トップページ不定期刊・きょうのトピックス不定期刊・きょうのトピックス2016年(平成28年)分2016年(平成28年)の「重大」ニュースを斬る

2016年(平成28年)の「重大」ニュースを斬る(2016年〔平成28年〕12月31日公開)

 振り返れば今年もいろいろなことがあった。腑に落ちないこと、腹が立つこと、嬉しいこと、驚かされたことなどいろいろあったが、そこでこの「不定期刊・きょうのトピックス」では2016年(平成28年)最後の企画として今年の重大ニュースを斬ることにした。但し、ここで取り上げる重大ニュースは本サイトの内容に沿ったもの、すなわち中国地方の地域・ラジオ・道路に関係したものであり、広く知られたものは取り扱わない。その点を踏まえた上でこのページをご覧頂きたい。
 なお、取り扱ったニュースは地域編とラジオ編は3個、道路編は4個とした。また、順位は付けないことにした。その点はご理解頂きたい。

地域編

広島県警察本部が因島・音戸両警察署の廃止の検討を始める

(概要)

 11月、広島県警察本部(広島市中区基町)は因島(いんのしま)警察署(尾道市因島土生〔いんのしまはぶ〕町)を尾道警察署(尾道市新浜一丁目)に、音戸警察署(呉市音戸町南隠渡一丁目)を呉警察署(呉市西中央二丁目)にそれぞれ統合する案を公表した。まだ正式決定ではなく、県民から意見を聴いた上でどのようにするか決めるとのことであるが、もし実施されるとなると早ければ2018年度(平成30年度)に実施されることになる。

(コメント)

 21世紀に入ってからの中国地方における警察署の再編状況は下表の通りである。

県名 実施年月日 内容 備考
鳥取県 2005年(平成17年)4月1日 溝口警察署を黒坂警察署に統合する。
岩美警察署を鳥取警察署に統合する。
島根県 2004年(平成16年)11月1日 西郷警察署を隠岐の島警察署に改称する。
2005年(平成17年)4月1日 大社警察署と平田警察署を出雲警察署に統合する。
掛合(かけや)警察署と木次(きすき)警察署、三成警察署が統合して雲南警察署が発足する。
温泉津(ゆのつ)警察署を大田警察署に統合する。
岡山県 2004年(平成16年)11月1日 牛窓警察署を瀬戸内警察署に改称する。
2005年(平成17年)3月7日 瀬戸警察署を赤磐警察署に改称する。
2005年(平成17年)3月22日 久米警察署を美咲警察署に改称する。
2005年(平成17年)3月31日 勝山警察署を真庭警察署に改称する。
勝英警察署を美作警察署に改称する。
2006年(平成18年)4月1日 矢掛警察署を井原警察署に統合する。
御津警察署を岡山北警察署に改称する。
2009年(平成21年)4月1日 岡山東警察署を岡山中央警察署に改称する。
西大寺警察署を岡山東警察署に改称する。
広島県 2007年(平成19年)4月1日 吉田警察署を安芸高田警察署に改称する。
可部警察署を安佐北警察署に改称する。
広島北警察署を安佐南警察署に改称する。
甲山警察署を世羅警察署に改称する。
西条警察署を東広島警察署に改称する。
加計警察署を山県警察署に改称する。
2008年(平成20年)4月1日 福山東警察署の管轄区域の一部と府中警察署の管轄区域の一部を管轄区域とする福山北警察署が設置される。
2009年(平成21年)4月1日 木江(きのえ)警察署が廃止され、管轄区域が竹原警察署と広警察署に分割される。
2013年(平成25年)9月2日 広島西警察署の管轄区域の一部を管轄する佐伯(さえき)警察署が設置される。
山口県 2003年(平成15年)4月21日 徳山警察署を周南警察署に改称する。
新南陽警察署を周南西警察署に改称する。
2005年(平成17年)4月1日 本郷警察署を岩国警察署に統合する。
2006年(平成18年)4月1日 玖珂西警察署を岩国西警察署に改称する。
下関水上警察署を下関警察署に統合する。
周南西警察署を周南警察署に統合する。
2007年(平成19年)4月1日 豊田警察署を長府警察署に統合する。
江崎警察署を萩警察署に統合する。
阿東警察署を山口警察署に統合する。
2008年(平成20年)4月1日 彦島警察署を下関警察署に統合する。
2008年(平成20年)5月12日 小郡警察署を山口南警察署に改称する。
2009年(平成21年)4月1日 岩国西警察署を岩国警察署に統合する。
厚狭(あさ)警察署と小野田警察署が統合して山陽小野田警察署が発足する。
大島警察署と平生(ひらお)警察署を柳井警察署に統合する。

 再編の結果中国地方各県の警察署の数は鳥取県が11箇所から9箇所に、島根県が17箇所から12箇所に、岡山県が23箇所から22箇所に、広島県が27箇所から28箇所に、山口県が27箇所から16箇所になった。各県の警察本部は業務の効率化や管轄区域の人口の減少を理由に挙げるのだが、27箇所から16箇所になった山口県の場合(注1)、管轄区域が広大な警察署がいくつも生じる結果になっており、山口県警察本部(山口市滝町)のやる気のなさ(注2)と併せてこれはどうなのかなと思いたくなってくる。
 広島県の場合、木江警察署(豊田郡大崎上島町木江。1954〜2009)が廃止されただけだったのだが、今回整理の対象になった因島警察署と音戸警察署もいずれは対象にするのではないかと私は見ていた。無論市民の安心・安全のためにきめ細かな対応が要請される警察署の合理化には反対の立場をとっているのだが、人口は減少を続けていることや島嶼部だけを管轄区域とする警察署ではあるが本土との架橋が完成し、ほとんどの部分は本土と自動車で往来できるようになったこと(注3)、そして平成の大合併で本土に中心部のある自治体に編入されたことからそのように感じていたのである。
 では広島県警察本部は因島・音戸両警察署を廃止して何がしたいのか。一つ考えられることは二大都市、すなわち広島市・福山市への集中であろう。21世紀に入ってから広島市では佐伯区を管轄区域とする佐伯警察署(広島市佐伯区倉重一丁目)を、福山市では福山市北部(芦田町・駅家町・加茂町・神辺町・新市町・御幸町・山野町)と神石郡を管轄区域とする福山北警察署(福山市神辺町新道上三丁目)をそれぞれ設置したが、更に広島市と安芸郡にある警察署を広島市の行政区ごとに管轄するように再編する計画もあるという(注4)。(こちらでも指摘したことがあるのだが)広島県警察本部には広島市・福山市の急激な都市化に体制が追い付いていないという課題があるのだが、いわゆる「選択と集中」で解決させようという姿勢が垣間見える。
 だが、この警察署再編には問題点がいくつもある。それは次の通りである。
・警察署がなくなる地域、すなわち尾道市の因島・瀬戸田両地区、呉市の音戸・倉橋両地区に住む方々はこの問題をどのようにとらえているのかが全く報じられていないこと。市民の安心・安全を担う存在が消えることを考えれば反対運動が起きてもおかしくはないのだが…。
・警察署がなくなる地域はごく一部(注3)を除いていずれも本土と橋で繋がっているが、海に架かる橋であるが故に強風が吹く時に通行規制がかかること。その場合事件発生の報を受けても本土の警察署から現場まで行くことができなくなるという問題が起きる(注5)のだが、その点をどのように考えているのだろうか。
・因島警察署の管轄区域は本州・四国連絡橋尾道・今治ルート(西瀬戸自動車道〔愛称:瀬戸内しまなみ海道〕)という自動車専用道路が通じているので尾道警察署から現場まで行くのは容易であるが、音戸警察署の管轄区域は自動車専用道路はないし、管内を通る国道路線・県道路線は未改良箇所が少なくないため呉警察署から現場まで行くのに時間がかかる恐れがあること。音戸警察署の管轄区域にある広島県最南端の有人島・鹿島まで自分の車で行ったことがあるが、未改良箇所が多かったので時間がかなりかかったように覚えている。
・現在の尾道警察署の管轄区域(尾道市のうちの因島・瀬戸田両地区と浦崎町(注6)を除いた部分)に住む方が自動車免許を更新しようとした場合、広島県東部運転免許センター(福山市瀬戸町山北〔さぼく〕)まで赴かなければならないのだが、因島警察署の管轄区域に住む方についてどうするのか言及が未だにないこと(まだ廃止が正式決定になったわけではないから当然と言えば当然なのだが…)。尾道警察署の管轄区域の一つである御調(みつぎ)地区に住む方は広島県東部運転免許センターまでが遠いにもかかわらず広島県東部運転免許センターに赴かなければならないことを考えると尾道市因島・瀬戸田両地区に住む方も免許更新時は広島県東部運転免許センターまで赴いて下さいということになるのだろうか。まあほとんどの方は自分の車で広島県東部運転免許センターに行くだろうから問題はないのだろうが…。
 私が警察署再編に反対の立場をとっているのはそれで地域の安心・安全が維持できるのかどうか疑問に思っているからである。というのも、私が住んでいる福山市では2002年(平成14年)に福山西警察署(福山市神村〔かむら〕町)の管轄区域で警察官駐在所の統廃合が実施されたからである。その概要は下表の通りである。

(福山西警察署で統廃合の対象になった警察官駐在所一覧)

警察官駐在所名 所在地 統合先 備考
金江 福山市金江町藁江 松永南交番
(福山市柳津町四丁目)
藤江 福山市藤江町
柳津 福山市柳津町
熊野 福山市熊野町 水呑交番
(福山市水呑町)
山南 福山市沼隈町中山南 沼隈交番
(福山市沼隈町草深)
千年 福山市沼隈町草深
常石 福山市沼隈町常石
瀬戸 福山市瀬戸町長和 津之郷交番
(福山市津之郷町津之郷)
田尻 福山市田尻町 鞆交番
(福山市鞆町鞆)
走島 福山市走島町
横島 福山市内海町 田島警察官駐在所
(福山市内海町)

(現在の福山西警察署の交番・警察官駐在所一覧)

種類 施設名 所在地 管轄地域 備考
交番 駅前 福山市松永町 福山市今津町
福山市神村町
福山市高西町
福山市松永町(一部)
福山市南今津町
福山市宮前町
松永町については住所がX番地で表記される地域と一丁目・二丁目・四丁目を管轄。
津之郷 福山市津之郷町津之郷 福山市神島町
福山市佐波町
福山市瀬戸町
福山市津之郷町
福山市東明王台
福山市明王台
福山市鞆町鞆 福山市田尻町
福山市鞆町
福山市走島町
沼隈 福山市沼隈町草深 福山市沼隈町
松永南 福山市柳津町四丁目 福山市金江町
福山市藤江町
福山市松永町(一部)
福山市南松永町
福山市柳津町
松永町については三丁目・五丁目・六丁目・七丁目を管轄。
水呑 福山市水呑町 福山市熊野町
福山市水呑町
福山市水呑向丘
山手 福山市山手町六丁目 福山市郷分町
福山市山手町
警察官駐在所 赤坂 福山市赤坂町赤坂 福山市赤坂町
浦崎 尾道市浦崎町 尾道市浦崎町
田島 福山市内海町 福山市内海町
本郷 福山市本郷町 福山市東村町
福山市本郷町

 駅前交番や松永南交番など管轄区域が広大になったところもあれば水呑交番のように直接道路では繋がっていない地域を管轄するようになったところもある。こんな交番・警察官駐在所の再編はあるのかとかこうなるなら福山西警察署の管轄区域のうちの一部を福山東警察署(福山市三吉町南二丁目)の管轄に変えたらどうかと考えたくなってくる(注7)。しかも福山西警察署は昔から未解決の凶悪事件がいくつも起きている地域(注8)で、現在も2001年(平成13年)2月6日に福山市明王台五丁目で主婦(当時35歳)が自宅で何者かに刺殺された事件が解決しないままになっている。確かに福山西警察署の管轄地域は人口が減少している地域が少なくないのだが、こういう状況でよく警察官駐在所を多数廃止できるものだと思う。まあ福山北警察署が設置された時でも福山市神辺・御幸両地区の警察官駐在所が三つ廃止されている(注9)のだが、一方では福山市加茂地区や福山市芦田地区では警察官駐在所が近い距離で複数存続していること(注10)を思うといかなる基準で廃止するか否か決めているのか疑いたくなる。
 まだ現段階では因島・音戸両警察署の廃止は決まったわけではない。しかし、きちんとした説明もなく、ただ「効率化を推進したいから」とか「人口が減少しているから」とか「意見を募ったところ賛成という意見が多かったから」などと言って廃止に突き進むようなことだけはやめて頂きたい。一方で対象となった警察署の管轄区域に住んでいる方々の思いはどうなのか。来年は恐らくこの件を広島県の報道機関は伝えることになるのではないかと思うが、果たしてどうなるのか。今後も注目していきたいと思う。

中国地方出身の監督が率いたプロ野球球団、いずれも成績振るわず

(概要)

 今年は広島東洋カープが25年ぶりのリーグ制覇を成し遂げたこと(日本シリーズは2連勝した後4連敗となり残念だったが…。それにしてもセントラルリーグに属する球団の日本シリーズでの戦績が最近芳しくない(注11)がどうなっているのか)が大きな話題になったが、ならば中国地方出身の監督がいるプロ野球球団はどうだったかというといずれも成績は振るわなかった。
 今年のペナントレースが始まった時点で中国地方出身の監督がいる球団は次の三つであった。

リーグ名 球団名 監督名 出身地 出身高等学校名/
所在地
備考
セントラル 中日ドラゴンズ 谷繁元信 庄原市 江の川
(江津市渡津町)
江の川高等学校は現在石見智翠館(いわみちすいかん)高等学校に改称している(2009年〔平成21年〕より)。
阪神タイガース 金本知憲 広島市南区 広陵
(広島市安佐南区伴東三丁目)
パシフィック 東北楽天ゴールデンイーグルス 梨田昌孝 浜田市 島根県立浜田
(浜田市黒川町)

 そして今季の最終成績は下表の通りとなった。

セントラルリーグ

順位 球団名 勝利数 敗北数 引分数 勝率 優勝球団との
ゲーム差
備考
広島東洋カープ 89 52 2 0.631
読売ジャイアンツ 71 69 3 0.507 17.5
横浜DeNAベイスターズ 69 71 3 0.493 19.5
阪神タイガース 64 76 3 0.457 24.5
東京ヤクルトスワローズ 64 78 1 0.451 25.5
中日ドラゴンズ 58 82 3 0.414 30.5

パシフィックリーグ

順位 球団名 勝利数 敗北数 引分数 勝率 優勝球団との
ゲーム差
備考
北海道日本ハムファイターズ 87 53 3 0.621
福岡ソフトバンクホークス 83 54 6 0.606 2.5
千葉ロッテマリーンズ 72 68 3 0.514 15.0
埼玉西武ライオンズ 64 76 3 0.457 23.0
東北楽天ゴールデンイーグルス 62 78 3 0.443 25.0
オリックスバファローズ 57 83 3 0.407 30.0

 セントラルリーグでは阪神タイガースが4位、中日ドラゴンズが最下位(6位)、パシフィックリーグでは東北楽天ゴールデンイーグルスが5位になっており、いずれもBクラスに沈んでいる。更に8月9日には中日ドラゴンズの谷繁元信監督が成績不振の責を取らされる形で「休養」(注12)させられたためシーズン終了時点では中国地方出身の監督がいる球団は阪神タイガースと東北楽天ゴールデンイーグルスの二つになってしまった。

(コメント)

 なぜ今年阪神タイガースと中日ドラゴンズ、東北楽天ゴールデンイーグルスの成績が振るわなかったのか(中日ドラゴンズと東北楽天ゴールデンイーグルスは今年だけの問題ではないのだが…)。いずれも戦力の問題が大きかったように感じている。

2015年(平成27年)10月1日実施の国勢調査の結果出揃う

(概要)

(コメント)

ラジオ編

山口放送ラジオがradikoに参入する

(概要)

(コメント)

山陽放送ラジオが番組改編期ではない8月末で自社制作のワイド番組を刷新する

(概要)

 今年8月26日の放送をもって山陽放送ラジオは平日午後の自社制作のワイド番組「昼からど〜だい!」(2015〜2016年〔平成27〜28年〕放送)を打ち切った(後番組は「あもーれ! マッタリーノ」)。番組改編期ではない8月下旬になぜ自社制作のワイド番組を刷新したのか、疑問に思う方は少なくなかったのだが、あろうことか「昼からど〜だい!」の月曜日〜木曜日に出演していた喋り手(岡山県出身の男性落語家)がある自動車学校を名指しで批判したことが打ち切りの原因になったらしい(この喋り手は自動車学校を批判する発言をした日を最後に降板させられている。番組が打ち切られたのはその翌週のことである)。山陽放送ラジオの自社制作のワイド番組は対抗局の岡山エフエム放送(岡山市北区中山下一丁目)と比べても短命なものが多いのはこちらで指摘した通りであるが、喋り手の問題発言が原因とはいえ、また一つその例を作ってしまった。

(コメント)

 自社制作のワイド番組の突然の打ち切りと言えば今年6月、東海ラジオ放送(SF、名古屋市東区東桜一丁目)でも起きている(喋り手の男性が番組放送中に相方の女性に暴行したことで逮捕されたため)が、

中国放送が17年ぶりに新卒男性アナウンサーを採用する

(概要)

(コメント)

道路編

国土交通省管轄の国道路線の旧道処分に賛否両論が生じる

(概要)

(コメント)

岡山県道の最後の異動から10年が経過する

(概要)

(コメント)

7年ぶりに鳥取県道の新路線が発足する

(概要)

(コメント)

相次いで高梁川に新しい橋がかかる

(概要)

(コメント)

(注釈コーナー)

注1:山口県警察本部が警察署を大幅に整理した背景には本文で触れた通り業務を効率化させたかったことや管轄区域の人口が減少したこと、更に平成の大合併により市町村数が大幅に減ったこと(14市11郡37町5村→13市4郡6町)もあるのだが、山口県の財政事情が厳しくなったことも一因として挙げられる。山口県は1994〜1995年(平成6〜7年)に鉄道駅を起終点とする県道路線を大量に廃止し、通過自治体に移管させるという県道路線整理を断行しており、深刻な財政難が問題化した岡山県ほどではないにしても財政事情が厳しくなっていることをうかがわせている。

(参考資料:1994〜1995年〔平成6〜7年〕に廃止された山口県の鉄道駅を起終点とする県道路線)

廃止年月日/
告示番号/
廃止路線数
路線名称 起終点のある駅と
鉄道路線名
(所在地表記は現在のもの)
備考
1994年(平成6年)3月29日
山口県告示第259号
(4路線)
県道127号通津停車場線 JR山陽本線通津駅
(岩国市通津)
「通津」は「つづ」と読む。
廃止後県道127号通津停車場線の区域は重用していた県道141号祖生(そお)・通津停車場線のものになった。
県道154号柳井停車場線 JR山陽本線柳井駅
(柳井市中央二丁目)
北口駅前広場のすぐそばを県道7号柳井・周東線が通過するようになったため存在意義が消滅したことが廃止された理由ではないかと思われる。
県道184号三田尻港・防府停車場線 JR山陽本線防府駅
(防府市戎町一丁目)
県道184号三田尻港・防府停車場線(1965〜1994)と県道318号中山・徳地線(1973〜1994)、防府市道を合わせて県道184号三田尻港・徳地線を発足させたこと(1994年〔平成6年〕3月29日山口県告示第257号による)が廃止された理由である。つまり、県道184号三田尻港・防府停車場線の区域はそのまま県道184号三田尻港・徳地線となっている。
県道297号東萩停車場線 JR山陰本線東萩駅
(萩市椿東)
「椿東」は「ちんとう」と読む。
1995年(平成7年)3月31日
山口県告示第262号
(19路線)
県道128号柱野停車場線 JR岩徳線柱野駅
(岩国市柱野)
廃止理由は詳(つまび)らかではないが、終点で接続する県道118号柱野・大竹線(1960〜1994)→県道1号岩国・大竹線の経路変更が影響した可能性がある。
県道147号島田停車場線 JR山陽本線島田駅
(光市上島田四丁目)
県道175号周防久保停車場線 JR岩徳線周防久保駅
(下松市河内)
県道204号宮野停車場線 JR山口線宮野駅
(山口市桜畠二丁目)
県道207号大歳停車場線 JR山口線大歳駅
(山口市朝田)
県道209号嘉川停車場線 JR山陽本線嘉川駅
(山口市嘉川)
県道221号厚東停車場線 JR山陽本線厚東駅
(宇部市吉見)
「厚東」は「ことう」と読む。
県道236号大嶺停車場線 JR美祢線大嶺駅
(美祢市大嶺町奥分)
JR美祢線大嶺駅は県道236号大嶺停車場線廃止から2年後の1997年(平成9年)4月1日にJR美祢線大嶺支線(南大嶺〜大嶺間2.8km)の廃止により営業を終了している。
県道237号四郎ヶ原停車場線 JR美祢線四郎ヶ原駅
(美祢市東厚保町川東)
「東厚保」は「ひがしあつ」と読む。
県道258号吉見停車場線 JR山陰本線吉見駅
(下関市吉見本町一丁目)
県道264号黒井村停車場線 JR山陰本線黒井村駅
(下関市豊浦町黒井)
県道273号特牛停車場線 JR山陰本線特牛駅
(下関市豊北町神田)
「特牛」は「こっとい」と読む。
県道274号阿川停車場線 JR山陰本線阿川駅
(下関市豊北町阿川)
県道278号長門湯本停車場線 JR美祢線長門湯本駅
(長門市深川湯本)
県道279号渋木停車場線 JR美祢線渋木駅
(長門市渋木)
県道284号長門三隅停車場線 JR山陰本線長門三隅駅
(長門市三隅下)
県道298号長門大井停車場線 JR山陰本線長門大井駅
(萩市大井)
県道312号長門峡停車場線 JR山口線長門峡駅
(山口市阿東生雲東分)
「長門峡」は「ちょうもんきょう」と、「阿東生雲東分」は「あとういくもひがしぶん」と読む。
県道313号地福停車場線 JR山口線地福駅
(山口市阿東地福上)

注2:揶揄(やゆ)表現ではあるのだが、そのように思う理由は次の通りである。
・重要未解決事件の情報提供を呼びかけるページは本来事件ごとに設定するものであるが、山口県警察本部の公式サイトでは下関市竹崎町四丁目男性殺害事件(2008年〔平成20年〕3月3日発生)・山口市赤妻町女性殺害事件(2009年〔平成21年〕1月12日発生)・山口市佐山親子強盗殺人事件(2013年〔平成25年〕3月24日発生)・美祢市伊佐郵便局強盗未遂事件(2008年〔平成20年〕1月17日)を一つのページにまとめて掲載していること。山口県内の重要未解決事件が一つのページで閲覧できるのは良いのだが、事件の詳細が分かりにくいという問題があり、やはり事件ごとにページを設置したほうが良いように思われる。
・下関市竹崎町四丁目男性殺害事件について捜査特別報奨金制度を前倒し適用したのは良いのだが効果がなかったとして一回きりで打ち切り、なおかつ情報提供を呼びかけるページも削除したこと(但しインターネット検索で探し出すことは可能だった)。本来なら事件発生後半年以上経過しないと適用できない捜査特別報奨金制度において発生半年未満で適用した、いわゆる前倒し適用事例は下関市竹崎町四丁目男性殺害事件と市川イギリス人女性英会話講師殺害事件(2007年〔平成19年〕3月26日発生→2009年〔平成21年〕11月10日容疑者検挙)、島根県立大学女子学生バラバラ殺人事件(2009年〔平成21年〕10月26日発生→2016年〔平成28年〕12月20日書類送検)の三つだけであるが、下関市竹崎町四丁目男性殺害事件だけ未解決のまま残されることになった(もっとも島根県立大学女子学生バラバラ殺人事件は容疑者が遺体発見直後に交通事故により死亡しているので容疑者を特定できても起訴することも犯行動機を解明することも不可能になってしまったのだが…)。市川イギリス人女性英会話講師殺害事件や島根県立大学女子学生バラバラ殺人事件よりも著しく知名度の低い下関市竹崎町四丁目男性殺害事件(自宅近くの交番の中に情報提供を呼びかけるポスターが貼られていたのは見たことがあるが、そんな事件があったの? と思う方は少なくないはずである)に捜査特別報奨金制度を前倒し適用させたことも、効果がないとして一回きりでやめたことも、適用打ち切り時点で情報提供を呼びかけるページを削除したことも理解に苦しむ行為であるが、もう少しやる気を見せてはどうかと考えている。
・2014年(平成26年)7月3日に宇部市西岐波(にしきわ)の山中で見つかった身元不明の男性の白骨遺体について、殺人・死体遺棄事件の疑いが濃厚なのに山口県内の重要未解決事件の情報提供を呼びかけるページには掲載せず、あろうことか身元不明遺体の情報提供を呼びかけるページに掲載していること。単にそこで行き倒れてしまったことも考えられないわけではないが、殺人・死体遺棄事件の疑いが濃厚なのにこの扱いはないのではないかと考えたくなる。更にこの白骨遺体の復顔像が2014年(平成26年)暮れに作成・公開されており、中国新聞や山口新聞などで報じられているが、作成されたはずの情報提供を呼びかけるポスターは見たことがない。(他県の事件になるのだが)呉市中心部の北方に聳(そび)える灰ヶ峰(標高:736.8m)の山頂付近で身元不明の母子と思しき白骨遺体が見つかった事件(2000年〔平成12年〕2月28日発見)と似た展開をたどっているこの事件(呉の事件は死体遺棄罪の公訴時効が成立した後の2003年〔平成15年〕5月になって母親と思しき人物の復顔像が作成・公開されたが、広島県の一部地域や鳥取県、山口県では情報提供を呼びかけるポスターを見かけなかった。その後新たな情報提供を呼びかけるポスターは作られていないし、無論未だに身元は判明していない)であるが、もう少し捜査に積極的になってはどうかと考えている。

注3:因島警察署・音戸警察署の管轄区域のうち現在でも船でしか行けない島(有人島に限る)は細島(尾道市因島重井町)だけである。細島は人口も少ないため架橋計画も存在しない。

注4:「広島市と安芸郡」と書いたことで分かった方もいるかもしれないのだが、広島市が政令指定都市移行を目的に周辺町村との合併を推進した際に諸事情で合併論議が頓挫した自治体(それは平成の大合併でも同じことになった)が広島市周辺には残っている。それが安芸郡の部分である。安芸郡の部分の広島市への編入論議は今のところ沈静化している(但し将来は分からないし、いずれ再燃するのでは…と考えている)が、恐らく海田・熊野・坂各町は安芸区を管轄する海田警察署(安芸郡海田町つくも町)に、府中町は東区を管轄する広島東警察署(広島市中区富士見町)にそれぞれ入るものと思われる(実はいずれも現状通り。但し広島東警察署は2018年度〔平成30年度〕に広島市東区二葉の里三丁目に移転することになっている。その際正式に広島市東区と安芸郡府中町を管轄する警察署に再編されるものと思われる)。

注5:広島県公式サイトによると呉市及びその周辺にある渡海橋は10分間の平均風速が秒速25m以上になった場合自動車は通行止めになるとある。

注6:尾道市浦崎町は福山西警察署の管轄区域になっている。尾道市浦崎町は尾道市中心部から車で行こうと思った場合、福山市松永地区を経由しないといけないためそのようになっている。尾道警察署の管轄区域に入るためには向島(既に本土との架橋は完成しており、そのうちの尾道大橋については2013年〔平成25年〕4月1日から無料で通行できるようになっている)と戸崎島の間にある戸崎瀬戸に橋を架けるしかないのだが、費用対効果の問題などから具体化しないままになっている。
※通常戸崎島という言い方はしないのだが、尾道市浦崎町西部の戸崎地区は本土と幅数mの水路で隔てられていることから本サイトでは島と見なし、便宜上戸崎島という名称を付けている。

注7:福山西警察署はかつては松永警察署と称していたのだが、1971年(昭和46年)に福山市内の警察署の再編が行われた際におおむね芦田川以西の福山市域を管轄する警察署になったため福山西警察署に改称したものである。

注8:他には1980年(昭和55年)に尾道市浦崎町で尾道市長を務めていた男性とその妻が何者かに殺害された事件(この男性は尾道市長を務めていた時に収賄容疑で逮捕され、刑事被告人となっていた。無論二期目を目指すことなく尾道市長を退いていた)や1987年(昭和62年)に福山市今津町で主婦が何者かに殺害された事件がある。いずれも容疑者特定に至らないまま既に公訴時効が成立している。明王台の主婦殺害事件ももし刑事訴訟法の改正がなければ今年2月6日午前0時に公訴時効が成立していたのだが、2010年(平成22年)4月26日に刑事訴訟法が改正され、その日以降に公訴時効を迎えることになっていた殺人事件の公訴時効が撤廃されたため現在も捜査が続いているものである。最近では福山市内の各所に情報提供を呼びかけるポスターも貼られている。

注9:湯田・道上・御幸の3箇所。湯田警察官駐在所(福山市神辺町徳田)は神辺交番(福山市神辺町川南)に、道上警察官駐在所(福山市神辺町道上)と御幸警察官駐在所(福山市御幸町森脇〔もりわけ〕)は福山北警察署の中に設置された署所在地にそれぞれ統合された。

注10:福山市加茂地区―ここでは福山市加茂町に限る―には加茂警察官駐在所(福山市加茂町中野)と下加茂警察官駐在所(福山市加茂町下加茂)が、福山市芦田地区では有地警察官駐在所(福山市芦田町上有地)と福田警察官駐在所(福山市芦田町福田)がそれぞれ存在する。加茂警察官駐在所と下加茂警察官駐在所との間は直線距離で2kmほどしか、有地警察官駐在所と福田警察官駐在所の間は直線距離で2.4kmほどしかそれぞれ離れていない。

注11:日本シリーズにおけるセントラルリーグ所属球団の制覇は2012年(平成24年)の読売ジャイアンツ(対戦相手は北海道日本ハムファイターズ)が最後になっている。また、日本シリーズにおけるセントラルリーグ所属球団のパシフィックリーズ所属球団の本拠地における勝利は2013年度(平成25年度)第6戦(読売ジャイアンツが東北楽天ゴールデンイーグルスを4対2で破り、3勝3敗のタイに持ち込んだ試合)が最後になっている。

注12:実質的には解任。中日ドラゴンズは昔から成績が芳しくないと監督を休養と称して解任させることがよく行われており、平成時代に入ってからは谷繁元信監督で3人目となる(他の二人は高木守道監督〔1995年〈平成7年〉〕と山田久志監督〔2003年〈平成15年〉〕)。

注13: