トップページ>ニュースダイアリー>ニュースダイアリー・2020年(令和2年)分>ニュースダイアリー・2020年(令和2年)8月分
ニュースダイアリー・2020年(令和2年)8月分
←2020年(令和2年)7月分|2020年(令和2年)9月分→
8月1日(土曜日)
分野 | 関係 都道府県名 |
出来事 | 概要 |
---|---|---|---|
ラジオ | 佐賀県 | 長崎放送ラジオ佐賀放送局鳥栖エフエム中継局が開局する。 | 佐賀県を放送区域としている民間中波放送局・長崎放送ラジオ佐賀放送局(愛称:NBCラジオ佐賀。佐賀市駅前中央一丁目)としては2番目のエフエム補完中継局となる鳥栖(とす)エフエム中継局(鳥栖市河内町。周波数:92.1MHz)が本日開局した。 長崎放送ラジオ佐賀放送局はこれまで佐賀県東部には中継局は設置しておらず、佐賀本局(佐賀市鍋島町八戸〔やえ〕。周波数:1458kHz)か佐賀エフエム中継局(唐津市相知〔おうち〕町平山上。周波数:93.5MHz)を受信するしかなかった。そのため佐賀県東部では受信しづらい状況が生じていた(注1)。その状況を改善すべく企図されたのが今回開局した長崎放送ラジオ佐賀放送局鳥栖エフエム中継局となる。 長崎放送ラジオ佐賀放送局鳥栖エフエム中継局の開局により佐賀県東部における長崎放送ラジオ佐賀放送局の受信環境が改善されるだけでなく、(放送区域外になるが)福岡県南部でもきれいに受信できるようになった。 (出典) ・総務省九州総合通信局の報道資料 ・長崎放送ラジオ佐賀放送局公式サイト内のエフエム補完放送に関するページ |
8月29日(土曜日)
分野 | 関係 都道府県名 |
出来事 | 概要 |
---|---|---|---|
道路 | 鹿児島県 | 甑大橋が開通し、甑島列島架橋が全線開通する。 | 鹿児島県本土(注2)西部にある薩摩川内(さつませんだい)市の西方海上に浮かぶ甑島(こしきしま)列島のうちの中甑島と下甑島を結ぶ甑大橋(薩摩川内市上甑町平良〔たいら〕〜薩摩川内市下甑町藺牟田〔いむた〕間。全長:1,533m)が開通した。 甑大橋は上甑島・中島・中甑島・下甑島を繋ぐ甑島列島架橋の一つとして企図されていたが、上甑島〜中島間の甑大明神橋(全長:420m)と中島〜中甑島間の鹿の子大橋(全長:240m)はいずれも平成時代初頭に開通していたのに対し、甑大橋は幅の広い藺牟田瀬戸に架けることになったことや甑大橋に通じる道路の建設が地形が険しいために困難を極めたことなどから進まなかった。ようやく最後の藺牟田瀬戸架橋、すなわち甑大橋の計画に取りかかったのは2006年度(平成18年度)のことであり、その際に上甑島・中島・中甑島・下甑島を結ぶ県道351号鹿島・上甑線が発足したのだが、それでも開通までに14年の歳月がかかったところに工事の難しさを感じ取ることができる。 甑大橋の開通により上甑島・中島・中甑島・下甑島を結ぶ甑島列島架橋は全線開通となった。甑島諸島と九州本土との往来にはフェリーボートまたは高速船を利用しなければならない(注3)のだが、住民の利便性向上や観光振興に大きな期待が寄せられている。 (出典) ・2020年(令和2年)8月28日付鹿児島県公報定期第136号 |
(注釈コーナー)
注1:反対に長崎放送ラジオ佐賀放送局とは対抗関係になるエフエム佐賀(FMS、佐賀市本庄町袋)は開局から数年経ってからだったのだが鳥栖市に中継局を設置している。
注2:鹿児島県は多数の離島を擁していることからこのように表記している。
注3:九州本土と甑島諸島を結ぶ旅客船の九州本土側の発着場所はフェリーボートと高速船で異なっている。フェリーボートは串木野新港(いちき串木野市西薩町)、高速船は川内港(薩摩川内市港町)となっている。なお、フェリーボート・高速船とも同じ業者(甑島商船〔いちき串木野市西薩町〕。公式サイトはこちら)が運営している。