トップページ不定期刊・きょうのトピックス不定期刊・きょうのトピックス2025年(令和7年)分平方数

平方数(2025年〔令和7年〕1月1日公開)

 今年は西暦で2025年である。実は2025という数字は平方数である。平方数とはある数を二乗したものであるが、1から50までの数について二乗したものを示すと下表の通りになる。

平方数 平方数 平方数 平方数 平方数 平方数 平方数 平方数 平方数 平方数
1 1 6 36 11 121 16 256 21 441 26 676 31 961 36 1,296 41 1,681 46 2,116
2 4 7 49 12 144 17 289 22 484 27 729 32 1,024 37 1,369 42 1,764 47 2,209
3 9 8 64 13 169 18 324 23 529 28 784 33 1,089 38 1,444 43 1,849 48 2,304
4 16 9 81 14 196 19 361 24 576 29 841 34 1,156 39 1,521 44 1,936 49 2,401
5 25 10 100 15 225 20 400 25 625 30 900 35 1,225 40 1,600 45 2,025 50 2,500

 上表から2025は45を二乗した数であることがうかがえる。
 まあ西暦が平方数であるとか立方数(注1)であるとか気にする方はあまりいないのだが、2025年(令和7年)は紀元後(注2)においては45度目の平方数の西暦の年になる。1936年(昭和11年)以来89年ぶりの平方数の西暦の年になるわけであるが、そこで今回の「不定期刊・きょうのトピックス」では本サイトの内容に即した、平方数にまつわる話を紹介していくことにしたい。

平方数の西暦の年に起きた主な出来事

 2025年(令和7年)は45度目の平方数の西暦の年になるわけであるが、これまでの平方数の西暦の年に起きた主な出来事を記すと下表の通りになる。

日本の年号 主な出来事 備考
729年 神亀6年 長屋王の変
784年 延暦3年 長岡京遷都
1156年 久寿3年/
保元元年
保元の乱
1225年 元仁2年/
嘉禄元年
北条政子逝去
1600年 慶長5年 関ヶ原合戦
1936年 昭和11年 二・二六事件
阿部定事件
ベルリン夏季オリンピック

 平方数の西暦の年のうち1936年(昭和11年)については別途出来事を紹介したページ(中国地方関連…こちら/世相…こちら)を設定しているのだが、全てとは言わないまでも平方数の西暦の年には著名な出来事が起きていることが上表からうかがえる。

中国地方で平方数を探す

 数字は記すまでもなくありふれた存在である。故に平方数を目にする機会も多い。そこで中国地方でよく見られる数字で平方数になるものはあるのか。ここでは本サイトに関連する分野で平方数を探し、紹介することにしたい。

市外局番

 数字が使われているものでほとんどの人が毎日使うのが電話番号である。まあ市内局番(注3)や加入者番号(注4)になるとそこで見られる平方数は膨大なものになるし市内局番は同じものが多数の地域で使われているのでここでは市外局番だけを対象にするものとする。
 さて、通常市外局番と言えば0で始まる2〜5桁の数字(注5)で認識している方が多いのだが、実は先頭の0は国内通話であることを示す意味で付けられたものであり、正式な市外局番は1〜4桁となる(例えば福山市の大部分の市外局番(注6)は多くの方々が認識しているのは084だが正式には84となる)。その1〜4桁の数で平方数を探すと実は下表に掲げたように使用している市外局番は8個、使用している通話区域は17箇所に過ぎないことが分かる。

桁数 市外局番 主な使用地域 備考
都道府県名 市内通話
区域名
対象市内局番 主な使用
市区郡町村名
4 埼玉県 所沢 2000〜2009
2900〜2999
所沢市
千葉県 7100〜7199 柏市
鴨川 7000〜7009
7090〜7099
鴨川市
25 新潟県 新潟 200〜399 新潟市
糸魚川 550〜569
600〜609
糸魚川市
小出 700〜709
790〜799
魚沼市
上越 510〜549 上越市
十日町 750〜769
800〜809
十日町市
六日町 710〜719
770〜789
南魚沼市
安塚 500〜509
590〜599
上越市
49 埼玉県 川越 200〜299 川越市
144 北海道 苫小牧 20〜99 苫小牧市
225 宮城県 石巻 20〜99 石巻市
256 新潟県 三条 20〜69 三条市
70〜99 新潟市
289 栃木県 鹿沼 60〜99 鹿沼市
576 岐阜県 下呂 20〜89 下呂市
現在は該当するところはない。

 最も西にある平方数を市外局番に使っている市内通話区域は岐阜県の下呂区域であり、記すまでもなく中国地方には一切存在しないことも上表からうかがえる(注7)

郵便番号

 中国地方で現在使われている郵便番号は680〜750番台である(下表参照)。

番台 使用
都道府県名
備考
680 鳥取県
島根県
島根県は隠岐郡だけで使用(鳥取県境港市との間に旅客航路が設定されていることから680番台になったものと思われる)。
690 島根県 隠岐郡以外の地域で使用。
700 岡山県
710 岡山県
720 広島県
730 広島県
740 山口県
750 山口県

 郵便番号は通常XXX-YYYYというようにハイフン(-)を入れて書くのだが、サイトでよく見られる入力フォームの中にはハイフンなしで郵便番号を記入するものが少なくないことやハイフンを無視して桁数を言うことが多いことからここでは7桁の数字と見なし、平方数を探すことにする。
 中国地方で設定し得る郵便番号は最小値が6800000、最大値が7599999である。最小値の平方根は2,607.68096208…、最大値の平方根は2,756.80956905…となることから設定し得る郵便番号で平方数を用いているものは2,608〜2,756の149個となる。そこでこの149個について郵便番号で使用されているものを探したところ下表の通りになった。

平方数 平方数から
導出される
郵便番号
使用町字名 備考
2,608 6,801,664 680-1664 郵便区番号680-16を使用している集配郵便局は存在しない。
2,609 6,806,881 680-6881 郵便区番号680-68を使用している集配郵便局は存在しない。
2,610 6,812,100 681-2100 郵便区番号681-21を使用している集配郵便局は存在しない。
2,611 6,817,321 681-7321 郵便区番号681-73を使用している集配郵便局は存在しない。
2,612 6,822,544 682-2544 郵便区番号682-22を使用している集配郵便局は存在しない。
2,613 6,827,769 682-7769 郵便区番号682-77を使用している集配郵便局は存在しない。
2,614 6,832,996 683-2996 郵便区番号683-29を使用している集配郵便局は存在しない。
2,615 6,838,225 683-8225 郵便区番号683-82を使用している集配郵便局は存在しない。
2,616 6,843,456 684-3456 郵便区番号684-34を使用している集配郵便局は存在しない。
2,617 6,848,689 684-8689 684-8689は境港郵便局(境港市上道町)管内にある大口事業所の郵便番号として用いられることになっているが現在は使用していることが確認できない(注8)
2,618 6,853,924 685-3924 郵便区番号685-39を使用している集配郵便局は存在しない。
2,619 6,859,161 685-9161 郵便区番号685-91を使用している集配郵便局は存在しない。
2,620 6,864,400 686-4400 郵便区番号686-44を使用している集配郵便局は存在しない。
2,621 6,869,641 686-9641 郵便区番号686-96を使用している集配郵便局は存在しない。
2,622 6,874,884 687-4884 郵便区番号687-48を使用している集配郵便局は存在しない。
2,623 6,880,129 688-0129 郵便区番号688-01を使用している集配郵便局は存在しない。
2,624 6,885,376 688-5376 郵便区番号688-53を使用している集配郵便局は存在しない。
2,625 6,890,625 689-0625 郵便区番号689-06は倉吉郵便局(倉吉市昭和町二丁目)が使用しているが689-0625という郵便番号を使用している町字は存在しない。
2,626 6,895,876 689-5876 郵便区番号689-58を使用している集配郵便局は存在しない。
2,627 6,901,129 690-1129 郵便区番号690-11は松江中央郵便局(松江市東朝日町)が使用しているが690-1129という郵便番号を使用している町字は存在しない。
2,628 6,906,384 690-6384 郵便区番号690-63を使用している集配郵便局は存在しない。
2,629 6,911,641 691-1641 郵便区番号691-16を使用している集配郵便局は存在しない。
2,630 6,916,900 691-6900 郵便区番号691-69を使用している集配郵便局は存在しない。
2,631 6,923,161 692-3161 郵便区番号692-31を使用している集配郵便局は存在しない。
2,632 6,928,424 692-8424 郵便区番号692-84を使用している集配郵便局は存在しない。
2,633 6,933,689 693-3689 郵便区番号693-36を使用している集配郵便局は存在しない。
2,634 6,937,956 693-7956 郵便区番号693-79を使用している集配郵便局は存在しない。
2,635 6,943,225 694-3225 郵便区番号694-32を使用している集配郵便局は存在しない。
2,636 6,948,496 694-8496 郵便区番号694-84を使用している集配郵便局は存在しない。
2,637 6,953,769 695-3769 郵便区番号695-37を使用している集配郵便局は存在しない。
2,638 6,959,044 695-9044 郵便区番号695-90を使用している集配郵便局は存在しない。
2,639 6,964,321 696-4321 郵便区番号696-43を使用している集配郵便局は存在しない。
2,640 6,969,600 696-9600 郵便区番号696-96を使用している集配郵便局は存在しない。
2,641 6,974,881 697-4881 郵便区番号697-48を使用している集配郵便局は存在しない。
2,642 6,980,164 698-0164 郵便区番号698-01を使用している集配郵便局は存在しない。
2,643 6,985,449 698-5449 郵便区番号698-54を使用している集配郵便局は存在しない。
2,644 6,990,736 699-0736 郵便区番号699-07は出雲郵便局(出雲市駅南町三丁目)が使用しているが699-0736という郵便番号を使用している町字は存在しない。
2,645 6,996,025 699-6025 郵便区番号699-60を使用している集配郵便局は存在しない。
2,646 7,001,316 700-1316 郵便区番号700-13を使用している集配郵便局は存在しない。
2,647 7,006,609 700-6609 郵便区番号700-66を使用している集配郵便局は存在しない。
2,648 7,011,904 701-1904 郵便区番号701-19を使用している集配郵便局は存在しない。
2,649 7,017,201 701-7201 郵便区番号701-72を使用している集配郵便局は存在しない。
2,650 7,022,500 702-2500 郵便区番号702-25を使用している集配郵便局は存在しない。
2,651 7,027,801 702-7801 郵便区番号702-78を使用している集配郵便局は存在しない。
2,652 7,033,104 703-3104 郵便区番号703-31を使用している集配郵便局は存在しない。
2,653 7,038,409 703-8409 郵便区番号703-84を使用している集配郵便局は存在しない。
2,654 7,043,716 704-3716 郵便区番号704-37を使用している集配郵便局は存在しない。
2,655 7,049,025 704-9025 郵便区番号704-90を使用している集配郵便局は存在しない。
2,656 7,054,336 705-4336 郵便区番号705-43を使用している集配郵便局は存在しない。
2,657 7,059,649 705-9649 郵便区番号705-96を使用している集配郵便局は存在しない。
2,658 7,064,964 706-4964 郵便区番号706-49を使用している集配郵便局は存在しない。
2,659 7,070,281 707-0281 郵便区番号707-02は梶並郵便局(美作市梶並)が使用しているが707-0281という郵便番号を使用している町字は存在しない。
2,660 7,075,600 707-5600 郵便区番号707-56を使用している集配郵便局は存在しない。
2,661 7,080,921 708-0921 郵便区番号708-09を使用している集配郵便局は存在しない。
2,662 7,086,244 708-6244 郵便区番号708-62を使用している集配郵便局は存在しない。
2,663 7,091,569 709-1569 郵便区番号709-15を使用している集配郵便局は存在しない。
2,664 7,096,896 709-6896 郵便区番号709-68を使用している集配郵便局は存在しない。
2,665 7,102,225 710-0225 郵便区番号710-22を使用している集配郵便局は存在しない。
2,666 7,107,556 710-7556 郵便区番号710-75を使用している集配郵便局は存在しない。
2,667 7,112,889 711-2889 郵便区番号711-28を使用している集配郵便局は存在しない。
2,668 7,118,224 711-8224 郵便区番号711-82を使用している集配郵便局は存在しない。
2,669 7,123,561 712-3561 郵便区番号712-35を使用している集配郵便局は存在しない。
2,670 7,128,900 712-8900 郵便区番号712-89を使用している集配郵便局は存在しない。
2,671 7,134,241 713-4241 郵便区番号713-42を使用している集配郵便局は存在しない。
2,672 7,139,584 713-9584 郵便区番号713-95を使用している集配郵便局は存在しない。
2,673 7,144,929 714-4929 郵便区番号714-49を使用している集配郵便局は存在しない。
2,674 7,150,276 715-0276 郵便区番号715-02を使用している集配郵便局は存在しない。
2,675 7,155,625 715-5625 郵便区番号715-56を使用している集配郵便局は存在しない。
2,676 7,160,976 716-0976 郵便区番号716-09を使用している集配郵便局は存在しない。
2,677 7,166,329 716-6329 郵便区番号716-63を使用している集配郵便局は存在しない。
2,678 7,171,684 717-1684 郵便区番号717-16を使用している集配郵便局は存在しない。
2,679 7,177,041 717-7041 郵便区番号717-70を使用している集配郵便局は存在しない。
2,680 7,182,400 718-2400 郵便区番号718-24を使用している集配郵便局は存在しない。
2,681 7,187,761 718-7761 郵便区番号718-77を使用している集配郵便局は存在しない。
2,682 7,193,124 719-3124 真庭市中河内 集配郵便局は落合郵便局(真庭市落合垂水)。
2,683 7,198,489 719-8489 郵便区番号719-84を使用している集配郵便局は存在しない。
2,684 7,203,856 720-3856 郵便区番号720-38を使用している集配郵便局は存在しない。
2,685 7,209,225 720-9225 郵便区番号720-92を使用している集配郵便局は存在しない。
2,686 7,214,596 721-4596 郵便区番号721-45を使用している集配郵便局は存在しない。
2,687 7,219,969 721-9969 郵便区番号721-99を使用している集配郵便局は存在しない。
2,688 7,225,344 722-5344 郵便区番号722-53を使用している集配郵便局は存在しない。
2,689 7,230,721 723-0721 郵便区番号723-07を使用している集配郵便局は存在しない。
2,690 7,236,100 723-6100 郵便区番号723-61を使用している集配郵便局は存在しない。
2,691 7,241,481 724-1481 郵便区番号724-14を使用している集配郵便局は存在しない。
2,692 7,246,864 724-6864 郵便区番号724-68を使用している集配郵便局は存在しない。
2,693 7,252,249 725-2249 郵便区番号725-22を使用している集配郵便局は存在しない。
2,694 7,257,636 725-7636 郵便区番号725-76を使用している集配郵便局は存在しない。
2,695 7,263,025 726-3025 郵便区番号726-30を使用している集配郵便局は存在しない。
2,696 7,268,416 726-8416 郵便区番号726-84を使用している集配郵便局は存在しない。
2,697 7,273,809 727-3809 郵便区番号727-38を使用している集配郵便局は存在しない。
2,698 7,279,204 727-9204 郵便区番号727-92を使用している集配郵便局は存在しない。
2,699 7,284,601 728-4601 郵便区番号728-46を使用している集配郵便局は存在しない。
2,700 7,290,000 729-0000 郵便区番号729-00を使用している集配郵便局は存在しない。
2,701 7,295,401 729-5401 郵便区番号729-54は小奴可郵便局(庄原市東城町小奴可)が使用しているが729-5401という郵便番号を使用している町字は存在しない。
2,702 7,300,804 730-0804 広島市中区広瀬町 集配郵便局は広島中央郵便局(広島市中区国泰寺町一丁目)。
2,703 7,306,209 730-6209 郵便区番号730-62を使用している集配郵便局は存在しない。
2,704 7,311,616 731-1616 郵便区番号731-16を使用している集配郵便局は存在しない。
2,705 7,317,025 731-7025 郵便区番号731-70を使用している集配郵便局は存在しない。
2,706 7,322,436 732-2436 郵便区番号732-24を使用している集配郵便局は存在しない。
2,707 7,327,849 732-7849 郵便区番号732-78を使用している集配郵便局は存在しない。
2,708 7,333,264 733-3264 郵便区番号733-32を使用している集配郵便局は存在しない。
2,709 7,338,681 733-8681 733-8681は広島西郵便局(広島市西区天満町)管内にある大口事業所の郵便番号として用いられることになっているが現在は使用していることが確認できない(注8)
2,710 7,344,100 734-4100 郵便区番号734-41を使用している集配郵便局は存在しない。
2,711 7,349,521 734-9521 郵便区番号734-95を使用している集配郵便局は存在しない。
2,712 7,354,944 735-4944 郵便区番号735-49を使用している集配郵便局は存在しない。
2,713 7,360,369 736-0369 郵便区番号736-03を使用している集配郵便局は存在しない。
2,714 7,365,796 736-5796 郵便区番号736-57を使用している集配郵便局は存在しない。
2,715 7,371,225 737-1225 郵便区番号737-12は呉郵便局(呉市西中央二丁目)が使用しているが737-1225という郵便番号を使用している町字は存在しない。
2,716 7,376,656 737-6656 郵便区番号737-66を使用している集配郵便局は存在しない。
2,717 7,382,089 738-2089 郵便区番号738-20を使用している集配郵便局は存在しない。
2,718 7,387,524 738-7524 郵便区番号738-75を使用している集配郵便局は存在しない。
2,719 7,392,961 739-2961 郵便区番号739-29を使用している集配郵便局は存在しない。
2,720 7,398,400 739-8400 郵便区番号739-84を使用している集配郵便局は存在しない。
2,721 7,403,841 740-3841 郵便区番号740-38を使用している集配郵便局は存在しない。
2,722 7,409,284 740-9284 郵便区番号740-92を使用している集配郵便局は存在しない。
2,723 7,414,729 741-4729 郵便区番号741-47を使用している集配郵便局は存在しない。
2,724 7,420,176 742-0176 郵便区番号742-01は柳井郵便局(柳井市中央二丁目)が使用しているが742-0176という郵便番号を使用している町字は存在しない。
2,725 7,425,625 742-5625 郵便区番号742-56を使用している集配郵便局は存在しない。
2,726 7,431,076 743-1076 郵便区番号743-10を使用している集配郵便局は存在しない。
2,727 7,436,529 743-6529 郵便区番号743-65を使用している集配郵便局は存在しない。
2,728 7,441,984 744-1984 郵便区番号744-19を使用している集配郵便局は存在しない。
2,729 7,447,441 744-7441 郵便区番号744-74を使用している集配郵便局は存在しない。
2,730 7,452,900 745-2900 郵便区番号745-29を使用している集配郵便局は存在しない。
2,731 7,458,361 745-8361 郵便区番号745-83を使用している集配郵便局は存在しない。
2,732 7,463,824 746-3824 郵便区番号746-38を使用している集配郵便局は存在しない。
2,733 7,469,289 746-9289 郵便区番号746-92を使用している集配郵便局は存在しない。
2,734 7,474,756 747-4756 郵便区番号747-47を使用している集配郵便局は存在しない。
2,735 7,480,225 748-0225 郵便区番号748-02を使用している集配郵便局は存在しない。
2,736 7,485,696 748-5696 郵便区番号748-56を使用している集配郵便局は存在しない。
2,737 7,491,169 749-1169 郵便区番号749-11を使用している集配郵便局は存在しない。
2,738 7,496,644 749-6644 郵便区番号749-66を使用している集配郵便局は存在しない。
2,739 7,502,121 750-2121 郵便区番号750-21を使用している集配郵便局は存在しない。
2,740 7,507,600 750-7600 郵便区番号750-76を使用している集配郵便局は存在しない。
2,741 7,513,081 751-3081 郵便区番号751-30を使用している集配郵便局は存在しない。
2,742 7,518,564 751-8564 751-8564は下関東郵便局(下関市山の田東町)管内にある大口事業所の郵便番号として用いられることになっているが現在は使用していることが確認できない(注8)
2,743 7,524,049 752-4049 郵便区番号752-40を使用している集配郵便局は存在しない。
2,744 7,529,536 752-9536 郵便区番号752-95を使用している集配郵便局は存在しない。
2,745 7,535,025 753-5025 郵便区番号753-50を使用している集配郵便局は存在しない。
2,746 7,540,516 754-0516 郵便区番号754-05は秋吉郵便局(美祢市秋芳町秋吉)が使用しているが754-0516という郵便番号を使用している町字は存在しない。
2,747 7,546,009 754-6009 郵便区番号754-60を使用している集配郵便局は存在しない。
2,748 7,551,504 755-1504 郵便区番号755-15を使用している集配郵便局は存在しない。
2,749 7,557,001 755-7001 郵便区番号755-70を使用している集配郵便局は存在しない。
2,750 7,562,500 756-2500 郵便区番号756-25を使用している集配郵便局は存在しない。
2,751 7,568,001 756-8001 郵便区番号756-80を使用している集配郵便局は存在しない。
2,752 7,573,504 757-3504 郵便区番号757-35を使用している集配郵便局は存在しない。
2,753 7,579,009 757-9009 郵便区番号757-90を使用している集配郵便局は存在しない。
2,754 7,584,516 758-4516 郵便区番号758-45を使用している集配郵便局は存在しない。
2,755 7,590,025 759-0025 郵便区番号759-00を使用している集配郵便局は存在しない(注9)
2,756 7,595,536 759-5536 郵便区番号759-55は滝部郵便局(下関市豊北町滝部)が使用しているが759-5536という郵便番号を使用している町字は存在しない。

 149個のうち用いられているのが明らかなのは真庭市中河内(719-3124)と広島市中区広瀬町(730-0804)の二つだけである。他に大口事業所の郵便番号として用いられている可能性があるものがいくつかあるのだが、意外に少ないことに驚かされた。日本全国になるとどうなるのかは分からない(注10)がやはり少ないのだろうか。それともいくつもあるのだろうか。調べるのはかなりの労力が必要になるのでしないが気になるところである。

高速道路の路線番号

 訪日外国人の増加を契機として2017年(平成29年)から各地の高速道路(国土交通大臣指定に基づく高規格幹線道路〔一般国道の自動車専用道路〕や一部の地域高規格道路を含む)に路線番号が付与されることになった。中国地方を通る高速道路の路線番号は下表で示すように付けられた。

(下表をご覧頂くに当たっての注意)

・下表では路線番号の付与範囲を示す関係上中国地方を一切通らない路線も記している。

・他の高速道路との重用部分がある場合は重用している高速道路路線を括弧書きにしている。

路線
番号
路線名称 備考
E2 山陽自動車道 神戸・淡路・鳴門自動車道に直通する木見支線と瀬戸中央自動車道に直通する早島支線、未整備区間における代替路線(広島・岩国道路と国道2号線〔国道9号線重用〕小郡道路、山口県道6号山口・宇部線〔山口・宇部道路〕)も付番対象範囲に含められている。
E2A 中国自動車道
関門橋
関門橋は関門自動車道と称する場合もある。
E9 京都縦貫自動車道
山陰・近畿自動車道
山陰自動車道
京都縦貫自動車道は国道478号線に指定されている。
山陰・近畿自動車道は鳥取・豊岡・宮津自動車道と称する場合もある。
山陰・近畿自動車道は国道9号線と国道178号線、国道312号線のバイパスとして全線が整備されることになっており、国道路線が山陰・近畿自動車道に一本化されたところもある。
山陰自動車道は国道9号線と国道191号線、国道491号線のバイパスとして整備されているところがほとんどである。
E29 播磨自動車道
(中国自動車道)
鳥取自動車道
国道373号線のバイパスとして整備された区間を含む。
E30 瀬戸中央自動車道 本州側における接続道路である山陽自動車道早島支線と、四国側における接続道路である高松自動車道坂出支線は付番対象になっていない(山陽自動車道早島支線は山陽自動車道本線と同じE2を、高松自動車道坂出支線は高松自動車道本線と同じE11をそれぞれ付けている)。
E31 広島・呉道路 起点側では山陽自動車道に通じる広島高速道路と接続しているものの高速道路の路線番号の付与対象になった他の高速道路との接続がない稀有な路線である。
E54 尾道自動車道
松江自動車道
E73 岡山自動車道
(中国自動車道)
米子自動車道
E74 広島自動車道
(中国自動車道)
浜田自動車道
(山陰自動車道)
E75 東広島・呉自動車道
E76 尾道・福山自動車道
西瀬戸自動車道
今治・小松自動車道
尾道・福山自動車道は国道2号線松永道路でもある。また、尾道・福山自動車道は国土交通大臣指定に基づく高規格幹線道路(一般国道の自動車専用道路)として初めて全線開通を果たした路線でもある(1991年〔平成3年〕3月20日に山陽自動車道福山西インターチェンジ〔福山市東村町〕のランプウェイ部分(注11)が開通したことによる)。
尾道・福山自動車道と西瀬戸自動車道及び今治・小松自動車道の下り方向は西瀬戸尾道インターチェンジ(尾道市高須町)を境に入れ替わっている(西瀬戸尾道インターチェンジから見て尾道・福山自動車道の下り方向は北東方向〔福山方面〕、西瀬戸自動車道及び今治・小松自動車道の下り方向は南西方向〔今治方面〕となる)。本州・四国連絡橋尾道・今治ルートの起点は尾道市であり、福山市ではないという尾道市の強い矜持を感じさせている
(注12)

 中国地方には11個の高速道路の路線番号があるわけであるが、その中で平方数になるものは京都縦貫自動車道と山陰・近畿自動車道(鳥取・豊岡・宮津自動車道)、山陰自動車道で構成されるE9だけである。まあ高速道路の路線番号は一桁か二桁の数字しか使われていないので平方数が用いられているものは少ないのだが(E9以外については下表に掲示している。なおE36については現在のところ欠番になっている(注13))、そのように見るとE9は稀有な存在であるということになる。

路線
番号
路線名称 備考
E1 東名高速道路
名神高速道路
E1A 新東名高速道路
伊勢湾岸自動車道
新名神高速道路
新東名高速道路は本線のみ付番。
E4 東北自動車道
E4A 八戸自動車道
青森自動車道
未整備区間における代替路線(上北自動車道と第二みちのく有料道路、みちのく有料道路、百石道路)を含む。
E16 横浜新道
横浜・横須賀道路
横浜新道は国道16号線横浜新道のうちの有料区間のみ付番。
横浜・横須賀道路は首都高速道路湾岸線に通じる金沢支線についても付番している。
E25 名阪国道
西名阪自動車道
E49 磐越自動車道
E64 津軽自動車道
E81 日光・宇都宮道路
C4 首都圏中央連絡自動車道

 本サイトでは高速道路の路線番号は記載しない方針にしている(注14)のだがこちらで高速道路の路線番号の一覧表を公開しているので併せてご覧頂きたい。

接続施設番号

 「接続施設番号」と言っても多くの方は何のことやらと思うのだが、高速道路のインターチェンジやジャンクションに付けられている番号のことであり、案内標識に記されている番号のことである。例えば私が住んでいる福山市内にある接続施設番号を紹介すると福山東インターチェンジ(福山市蔵王町五丁目)は21、福山SAスマートインターチェンジ(福山市津之郷町津之郷)は21-1、福山西インターチェンジは22となっている。
 さて、現在中国地方にある高速道路の接続施設番号で平方数を用いているものところを示すと下表の通りになる。

(下表をご覧頂くに当たっての注意)

・複数の接続施設が同じ番号を使っている場合は鳥取県→島根県→岡山県→広島県→山口県の順に掲載するものとする。また、同じ市区町村で同じ番号を複数使っているところがある場合は接続施設名称の50音順で掲載するものとする。

・同じ県内で同じ番号を複数使っているところがある場合は接続施設名称の50音順で掲載するものとする。

・現在は使用されなくなったものや将来使用される予定のものは記載していない。

接続施設
番号
接続施設名称 読み方 所在道路名 所在地 備考

(12箇所)
鳥取西インターチェンジ とっとりにし 山陰自動車道 鳥取市嶋 山陰自動車道(国道9号線鳥取西道路)の起点となるインターチェンジではないのだがなぜかこのインターチェンジに1番が付けられている。
津田インターチェンジ つだ 国道485号線
松江だんだん道路
松江市東津田町 インターチェンジの名称に使用されている津田は1889〜1934年(明治22年〜昭和9年)に存在した自治体(八束郡津田村(注15))の名称である。
岡山総社インターチェンジ おかやまそうじゃ 岡山自動車道 岡山市北区高松田中 中国地方では初めての二つの自治体の名称をくっ付けた名称を用いたインターチェンジ。
インターチェンジの敷地を岡山市北区・総社市境が通っており、岡山自動車道と接続道路である国道180号線を往来する場合は二度岡山市北区・総社市境を通ることになる(進入・退出とも経由市区郡町村は岡山市北区→総社市→岡山市北区となる)。
久世インターチェンジ くせ 米子自動車道 真庭市中原 インターチェンジの名称に使用されている久世は1896〜2005年(明治29年〜平成17年)に存在した自治体(真庭郡久世町(注16))の名称である。
玉島西インターチェンジ たましまにし 国道2号線
玉島バイパス/
玉島・笠岡道路
倉敷市玉島阿賀崎 国道2号線玉島バイパス岡山方面との出入りしかできないハーフインターチェンジになっている。
早島インターチェンジ はやしま 山陽自動車道早島支線/
瀬戸中央自動車道
都窪郡早島町早島 西日本高速道路(NEXCO西日本。大阪市北区堂島一丁目)と本州四国連絡高速道路(神戸市中央区小野柄通四丁目)との管理境にあるインターチェンジだが本線料金所は上り線にしか設置されていない(かつては下り線にもあったが廃止。その代わり下り線については坂出インターチェンジ〔坂出市川津町〕にある)。
大朝インターチェンジ おおあさ 浜田自動車道 山県郡北広島町新庄 インターチェンジの名称に使用されている大朝は1926〜2005年(大正15年〜平成17年)に存在した自治体(山県郡大朝町)の名称である。
尾道北インターチェンジ おのみちきた 尾道自動車道 尾道市御調町大町 建設中だった時の仮称は御調インターチェンジであり、そのことはランプウェイが本線を潜るところに設けられたボックスカルバートの銘板にうかがえる(注17)
高屋ジャンクション/
インターチェンジ
たかや 山陽自動車道/
東広島・呉自動車道/
国道375号線
東広島道路
東広島市高屋町溝口 接続施設番号1が付けられているのは東広島・呉自動車道側だけであり、山陽自動車道側では25-1が付けられている。
高屋ジャンクション・インターチェンジから北方に延びる国道375号線東広島道路は現状では事実上の高屋ジャンクション・インターチェンジと広島県道59号東広島・本郷・忠海線を結ぶランプウェイとなっていることから高屋ジャンクション・インターチェンジより北にも接続施設番号1が記載された案内標識が設置されている。
西瀬戸尾道インターチェンジ にしせとおのみち 尾道・福山自動車道/
西瀬戸自動車道/
国道2号線
尾道バイパス
尾道市高須町 「西瀬戸」を付けているのは山陽自動車道尾道インターチェンジ(尾道市美ノ郷町本郷)との混同を回避するためである。
西瀬戸尾道インターチェンジという名称は西瀬戸自動車道に対してだけのものであり、国道2号線松永道路(尾道・福山自動車道)と国道2号線尾道バイパスに関しては高須インターチェンジという名称が設定されている。
尾道・福山自動車道は山陽自動車道と西瀬戸自動車道を繋ぐことを目的として企図された高速道路であるが国道2号線松永道路として認識している方が多いことや国道2号線尾道バイパスと連続した道路と認識している方が多いこと、西瀬戸自動車道の起点は尾道市にあり、それは譲れないという意識が強いことなどもあり途中にある接続施設(西藤インターチェンジ〔尾道市西藤町〕と福山西ジャンクション〔福山市今津町〕)には接続施設番号は付けられていない。
広島北インターチェンジ ひろしまきた 広島自動車道 広島市安佐北区安佐町飯室 現在広島自動車道には二つインターチェンジがあるのだが起点となる広島ジャンクション(広島市安佐南区大塚西一丁目)から二つ目のインターチェンジなのに1が付けられたのは2001年(平成13年)7月6日に広島西風新都インターチェンジ(広島市安佐南区伴北五丁目。接続施設番号は2)が供用を開始するまでこのインターチェンジ以外接続施設がなかったためである。
三次東ジャンクション/
インターチェンジ
みよしひがし 尾道自動車道/
中国自動車道/
松江自動車道
三次市四拾貫町 尾道自動車道・松江自動車道と中国自動車道を結ぶランプウェイの途中に一般道路(広島県道434号和知・三次線)との接続点が設けられるという珍しい形状をしている。
接続施設番号1が付けられているのは尾道自動車道・松江自動車道側だけであり、中国自動車道側では21-1が付けられている。

(8箇所)
江府インターチェンジ こうふ 米子自動車道 日野郡江府町佐川
智頭南インターチェンジ ちづみなみ 鳥取自動車道 八頭郡智頭町尾見 1997年(平成9年)4月16日に供用を開始した時は尾見ランプという名称だったがどこにあるのか分かりにくいという声が上がったことなどから2008年(平成20年)3月30日に現在の名称に変更している。
鳥取自動車道(国道373号線志戸坂峠道路)佐用方面との出入りしかできないハーフインターチェンジになっている。
雲南吉田インターチェンジ うんなんよしだ 松江自動車道 雲南市吉田町吉田 ランプウェイの途中には道の駅たたらば壱番地(雲南市吉田町吉田)が設置されている。
浜田インターチェンジ はまだ 山陰自動車道/
浜田自動車道
浜田市長沢町 山陰自動車道が主道路になるにもかかわらず従道路になる浜田自動車道の接続施設番号が割り振られているのは山陰自動車道には江津市内で整備を当分見合わせる区間が生じたこと(注18)で番号設定が困難になっていることが考えられる。
因島北インターチェンジ いんのしまきた 西瀬戸自動車道 尾道市因島重井町 当初の計画では西瀬戸自動車道福山方面・今治方面双方との出入りができるインターチェンジになる予定だったのだが後に尾道市因島地区中心部の近くに因島南インターチェンジ(尾道市因島田熊町。今治方面との出入りのみ可能)が設置されたことから福山方面との出入りしかできないハーフインターチェンジに変更された経緯を持つ。
馬木インターチェンジ うまき 東広島・呉自動車道 東広島市西条町馬木
吉舎インターチェンジ きさ 尾道自動車道 三次市吉舎町矢井
呉インターチェンジ くれ 広島・呉道路 呉市西中央五丁目

(2箇所)
大栄東伯インターチェンジ だいえいとうはく 山陰自動車道 東伯郡琴浦町槻下 インターチェンジの名称に使用されている大栄と東伯はともにかつてインターチェンジの周辺に存在した自治体(大栄…東伯郡大栄町〔1955〜2005〕/東伯…東伯郡東伯町〔1954〜2004〕)の名称である。もっともこのインターチェンジが供用を開始したのは東伯郡大栄・東伯両町が消滅した後の2011年(平成23年)2月27日のことであった。
鳥取インターチェンジ とっとり 鳥取自動車道/
山陰自動車道
鳥取市本高 山陰自動車道(国道9号線鳥取西道路)の起点になっているにもかかわらず接続施設番号はなぜか鳥取自動車道のものが使用されている。
16
(3箇所)
米子ジャンクション/
米子東インターチェンジ
よなご/
よなごひがし
山陰自動車道/
米子自動車道
米子市流通町 鳥取方面出入口(米子市尾高)と安来方面出入口(米子市今在家)の間に山陰自動車道(国道9号線米子道路)と米子自動車道との接続点を設けたインターチェンジ・ジャンクションである。
米子自動車道真庭方面と山陰自動車道(国道9号線米子道路)安来方面についてはランプウェイ(安来方面出入口と接続)が設けられており、信号機付き交差点、すなわち米子市赤井手/米子自動車道入口交差点を通らなくても往来できるようになっている。
落合インターチェンジ おちあい 中国自動車道 真庭市下市瀬 インターチェンジの名称に使用されている落合は1897〜2005年(明治30年〜平成17年)に存在した自治体(真庭郡落合町(注16))の名称である。
倉敷ジャンクション くらしき 山陽自動車道本線/
山陽自動車道早島支線
倉敷市三田
25
(3箇所)
松江中央インターチェンジ まつえちゅうおう 山陰自動車道 松江市上乃木四丁目 安来方面出入口(松江市上乃木七丁目)と出雲・雲南方面出入口(松江市浜乃木六丁目)が1.4kmほど離れていることから側道が島根県道21号松江・島根線及び島根県道246号八重垣神社線と交差する場所を所在地として記している。
河内インターチェンジ こうち 山陽自動車道 東広島市河内町入野 インターチェンジの名称に使用されている河内は1924〜2005年(大正13年〜平成17年)に存在した自治体(賀茂郡河内町(注19))の名称である。
千代田ジャンクション ちよだ 中国自動車道/
浜田自動車道
山県郡北広島町有田 インターチェンジの名称に使用されている千代田は1954〜2005年(昭和29年〜平成17年)に存在した自治体(山県郡千代田町)の名称である。
36
(3箇所)
大田静間インターチェンジ おおだしずま 山陰自動車道 大田市静間町
小月インターチェンジ おづき 中国自動車道 下関市小月幸町
熊毛インターチェンジ くまげ 山陽自動車道 周南市安田 インターチェンジの名称に使用されている熊毛は1956〜2003年(昭和31年〜平成15年)に存在した自治体(熊毛郡熊毛町)の名称である。

 各県ごとに平方数を使用している接続施設番号の箇所数を示すと下表の通りになる。

県名 平方数を使用している接続施設番号 備考
16 25 36 合計
鳥取県 1 2 2 1 0 0 6
島根県 1 2 0 0 1 1 5
岡山県 4 0 0 2 0 0 6
広島県 6 4 0 0 2 0 12
山口県 0 0 0 0 0 2 2
合計 12 8 2 3 3 3 31

 今まで記してきたことからうかがえることは次の通りである。
・どの県にも平方数を使用した接続施設番号があること。
・最も使用が多い番号は1(12箇所)で、最も使用が少ない番号は9(2箇所)であること。
・最も使用が多いのは広島県(12箇所)で、反対に最も使用が少ないのは山口県(2箇所)であること。
・ほとんどの県について使用している平方数にはばらつきがあるが山口県だけは高速道路の終点に近いことから36番以外全く使用されておらず、ばらつきが見られないこと。
・16以上の数について使用している接続施設の起点からの距離にばらつきがあること。
 接続施設番号は今後も使用が増える可能性や導入する路線が登場する可能性があるのだがそうなると現在中国地方では存在しない49番や64番を使用する接続施設が出ることが考えられる。きめ細かに接続施設を設置している山陰自動車道で49番や64番を使用する接続施設が登場する可能性が高いのだが江津市内で一般道路を当面活用する区間があることや未だに計画が定まっていない区間があることからどのようになるかはまだ分からない。果たしてどうなっていくのか、今後の展開に注目したいところである。

国道の路線番号

 日本の国道路線の番号は507号まで存在する。もっとも59〜100号と109〜111号、214〜216号は使用されていない(注20)ため現在は1〜58号と101〜108号、112〜213号、217〜507号の合計459個が使用されている。その中で平方数を使用している路線番号は19個ある(注21)(下表参照)。

路線
番号
起点所在市区郡町村名 通過都道府県名 終点所在市区郡町村名 備考
1 東京都
中央区
東京都
神奈川県
静岡県
愛知県
三重県
滋賀県
京都府
大阪府
大阪府
大阪市北区
4 東京都
中央区
東京都
埼玉県
茨城県
栃木県
福島県
宮城県
岩手県
青森県
青森県
青森市
9 京都府
京都市下京区
京都府
兵庫県
鳥取県
島根県
山口県
山口県
下関市
16 神奈川県
横浜市西区
神奈川県
東京都
埼玉県
千葉県
神奈川県
神奈川県
横浜市西区
海上寸断区間あり。
25 三重県
四日市市
三重県
奈良県
大阪府
大阪府
大阪市北区
36 北海道
札幌市中央区
北海道 北海道
室蘭市
49 福島県
いわき市
福島県
新潟県
新潟県
新潟市中央区
121 山形県
米沢市
山形県
福島県
栃木県
栃木県
芳賀郡益子町
144 群馬県
吾妻郡長野原町
群馬県
長野県
長野県
上田市
169 奈良県
奈良市
奈良県
三重県
和歌山県
和歌山県
新宮市
196 愛媛県
松山市
愛媛県 愛媛県
西条市
225 鹿児島県
枕崎市
鹿児島県 鹿児島県
鹿児島市
256 岐阜県
岐阜市
岐阜県
長野県
長野県
飯田市
通行不能区間あり。
289 新潟県
新潟市中央区
新潟県
福島県
福島県
いわき市
事実上の起点は新潟県燕市(正式な起点から事実上の起点までは国道116号線と重用)。
通行不能区間あり(2027年〔令和9年〕頃解消予定)。
324 長崎県
長崎市
長崎県
熊本県
熊本県
宇城市
事実上の終点は熊本県上天草市(事実上の終点から正式な終点までは国道266号線と重用)。
海上寸断区間あり。
361 岐阜県
高山市
岐阜県
長野県
長野県
伊那市
400 茨城県
水戸市
茨城県
栃木県
福島県
福島県
耶麻郡西会津町
事実上の起点は栃木県大田原市(正式な起点から事実上の起点までは国道118号線→国道293号線→国道294号線と重用)。このため茨城県内には単独区間は存在しない。
441 愛媛県
大洲市
愛媛県
高知県
高知県
四万十市
484 岡山県
備前市
岡山県 岡山県
高梁市
事実上の起点は岡山県赤磐市(正式な起点から事実上の起点までは国道374号線と重用)。

 上表から中国地方を通る平方数を路線番号に使用している国道路線は国道9号線と国道484号線の二つあることが分かる。
 国道9号線と国道484号線のそれぞれについて特色などを紹介すると下表の通りになる。

路線
番号
特色など
9 ・1952年(昭和27年)12月4日政令第477号に基づいて即日発足した一級国道9号線(1952〜1965)を始祖とする路線。
・現在の名称になったのは1965年(昭和40年)4月1日(1965年〔昭和40年〕3月29日政令第58号による)。
・起点は京都市下京区大坂町/烏丸五条交差点。但し京都市下京区大坂町/烏丸五条交差点京都市下京区泉水町/堀川五条交差点間約0.7kmは国道1号線と重用しているため事実上の起点は京都市下京区柿本町/堀川五条交差点となる(堀川五条交差点の地名表記が異なるのは本サイトの方針による〔それはこちらで触れているので併せてご覧頂きたい〕)。
・終点は下関市竹崎町三丁目/下関駅西口交差点。終点のすぐ東側の中央分離帯には終点を示す標識が設置されている。なお、終点で接続する道路の一つである国道191号線は益田市あけぼの西町/中吉田町交差点で一度出会っている。
・総延長は約662km(重用部分を含み、旧道や山陰自動車道として整備されたバイパスを除いた数値。つまり現道のみの数値である)に及んでおり、中国地方を通る国道路線としては最長である。全国で見ても国道4号線(約743km)に次いで長い。
・全区間が国土交通省の管理下に置かれている。
・現道の経由市区郡町村は京都府分が京都市下京区→京都市中京区(上り線の一部分がかすめている)→京都市右京区→京都市西京区→亀岡市→南丹市→船井郡京丹波町→福知山市、兵庫県分が朝来市→養父市→美方郡香美町→美方郡新温泉町、鳥取県分が岩美郡岩美町→鳥取市→東伯郡湯梨浜町→東伯郡北栄町→東伯郡琴浦町→西伯郡大山町→米子市→西伯郡日吉津村(米子市・西伯郡日吉津村境は4度通過する他道路中央を通っている箇所がある)、島根県分が安来市→松江市→出雲市→大田市→江津市→浜田市→益田市→鹿足郡津和野町、山口県分が山口市→宇部市(国道2号線と重用しているため単独区間は存在しない)→山陽小野田市(国道2号線と重用しているため単独区間は存在しない)→下関市となる。経由都道府県数は1府4県、経由市区郡町村数は19市4区6郡9町1村となっている。
・京都市と下関市を結ぶ交通路としてはJR山陰本線があるが並行している箇所は少なくないものの経由する市区郡町村は必ずしも同じではない。JR山陰本線の経由市区郡町村は京都府分が京都市下京区→京都市南区(京都市下京区・京都市南区境は2度通過する)→京都市中京区→京都市右京区→京都市西京区→亀岡市→南丹市→船井郡京丹波町→綾部市→福知山市、兵庫県分は朝来市→養父市→豊岡市→美方郡香美町→美方郡新温泉町、鳥取県分が岩美郡岩美町→鳥取市→東伯郡湯梨浜町→倉吉市→東伯郡北栄町→東伯郡琴浦町→西伯郡大山町→米子市、島根県分が安来市→松江市→出雲市→大田市→江津市→浜田市→益田市、山口県分が萩市→阿武郡阿武町(萩市・阿武郡阿武町境は2度通過する)→長門市→下関市となっている。JR山陰本線は通っているが国道9号線は通っていない市区郡町村としては京都市南区・綾部市・豊岡市・倉吉市・萩市・阿武郡阿武町・長門市が、国道9号線は通っているがJR山陰本線は通っていない市区町村としては西伯郡日吉津村・鹿足郡津和野町・山口市・宇部市・山陽小野田市がそれぞれ存在する。経路設定の違い(敷設のしやすさや都市の立地状況など)がこの状況を生んだと考えられる。
・全線の改良(いわゆる一次改築)は1965年(昭和40年)に完了した。その際大幅に経路が変わった箇所がある。大田市〜江津市〜浜田市間はその代表的なところで、内陸部を通していたものを大田市〜江津市間については主要地方道大田・温泉津・江津線(1955〜1972)を、江津市〜浜田市間については一般県道浜田・江津線(1958〜1966)をそれぞれ区域に編入し、改良を施している
(注22)
・基本的に誰でも通れる道路で構成されているが岩美郡岩美町・鳥取市境の難所・駟馳山峠を迂回する目的で建設された駟馳山バイパスだけは自動車と排気量125cc以上の自動二輪車しか通れない自動車専用道路になっている。2017年(平成29年)に駟馳山バイパスに経路を一本化したためで、排気量125cc未満の自動二輪車や自転車、歩行者は旧道を再編して発足した鳥取県道328号福部・岩美線を通らざるを得なくなっている。
・道の駅は22箇所(現道のみ)も設置されており、これは国道路線としては最多になっている。
・異常気象時通行規制区間は7箇所(内訳は京都府…3箇所/兵庫県…1箇所/島根県…1箇所/山口県…2箇所)ある。
484 ・1992年(平成4年)4月3日政令第104号に基づいて1993年(平成5年)4月1日に発足した国道路線。
・前身(単独区間のみ)は兵庫県道78号/岡山県道10号赤穂・建部線(1979〜1993
(注23))と岡山県道63号高梁・建部線(1982〜1993)。どちらも岡山県中央部を東西に貫く路線であり、岡山県中央部を東西に貫く幹線道路として発足させたかったという思惑が感じられる。そのことは(知名度は高いとは言えないのだが)岡山中部縦貫道路という愛称を付けていることにも表れている。
・岡山県で完結する国道路線である。岡山県では数少ない県内完結路線でもある(他には国道374号線と国道430号線がある)。
・起点は備前市伊部/伊部東交差点。但し備前市伊部/伊部東交差点赤磐市福田/土手橋北詰交差点(交差点名標なし)間約26.1kmは国道374号線と重用しているため事実上の起点は赤磐市福田/土手橋北詰交差点(交差点名標なし)となる。
・終点は高梁市段町/警察署北交差点。そこでは国道180号線(国道313号線重用)と接続している。
・岡山県中央部を東西に貫くこともあって結果的に岡山県を南北に貫く国道路線5路線(国道53号線・国道180号線・国道313号線〔国道180号線と重用〕・国道374号線・国道429号線)と接続関係を持っている。更に岡山県を南北に貫く自動車専用道路とも接続関係を持っており、美作・岡山道路とは吉井インターチェンジ(赤磐市光木。瀬戸方面のみ通行可能)で、岡山自動車道とは賀陽インターチェンジ(加賀郡吉備中央町西)でそれぞれ接続している。
・経由市区町村は備前市(国道374号線と重用しているため単独区間は存在しない)→和気郡和気町(国道374号線と重用しているため単独区間は存在しない)→赤磐市→岡山市北区→加賀郡吉備中央町→高梁市となる。
・道路管理者は赤磐市・高梁市・備前市・加賀郡吉備中央町・和気郡和気町通過分については岡山県、岡山市北区通過分については岡山市になっている。発足当初は全区間が岡山県の管理下にあったのだが2009年(平成21年)4月1日に岡山市が政令指定都市に移行したことにより岡山市通過分については岡山市の管理下に置かれるようになっている。
・発足から30年以上が経過しているが、狭隘箇所もいくらか残っており、全線が快適に通行できるようにはなっていない。理由としては山間部を通るところが多いことや発足から十数年しか経っていない主要地方道路線を繋ぎ合わせて発足させたこと、沿線に人口集積地が少なく、改良で得られる費用対効果が少ないこと、交通量が多いとは言えないこと、そして1990年代中期以降岡山県の財政事情が悪化したことが挙げられる。
・沿線自治体などは国道484号線の更なる延伸(恐らく起点は赤穂市、終点は三次市になるのではないかと思われる)を求めており、沿線だけでなく延伸を望む地域にある観光地
(注24)などにその実現を要望する看板を立てている。もし実現すれば岡山県西部や広島県東部の国道路線空白地帯を解消できること(注25)や岡山・広島両県の内陸部を東西に貫く幹線道路が実現して整備に拍車がかかることなどの利点が生じるのだが国道路線の再編が行われる見込みは現在皆無に等しい状態であり、実現のメドは立っていない。
・道の駅は一つだけあるが駐車場には本路線から直接入れないようになっている。

 前身を含めて70年以上の歴史を刻み、主たる都市をいくつも通過する国道9号線と、発足してからまだ30年少々であり、山間部を通る国道484号線の特色を分かる範囲内で記してみたが、いかがであろうか。

県道の路線番号

 国道路線よりも路線数がはるかに多いのが都道府県道路線である。無論平方数を路線番号に使用している都道府県道路線は多数に及ぶ。中国地方にある平方数を路線番号に使用している県道路線を挙げると下表の通りになる。

(下表をご覧頂くに当たっての注意)

・読み方では「線」の読み方は省略している(全て「せん」と読むため)。

・県道100号は中国地方ではどの県にも存在しないため表には入れていない。

種類 路線番号 通過県名 路線名称 読み方 概要
主要地方道
(24路線)

(2路線)
鳥取県/
島根県
溝口・伯太線 みぞくち/
はくた
・鳥取県西伯郡伯耆町溝口と島根県安来市伯太町東母里を鳥取県西伯郡南部町を経由して結ぶ路線。
・1982年(昭和57年)発足。
・路線番号は発足時点からのものである。
・発足当初の路線名称の読み方は「みぞぐち/はくた/せん」だったが1984年(昭和59年)5月1日に当時起点があった自治体・鳥取県日野郡溝口町(1931〜2004)の「溝口」の読み方が「みぞ
ち」から「みぞち」に変更されたことにより路線名称の読み方が「みぞくち/はくた/せん」に変更されている(鳥取県日野郡溝口町→鳥取県西伯郡伯耆町には溝口という大字もあるがこちらも現在は「みぞくち」と読むようになっている。恐らく自治体名の読み方変更と同時に読み方を変更したものと思われる)。
・沿線には鳥取県立とっとり花回廊(鳥取県西伯郡南部町鶴田)や西伯郡南部町役場天万庁舎(鳥取県西伯郡南部町天万)、日ノ丸自動車法勝寺電鉄線跡地がある。
広島県/
山口県
岩国・大竹線 いわくに/
おおたけ
・山口県岩国市柱野と広島県大竹市木野二丁目を山口県玖珂郡和木町を経由して結ぶ路線。
・1994年(平成6年)発足。
・路線番号は発足時点からのものである。
・大半の区間で西国街道(旧山陽道)と並行している。
・改良はかなり進んでいるが小瀬川右岸部(山口県道135号北中山・岩国線との重用区間)に狭隘箇所が残っている。また、下り方向(周南・柳井方面→大竹方面)に進んだ場合、国道2号線を目前にして右折させられる箇所(山口県岩国市多田/御庄大橋北詰交差点〔信号機・交差点名標なし〕)がある
(注26)
・沿線にはJR岩徳線・錦川鉄道錦川清流線森ヶ原信号場(山口県岩国市御庄)や錦川鉄道錦川清流線清流新岩国駅
(注27)(山口県岩国市御庄)、JR山陽新幹線新岩国駅(注27)(山口県岩国市御庄)がある。
・なお、本路線は2013年(平成25年)まで広島県で最も短い主要地方道路線だった
(注28)

(2路線)
島根県/
広島県
甲田・作木線 こうだ/
さくぎ
広島県安芸高田市甲田町上甲立と広島県三次市作木町大津を島根県邑智郡邑南町を経由して結ぶ路線。
・1972年(昭和47年)に発足した主要地方道甲田・作木線の広島県安芸高田市高宮町佐々部/下式敷交差点(信号機・交差点名標なし)以北の経路を変更して1994年(平成6年)発足。島根県を経由するようになったことでその際に路線番号は45から4に変更されている。無論路線番号はその時点からのものである。
・起点と終点は広島県にあるが途中で他の都道府県を経由するという、広島県では二つしかなく、全国的にも珍しい都道府県道路線の一つである
(注28)
・経路変更により島根県邑智郡邑南町下口羽/口羽大橋西詰交差点(信号機・交差点名標なし)広島県三次市作木町大津/両国橋東詰交差点(終点。信号機・交差点名標なし)間では主要地方道浜田・作木線と重用するようになったが路線番号上の優先権は甲田・作木線が有しているため(路線番号は甲田・作木線が4.浜田・作木線が7)主要地方道浜田・作木線は広島県内における実延長が全くない県道路線になっている
(注29)。但し終点で接続する国道375号線にある案内標識にはなぜか甲田・作木線ではなく浜田・作木線の路線番号が記されており、広島県内に単独区間のない浜田・作木線の存在を示す唯一の物件になっている。
・改良は進められているが
・交通量は多くはなく、改良がなされていないところや異常気象時通行規制区間に指定されているところもあるが毛利隆元(毛利元就〔1497〜1571〕の嫡男。1523〜1563)逝去の地(広島県安芸高田市高宮町佐々部。但し国道433号線〔国道434号線重用〕との重用区間の途中にある)やJR三江線(1930〜2018)跡地など見どころがいくつかある路線でもある。
山口県 大島環状線 おおしまかんじょう ・大島郡周防大島町土居と大島郡周防大島町小松を屋代島(別称:大島または周防大島)の南岸・西岸に沿って結ぶ路線。
・1954年(昭和29年)発足。主要地方道第一世代となる路線の一つであるが発足した時は大島郡周防大島町小松を起点・終点とし、屋代島西部を屋代島の北岸・南岸・西岸に沿って一周する路線だった。1982年(昭和57年)に北岸部分の大島郡周防大島町小松/大島大橋南詰交差点大島郡周防大島町土居/土居交差点間が国道437号線に移行したことにより現在の経路になった。今記したことからもうかがえるように屋代島を海岸沿いに一周する路線になったことは一度もない。
・島の名前は屋代島であるが屋代島環状線という名称にならなかったのは大島という別称が広く浸透し、知名度が高かったことが考えられる。
・現在の路線番号は1972年(昭和47年)から使用している。
・改良は進められているが中央線のない箇所もいくらかある。
・沿線には周防大島町役場橘総合支所(大島郡周防大島町西安下庄)や周防大島町役場大島総合支所沖浦出張所(大島郡周防大島町戸田)、橘郵便局(大島郡周防大島町西安下庄)、山口県立周防大島高等学校安下庄校舎(大島郡周防大島町西安下庄)、周防大島町立大島看護専門学校(大島郡周防大島町家房)、国立大島商船高等専門学校(大島郡周防大島町小松)などがある。

(3路線)
鳥取県/
島根県
安来・伯太・日南線 やすぎ/
はくた/
にちなん
・島根県安来市安来町と鳥取県日野郡日南町矢戸を結ぶ路線。
・1966年(昭和41年)発足。
・現在の路線番号は島根県側では1972年(昭和47年)から、鳥取県側では1982年(昭和57年)からそれぞれ使用している。
・起点は島根県安来市安来町/日立坂下交差点であるが、そこで接続する道路は国道9号線(国道180号線重用)であり、国道9号線から県道9号線が分岐するという珍しい状況が見られる。そのせいか国道9号線側には案内標識は設置されていない。
・改良は進められているが島根・鳥取県境付近が未改良のまま置かれている他急な屈曲が入っている箇所が多いため庄原方面と米子・安来方面を往来する道路としては有用であるとは言い難い。
・沿線には
岡山県/
広島県
芳井・油木線 よしい/
ゆき
山口県 徳山・徳地線 とくやま/
とくぢ
16
(1路線)
島根県/
山口県
六日市・錦線 むいかいち/
にしき
島根県鹿足郡吉賀町六日市と山口県岩国市錦町宇佐郷を結ぶ路線。1983年(昭和58年)に発足したが発足時点の路線番号は島根県側が16だったのに対して山口県側は74となっており、中国地方全県で現行の路線番号体系が発足した1982年(昭和57年)以降では珍しい県ごとに路線番号が異なる県道路線になっていた。なぜ山口県側が島根県側と異なる路線番号を付けたのかは全く分からない(注)が結局1994年(平成6年)に山口県側が路線番号を16に変更したことにより路線番号統一が実現している。
島根県鹿足郡六日市町(1947〜2005)だった地域に起点または終点がある他の主要地方道路線(注)は2006年(平成18年)に路線名称を変更しているのだがなぜか六日市・錦線はその対象から外れており、六日市という地名が入った唯一の主要地方道路線になっている。
25
(4路線)
鳥取県 鳥取停車場線 とっとりていしゃじょう JR山陰本線・因美線鳥取駅(鳥取市東品治町)の北口駅前広場と国道53号線(国道373号線重用)を結ぶ路線。全区間で鳥取県道192号西町・鳥取停車場線と重用している。
1955年(昭和30年)に発足した主要地方道第一世代となる路線の一つであり、また、鳥取県では最古参の県道路線の一つでもある。
現在の路線番号は1982年(昭和57年)から使用している。
総延長は250m程度と短い。
島根県 玉湯・吾妻山線 たまゆ/
あづまやま
広島県 三原・東城線 みはら/
とうじょう
山口県 宇部・防府線 うべ/
ほうふ
36
(3路線)
鳥取県 名和・岸本線 なわ/
きしもと
西伯郡大山町富長と西伯郡伯耆町吉長を結ぶ路線。路線名称は路線が発足した1977年(昭和52年)時点で存在した自治体名(起点側…西伯郡名和町〔1954〜2005〕/終点側…西伯郡岸本町〔1955〜2004〕)に由来する。
現在の路線番号は1982年(昭和57年)から使用している。
発足当初から西伯郡大山町高田〜西伯郡大山町坊領間に阿弥陀川への橋梁建設が見送られ続けたことによる未開通箇所があったが2018年(平成30年)に迂回路を区域に編入することにより未開通箇所が解消され、発足から40年経ってようやく全線が走破できるようになった。
広島県 高田・沖美・江田島線 たかた/
おきみ/
えたじま
山口県 秋芳・三隅線 しゅうほう/
みすみ
49
(4路線)
鳥取県 鳥取・河原・用瀬線 とっとり/
かわはら/
もちがせ
鳥取市徳尾と鳥取市用瀬町鷹狩を鳥取市南西部の山間部を通って結ぶ路線で1994年(平成6年)発足。
路線番号は発足時点からずっと変わっていない。
鳥取市中心部と鳥取市用瀬地区との間には鳥取自動車道や国道53号線(国道373号線)があるため山の中を通り、遠回りとなるこの路線の存在意義を疑問視する方もいるが、恐らく鳥取市南西部の山間部の交通路確保や振興を目的として発足させたのではないかと考えられる。
しかし、費用対効果が低いとされているのか急いで整備する必要はないと見なされているのか整備は進んでいるとは言い難く、鳥取市岩坪〜鳥取市河原町北村間と鳥取市河原町小河内〜鳥取市河原町山上間は発足時点から現在に至るまで通行不能のままになっている。
島根県 上阿井・八川線 かみあい/
やかわ
岡山県 高梁・旭線 たかはし/
あさひ
広島県 本郷・大和線 ほんごう/
だいわ
64
(3路線)
岡山県 矢掛・寄島線 やかげ/
よりしま
広島県 三次・美土里線 みよし/
みどり
山口県 萩・三隅線 はぎ/
みすみ
81
(2路線)
岡山県 東岡山・御津線 ひがしおかやま/
みつ
広島県 生口島循環線 いくちじまじゅんかん
一般県道
(33路線)
121
(2路線)
広島県 大君・深江線 おおきみ/
ふかえ
山口県 羅漢山公園・宇佐郷線 らかんざんこうえん/
うさごう
144
(1路線)
山口県 光・玖珂線 ひかり/
くが
169
(2路線)
岡山県 西方・巨瀬線 にしかた/
こせ
山口県 湯野・山畑線 ゆの/
やまはた
196
(5路線)
鳥取県 杣小屋・曳田線 そまごや/
ひけた
鳥取市河原町北村字杣小屋と鳥取市河原町曳田を結ぶ路線。全線にわたって千代川支流の曳田川に沿っている。
鳥取市河原地区西部の曳田川に沿った地域の幹線道路であり、起点の先にある三滝渓(鳥取市河原町北村)に通じる唯一の道路にもなっている。
1958年(昭和33年)に発足した、鳥取県の一般県道で最古参の路線の一つであり、現在の路線番号は1982年(昭和57年)から使用している。
島根県 荘原停車場線 しょうばら
ていしゃじょう
岡山県 高梁停車場線 たかはし
ていしゃじょう
広島県 安芸中野停車場線 あきなかの
ていしゃじょう
山口県 宮野上・佐々並線 みやのかみ/
ささなみ
225
(5路線)
鳥取県 三代寺・宮下線 さんだいじ/
みやのした
鳥取市国府町三代寺と鳥取市国府町宮下を結ぶ路線。鳥取市国府地区南部と鳥取市国府地区中心部を結ぶことを目的として発足した路線と思われる。
1958年(昭和33年)に発足した、鳥取県の一般県道で最古参の路線の一つであり、現在の路線番号は1982年(昭和57年)から使用している。
沿線には4,516首の歌が収録された歌集「万葉集」の最終の収録歌となる「新しき年の始の初春の今日ふる雪のいや重け吉事」を大伴家持(718?〜785)が詠んだところとされている因幡国庁跡(鳥取市国府町中郷)がある
(注X)
島根県 日原停車場線 にちはら
ていしゃじょう
岡山県 虫明・長浜線 むしあげ/
ながはま
広島県 塩町停車場線 しおまち
ていしゃじょう
山口県 船木・津布田線 ふなき/
つぶた
256
(4路線)
鳥取県 陸上・岩井線 くがみ/
いわい
岩美郡岩美町陸上と岩美郡岩美町岩井を結ぶ路線。岩美郡岩美町陸上では国道178号線(現在は山陰・近畿自動車道〔鳥取・豊岡・宮津自動車道〕に移行)と、岩美郡岩美町岩井では国道9号線とそれぞれ接続しており、交通量こそ多くはないが岩美郡岩美町東部における貴重な幹線道路になっている。
1958年(昭和33年)に発足した、鳥取県の一般県道で最古参の路線の一つであり、現在の路線番号は1982年(昭和57年)から使用している。
岩美郡岩美町田河内〜岩美郡岩美町宇治間は長らく通行不能状態であった
(注)が田河内トンネル(全長:490.0m)の開通(2003年〔平成15年〕3月31日)により解消されている。
島根県 蟠竜湖・高津線 ばんりゅうこ/
たかつ
広島県 比婆山県民の森線 ひばやま
けんみんのもり
山口県 綾羅木停車場線 あやらぎ
ていしゃじょう
289
(4路線)
鳥取県 船上山・赤碕線 せんじょうさん/
あかさき
東伯郡琴浦町山川と東伯郡琴浦町赤碕を結ぶ路線。
元弘の変(1331〜1332)で隠岐国に流された後醍醐天皇(1288〜1339。在位期間:1318〜1339)が隠岐国脱出後滞在していたことで知られる船上山(標高:687m)と東伯郡琴浦町赤碕地区中心部を結ぶ路線であり、かつての東伯郡赤碕町(1900〜2004)で構成されている東伯郡琴浦町赤碕地区を縦貫する路線でもある。
1995年(平成7年)に発足した路線であり、路線番号は発足時点からずっと変わってない。
島根県 久利・五十猛停車場線 くり/
いそたけていしゃじょう
岡山県 東大戸・金浦線 ひがしおおど/
かなうら
広島県 栗谷・大野線 くりたに/
おおの
324
(3路線)
鳥取県 河原インター線 かわはらいんたー 八頭郡八頭町西御門と鳥取市河原町高福を結ぶ路線。鳥取自動車道河原インターチェンジ(鳥取市河原町高福)への連絡を目的として2002年(平成14年)に発足した路線であり、路線番号は発足時点からずっと変わっていない。
全線開通したのは2013年(平成25年)のことであり、それを契機としてかわはら八頭フルーツラインという愛称が制定されている。
鳥取自動車道と国道29号線・国道53号線を結ぶことや鳥取平野南端部の東西の交通路を確保することを目的として立体交差を多用した高規格な道路として建設されたためほとんどの区間で自転車・歩行者の通行はできなくなっている。
沿線には道の駅清流茶屋かわはら(鳥取市河原町高福)がある。
島根県 上意東・揖屋線 かみいとう/
いや
岡山県 東茅部・下福田線 ひがしかやべ/
しもふくだ
361
(3路線)
岡山県 畑沖・勝間田線 はたおき/
かつまだ
広島県 佐木島線 さぎしま
山口県 錦・鹿野線 にしき/
かの
400
(2路線)
岡山県 後楽園線 こうらくえん
広島県 藤尾・井関線 ふじお/
いせき
441
(2路線)
岡山県 下神代・哲多線 しもこうじろ/
てった
広島県 七塚・三良坂線 ななつか/
みらさか

 次に県ごとの路線数を示すと下表の通りになる。

※合計は主要地方道について複数の県に跨る路線があるため上表で得られた結果とは合致しない。

県名 種類 合計 備考
主要地方道 一般県道
鳥取県 5 5 10 主要地方道路線は島根県に跨る路線が2路線ある。
島根県 6 5 11 主要地方道は鳥取県に跨る路線が2路線、広島県に跨る路線が1路線、山口県に跨る路線が1路線ある。
岡山県 4 8 12 主要地方道は広島県に跨る路線が1路線ある。
広島県 8 8 16 主要地方道は島根県に跨る路線が1路線、岡山県に跨る路線が1路線、山口県に跨る路線が1路線ある。
山口県 7 7 14 主要地方道は島根県に跨る路線が1路線、広島県に跨る路線が1路線ある。
合計 30 33 63 主要地方道は複数の県に跨る路線が6路線(内訳は鳥取県・島根県が2路線、島根県・広島県と島根県・山口県、岡山県・広島県、広島県・山口県がそれぞれ1路線)ある。

ラジオ局の周波数

2025年(令和7年)で注目される事柄

(注釈コーナー)

注1:ある数を三乗したもので、8(2の三乗)や27(3の三乗)などがある。また、平方数では存在し得ないマイナスの数も存在し得る(-8〔-8の三乗〕や-27〔-3の三乗〕など)。
なお、西暦が立方数になる年は現時点では297年前の1728年(享保13年)が最後になっている(1728は12の立方数)。次の西暦が立方数になる年は172年後の2197年のことになる(2197は13の立方数)。

注2:西暦はイエス・キリスト(紀元前6〜4年頃〜紀元後30年頃)が誕生した年を1年、それ以前を紀元前と定義している。但し現在ではイエス・キリストは紀元前6〜4年頃に生まれたとされているため他の大きな出来事を定義に採用せざるを得なくなっている。
※私の友人で下関市立大学学園祭情報局〜中国地方最古参の市立四年制大学の学園祭のきのう・きょう・あす〜」(今年4月1日にURLは変更せずに「温故知新〜中国地方初の市立四年制大学の学園祭の歴史を辿る〜」という名称に変更する予定)というサイトを運営している中島孝祐さんは高校2年生の時世界史の授業で担当の男性教諭がイエス・キリストがゴルゴタの丘で磔刑に処せられたのは紀元後30年12月13日の金曜日だったと話していたのを聞いて本当に紀元後30年12月13日が金曜日だったのか計算したのだという。その結果本当に紀元後30年12月13日は金曜日だったことが分かったのだが、(お気付きの方もいるかもしれないのだが)中島さんはある点を知らずに計算しており、結局それは誤っていたのである。そのある点とは紀元後30年時点では用いられていた暦法が現在のグレゴリオ暦(紀元後1582年〔天正10年〕10月15日使用開始)ではなくユリウス暦(使用期間:紀元前45年〜紀元後1582年)だったことであった。もし紀元後30年時点でグレゴリオ暦が使用されていれば確かに紀元後30年12月13日は金曜日になる(曜日パターンの求め方はこちらで紹介している。そこで求められる紀元後30年の曜日配列はこちらで示す通りになる)のだが、イエス・キリストが生きていた時代に使用されていたユリウス暦では紀元後30年12月13日は水曜日となるのである(紀元後30年のカレンダーはこちらに掲載されている)。紀元後30年12月13日が金曜日にならなかったのはグレゴリオ暦では西暦を400で割って1余る年は月曜日になる(該当するのは1601年〔慶長6年〕と2001年〔平成13年〕。それらの年の曜日配列はこちらで示しているので併せてご覧頂きたい)が紀元後1年1月1日は日曜日になっていること(紀元後1年のカレンダーはこちらに掲載されている)と紀元後4年について閏年が設定されなかったこと(ユリウス暦制定直後の混乱が原因とされる)が主たる理由なのだが、結局西洋を中心として不吉な日とされ、日本ではホラー映画の題名になったことで知る人の多い13日の金曜日(今年、すなわち2025年〔令和7年〕は6月13日の一回だけある)の由来は何だったのだろうか。
ちなみに中島さんは小学生時代から曜日配列に興味を持っており(そのことに目覚めたのは小学校4年生の頃だったのだがその時はあまり親には良い顔をされなかったという)、それが現在本サイトや中島さんのサイトで生かされていることを付記しておきたい。

注3:電話番号のうち中間の1〜4桁の数字を指す。例えば084-9XX-YYYYという電話番号があった場合、9XXに相当する部分が市内局番となる。
なお、固定電話における市内局番で使用できる平方数は1桁の場合2個、2桁の場合5個、3桁の場合17個、4桁の場合55個となっており、使用できる平方数は79個となっている。
※市内局番で使用できる平方数が99個でないのは市内局番は0または1で始まるものは使用できないためである(0で始まるものは国内通話であることを示す番号であることから、1で始まるものは緊急性を要する通話など特別なサービスの電話番号〔例:警察…110/海難…118/救急・消防…119〕で使用されていることからそれぞれ使用できない)。

注4:電話番号のうち末尾の4桁の数字を指す。例えば084-9XX-YYYYという電話番号があった場合、YYYYに相当する部分が加入者番号となる。現在市内局番のない電話番号は存在しないため加入者番号で使用できる平方数は99個となっている。

注5:かつては6桁の市外局番も存在したのだが2006年(平成18年)3月1日に北海道紋別郡滝上町で使用されていた市外局番015829が0158に変更されたことにより消滅している。
※余談だが本州で最後まで6桁の市外局番が残っていたのが広島県である。2004年(平成16年)2月28日に庄原区域の市外局番が0824に統一されたのだが、その時まで082485(現在の庄原市比和町で使用)・082486(現在の庄原市高野町で使用)・082488(現在の庄原市総領町全域と庄原市峰田町の一部地域で使用)の三つが残っていた。

注6:福山市でも市外局番が084ではない地域はいくつか存在する。それは次の通りである。
・芦田町福田のうちの芦田川左岸地域(上河原)と新市町の全域…0847(府中区域)
・高西町南の一部…0848(尾道区域)
・山野町山野の一部…0866(井原区域)
福山市では内海町・神辺町・沼隈町と松永地区(今津町・金江町・神村町・高西町〔南の一部を除く〕・東村町・藤江町・本郷町・松永町・南今津町・南松永町・宮前町・柳津町)の通話にも未だに市外局番が必要という状況が残っており、新市・松永両地区を市内通話区域に編入して市域のほとんどでの固定電話間の通話は市内局番からかけられるようにすることが課題になっているが携帯電話が普及して固定電話の利用が減っていることや新市町は府中市と、松永地区は尾道市とそれぞれ関係が深いこと、料金体系が大幅に変わる可能性があることなどから解決のメドは立っていない。

注7:中国地方で昔使われていた市外局番で平方数になるものは存在した。例えば現在の東広島市安芸津町の市外局番はかつては08464(正式な市外局番となる8464は92の平方数となる)だった(1994年〔平成6年〕11月25日現行の0846に変更)。

注8:「全国郵便番号一覧」というサイトでは市区町村ごとにその市区町村にある大口事業所の郵便番号を別途掲載するページを設定しているのだが、明らかに大口事業所の郵便番号を導入しているのにそこには掲載されていないという例がいくつかある。例えば広島市南区を管轄区域とする宇品郵便局(広島市南区宇品東一丁目)管内に本社・演奏所があるテレビ新広島(TSS、広島市南区出汐二丁目)と広島エフエム放送(HFM、広島市南区皆実町一丁目)はともに専用郵便番号を持っている(テレビ新広島…734-8585/広島エフエム放送…734-8511)のはそれぞれの公式サイトなどから明らかなのだがなぜか広島市南区の大口事業所の郵便番号を掲載するページ(それはこちら)には掲載されていない。だから確認できない番号が使用されている可能性は十分考えられるところである。
※余談だがテレビ新広島は広島県を放送区域とする放送局で初めて大口事業所の郵便番号を導入したところである。郵便番号が7桁化される少し前の1997年(平成9年)11月頃に導入したのだが、1998年(平成10年)2月2日に実施されることになっていた郵便番号7桁化を見据えて大口事業所の郵便番号(734-8585)を自社制作番組や
宣伝などで表示するようにし、従来の所在地表記(734 広島市南区出汐二丁目3番19号)の表示を取りやめたのである。まだ郵便番号が7桁化されていないのに早すぎると思った方はいただろうがテレビ新広島としては視聴者に大口事業所の郵便番号を知って頂き、郵便物には例えば「734-8585 テレビ新広島…」と書くように促そうという目的があってあえてそのようにしたものと思われる。

注9:郵便区番号759は山口県全域を担当する地域区分専門郵便局として設置された山口郵便局(山口市深溝)が用いている。
※地域区分専門郵便局は中国地方には他に岡山郵便局(総社市長良。郵便区番号:719)と広島郵便局(広島市佐伯区石内東二丁目。郵便区番号:731)がある。岡山郵便局は岡山県全域と広島県のうちの郵便番号720番台の地域を、広島郵便局は広島県のうちの郵便番号730番台の地域をそれぞれ担当している。

注10:設定し得る郵便番号は001-0000〜999-9999となるので平方数になる設定可能な郵便番号は3,063個となる(000で始まる郵便番号は存在しないことと、〔もし存在した場合〕000で始まる郵便番号で平方数になるものは99個あること、9,999,999までに平方数は3,162個〔9,999,999の平方根が3,162.27750205…となることから算出〕あることから3,162−99=3,063となる)。

注11:福山西インターチェンジのランプウェイは長いことや上下4車線で整備されている部分があること、ランプウェイと国道2号線松永道路との接続点は福山西ジャンクションという名称が付けられていること(但しその名称は日本道路交通情報センターのサイトでしか見られない)から本サイトとしては福山西インターチェンジのランプウェイ部分は尾道・福山自動車道の一部と見なしている。
※本サイトは福山西ジャンクションについては今津ジャンクションと呼称している。福山市今津町にあることや2020年(令和2年)まですぐそばに福山市立今津小学校(福山市今津町。1874〜2020)があったこと(現在は学校再編により福山市立遺芳丘小学校〔福山市今津町〕に改称している)などが主たる呼称理由である。

注12:本州・四国連絡橋尾道・今治ルートについて愛媛県側では今尾ルートまたは今治・尾道ルートと呼称することがある。

注13:E36が欠番になっているのは国道36号線に並行して通る道央自動車道にE5を割り当てたためである。

注14:その理由を挙げると次の通りになる。
・いくつかの全線が自動車専用道路として整備される国道路線について国道番号を設定しているもの(下表参照)があるにもかかわらず改めて高速道路番号を付けたこと。

国道
番号
路線名称 高速道路
路線番号
備考
271 小田原・厚木道路 E85 1992年(平成4年)4月3日政令第104号による国道路線再編(1993年〔平成5年〕4月1日施行)で全線が自動車専用道路で構成される国道路線がいくつか発足するまでは実質的に全線が自動車専用道路で構成される唯一の国道路線だった。
※「実質的に」と書いたのは次に挙げる理由による。
・平塚インターチェンジ(平塚市岡崎)以西は自動車専用道路とほぼ同じ交通規制が実施されているのだが自動車専用道路に指定されていないこと。
・2006年(平成18年)までは平塚市片岡/平塚東インター入口交差点厚木市船子/船子北谷交差点間の側道(一般道路)も区域に編入されていたこと(2006年〔平成18年〕3月28日神奈川県告示第191〜192号により神奈川県道63号相模原・大磯線の別線になった)。
450 旭川・紋別自動車道 E39 「旭川・紋別自動車道」という名称ではあるが旭川市は通っていない(起点は旭川市の北東隣の北海道上川郡比布町にある)。
468 首都圏中央連絡自動車道 C4
470 能越自動車道 E41 E41は東海・北陸自動車道にも付けられており、東海・北陸自動車道と能越自動車道は一つの路線番号にまとめられている。
474 三遠南信自動車道 E69 E69は新東名高速道路引佐連絡路にも付けられており、新東名高速道路引佐連絡路と三遠南信自動車道は一つの路線番号にまとめられている。
475 東海環状自動車道 C3 C3は東京外環自動車道でも使用されている。
478 京都縦貫自動車道 E9 E9は山陰・近畿自動車道(鳥取・豊岡・宮津自動車道)や山陰自動車道にも付けられており、京都縦貫自動車道と山陰・近畿自動車道(鳥取・豊岡・宮津自動車道)、山陰自動車道は一つの路線番号にまとめられている。
483 北近畿・豊岡自動車道 E72
497 西九州自動車道 E35

・(上表でも触れているのだが)同じ番号を複数の路線で使っていること(東京外環自動車道と東海環状自動車道のC3)。
・並行している高速道路について別々の番号を割り振らなかったところがあること(中国地方では山陽自動車道と中国自動車道・関門橋〔関門自動車道〕が同一グループとされ、山陽自動車道にはE2が、中国自動車道・関門橋〔関門自動車道〕にはE2Aがそれぞれ付けられた)。
・並行する路線番号が一桁または二桁の国道路線の番号を付けているところが多いのだが違和感を抱かざるを得ない付け方をしているところがあること(例えば尾道自動車道と松江自動車道はE54が付番されたのだがその元となった国道54号線は広島市中区と松江市を結ぶ路線であって尾道市と松江市を結ぶ路線ではないし並行しているのは三次市以北、すなわち松江自動車道の部分だけであるため付番方法に疑問を感じているところである)。
・一つの路線番号にまとめたほうが良いように感じるのにそのようにしなかったところがあること(例えば山陽自動車道早島支線と瀬戸中央自動車道、高松自動車道坂出支線は道路管理者の違いはともかくとして一つの路線にまとめても良いように感じるのだが山陽自動車道早島支線は山陽自動車道本線と同じE2、瀬戸中央自動車道はE30、、高松自動車道坂出支線は高松自動車道本線と同じE11がそれぞれ付けられた)。
・自動車専用道路として整備され、広域交通を担うことが確定的なのに付番対象から外された路線があること(中国地方では美作・岡山道路と小郡・萩道路が該当する)。
・自動車専用道路に国道路線の経路を一本化するところがいくつか出ており、国道路線が自動車と排気量125cc以上の二輪車だけのものになることをどうかと感じていること(中国地方では鳥取県と山口県でそういう状況が見られる)。
・そもそも国道路線の分類方法に疑問を感じていること(都道府県道は主要地方道と一般都道府県道に分類し、それはずっと維持されているのに対して国道は1965年〔昭和40年〕に一級国道と二級国道を廃止して一般国道に統合したことを指す。一級国道を主要国道、二級国道を一般国道、自動車専用道路を高速国道に分類したほうが好ましいと感じているのだが…)。
つまり、高速道路に路線番号を付けることについては反対はしないがそのやり方に納得できないということである。
日本の総人口が減少に転じていることや国も地方公共団体も財政事情が厳しくなっていること、バブル景気の崩壊後経済の停滞が続いていること、沿線住民が反対する可能性が高いこと、標識の差し替えに多額の費用がかかることなどを考えれば国道路線の再編はもう行われないだろうという見方が多勢を占めているのだが高速道路が幹線道路として確固たる地位を築いていることを考えれば高速道路を交えて国道路線網を再編することを考えても良いような気がする。それが実現するかどうかは分からないが私としては広く意見を聞き、多くの方が納得できるようなものにして頂きたいと思うところである。

注15:八束郡津田村は1889年(明治22年)4月1日に発足した時は意宇郡(?〜1896)に属していたが1896年(明治29年)4月1日に秋鹿・意宇・島根各郡が統合して八束郡(1896〜2011)が発足した時に八束郡に所属郡を変えている。

注16:真庭郡落合・久世両町は発足した時(落合町…1897年〔明治30年〕5月26日/久世町…1896年〔明治29年〕2月26日)は大庭郡(?〜1900)に属していたが1900年(明治33年)4月1日に大庭・真島両郡が統合して真庭郡が発足した時に真庭郡に所属郡を変えている。

注17:尾道市御調地区に設置されたインターチェンジの名称が御調インターチェンジではなく尾道北インターチェンジになった理由を挙げると次の通りになる。
・御調という地名は読みにくいこと(「みつぎ」と読み、広島県における代表的な難読地名の一つとして知られている)。
・尾道北インターチェンジが供用を開始したのは2010年(平成22年)11月27日のことだった(尾道自動車道尾道ジャンクション〔尾道市美ノ郷町三成〕〜世羅インターチェンジ〔広島県世羅郡世羅町川尻〕間が開通したことによる)のだがその時点で尾道北インターチェンジ周辺は尾道市の一部になっていたこと(尾道北インターチェンジ周辺にはかつて御調郡御調町〔1955〜2005〕という自治体が存在したのだが2005年〔平成17年〕3月28日に御調郡向島町〔1950〜2005〕とともに尾道市に編入されている)。
・尾道市御調地区、すなわちかつての御調郡御調町は尾道市中心部とは山で隔てられていることや尾道市中心部よりも府中市中心部のほうが近く、道路改良も府中市中心部に通じる道路が早く完了したこと(府中方面…1983年〔昭和58年〕/尾道方面…1986年〔昭和61年〕。なお、府中方面の道路は改良完成当時国道486号線ではなく広島県道49号府中・御調線〔1976〜1993〕だった。国道486号線が発足したのは1993年〔平成5年〕のことである)、市内通話の尾道区域(市外局番0848)において長らく市外局番統一に加わらなかったこと(2005年〔平成17年〕1月29日に08487から0848に変更したことでようやく実現した)などでもうかがえるように尾道市との関係が強いとは言えない面があったこと。
・尾道市の北の玄関口としての印象を持たせたかったこと。
私としては御調インターチェンジとか尾道御調インターチェンジ、みつぎインターチェンジ(読みにくいという意見が多勢を占めた場合)でも良かったと思っているのだがこのことに尾道市の尾道市の一部になったのだから自己主張は控えるべきだという尾道市御調地区に対する上から目線な態度を感じるのは私だけだろうか。

注18:浅利インターチェンジ(仮称。江津市松川町下河戸)〜江津インターチェンジ(江津市嘉久志町)間を指す。その区間については島根県道302号浅利・渡津線と国道9号線江津バイパスを活用することにしており、既に整備は完了している。
※江津市内で山陰自動車道の整備を当分の間見合わせることにしたのは江津市は中国地方随一の大河・江の川の河口に位置しながら平地が少ないことやそれ故に地形が厳しくなっていること、江津市は山陰地方(鳥取・島根両県)で最も人口の少ない市であること、南西隣の浜田市と同じく松江市よりも広島市との繋がりが深いことが主たる理由のように思われる。しかし、江津市内で自動車専用道路を中断することは江津・浜田・益田各市と山陰地方中央部(鳥取県西部・島根県東部)との往来に支障をきたし、結果江津・浜田両市周辺地域の広島市への吸引効果を助長することになるのではないかと私は考えているところである。浅利インターチェンジ以東の山陰自動車道の整備が完了して様子を見た上でどのようにするのか考えるのかもしれないのだがもし江津市内の山陰自動車道が整備されるとしたら次に記すようになるのではないかと考えているところである。
・道路名称は国道9号線浅利・江津道路とする。
・江津市後地町の山陰自動車道(国道9号線福光・浅利道路)に浅利インターチェンジの本体(大田方面との出入りのみ可能とする)を建設する。
・浅利インターチェンジの本体で山陰自動車道(国道9号線福光・浅利道路)から分かれ、島根県道221号川平停車場線に沿って南西方向に進む。
・江津市松川町下河戸に松川インターチェンジ(大田方面・浜田方面とも出入り可能とする)を設置し、国道261号線川本方面からの利用ができるようにする(松川インターチェンジと国道261号線は島根県道221号川平停車場線を介しての間接接続となる)。
・江津市松川町八神付近で江の川を渡り、江津市金田町に出る。
・江津市金田町で進行方向を西に変えた後島ノ星山(高角山。標高:470.0m)の北麓を通り、江津市嘉久志町と江津市和木町の境の辺りで山陰自動車道(国道9号線江津道路)に合流する。
・山陰自動車道(国道9号線江津道路)との合流地点に江津インターチェンジの本体(浜田方面との出入りのみ可能とする)を建設する。
・江津インターチェンジの本体のすぐ先に本線料金所を設置する(現在の江津インターチェンジの料金所を移転させる格好になる)。
どのようになるか結論が出るのはかなり先の話になることだろうが果たしてどうなるのだろうか。

注19:賀茂郡河内町は発足した時は豊田郡に属していたが1956年(昭和31年)4月1日に賀茂・豊田両郡の所属町村交換により賀茂郡(?〜2005)に所属郡を変えている。
※賀茂・豊田両郡で所属町村を交換したのは賀茂郡が広島県内陸部にある郡であることを、豊田郡が広島県沿岸部である郡であることをそれぞれ明確化しようとしたことが背景にある。その対象になった町村は下表の通りである(町・村の読み方は確たる資料が存在しない1950年代以前に消滅したところがあることから省いている)。

異動先 町村名 読み方 備考
賀茂郡→
豊田郡
安芸津町 あきつ 2005年(平成17年)2月7日東広島市に編入されたため消滅。
安登村 あと 1958年(昭和33年)4月1日豊田郡川尻・安浦両町に分割編入されたため消滅。
豊田郡川尻町(1922〜2004)は2004年(平成16年)4月1日に、豊田郡安浦町(1944〜2005)は2005年(平成17年)3月20日にそれぞれ呉市に編入されたため現在当時の村域は全部分が呉市に属している。
賀永村 かなが 1956年(昭和31年)9月30日賀茂郡西条町(1890〜1974)・豊田郡竹原町(1889〜1958)に分割編入されたため消滅。
賀茂郡西条町は1974年(昭和49年)4月20日に賀茂郡志和・高屋・八本松各町と統合して東広島市に移行したため、豊田郡竹原町は1958年(昭和33年)11月3日に豊田郡忠海町(1889〜1958)と統合して竹原市に移行したため現在当時の村域は竹原市と東広島市に属している。
川尻町 かわじり 2004年(平成16年)4月1日呉市に編入されたため消滅。
竹原町 たけはら 1958年(昭和33年)11月3日豊田郡忠海町と統合して竹原市に移行したため消滅。
中心部を流れている川の名称は賀茂川であり、かつてその辺りが賀茂郡に属していたことを今に伝えている。
安浦町 やすうら 2005年(平成17年)3月20日呉市に編入されたため消滅。
豊田郡→
賀茂郡
河内町 こうち 2005年(平成17年)2月7日東広島市に編入されたため消滅。
大和町 だいわ 2005年(平成17年)3月22日三原市・豊田郡本郷町(1924〜2005)・御調郡久井町(1954〜2005)と統合して改めて発足した三原市に移行したため消滅。
豊栄町 とよさか 2005年(平成17年)2月7日東広島市に編入されたため消滅。
入野村 にゅうの 1956年(昭和31年)9月30日賀茂郡河内町(1924〜2005)に編入されたため消滅。
賀茂郡河内町は2005年(平成17年)2月7日に東広島市に編入されたため現在当時の村域は全部分が東広島市に属している。
福富町 ふくとみ 2005年(平成17年)2月7日東広島市に編入されたため消滅。

注20:59〜100号と109〜111号、214〜216号が使用されていない理由は下表の通りである。

番号 使用されていない理由
59〜100 ・一級国道と二級国道の間の欠番部分に当たるため全く使用されなかったこと。
※一級国道は57号で打ち止めとなったが1972年(昭和47年)5月15日に現在の沖縄県に相当する地域の施政権がアメリカ合衆国から日本に移された際に鹿児島市と那覇市を種子島・奄美大島経由で結ぶ国道路線を発足させた際に特例的にその次の番号、すなわち58号を割り当てたため欠番は59〜100号となっている。
109 ・二級国道横手・古川線の路線番号として使用されていたが1962年(昭和37年)5月1日政令第184号に基づく国道路線再編で1963年(昭和38年)4月1日に一級国道47号線(1963〜1965。現:国道47号線)と二級国道108号石巻・横手線(1963〜1965。現:国道108号線)に再編されたこと。
※二級国道108号石巻・横手線は一般国道移行後も石巻市と横手市を結ぶ路線のままだったが1969年(昭和44年)12月4日政令第280号に基づく国道路線再編で1970年(昭和45年)4月1日に石巻市と由利本荘市を結ぶ路線に再編されている。
・その後当該番号を使用する国道路線が発足しなかったこと。
110 ・二級国道仙台・山形線の路線番号として使用されていたが1962年(昭和37年)5月1日政令第184号に基づく国道路線再編で1963年(昭和38年)4月1日に一級国道48号線(1963〜1965。現:国道48号線)に再編されたこと。
・その後当該番号を使用する国道路線が発足しなかったこと。
111 ・二級国道八戸・仙台線の路線番号として使用されていたが1962年(昭和37年)5月1日政令第184号に基づく国道路線再編で1963年(昭和38年)4月1日に一級国道45号線(1963〜1965。現:国道45号線)に再編されたこと。
・その後当該番号を使用する国道路線が発足しなかったこと。
214 ・二級国道島原・諫早線の路線番号として使用されていたが1962年(昭和37年)5月1日政令第184号に基づく国道路線再編で1963年(昭和38年)4月1日に一級国道57号線(1963〜1965。現:国道57号線)に再編されたこと。
・その後当該番号を使用する国道路線が発足しなかったこと。
215 ・二級国道島原・宇土線の路線番号として使用されていたが1962年(昭和37年)5月1日政令第184号に基づく国道路線再編で1963年(昭和38年)4月1日に一級国道57号線(1963〜1965。現:国道57号線)に再編されたこと。
・その後当該番号を使用する国道路線が発足しなかったこと。
216 ・二級国道熊本・大分線の路線番号として使用されていたが1962年(昭和37年)5月1日政令第184号に基づく国道路線再編で1963年(昭和38年)4月1日に一級国道57号線(1963〜1965。現:国道57号線)に再編されたこと。
・その後当該番号を使用する国道路線が発足しなかったこと。

二級国道から一級国道への移行による番号使用終了は中国地方でも見られた(179号と182号。179号は二級国道岡山・鳥取線〔1953〜1963〕が一級国道53号線〔1963〜1965。現:国道53号線〕に、182号は二級国道広島・松江線〔1953〜1963〕が一級国道54号線〔1963〜1965。現:国道54号線〕にそれぞれ移行したことにより使用を取りやめた)が、首尾良く後継路線が発足したことで欠番を免れている(179号は二級国道姫路・倉吉線〔1963〜1965。現:国道179号線〕が、182号は二級国道新見・福山線〔1963〜1965。現:国道182号線〕がそれぞれ使用)。その点から考えれば109〜111号は東北地方で、214〜216号は九州地方でそれぞれその後設定する国道路線の番号として使用することができたはずであり、例えば1970年(昭和45年)の国道再編(1969年〔昭和44年〕12月4日政令第280号に基づいて1970年〔昭和45年〕4月1日実施)の際に使用することを考えても良かったように思うのだがなぜ全く顧みなかったのだろうか。まあ都道府県道でも欠番は見られること(都道府県道路線の番号で欠番のない都道府県は全く存在しない。但し福島県は主要地方道〔1〜76号〕・一般県道〔101〜396号〕それぞれについて欠番は全くなく、主要地方道と一般県道の間の欠番部分〔77〜100号〕だけが欠番になっている)を考えれば再利用は考えなかったのかもしれないのだが…。

注21:国道路線の番号は507号まであるため存在する平方数は22個になるのだが旧一級国道と旧二級国道の間の欠番部分に当たる64号と81号、100号は存在しないため19個となる。

注22:大田市〜江津市〜浜田市間の国道9号線の経路を変更した理由としてはいわゆる昭和の大合併で一級国道9号線の沿線地域には地方自治体の中心部がなくなったこと(邑智郡祖式村〔1889〜1956〕が大田市〔祖式〕と邑智郡川本町〔川内・小谷・馬野原〕に分割編入され、邇摩郡大森町〔1903〜1956〕が大田市に編入された1956年〔昭和31年〕9月30日をもって消滅した)や人口集積地である邇摩郡仁摩・温泉津両町(現在はどちらも大田市の一部になっている)で国鉄山陰本線(現:JR山陰本線)は通っているのに国道9号線が通っていないのはどうなのかという声が上がったこと、建設技術が向上し、海の近くまで山が迫っている場所での道路建設が容易になったことが考えられる。

注23:兵庫県道78号/岡山県道10号赤穂・建部線の存続期間は岡山県側のものを記している。

注24:私は高梁市西部に聳える弥高山(標高:653.5m)でその看板を見たことがある。

注25:国道180号線・国道182号線・国道313号線で囲まれた地域(岡山県…井原市・高梁市・新見市/広島県…庄原市・福山市・神石郡神石高原町)と、国道182号線・国道183号線・国道184号線・国道314号線・国道432号線・国道486号線で囲まれた地域(尾道市・庄原市・福山市・府中市・神石郡神石高原町・世羅郡世羅町)を指す。この二つの空白地帯を通る県道路線には未改良の箇所が少なくなく、有用な路線が少ないというのが実情である。

注26:山口県道/広島県道1号岩国・大竹線を下り方向に進んだ場合、山口県岩国市多田/御庄大橋北詰交差点(信号機・交差点名標なし)で直進すると山口県道59号岩国・錦線に入る。山口県道59号岩国・錦線の存在は山口県道/広島県道1号岩国・大竹線を上り方向(大竹方面→周南・柳井方面)に進んだ場合、山口県岩国市多田/御庄大橋北詰交差点(信号機・交差点名標なし)の手前にある案内標識でのみ知ることができる。

注27:JR山陽新幹線新岩国駅と錦川鉄道錦川清流線清流新岩国駅は近接していながら統合されずじまいになっている。錦川鉄道錦川清流線は1987年(昭和62年)7月24日までは山陽新幹線と同じ運営者(日本国有鉄道〔東京都千代田区丸の内一丁目。1949〜1987〕→西日本旅客鉄道〔JR西日本。大阪市北区芝田二丁目〕)が運営していたのだから統合すれば良かったのではないかという声は少なくなかったのだが次に挙げる理由から統合は見送られたのではないかと思われる。
・清流新岩国駅、すなわちかつての御庄駅(山口県岩国市御庄。1960〜2013)がある鉄道路線・国鉄岩日線(1960〜1987)→JR岩日線(1987年〔昭和62年〕4月1日〜7月24日)は1968年(昭和43年)以降日本国有鉄道によって整理対象路線に選定されていたこと。
・岩日線は山の中で行き止まりになる鉄道路線であり、広域利用が見込める路線ではなかったこと。
・岩日線はJR山口線日原駅(島根県鹿足郡津和野町枕瀬)への延伸計画(建設路線名称は岩日北線)があり、錦町駅から島根県鹿足郡吉賀町六日市地区中心部まではほとんど完成していたが島根県鹿足郡吉賀町六日市地区中心部以北については全く着手されなかったためもし島根県鹿足郡吉賀町六日市地区中心部まで開業させたとしても状況は錦町駅を終点としていた時と同じになるのは明らかだったこと(結局岩日北線は日本国有鉄道の経営再建の過程で建設放棄となり、更に錦川鉄道は鉄道としての開業を見送ったため使用されないままの高架橋や隧道が国道434号線沿線地域に残る結果になった)。
・新岩国駅は岩国市中心部の西方約6kmのところに建設されたことや岩国市中心部との往来にはある程度の費用(鉄道・バスの運賃)がかかることから利用が低迷したこと。

注27:1994年(平成6年)に発足した当時の広島県内における岩国・大竹線の延長はわずか39mだったが、油見トンネル(全長:1,125m)の開通(1999年〔平成11年〕10月25日)により生じた国道186号線大竹旧道の処分により大幅に延長され、現在は2,266mになっている(当初の延長の約58倍)。
なお、現在広島県の主要地方道路線で最短になっているのは浜田・作木線で、その延長は75mとなっている(但し本文で触れたように主要地方道甲田・作木線と重用していることと路線番号上の優先権を主要地方道甲田・作木線が有していることから実延長は0mとなっている)。

注28:起点と終点は同じ都府県にあるのに途中で別の都府県を経由する路線は下表の通りである。

注29:広島県において県内に単独区間を有しなかった県道路線は

注X:大伴家持は758〜762年(天平宝字2〜6年)に因幡国庁に赴任しており、「新しき年の始の初春の今日ふる雪のいや重け吉事」という歌は759年(天平宝字3年)の正月に因幡国庁で詠んだものとされている。

注:岩美郡岩美町田河内〜岩美郡岩美町宇治間には田河内隧道(全長:106.7m)があったのだが幅員が狭いとか高さが足りないなどの理由により通行不能扱いになっていたものと思われる。例えばワラヂヤ出版(大阪市西区新町三丁目。1872〜2002)が出していた道路地図を見ると田河内隧道付近の鳥取県道256号陸上・岩井線には自動車通行不能であることを示す赤い×印が打たれていた。