送の置かれた経営環境自体厳しいこと(滋賀県・京都府の経済基盤が盤石ではないことや競争相手が多いこと、日曜日の放送終了時間を午後11時30分に繰り上げたために好印象を持たない方が少なくないことなど)が背景にある。 |
・高島市・長浜市・京丹後市・福知山市・舞鶴市・宮津市へのエフエム補完中継局設置。 ・十分受信できる地域が少なくない大阪府・奈良県における存在感の向上及び独自性の発揮。 ・NRN系列に属し、京都府を放送区域に含めているラジオ大阪との関係(京都放送は自社制作番組が多いがラジオ大阪と放送時間が同じ番組がいくつかある。ラジオ大阪が受信環境改善を目的として滋賀県内及び京都府内へのエフエム補完中継局設置を進めた場合どうなるのか…)。 ・滋賀支社(大津市京町四丁目)の番組制作・発信機能の処遇。 ・国内外のエフエム放送局との混信対策。 |
滋賀県 京都府 大阪府 兵庫県 奈良県 和歌山県 |
朝日放送ラジオ | 1 | △ | ・どのような形のエフエム放送局転換を目指しているかは不明。 ・現在は大阪エフエム中継局(生駒市鬼取町。周波数:93.3MHz)しかないため大阪府のほぼ全域と滋賀県南部・京都府南部・兵庫県南部・奈良県北部でしかエフエム放送が十分受信できない状態になっている。なお大阪エフエム中継局は都道府県域民間ラジオ放送局の本社・演奏所・中継局がこれまで存在しなかった奈良県において初めて設置された都道府県域民間ラジオ放送局の中継局になっている。 ・朝日放送ラジオは放送区域を同じくするMBSラジオ・ラジオ大阪と共同で滋賀県南部・京都府南部における受信環境改善を目的として京都市東山区に中波中継局を設置していたが、エフエム補完放送の開始などにより滋賀県南部・京都府南部における受信環境改善がなされたことから2023年(令和5年)10月30日未明の放送終了をもって京都中波中継局(京都市東山区今熊野総山町。周波数:1008kHz。1997〜2023)を廃止している。 |
・大阪エフエム中継局からの電波が届かない地域、すなわち滋賀県北部・京都府北部・兵庫県北部・奈良県南部・和歌山県へのエフエム補完中継局設置(滋賀県・京都府・兵庫県・和歌山県を放送区域としている都道府県域民間ラジオ放送局が難色を示す恐れがあり、難航するのは確実)。 |
MBSラジオ | 1 | △ | ・どのような形のエフエム放送局転換を目指しているかは不明。 ・現在は大阪エフエム中継局(東大阪市山手町。周波数:90.6MHz)しかないため大阪府のほぼ全域と滋賀県南部・京都府南部・兵庫県南部・奈良県北部でしかエフエム放送が十分受信できない状態になっている。 ・MBSラジオは放送区域を同じくする朝日放送ラジオ・ラジオ大阪と共同で滋賀県南部・京都府南部における受信環境改善を目的として京都市東山区に中波中継局を設置していたが、エフエム補完放送の開始などにより滋賀県南部・京都府南部における受信環境改善がなされたことから2023年(令和5年)10月30日未明の放送終了をもって京都中波中継局(京都市東山区今熊野総山町。周波数:1179kHz。1997〜2023)を廃止している。 |
・大阪エフエム中継局からの電波が届かない地域、すなわち滋賀県北部・京都府北部・兵庫県北部・奈良県南部・和歌山県へのエフエム補完中継局設置(滋賀県・京都府・兵庫県・和歌山県を放送区域としている都道府県域民間ラジオ放送局が難色を示す恐れがあり、難航するのは確実)。 | |
ラジオ大阪 | 1 | △ | ・どのような形のエフエム放送局転換を目指しているかは不明。 ・現在は大阪エフエム中継局(東大阪市山手町。周波数:91.9MHz)しかないため大阪府のほぼ全域と滋賀県南部・京都府南部・兵庫県南部・奈良県北部でしかエフエム放送が十分受信できない状態になっている。 ・ラジオ大阪は放送区域を同じくする朝日放送ラジオ・MBSラジオと共同で滋賀県南部・京都府南部における受信環境改善を目的として京都市東山区に中波中継局を設置していたが、エフエム補完放送の開始などにより滋賀県南部・京都府南部における受信環境改善がなされたことから2023年(令和5年)10月30日未明の放送終了をもって京都中波中継局(京都市東山区今熊野総山町。周波数:1314kHz。1997〜2023)を廃止している。 ・京都中波中継局は1997年(平成9年)4月1日に開局した時からステレオ放送を実施し、それは朝日放送ラジオ・MBSラジオが本局及び京都中波中波中継局における中波ステレオ放送を取りやめてからも続けていたのだが京都中波中継局廃止をもって終了した。中継局廃止による中波ステレオ放送終了は史上初の事例となっている。なお、本局(堺市東区石原町三丁。周波数:1314kHz)のステレオ放送は現在も実施中である。 |
・大阪エフエム中継局からの電波が届かない地域、すなわち滋賀県北部・京都府北部・兵庫県北部・奈良県南部・和歌山県へのエフエム補完中継局設置(滋賀県・京都府・兵庫県・和歌山県を放送区域としている都道府県域民間ラジオ放送局が難色を示す恐れがあり、難航するのは確実)。 | |
兵庫県 | ラジオ関西 | 2 | △ | ・どのような形のエフエム放送局転換を目指しているかは不明。 ・エフエム補完中継局は2箇所有しているが周波数を91.1MHzに統一している。 ・エフエム補完中継局は神戸市灘区と姫路市にしか設置していないため現在は兵庫県本土南部と淡路島北部でしかエフエム放送が十分受信できない状態になっている。 ・兵庫県北部の美方郡香美町では受信障害対策中継局を行政区域内に多数設置してNHK大阪放送局(大阪市中央区大手前四丁目)のラジオ第一放送とラジオ関西の受信環境改善を図っている(NHK大阪放送局・ラジオ関西共同の中継局…8箇所/ラジオ関西単独の中継局…3箇所)。美方郡香美町における都道府県域ラジオ放送局の受信障害対策中継局設置は都道府県域ラジオ放送局の受信環境改善を目的として設置した初めての事例となっている。 |
・赤穂市・朝来市・川西市または宝塚市・宍粟市・丹波市・豊岡市・南あわじ市・養父市・佐用郡佐用町へのエフエム補完中継局設置。 ・国内外のエフエム放送局との混信対策(日本海沿岸地域に目が行きがちだが瀬戸内海沿岸地域でも問題化している。現に福山市南部の高台では朝日放送ラジオ・MBSラジオ・ラジオ大阪・四国放送・山口放送のエフエム補完放送は受信できるのにラジオ関西のエフエム補完放送は受信できない。南海放送大三島・川之江両エフエム中継局が0.1MHz違いの周波数〔91.2MHz〕を使用しているため指向性をかけているのではないかと思っているのだが…)。 ・周波数統一で生じる不都合(干渉性フェージングによる受信しづらい地域の発生などを指す)の改善・解消。 ・十分受信できる地域が少なくない京都府・大阪府・和歌山県における存在感の向上及び独自性の発揮。 |
和歌山県 | 和歌山放送 | 6 | ○ | ・どのような形のエフエム放送局転換を目指しているかは不明。 ・エフエム補完中継局は6箇所所有しているが放送区域としている和歌山県は平地が少なく山間部が多いという地理的条件を有していることから和歌山県を縦貫する幹線道路(E42紀勢自動車道・E42阪和自動車道・国道42号線)の沿線地域を網羅するにも至っていない。せめて人口集積があり、幹線道路の交通量が多い太平洋沿岸地域を網羅できるところまでは持っていきたいところであるがエフエム補完中継局の整備は2017年(平成29年)以降全く行われていない。経営事情が厳しいことや費用対効果の見込めないことは手を付けたくないという思惑があることが背景にあるものと思われる。 ・和歌山放送は本局(和歌山市狐島。周波数:1431kHz)だけ中波ステレオ放送を実施している。ラジオ大阪の本局とともに中波ステレオ放送を続けている数少ない中継局となっているが今後どのようにするのか注目されるところである。 |
・田辺市本宮地区・有田郡湯浅町・西牟婁郡白浜町へのエフエム補完中継局設置。 ・紀南支社田辺支局(田辺市新屋敷町)の番組制作・発信機能の処遇(和歌山放送は平日の午後に本社と紀南支社田辺支局で番組編成が分かれている〔言い換えれば本社と紀南支社田辺支局でそれぞれのワイド番組を設定している〕。2023年〔令和5年〕春の番組改編で紀南支社新宮支局〔新宮市王子町二丁目〕制作のワイド番組が廃止され、紀南支社新宮支局管内では本社管内と同じ番組が流れるようになっているのだが、エフエム放送局転換により紀南支社田辺支局制作のワイド番組も廃止され、和歌山県全域で同じ番組が流れるようになる可能性がある。ところで本社と紀南支社新宮支局はかなり離れているのになぜ紀南支社新宮支局管内は紀南支社田辺支局管内と同じ番組を流すようにしなかったのだろうか。その点がよく分からない〔やはり別編成廃止への布石なのか…〕)。 ・和歌山県を放送区域に含めている朝日放送ラジオ・MBSラジオ・ラジオ大阪との関係(朝日放送ラジオ・MBSラジオ・和歌山放送はJRN・NRN両系列所属、ラジオ大阪はNRN系列所属となっており、朝日放送ラジオ・MBSラジオ・ラジオ大阪と放送時間が同じ番組がいくつかある。朝日放送ラジオ・MBSラジオ・ラジオ大阪が受信環境改善を目的として和歌山県内へのエフエム補完中継局設置を進めた場合どうなるのか…)。 ・十分受信できる地域が少なくない大阪府・兵庫県における存在感の向上及び独自性の発揮。 |
鳥取県 島根県 |
山陰放送 | 2 | △ | ・どのような形のエフエム放送局転換を目指しているかは不明。 ・エフエム補完中継局は2箇所設置しているが、放送区域としている鳥取県と島根県に一つずつ設置している格好になっている。 ・山陰放送の本社・演奏所は山陰地方中央部(鳥取県西部・島根県東部)にある米子市にあるため最初のエフエム補完中継局は山陰地方中央部を受信対象地域としたものになるものと思われたが鳥取県東部及び中部を受信対象地域とした鳥取エフエム中継局(東伯郡湯梨浜町白石。周波数:92.2MHz)が先に整備された。米子市が鳥取県に属していることや島根県の日本海沿岸部では海外の放送との混信が起きる恐れがあること(私の友人で「下関市立大学学園祭情報局〜中国地方最古参の市立四年制大学の学園祭のきのう・きょう・あす〜」〔今春URLを変更せずに「温故知新〜中国地方最古参の市立四年制大学の学園祭の歴史を辿る〜」に改題する予定〕というサイトを運営している中島孝祐さんによると1980年代半ばの話であるが浜田市国府地区の高台にある中島さんの母方の叔母の家では大韓民国のテレビ放送〔中島さんが見たのはプロ野球中継だったという〕が映っているのを見たとのことである)から87.5MHz以上の周波数を用いたエフエム中継局が整備できないことが背景にあったものと思われる。 ・山陰地方中央部を受信対象地域とした松江エフエム中継局(松江市枕木町。周波数:87.1MHz)が開局したのは鳥取エフエム中継局が開局してから1年半以上経ってからであったが、松江エフエム中継局の開局を最後に山陰放送のエフエム補完中継局の整備は6年以上止まっている。経営事情が厳しいことや島根県の日本海沿岸部でエフエム補完中継局を整備するに当たって適当な周波数が確保できないこと、聴取が困難な地域についてはradikoで聴いて頂きたいという考えがあること(ちなみに山陰放送は中国地方にある都道府県域民間ラジオ放送局におけるradikoでの配信開始は中国放送・広島エフエム放送〔HFM、広島市南区皆実町一丁目〕に次いで早かった)など理由はいろいろ考えられるところであるが真相は不明である。 ・山陰放送がエフエム放送局に転換するためには少なくとも鳥取県側は鳥取市用瀬地区または八頭郡智頭町・日野郡日南町・八頭郡若桜町に、島根県側は大田市・浜田市・飯石郡・隠岐郡・邑智郡・鹿足郡にそれぞれエフエム補完中継局を整備する必要があるがそのメドは立っていない。特に浜田市に関しては浜田港内の船でしか行けない無人島・馬島にある浜田中波中継局(浜田市瀬戸ヶ島町。周波数:1557kHz)が2021年(令和3年)9月に不具合を起こし、発信できなくなったことを考えると早急にエフエム補完中継局を整備すべきだったのだが…(もし浜田市にエフエム補完中継局を整備した場合江津市から益田市までの日本海沿岸地域を受信対象とするエフエム補完中継局となり、浜田・益田両中波中継局を補完できるので効果は大きいのではないかと思われる)。 |
・鳥取市と近畿(関西)地方や岡山県を結ぶE29鳥取自動車道や国道53号線、国道373号線が通る鳥取市用瀬地区または八頭郡智頭町、NHK松江放送局(松江市灘町)がラジオ第一放送のエフエム補完中継局を最初に設置した隠岐郡隠岐の島町(NHK松江放送局が隠岐郡隠岐の島町に設置したエフエム補完中継局が中国地方初のエフエム補完中継局となっている)、管理が難しい場所に中波中継局が置かれている浜田市、松江市と浜田市のほぼ中間にあり、観光名所を多く抱えているが松江・浜田両エフエム中継局からの電波が届きにくい大田市、山口県に通じる国道9号線が通り、有名な観光地を擁する鹿足郡津和野町へのエフエム補完中継局設置(左記と挙げた市区郡町村が異なるが早期の整備が求められ、なおかつ効果が高いと思われるところをここでは挙げている)。 ・現在の放送体制の維持(エフエム補完中継局整備と引き換えに平日のみ1990年〔平成2年〕春の番組改編から実施している終夜放送を取りやめる可能性がある。まあ鳥取・島根両県の場合終夜放送を行っているラジオ放送局はいくつもあるので山陰放送が終夜放送を取りやめても問題はないかもしれないが山陰放送の印象に影響する恐れは否定し得ない)。 ・国内外のエフエム放送局との混信対策。 |
岡山県 | RSK山陽放送 | 1 | △ | ・どのような形のエフエム放送局転換を目指しているかは不明。 ・現在は岡山エフエム中継局(岡山市南区郡。周波数:91.4MHz)しかないため岡山県南部でしかエフエム放送が十分受信できない状態になっている。そのようなこともあってか岡山県の地元紙・山陽新聞ではRSK山陽放送を含めてラジオ欄に掲載している民間中波放送局のエフエム補完放送の周波数を一切書いていない(岡山県内で販売されている全国紙・地方紙では唯一)。 ・RSK山陽放送は民間中波放送局として初めて全ての中波中継局の周波数を統一したことや中波ステレオ放送について本局(岡山市北区撫川。周波数:1494kHz)だけでなく高梁中波中継局(高梁市松原町松岡。周波数:1494kHz)についても同時に導入したこと(現在は本局・高梁中波中継局とも中波ステレオ放送は取りやめている)など先駆的な取り組みをいくつも行った民間中波放送局として知られているが、radikoでの配信開始は中波ステレオ放送を行ったことのある民間中波放送局及び政令指定都市に本社・演奏所のある民間中波放送局としては最後になったし、エフエム補完放送開始も中波ステレオ放送を行ったことのある民間中波放送局及び中国地方にある民間中波放送局としては最後になった。ラジオ放送の新しい流れに乗ることに消極的になった理由としては実施したことがさほど効果がなかったと考えていることや放送区域としている岡山県が岡山・倉敷両市一極集中の状態になっており、地域格差が著しくなったこと、岡山県の経済基盤が盤石とは言えないこと、競争相手がテレビ部門・ラジオ部門ともあまりにも多いこと、RSK山陽放送の親会社・RSKホールディングス(岡山市北区丸の内二丁目)の筆頭株主である岡山県の財政事情が1990年代中期以降厳しくなったこと、JRN系列単独加盟からJRN・NRN両系列加盟への転換(1997年〔平成9年〕)や岡山エフエム放送(愛称:エフエム岡山またはVV-FM。岡山市北区中山下一丁目)の開局(1999年〔平成11年〕)などにより番組編成が大きく変わったこと、新社屋建設(2023年〔令和5年〕完成)に力を入れたことなどいろいろ理由は挙げられるところであるが真相は不明である。 ・RSK山陽放送は本局以外の中波中継局は丘の上か山の上に設置されていることや最新の中波中継局である高梁中波中継局ですら開局から40年以上経っていることを考えると老朽化が進展している中波中継局を置き換える形でエフエム補完中継局を整備することが考えられるところである。更に岡山エフエム中継局はRSK山陽放送のテレビ部門の本局(岡山市南区郡。21ch)に併設する形で設置されているのでもしエフエム補完中継局を整備するとすればRSK山陽放送のテレビ放送の中継局に併設する形で整備するのではないかと考えられる。となると整備に対する難易度は大きく下がることになる。7年近くエフエム補完中継局整備は途絶えているがもしかしたらこれから積極的になるのかもしれない。 |
・岡山市北区建部地区・井原市・笠岡市・倉敷市児島地区・高梁市・津山市・新見市・備前市・真庭市久世地区・真庭市北部(川上・八束両地区)へのエフエム補完中継局整備。 ・聴取者を蔑ろにしているように感じられる番組編成の是正(中国地方では中国放送に次いで歴史の長い民間放送局なのに10年以上続いている長寿番組が1984年〔昭和59年〕放送開始の「演歌春秋」しかないことや何らかのきっかけ〔radikoでの配信開始や新社屋への移転完了など〕で長らく続いてきた平日朝の自社制作のワイド番組を刷新したこと、月曜日の放送開始時間を起きている人があまりいない午前3時に繰り上げたこと〔わずか2年で取りやめ、午前5時に繰り下げたが午前3〜4時台に放送されていた他局制作番組の中には聴取率が芳しくなかったのかネット打ち切りの憂き目に遭ったものがある〕などにそのことは見られる。競争相手が多いのも一因なのだろうがこういうやり方はRSK山陽放送の印象を悪くしていることに気付いて頂きたいものである)。 ・現在の放送体制の維持(RSK山陽放送は2023年〔令和5年〕秋の番組改編から土曜日深夜〔日曜日早朝〕に放送休止を入れるようになっているが午前3時の時報を鳴らしてから放送終了告知を流すのではなくニッポン放送制作の「オードリーのオールナイトニッポン」が終わるとすぐに放送終了告知を流し、午前3時の時報を鳴らして停波するようになっており、状況の厳しさを感じさせている。終夜放送全面取りやめに至ることはないと思うがその点が気になる)。 ・エフエム放送局転換後の中波放送本局の跡地利用(本局のある場所はRSKバラ園〔岡山市北区撫川〕として市民の憩いの場になっている〔但し入場料金が必要〕。エフエム放送局転換後も引き続き運営して頂きたいものであるが…)。 |
広島県 | 中国放送 | 5 | △ | ・どのような形のエフエム放送局転換を目指しているかは不明。 ・エフエム補完中継局は5箇所有しているが周波数を94.6MHzに統一している。中国放送の筆頭株主である中国新聞社(広島市中区土橋町)が発行する広島県の地方紙・中国新聞のラジオ欄では本局(江田島市沖美町美能。周波数:1350kHz)及び福山・三次両中波中継局の周波数に加えてエフエム補完放送の周波数も記されるようになっている(表記は「FM94.6」。余談だが中国新聞備後本社版のラジオ欄ではRSK山陽放送・西日本放送の番組表も掲載されているのだがどちらもエフエム補完放送は福山市内で十分受信できるにもかかわらずエフエム補完放送の周波数は記されていない。恐らく福山市内でRSK山陽放送・西日本放送を聴く方はあまりいないのでそのようにしているのだろう)。 ・2021年(令和3年)6月にTBSラジオ・ニッポン放送・文化放送がSTVラジオ・北海道放送・秋田放送を除く民間中波放送局44社が2028年(令和10年)秋までにエフエム放送局に転換することを発表したことを受けて中国放送は早速声明を発表し、公式サイトに掲載した。そこでは2028年(令和10年)秋までにエフエム放送局に転換することを目指すことと第一次エフエム放送局転換実証実験には参加しないこと、それにより2025年(令和7年)秋までは放送区域としている広島県内に7箇所設置している中波中継局の運用を止めることはしないこと、第二次エフエム放送局転換実証実験への参加は検討中であること(現状を考えれば不参加になる可能性が高い)が触れられている。エフエム放送局転換について何の声明も出さない放送局が多い中にあって中国放送のこの対応はもっと注目されても良いように思われる。 ・その一方で放送区域を同じくする広島エフエム放送が都道府県域民間エフエム放送局51社で最も多くの中継局を有していること(13箇所)でもうかがえるように放送区域としている広島県は地形が複雑であり(平地はある程度あるが広大というほどではないことや山地が多いこと、県土の中央部に分水嶺があること、瀬戸内海に多数の島嶼を抱えていること)、エフエム放送局転換に当たってはまだ多数の中継局設置を進めなければならない状況にある。しかも最近の中国放送の番組編成を見ると土曜日午後・日曜日午後に設定されていた自社制作のワイド番組の廃止や平日午後の自社制作のワイド番組の削減とTBSラジオ制作の「ジェーン・スー 生活は踊る」の一部分のネット開始、土曜日深夜(日曜日早朝)や日曜日深夜における自社制作番組の再放送設定、日曜日深夜(月曜日早朝)の放送終了時間の大幅繰り上げ(2023年〔令和5年〕秋の番組改編で午前1時30分から午前0時15分に繰り上げたが半年後の2024年〔令和6年〕春の番組改編で午前1時に繰り下げられている。但しまれに午前0時15分に繰り上がる場合がある)…と経営事情の厳しさが随所に見られるようになっている。そういうこともあり中国放送のエフエム補完中継局整備は西条エフエム中継局(東広島市西条町篠)を開局させたのを最後に5年近く途絶えている(第二次エフエム放送局転換実証実験への参加はないだろうと見ているのは今記したことによる)。 ・中国放送のエフエム補完中継局の整備が進まないもう一つの理由として中国放送のテレビ部門の中継局に併設する形をとらず、改めて中継局を建設していることも挙げられるところである。例えば福山エフエム中継局(福山市千田町千田)は福山南テレビ・エフエム中継局(福山市西深津町七丁目。広島県を放送区域とする都道府県域民間テレビ放送局各社とNHK広島放送局〔広島市中区大手町二丁目〕における呼称。広島エフエム放送は福山中継局と呼称している)とは別の場所に建設されているのだが、福山エフエム中継局をNHK広島放送局のエフエム放送と広島エフエム放送の中継局が内包されている福山南テレビ・エフエム中継局に設置しなかったのは中国放送福山エフエム中継局からの電波が福山市北部・府中市中心部方面でも受信できるようにしたかったこと(そのようにしないと福山市新市町相方に府中エフエム中継局を設置せざるを得なくなるため非効率になる)が考えられる。 ・ただ、中国放送は七大都市に本社・演奏所を設置している民間中波放送局としては最も多くのエフエム補完中継局を有していることやエフエム補完中継局の周波数を統一していること、エフエム放送局転換について声明を出していることを考えると近隣の山口放送や南海放送には大きく後れをとってはいるがエフエム補完放送に対してある程度積極的であることがうかがえる。しかも放送区域を同じくするNHK広島放送局が尾道市と豊田郡大崎上島町に90MHz台の周波数を用いたラジオ第一放送のエフエム補完中継局を2022年(令和4年)春に開局させており、広島県は日本放送協会・民間放送双方のエフエム補完中継局がある都道府県で90MHz台の周波数を用いた中継局しかない数少ないところとなっている(他には和歌山県・徳島県・愛媛県があるだけ。無論七大都市を擁する都道府県では広島県だけ)。そういう状況を考えると中国放送はエフエム放送局転換の時期は遅れるかもしれないがエフエム放送局転換に当たって先導的役割を担う存在になれる可能性を秘めているように感じられるところである。前に記したように経営事情は厳しいものがあり、順調に進むとは思えないが中国放送の今後の展開には注目したいものがある。 |
・尾道市・呉市・庄原市(高野・東城両地区)・神石郡神石高原町・豊田郡大崎上島町・山県郡安芸太田町・山県郡北広島町へのエフエム補完中継局設置。 ・現在の放送体制の維持(最悪の場合土曜日深夜〔日曜日早朝〕における放送休止の設定や令和時代になってから成績が芳しくない〔といってもAクラス入りまであと一歩だったという年もあるのだが…〕広島東洋カープの公式戦中継の削減、日曜日深夜〔月曜日早朝〕の放送終了時間の繰り上げ〔具体的な時間を挙げれば午前0時。早すぎると思う方がいるかもしれないが政令指定都市に本社・演奏所を設置している都道府県域民間ラジオ放送局の中には午前0時またはそれより早い時間で放送を終了するところがいくらかあり、あり得ない話ではない〕、自社制作番組の更なる削減に手を付ける可能性がある。いずれも取り組んで頂きたくないことであるが果たして…)。 ・福山放送局(福山市北美台)の番組制作・発信機能の処遇(福山放送局が制作し、福山・府中・三原各中波中継局だけで放送していた番組は現在は全て廃止されているが平日午後の自社制作のワイド番組には福山放送局から広島県南東部の情報を地元在住の女性が伝える企画がある他日曜日の朝には福山放送局が制作し、広島県全域で流れる番組が存在する)。 ・周波数統一で生じる不都合(干渉性フェージングによる受信しづらい地域の発生などを指す)の改善・解消。 |
山口県 | 山口放送 | 14 | ○ | ・中波放送を取りやめてエフエム放送局に完全移行することを志向している。 ・エフエム補完放送を開始したのは民間中波放送局47社中8番目と決して早くはなかったのだが、驚くべきはわずか3年半で何と13箇所も放送区域としている山口県内にエフエム補完中継局を整備したことである。13箇所目の周防大島エフエム中継局(大島郡周防大島町西安下庄。周波数:92.3MHz)が開局した2018年(平成30年)12月5日時点ではまだ民間中波放送局のエフエム放送局転換が取り沙汰されるようにはなっていなかったのだがこの状況から山口放送は近い将来中波放送局からエフエム放送局に転換するようになるのではないかと見る方も少なくなかった。 ・山口放送のエフエム補完中継局の特徴としては中波中継局の補完よりも中波中継局が設置できなかった地域の受信環境改善に重きを置いていること(本局〔周南市大津島。周波数:765kHz〕以外の中波中継局を補完するエフエム補完中継局は2016年〔平成28年〕8月に初めて開局したのだがその時点で既に中波中継局を補完しないエフエム補完中継局は2箇所開局していた)と、瀬戸内海・周防灘沿岸地域と日本海・響灘沿岸地域でそれぞれ周波数を分け、統一していることである(瀬戸内海・周防灘沿岸地域…92.3MHz/日本海・響灘沿岸地域…86.4MHz)。山口放送としては中波中継局の周波数を統一することや人口集積はあるが地形的に近隣の中波中継局からの電波を受信しづらい地域(長門市・美祢市・柳井市など)に中波中継局を設置することを模索したこともあったが中波放送ではどうにもならないとして断念していたところエフエム補完放送制度が創設されたのでそれなら…ということで積極策に出たのだろう。 ・放送区域としている山口県のほとんどの地域でエフエム放送が受信できる状況にした山口放送は第一次エフエム放送局転換実証実験に参加したのだが、そこでは何と全ての中波中継局の運用を停止するという大胆な策に出た。もっとも一度に全ての中波中継局の運用を停止するのではなく須佐田万川→萩→山口→岩国→下関→周南(本局)の順に運用を休止する方法をとっている(このうち本局及び岩国・下関両中波中継局は運用停止の前に減力運用を挟んでいる)。そして2024年(令和6年)7月29日午後0時に本局の運用を停止したことで山口放送の中波放送は約68年4ヶ月、日数に換算すれば24,957日の歴史に一旦終止符を打つことになった。実は運用停止や減力運用は全て月曜日に行われているのだが山口放送はどの時間をもってそれらの事柄を実施するのか公表しなかったことや中波放送の終了に当たって特別番組を設定しなかったことが残念なところである。 ・前記の通り山口県のほとんどの地域でエフエム放送が受信できる状況になっているが山口市徳地地区や岩国市錦・本郷・美川・美和各地区、下関市豊北地区、周南市鹿野地区、長門市油谷地区が受信しづらい地域として残っている。このうち岩国市錦地区と下関市豊北地区については技術実験の目的でエフエム補完中継局を設置したことはあるのだが正式な中継局への昇格は行われていない。 ・山口放送が有するエフエム補完中継局は14箇所であり、無論民間中波放送局では最も多くのエフエム補完中継局を有するところとなっている。恐らくそう遠くない時期に6箇所ある中波中継局の廃止とエフエム放送局転換を発表し、都道府県域民間エフエム放送局になることであろうがそうなると広島エフエム放送(13箇所)を抜いて最も多くの中継局を有する都道府県域民間エフエム放送局の座に就くことになる。 ・ただ気になるのは放送区域を同じくするエフエム山口(FMY、山口市緑町)の状況が厳しくなっていることである。エフエム山口は岩国・山口鴻ノ峯両中継局以外はバラバラの周波数を使用している時点で山口放送に対して不利になっているのだが、10年以上続いている長寿番組が2005年(平成17年)放送開始の「YASUBE PRESENTS THE mouVment」だけになっていることや2017年(平成29年)に大幅な減資を実施していること(4億9,500万円→9,900万円)、2020年(令和2年)1月から日曜日深夜の放送終了時間を月曜日午前0時にしていること(2025年〔令和7年〕2月1日時点で中国地方にある都道府県域民間ラジオ放送局では山陰放送とともに最も早い放送終了となっている。但し放送休止中は試験放送と称して音楽を流し続けており、完全に停波しないことが多い)にその様子が垣間見られる。山口放送が全ての中波中継局の運用を止め、事実上エフエム放送局に転換した2024年(令和6年)7月29日以降目立った動きは見られていないが、山口放送・エフエム山口が放送区域としている山口県は昭和時代末期から人口減少が止まらず、推計ではあるが最近130万人の大台も割ったことや最大の都市である下関市ですら人口は20万人台であり、卓越した中核都市が存在しないこと(せめて県庁所在地であり、山口県の中央部に位置する山口市付近に現在の倉敷市や福山市と同じくらいの人口〔40万人台〕を有する都市があれば良いのだが…)を考えると厳しい環境は続くことであろうが果たしてどうなっていくのだろうか。 |
・山口市徳地地区や岩国市錦・本郷・美川・美和各地区、下関市豊北地区、周南市鹿野地区、長門市油谷地区へのエフエム補完中継局設置(技術実験の目的でエフエム補完中継局を設置した岩国市錦地区と下関市豊北地区以外は過疎に悩まされ、費用対効果が低い地域であるため難しいのではないかと思われる。また、岩国市については受信困難地域が多いので受信障害対策中継局設置を検討しても良いように思われる)。 ・中波放送終了→エフエム放送局転換の正式発表時期。 ・中波放送存続を求める声への対処。 ・エフエム放送局転換の先鋒的存在になったことで求められる役割の完遂(考えられるものとしては他の放送局に助言・支援を行うことやエフエム放送局転換を円滑に行えるようにする環境整備〔政見放送をエフエム放送でも流せるようにすることや幹線道路のトンネルの中でもエフエム補完放送を受信できるようにすることなど〕を各方面に要望することが挙げられる)。 |
徳島県 | 四国放送 | 4 | ○ | ・どのような形のエフエム放送局転換を目指しているかは不明。 ・四国放送のエフエム補完中継局の設置状況は放送区域を同じくするエフエム徳島(徳島市寺島本町西一丁目)と同じ(徳島・阿南・池田・日和佐)であり、その点からすれば四国放送のエフエム補完中継局整備は完了したと考えることもできる。今後エフエム補完中継局を整備したほうが良いところをあえて挙げれば美馬市や那賀郡那賀町となるが受信状況や四国放送の経営状況次第になるものと思われる。 ・四国放送は徳島・池田・日和佐各エフエム中継局については周波数を93.0MHzに統一しているが阿南エフエム中継局(阿南市椿町。周波数:93.9MHz)については徳島・池田・日和佐各エフエム中継局とは別の周波数を用いている。阿南エフエム中継局は徳島・日和佐両エフエム中継局の間にあり、もし徳島・池田・日和佐各エフエム中継局と同じ周波数を用いると干渉性フェージングが発生するなどの不都合が生じるために別の周波数を用いたものと思われる。 ・四国放送は四国地方にある民間中波放送局としては南海放送に次いでエフエム補完放送を始め、南海放送と同じく複数のエフエム補完中継局を有しているが第一次エフエム放送局転換実証実験には参加しなかった。第二次エフエム放送局転換実証実験については今のところ未定だが果たして四国放送はどのような選択をとるのだろうか。 |
・(状況次第になるが)美馬市や那賀郡那賀町へのエフエム補完中継局設置。 |
香川県 | 西日本放送 | 1 | ○ | ・どのような形のエフエム放送局転換を目指しているかは不明。 ・西日本放送はradikoでの配信開始は民間中波放送局としては最後になったがエフエム補完放送開始も遅く、47社中46番目となった。西日本放送は中波中継局の周波数を1449kHzに統一しており、不都合を感じていなかったことや放送区域を同じくするNHK高松放送局(高松市錦町一丁目)のエフエム放送とエフエム香川(高松市上之町二丁目)はともに1箇所しか中継局を設置していないこと、更に使用する周波数帯がエフエム補完放送開始に当たって使用を始めた90MHz台であり、定着には時間がかかると見たことなどからエフエム補完放送への取り組みを早急に進めなかったのではないかと思われるのだが西日本放送の消極的な態度を見てイラついた聴取者がいたことは否定し得ないところである。エフエム補完放送の取り組みについてはきちんと説明しない民間中波放送局が少なくないのだが、民間中波放送局各社は機密事項に触れない範囲で説明責任を果たすことはできないものであろうか。 ・前記の通り香川県を放送区域とする都道府県域エフエム放送局は本局しか中継局を設置していないため高松エフエム中継局(高松市中山町。周波数:90.3MHz)の整備をもってエフエム補完中継局整備は完了したとし、エフエム放送局転換の日を迎える可能性が高い。しかし、小豆島北岸部や県境部が受信しづらい地域として残っている。あえてエフエム補完中継局を設置したほうが良いところを挙げれば小豆島となるが香川県を放送区域とする都道府県域エフエム放送局としては初めてとなる高松中継局以外の中継局設置は実現するのだろうか。その点が注目される。 |
・(状況次第になるが)小豆島へのエフエム補完中継局設置。 |
愛媛県 | 南海放送 | 12 | ○ | ・中波放送を取りやめてエフエム放送局に完全移行することを志向している。 ・2014年(平成26年)12月1日に初めてのエフエム補完中継局を伊予市に開局させたのだがこの日は北日本放送もエフエム補完中継局を開局させており、北日本放送と南海放送はエフエム補完放送制度創設後初めてエフエム補完中継局を開局させた民間中波放送局となった。但し北日本放送は中波放送局の混信対策でその時点で既に2箇所エフエム中継局を設置しており、エフエム補完放送制度創設後初めてエフエム中継局を設置したのは南海放送が最初となる。 ・その後2020年(令和2年)までに放送区域としている愛媛県内の12箇所にエフエム補完中継局を設置しており、愛媛県のほとんどの地域でエフエム放送で南海放送の番組を楽しめるようになっている。 ・エフエム補完放送に使用している周波数は91.7MHz(松山・今治・宇和島・大洲・新居浜・野村・御荘各中継局)と91.2MHz(内子・大三島・川之江・久万・八幡浜各中継局)となっており、山口放送のように地域ごとに統一する形をとっていない(周波数を変えずに移動できるのは松山市〜今治市間と大洲市〜宇和島市〜南宇和郡愛南町御荘地区間)。周波数を統一すると中継局の間にある地域で受信上の不都合(干渉性フェージング)が起きる恐れがあったことから周波数を分けたものと思われる。 ・第一次エフエム放送局転換実証実験では宇和島・新居浜・八幡浜各中波中継局の運用を停止したのだが減力運用を2ヶ月間実施した後運用を停止する形をとった(減力運用開始と運用停止は3中継局同時に実施)。現在は松山(本局)・大洲・御荘各中波中継局が運用を続けているが、第二次エフエム放送局転換実証実験でどのようにするのかは今のところ未定である。 |
・中波放送終了→エフエム放送局転換の正式発表時期。 ・中波放送存続を求める声への対処。 ・エフエム放送局転換の先鋒的存在になったことで求められる役割の完遂(考えられるものとしては他の放送局に助言・支援を行うことやエフエム放送局転換を円滑に行えるようにする環境整備〔政見放送をエフエム放送でも流せるようにすることや幹線道路のトンネルの中でもエフエム補完放送を受信できるようにすることなど〕を各方面に要望することが挙げられる)。 |
高知県 | 高知放送 | 1 | △ | ・どのような形のエフエム放送局転換を目指しているかは不明。 ・高知放送が所有する中波中継局は川の近くにあり、浸水被害に遭う恐れのあるところが多いことや高知放送が放送区域としている高知県の太平洋沿岸部は近い将来起きると予想される南海トラフ巨大地震で甚大な被害を受ける恐れがあることを考えるとエフエム補完放送には早い段階で取り組んでも良かったのだが、なぜかエフエム補完放送への取り組みは遅れ、初めてのエフエム補完中継局を開局させたのは2020年(令和2年)2月10日のことであった(47社中45番目)。理由ははっきりしないのだが高知放送が放送区域としている高知県は経済基盤が脆弱であることや都道府県域民間放送局の放送区域人口が最少であるにもかかわらずテレビ放送局3社・ラジオ放送局2社もあり競争相手が多いこと、テレビ放送のデジタル化が完了してまだ数年しか経っていないのに総務省がエフエム補完放送制度を創設し、2020年(令和2年)3月31日までに始めるようにしたことに反感を抱いたこと、新社屋建設(2022年〔令和4年〕完成)に力を入れたことなどが考えられる。高知放送の消極的な態度にイラついた聴取者もいたことであろうが、民間中波放送局の大半(47社中31社)はテレビ放送局を兼営しているがテレビ放送のデジタル化で多額の出費を強いられたことを考えると総務省はエフエム補完放送の開始期限を決めないか決めるとしてももう少しゆとりのあるものにしたらどうだったのだろうと思いたくなる(私は期限直前にエフエム補完放送を開始したアール・エフ・ラジオ日本と西日本放送、高知放送に対して総務省は一日も早くエフエム補完放送を開始するように指導を入れたのではないかと今でも思っている。総務省側は恐らく否定することだろうが…)。 ・高知放送のエフエム補完中継局整備は高知エフエム中継局(高知市春野町内ノ谷。周波数:90.8MHz)が開局して5年近く経った今も全く進んでいないが、では高知放送はエフエム補完中継局の整備を行わないで良いのかというとそういうことはない。理由は前にも記したように高知放送が所有する中波中継局は川の近くにあり、浸水被害に遭う恐れのあるところが多いことや高知放送が放送区域としている高知県の太平洋沿岸部は近い将来起きると予想される南海トラフ巨大地震で甚大な被害を受ける恐れがあることである。その点を高知放送はどのように認識しているのだろうか。災害がいつ起き、そして放送に必要な施設がどのようになるかは誰にも予想はできないのでそろそろ行動を起こして頂きたいものであるが…。 ・高知放送は四国地方にある民間中波放送局では唯一中波中継局の周波数統一に取り組まなかった(本局〔高知市大津乙。周波数:900kHz〕が使用している周波数は高い出力で放送していた大韓民国の民間放送局・文化放送〔記すまでもないが日本の民間中波放送局とは別会社〕の本局が使用していたことが主たる理由と思われる。なお、大韓民国の文化放送の本局は2022年〔令和4年〕11月8日をもって運用を停止した)が、エフエム放送局転換も四国地方にある民間中波放送局で唯一2028年(令和10年)秋に実施できず、足並みを揃えられなくなる恐れが出ている。エフエム放送局転換のメドとしている2028年(令和10年)秋まで時間はまだ3年半以上残されているのだが経済基盤が脆弱で、人口減少が著しい地域を放送区域とする高知放送はどこまでエフエム補完中継局を整備し、2028年(令和10年)秋を迎えるのだろうか。総務省がエフエム補完放送開始時期に期限を設け、半ば強制的に取り組ませたのとは異なってエフエム放送局転換は強制ではないし放送局の事情により2028年(令和10年)秋以降にずれるところも出る可能性が高いのだから経営状況を見ながら整備していけば良いのだろうが果たして…。 |
・安芸市・四万十市または土佐清水市・宿毛市・須崎市・室戸市・高岡郡佐川町・高岡郡四万十町窪川地区・長岡郡大豊町へのエフエム補完中継局設置。 ・現在の放送体制の維持(エフエム補完中継局整備と引き換えに終夜放送を取りやめたり自社制作番組を大幅に減らしたりする可能性がある)。 ・エフエム補完中継局整備が進まない状態で南海トラフ巨大地震などの甚大な被害をもたらす災害が起きた場合の放送体制の構築。 |
福岡県 | RKB毎日放送 | 4 | ○ | ・どのような形のエフエム放送局転換を目指しているかは不明。 ・エフエム補完放送は本社・演奏所のある福岡市及びその周辺地域だけでなく北九州市・糸島市・行橋市にもエフエム補完中継局を設置した状態で開始した(放送区域を同じくする九州朝日放送も同じ)。本社・演奏所のあるところだけでなく複数の地域で同時にエフエム補完放送を開始したところは他に和歌山放送(3箇所)と四国放送(2箇所)があるだけであり(もっともRKB毎日放送がエフエム補完放送を開始した時点では和歌山放送と四国放送はまだエフエム補完放送を始めていなかったので史上初の例となっている)、珍しいことと言える。 ・第一次エフエム放送局転換実証実験では行橋中波中継局(行橋市今井。周波数:1062kHz)の運用を停止している。行橋中波中継局を対象に選んだのは行橋中波中継局の受信対象地域には人口10万人以上の都市がないことや北九州中波中継局(北九州市若松区響町一丁目。周波数:1197kHz)が受信できる地域が多いこと、行橋中波中継局は九州朝日放送との共同中継局であること(余談だが大牟田中波中継局〔大牟田市西新町。周波数:1062kHz〕も九州朝日放送との共同中継局になっている)が理由として考えられる。 ・第二次エフエム放送局転換実証実験でどのようにするのかは今のところ未定であるが、現在運用中の中波中継局(福岡〔本局〕・北九州・大牟田)は人口の多いところを受信対象地域としていることを考えるとこれ以上の運用停止はないのではないかと思われる。 ・エフエム補完放送やエフエム放送局転換に積極的になっているのは良いのだが問題点はないわけではない。福岡・北九州・糸島・行橋各エフエム中継局を設置してから全くエフエム補完中継局設置には動いていないことやそれ故に筑豊地区や筑後地区にはエフエム補完中継局が未だに存在しないままになっていること、放送区域を同じくする都道府県域民間エフエム放送局3社(エフエム福岡〔福岡市中央区清川一丁目〕・CROSS FM〔北九州市小倉北区京町三丁目〕・ラブエフエム国際放送〔愛称:LOVE FM。福岡市中央区今泉一丁目〕)は経営環境が厳しく(エフエム福岡とCROSS FMの日曜日深夜〔月曜日早朝〕の放送終了時間は七大都市に本社・演奏所を置いている都道府県域民間エフエム放送局15社で最も早い月曜日午前0時になっていることやCROSS FMとラブエフエム国際放送は経営譲渡を経験していることにそのことはうかがえる)、RKB毎日放送・九州朝日放送のエフエム放送局転換で更なる窮地に追い立たされる恐れがあることが挙げられるのだがその点をどのように考えているのだろうか。その点が気になる。 |
・大牟田市・嘉麻市山田地区・宗像市へのエフエム補完中継局設置。 ・国内外のエフエム放送局との混信対策。 |
九州朝日放送 | 4 | ○ | ・どのような形のエフエム放送局転換を目指しているかは不明。 ・エフエム補完放送は本社・演奏所のある福岡市及びその周辺地域だけでなく北九州市・糸島市・行橋市にもエフエム補完中継局を設置した状態で開始した(放送区域を同じくするRKB毎日放送も同じ)。本社・演奏所のあるところだけでなく複数の地域で同時にエフエム補完放送を開始したところは他に和歌山放送(3箇所)と四国放送(2箇所)があるだけであり(もっともRKB毎日放送がエフエム補完放送を開始した時点では和歌山放送と四国放送はまだエフエム補完放送を始めていなかったので史上初の例となっている)、珍しいことと言える。 ・第一次エフエム放送局転換実証実験では行橋中波中継局(行橋市今井。周波数:1485kHz)の運用を停止している。行橋中波中継局を対象に選んだのは行橋中波中継局の受信対象地域には人口10万人以上の都市がないことや北九州中波中継局(北九州市若松区響町一丁目。周波数:720kHz)が受信できる地域が多いこと、行橋中波中継局はRKB毎日放送との共同中継局であること(余談だが大牟田中波中継局〔大牟田市西新町。周波数:1485kHz〕もRKB毎日放送との共同中継局になっている)が理由として考えられる。 ・第二次エフエム放送局転換実証実験でどのようにするのかは今のところ未定であるが、現在運用中の中波中継局(福岡〔本局〕・北九州・大牟田)は人口の多いところを受信対象地域としていることを考えるとこれ以上の運用停止はないのではないかと思われる。 ・エフエム補完放送やエフエム放送局転換に積極的になっているのは良いのだが問題点はないわけではない。福岡・北九州・糸島・行橋各エフエム中継局を設置してから全くエフエム補完中継局設置には動いていないことやそれ故に筑豊地区や筑後地区にはエフエム補完中継局が未だに存在しないままになっていること、放送区域を同じくする都道府県域民間エフエム放送局3社(エフエム福岡・CROSS FM・ラブエフエム国際放送)は経営環境が厳しく(エフエム福岡とCROSS FMの日曜日深夜〔月曜日早朝〕の放送終了時間は七大都市に本社・演奏所を置いている都道府県域民間エフエム放送局15社で最も早い月曜日午前0時になっていることやCROSS FMとラブエフエム国際放送は経営譲渡を経験していることにそのことはうかがえる)、RKB毎日放送・九州朝日放送のエフエム放送局転換で更なる窮地に追い立たされる恐れがあることが挙げられるのだがその点をどのように考えているのだろうか。その点が気になる。 |
・大牟田市・嘉麻市山田地区・宗像市へのエフエム補完中継局設置。 ・国内外のエフエム放送局との混信対策。 |
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佐賀県 長崎県 |
長崎放送 | 5 | △ | ・どのような形のエフエム放送局転換を目指しているかは不明。 ・エフエム補完中継局は5箇所設置しているが、その内訳は長崎県3箇所(長崎・諫早・佐世保)、佐賀県2箇所(佐賀・鳥栖)となっている。 ・第一次エフエム放送局転換実証実験では佐賀県内にある中波中継局(佐賀・有田・伊万里・唐津)についてのみ運用を停止している。2箇所のエフエム補完中継局で佐賀県の大半の地域を受信対象地域に収めていることが実証実験対象中継局に選んだ理由と考えられる。 ・一方で長崎県内についてはエフエム補完中継局の整備は進んでいるとは言い難い状態にある。新社屋建設(2021年〔令和3年〕完成)に力を入れたことや長崎県の地形が複雑であること(平地が少ない、島嶼が多い)、長崎県の経済基盤が盤石ではないことが主たる理由であるが、現在のところ新たなエフエム補完中継局の整備計画は出ていないので第二次エフエム放送局転換実証実験で新たに運用休止対象とする中波中継局は出ないのではないかと思われる。 ・佐賀県と長崎県で差が出ているエフエム補完中継局の整備であるが、この状況は由々しき問題を生み出すのでは…と危惧したくなる。2021年(令和3年)秋の番組改編をもって廃止された佐賀県・長崎県での別編成を復活させたほうが良いという声や長崎放送の佐賀県部分を独立させて佐賀県だけを放送区域とする都道府県民間ラジオ放送局を発足させたほうが良いという声、長崎放送のラジオ部門も、長崎県を放送区域とする都道府県域民間エフエム放送局・エフエム長崎(長崎市栄町)も中継局を設置していない壱岐・対馬地区で関係の深い福岡県または佐賀県への編入を求める声が上がることが考えられるのだがそれらの問題を長崎放送はどのようにとらえているのだろうか(今挙げたことは現実的に考えて実現する可能性は皆無に等しいのだが…)。一筋縄では行かない地域を放送区域としているだけに長崎放送の今後の姿勢が気になるところである。 |
・佐賀県側については西松浦郡有田町、長崎県側については壱岐市・五島市または南松浦郡新上五島町有川地区・西海市大瀬戸地区・島原市・対馬市・平戸市・南島原市南有馬地区へのエフエム補完中継局設置。 ・佐賀放送局(佐賀市駅前中央一丁目)の番組制作・発信機能の処遇(佐賀放送局が制作し、佐賀県内だけで放送していた番組は左記の通り2021年〔令和3年〕秋の番組改編をもって全て廃止されているが佐賀放送局が制作し、佐賀・長崎両県全域で流れる番組が現在も存在する)。 ・国内外のエフエム放送局との混信対策。 |
熊本県 | 熊本放送 | 5 | ○ | ・どのような形のエフエム放送局転換を目指しているかは不明。 ・エフエム補完中継局は5箇所設置しているが中波中継局のある天草市や阿蘇郡小国町、阿蘇郡南阿蘇村、上益城郡山都町には設置されていない。総じて山間部や島嶼部が手薄になっている。熊本放送は10箇所ある中波中継局の周波数を1197kHzに統一していることも一因と言えようが設置状況にムラがあるのが気になるところである。 ・そういう状況にもかかわらず第一次エフエム放送局転換実証実験では荒尾中波中継局(荒尾市荒尾。周波数:1197kHz)の運用を停止している。荒尾中波中継局を対象に選んだのは荒尾中波中継局の受信対象地域には人口10万人以上の都市がないことや本局(合志市上生)が受信できる地域が多いことが理由として考えられる。第二次エフエム放送局転換実証実験でどのようにするのかは今のところ未定である。 ・熊本県南東部の山間部にある球磨郡水上村には熊本放送のエフエム補完中継局があるのだがそれとは別に球磨郡水上村では村内の2箇所に受信障害対策中継局を設置している。水上エフエム中継局(球磨郡水上村岩野。周波数:80.0MHz)からの電波が届かない球磨郡水上村江代にあるのだが、周波数は熊本放送水上エフエム中継局と同じ80.0MHzに設定している。 |
・天草市や阿蘇郡小国町、阿蘇郡南阿蘇村、上益城郡山都町へのエフエム補完中継局設置。 ・国内外のエフエム放送局との混信対策。 |
大分県 | 大分放送 | 2 | △ | ・どのような形のエフエム放送局転換を目指しているかは不明。 ・エフエム補完中継局は大分市と、その西隣の別府市に設置しており、周波数は93.3MHzに統一している。 ・別府エフエム中継局(別府市野田)は現時点で最も新しい民間中波放送局のエフエム補完中継局(2024年〔令和6年〕8月8日開局。ちなみに日本放送協会の中波放送のエフエム補完中継局の開局も2024年〔令和6年〕8月8日以降全くないため大分放送別府エフエム中継局は日本にある中波放送局において最も新しいエフエム補完中継局にもなっている)なのだが、大分放送の公式サイトではなぜか別府エフエム中継局開局についての記載は見られなかった。大分放送もエフエム放送局に転換する民間中波放送局に名を連ねているのになぜそのことを積極的に宣伝しないのか、理解に苦しむ。大分・別府両エフエム中継局の受信対象範囲は別府湾沿岸地域(大分市・杵築市・別府市・速見郡日出町)に限られることを考えると大々的に宣伝するのはどうかと考えたのかもしれないのだが…。 ・大分放送のエフエム補完中継局整備が進まないのは大分県の地形が複雑であること(平地が少ない、山間部が多い)や大分県の経済基盤が盤石ではないこと、大分・別府両市への一極集中が著しいことが主たる理由である。放送区域を同じくするエフエム大分(愛称:Air-Radio FM88。大分市府内町三丁目)の中継局設置状況から考えれば佐伯市・竹田市・津久見市・中津市・日田市・玖珠郡玖珠町へのエフエム補完中継局設置がエフエム放送局転換に当たっての最低限の目標となるが、大分エフエム中継局(大分市下戸次)が開局してから別府エフエム中継局が開局するまで8年もかかっているところを見るとその他のエフエム補完中継局整備にはあとどのくらいの歳月が必要なのだろうかと考えたくなる。エフエム放送局転換やエフエム補完放送に対して説明責任を果たさない民間中波放送局が多いのだがエフエム放送局転換を目指しているのなら大分放送はきちんと説明責任を果たしてはどうであろうか。 |
・佐伯市・竹田市・津久見市・中津市・日田市・玖珠郡玖珠町へのエフエム補完中継局設置。 ・公式サイトへのエフエム補完放送やエフエム放送局転換に関する情報の掲載。 |
宮崎県 | 宮崎放送 | 2 | ○ | ・どのような形のエフエム放送局転換を目指しているかは不明。 ・宮崎放送のエフエム補完中継局は宮崎市と延岡市に設置しており、宮崎県にある人口10万人以上の都市(宮崎市・延岡市・都城市)は受信対象地域に収められている。一方で放送区域を同じくするNHK宮崎放送局(宮崎市江平西二丁目)のエフエム放送やエフエム宮崎(愛称:JOY FM。宮崎市高千穂通一丁目)が中継局を設置している南部(串間市など)や西部の山間部(西臼杵郡高千穂町・東臼杵郡美郷町・東臼杵郡椎葉村など)にはエフエム補完中継局は設置されていない。エフエム補完中継局が整備されていないところは過疎に悩まされているところでもあり、費用対効果が見込めないとしていることや宮崎放送は中波中継局の周波数を936kHzに統一しており、不都合を感じていないこと、宮崎市錦本町への新社屋建設(2026年〔令和8年〕運用開始予定)に力を入れていることが宮崎・延岡両エフエム中継局だけ整備したところでエフエム補完中継局整備を止めている理由として挙げられるのだが、今後どのようにしていくのであろうか。 |
・串間市・西臼杵郡高千穂町へのエフエム補完中継局設置(前記2箇所に設置すればエフエム宮崎と同等になる。その他の地域は将来の課題になるのではないのだろうか)。 |
鹿児島県 | 南日本放送 | 6 | ○ | ・どのような形のエフエム放送局転換を目指しているかは不明。少なくとも九州本土部分にある中波中継局(鹿児島〔本局〕・阿久根・大口・川内各中波中継局)は運用を停止する可能性が高い。 ・南日本放送が放送区域としている鹿児島県は九州本土と多数の島嶼で行政区域が構成されているのだが九州本土に5箇所(鹿児島・阿久根・鹿屋・蒲生・枕崎)、島嶼に1箇所(西之表)それぞれエフエム補完中継局を設置している。九州本土におけるエフエム補完中継局の設置状況は放送区域を同じくするエフエム鹿児島(愛称:μFM。鹿児島市東千石町)とほぼ同じである。 ・鹿児島県のうちの九州本土部分についてはほぼ全域でエフエム補完放送が受信できるようになっているが、問題は九州本土部分の西方と南方に多数存在する島嶼である。現在のところ種子島にしかエフエム補完中継局はなく、ほとんどの島嶼では中波放送かradikoで南日本放送の番組を聴かざるを得ない状態になっている。せめて奄美大島や徳之島にはエフエム補完中継局が欲しいところである(ちなみにエフエム鹿児島は島嶼には一切中継局を設置していない)。 ・第一次エフエム放送局転換実証実験では本局(霧島市隼人町真孝。周波数:1107kHz)以外の九州本土にある中波中継局(阿久根・大口・川内)について運用を停止している。運用停止中の阿久根・大口・川内各中波中継局の周波数は本局と同じ1107kHzであることや本局の出力が20kWに設定されていることから実験対象中継局に選ばれたものと思われる。 ・現在のところ新たなエフエム補完中継局の整備計画は出ていないので第二次エフエム放送局転換実証実験で新たに運用休止対象とする中波中継局は出ないのではないかと思われる。 |
・奄美大島・徳之島へのエフエム補完中継局設置。 ・エフエム放送局転換のやり方の見直し(現状では散在する主たる有人島の全てにエフエム補完中継局を設置するのは難しいことやエフエム放送の電波は遠くまで届かないこと〔但し障害物がなければかなり離れていても十分届く場合がある。現に福山市内では大阪府・兵庫県・山口県・徳島県にある都道府県域民間エフエム放送局が受信できるところがある〕を考えれば本局と名瀬中波中継局〔奄美市名瀬金久。周波数:1449kHz〕の存続は考えられても良いのではないのだろうか)。 ・国内外のエフエム放送局との混信対策。 |
沖縄県 | ラジオ沖縄 | 10 | ○ | ・どのような形のエフエム放送局転換を目指しているかは不明。 ・国内外の中波放送局との混信に苛まれたことから2001年(平成13年)以降エフエム中継局を放送区域としている沖縄県内の各地に整備していった。なお、ラジオ沖縄はエフエム中継局を設置するまでは本局(南城市大里大里。周波数:864kHz)しか中継局を有していなかった。 ・エフエム補完放送制度創設後設置したエフエム補完中継局は那覇・川平の2箇所である。 ・八重山郡竹富町には八重山広域市町村圏事務組合(石垣市真栄里)が免許人となって設置した受信障害対策中継局が2箇所ある。市区町村ではなく広域市町村圏事務組合が免許人になって設置した民間中波放送局の受信障害対策中継局は全国で唯一である。 ・本局以外中波中継局を有していないこともあってか第一次エフエム放送局転換実証実験には参加しなかった。第二次エフエム放送局転換実証実験については現在のところ未定である。 |
・伊良部・国頭・多良間・名護・南大東各エフエム中継局のステレオ放送実施。 ・琉球放送・エフエム沖縄(浦添市小湾)との住み分け(ちなみにエフエム沖縄は沖縄県にあったもう一つの民間中波放送局・極東放送〔KHR、浦添市小湾。1958〜1984〕が鞍替えして発足した都道府県域民間ラジオ放送局である)。 ・現在の放送体制の維持(2021年〔令和3年〕になってようやく平日に限って終夜放送を実施するようになったが経営事情如何によっては終夜放送を取りやめることも否定し得ないのではないのだろうか)。 ・国内外のエフエム放送局との混信対策。 |
琉球放送 | 10 | ○ | ・どのような形のエフエム放送局転換を目指しているかは不明。 ・国内外の中波放送局との混信に苛まれたことから2001年(平成13年)以降エフエム中継局を放送区域としている沖縄県内の各地に整備していった。エフエム中継局整備と引き換えに2005年(平成17年)5月2日には平良中波中継局(宮古島市平良久貝。周波数:1152kHz。1964〜2005)を廃止している。 ・エフエム補完放送制度創設後設置したエフエム補完中継局は那覇・川平の2箇所である。 ・八重山郡竹富町には八重山広域市町村圏事務組合が免許人となって設置した受信障害対策中継局が2箇所ある。市区町村ではなく広域市町村圏事務組合が免許人になって設置した民間中波放送局の受信障害対策中継局は全国で唯一である。 ・本局(豊見城市嘉数。周波数:738kHz)以外中波中継局を有していないこともあってか第一次エフエム放送局転換実証実験には参加しなかった。第二次エフエム放送局転換実証実験については現在のところ未定である。 |
・伊良部・国頭・多良間・名護・南大東各エフエム中継局のステレオ放送実施。 ・ラジオ沖縄・エフエム沖縄との住み分け。 ・国内外のエフエム放送局との混信対策。 |
上表で記した予想をまとめると下表の通りになる。
項目 | 該当民間中波放送局名 |
---|---|
2028年(令和10年)秋までに エフエム放送局に転換する可能性が高い (26社) |
青森放送 アイビーシー岩手放送 東北放送 山形放送 ラジオ福島 LuckyFM茨城放送 栃木放送 アール・エフ・ラジオ日本 山梨放送 信越放送 北日本放送 北陸放送 福井放送 静岡放送 和歌山放送 山口放送 四国放送 西日本放送 南海放送 RKB毎日放送 九州朝日放送 熊本放送 宮崎放送 南日本放送 ラジオ沖縄 琉球放送 |
エフエム放送局転換を目指しているが 2028年(令和10年)秋以降になる可能性が高い (18社) |
TBSラジオ ニッポン放送 文化放送 新潟放送 岐阜放送 CBCラジオ 東海ラジオ放送 京都放送 朝日放送ラジオ MBSラジオ ラジオ大阪 ラジオ関西 山陰放送 RSK山陽放送 中国放送 高知放送 長崎放送 大分放送 |
エフエム放送局に転換しない (3社) |
STVラジオ 北海道放送 秋田放送 |
上表からTBSラジオ・ニッポン放送・文化放送がエフエム放送局転換のメドとした2028年(令和10年)秋までにエフエム放送局に転換する可能性が高いところは転換を表明した44社のうちの26社に留まるのではないかと私は予想したのだが、この予想を書いていて感じたのはエフエム放送局転換が難しいところが多いということであった。2028年(令和10年)秋以降になる可能性が高いとしたところの特徴を挙げると放送区域が広大であることや放送区域の地形が複雑であること、複数の都府県を放送区域に収めていること、エフエム放送局転換に当たって5箇所以上エフエム補完中継局を設置しなければならないのに現時点でも1〜2箇所しかエフエム補完中継局がないことがあるのだが、エフエム放送局転換を言い出したTBSラジオ・ニッポン放送・文化放送についても上表では2028年(令和10年)秋までにエフエム放送局に転換するのは難しいのではないかとしたところにこの構想の置かれた状況がうかがえるのではないのだろうか。
私としてはそう遠くない将来にSTVラジオ・北海道放送・秋田放送を除く民間中波放送局各社はエフエム放送局に転換していくだろうし、現在は中波放送維持を表明しているSTVラジオ・北海道放送・秋田放送も置かれた環境の厳しさからいずれはその方針を見直さざるを得なくなる時期が来るのではないかと見ているのだが、果たしてどうなっていくのであろうか。今後もできる限り注目していきたいと思っているところである。
注7:エフエム放送局転換実証実験が始まった2024年(令和6年)2月1日以降開局した民間中波放送局のエフエム補完中継局はCBCラジオ(CBC、名古屋市中区新栄一丁目)の豊橋中継局(岡崎市石原町。周波数:91.8MHz)と東海ラジオ放送の豊橋中継局(岡崎市石原町。周波数:91.0MHz)、大分放送(OBS、大分市今津留三丁目)の別府中継局の三つだけである(CBCラジオと東海ラジオ放送の豊橋中継局は2024年〔令和6年〕3月25日に、大分放送の別府中継局は2024年〔令和6年〕8月8日にそれぞれ開局)。
また、現在開局準備中なのはアイビーシー岩手放送の野田中継局と山形放送の鶴岡中継局の二つだけである。
注8:山口放送のエフエム中継局の開局状況は下表の通りである。
年 | 月日 | 中継局名 | 所在地 | 周波数 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
2015年 (平成27年) |
7月21日 | 周南 | 周南市牟礼 | 92.3MHz | |
11月29日 | 美祢 | 美祢市伊佐町伊佐 | 86.4MHz | ||
2016年 (平成28年) |
4月18日 | 長門 | 長門市日置上 | 86.4MHz | |
8月2日 | 萩 | 萩市椿東 | 86.4MHz | ||
10月12日 | 柳井 | 光市塩田 | 92.3MHz | ||
2017年 (平成29年) |
4月23日 | 岩国 | 岩国市御庄 | 92.3MHz | |
5月21日 | 下関 | 下関市みもすそ川町 | 92.3MHz | ||
9月23日 | 阿東 | 山口市阿東地福下 | 92.3MHz | ||
10月23日 | 豊浦 | 下関市豊浦町厚母郷 | 86.4MHz | ||
2018年 (平成30年) |
4月11日 | 宇部 | 宇部市小串 | 92.3MHz | |
8月29日 | 須佐田万川 | 萩市須佐 | 86.4MHz | ||
11月12日 | 山口鴻ノ峯 | 山口市上宇野令 | 92.3MHz | ||
12月5日 | 周防大島 | 大島郡周防大島町西安下庄 | 92.3MHz | ||
2021年 (令和3年) |
8月24日 | 豊田 | 下関市豊田町江良 | 86.4MHz |