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ニュースダイアリー・2024年(令和6年)1月分
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1月1日(月曜日)…1件
分野 | 関係 都道府県名 |
出来事 | 概要 |
---|---|---|---|
市区郡町村 | 静岡県 | 浜松市の行政区が再編される。 | 2007年(平成19年)4月1日に政令指定都市に移行した浜松市は本日、七つあった行政区を中央・天竜・浜名の3行政区に再編した。 浜松市は政令指定都市に移行した際に北・天竜・中・西・浜北・東・南の各行政区を設置していたが、今回の再編により次のようになった。 ・北区…中央区と浜名区に分割(注1)。 ・天竜区…異動なし ・中区・西区・東区・南区…中央区に移行。 ・浜北区…浜名区に移行。 この結果、浜松市には政令指定都市にある行政区で最も人口が多いところ(中央区。2020年〔令和2年〕10月1日実施の国勢調査によると60万7,923人)と、最も人口が少ないところ(天竜区。2020年〔令和2年〕10月1日実施の国勢調査によると2万6,726人)が存在する結果になった。 浜松市は行政区再編の目的を激変する社会情勢の中で今後も行政水準を維持することとしているが前記の通り中央区の人口は60万人を超えていること(中央区の人口は広島市の行政区の平均人口(注2)の4倍を超えている)を考えるとこの再編は果たして良いのだろうかという気にさせられる。十数年間の協議の末の結論であり、当面は静観するしかないのだが、浜松市の行政区再編はどのような影響を他の政令指定都市に与え、そして浜松市にとってどのような結果をもたらすのだろうか。その行く末が注目されるところである。 (出典) ・浜松市公式サイト |
(注釈コーナー)
注1:浜松市北区の再編後の状況は下表の通りである。
※下表においては浜松市は全て省略している。また、大字・丁目により行政区が分かれたところはない。
再編後の 行政区名 |
町字名 | 備考 |
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中央区 | 大原町 豊岡町 根洗町 初生町 東三方町 三方原町 三幸町 |
三方原地区と称される地域。 |
浜名区 | 引佐町 新都田 神宮寺町 滝沢町 細江町 三ヶ日町 都田町 鷲沢町 |
注2:広島市には現在八つの行政区(安芸・安佐北・安佐南・佐伯・中・西・東・南)が設置されているのだが広島市の人口(2020年〔令和2年〕10月1日実施の国勢調査によると120万754人)となっており、行政区の平均人口は15万94.25人となる。