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ニュースダイアリー・2020年(令和2年)10月分

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10月21日(水曜日)

分野 関係
都道府県名
出来事 概要
道路 神奈川県 首都高速道路神奈川7号横浜北線馬場出入口南側入口が供用を開始する。 首都高速道路神奈川7号横浜北線馬場出入口(横浜市鶴見区馬場七丁目)のうち、これまで供用が見送られていた南側入口が本日午後0時に供用を開始した。
馬場出入口は2017年(平成29年)3月18日に全線開通した首都高速道路神奈川7号横浜北線(生麦ジャンクション〔横浜市鶴見区生麦二丁目〕〜横浜港北ジャンクション〔横浜市都筑区川向町〕間。延長:8.2km)のほぼ中間にある出入口だが、接続する東京都道/神奈川県道111号大田・神奈川線の拡幅工事が完成していなかったことなどを理由として全線開通時の供用は見送られた。その後今年2月27日に北側入口は供用を開始したが、南側入口は東京都道/神奈川県道111号大田・神奈川線の拡幅工事が完成するまで供用を見送っていたものである。
なお、馬場出入口は首都高速道路神奈川7号横浜北線からの流出は自由にできるが、首都高速道路神奈川7号横浜北線への流入は電子料金収受システム(ETC)を搭載している車両しかできない点と危険物積載車両には厳しい制限が課せられる点
(注1)には注意が必要である。
(出典)
首都高速道路公式サイトの報道資料
首都高速道路公式サイト内の危険物積載車両の通行規制について記しているページ

10月25日(日曜日)

分野 関係
都道府県名
出来事 概要
ラジオ 岡山県 エフエム津山が閉局する。 津山市を中心とした地域を放送区域としているコミュニティ放送局・エフエム津山(愛称:MegaWAVE76.3。津山市小田中)が本日をもって放送を終了し、閉局した。
エフエム津山は2010年(平成22年)7月1日に開局した、津山市二つ目のコミュニティ放送局である。津山市には既に2009年(平成21年)12月24日に開局したつやまコミュニティFM(愛称:エフエムつやま。津山市南新座)があり、その時点で複数のコミュニティ放送局が存在した高松市・宮崎市で後発のコミュニティ放送局が廃業に追い込まれていることから先行きが懸念されていたが、案の定開局からわずか1年8ヶ月後の2012年(平成24年)2月29日をもって放送休止に追い込まれた。その時点で閉局するのではないかと思った方は少なくないと思うのだが約半年後の2012年(平成24年)8月20日に放送を再開し、同時に愛称をレディオつやまから現在のMegaWAVE76.3に変更して復活を果たした。
エフエム津山はつやまコミュニティFMとの差別化を図るためJ-WAVE(東京都港区六本木六丁目)の再送信を行ったり、サブカルチャーに特化した路線をとったり、昨今の萌えブームにあやかって763(ナロミ)ちゃんという少女キャラクターを設定したりするなどしたがいずれも功を奏したとは言い難い状況であった。公式サイト(それはこちら)の更新が番組表以外ほぼ途絶えたことやSNS(Twitter…こちら/Facebook…こちら)もその後更新されなくなったこと
(注2)、今年5月時点では平日の午後5時〜午後6時と午後7時30分〜午後9時、午後10時〜午後11時にしか番組が編成されなくなったこと(注3)などからも厳しい環境に置かれていたことがうかがえる。そんな中コロナウィルス感染症の世界的な流行の影響などで更に経営環境が厳しくなったことから今年10月31日に迎える放送免許の期限(注4)を前に廃業を決断したものと思われる。ただ、公式サイトやSNSには閉局の挨拶(あいさつ)は一切公開されておらず、また、どのような形でどの時間をもって放送を終了したのかも分かっていない(注5)
今年閉局に追い込まれたコミュニティ放送局はこれで2社となったが、4月30日をもって閉局した長崎シティFM(長崎市江戸町。2005〜2020)にしてもエフエム津山にしても閉局時の様子が分からない、公式サイト・SNSは長期間放置されている
(注6)、閉局に関する挨拶が一切ないなどどうかと思いたくなる面が目立つのが気になるところである。実はエフエム津山と長崎シティFMには共通する面(注7)が多数あり、状況を考えれば致し方ないのかなとは思うのだが、辛い気持ちは分かるが責任(注8)を完遂することはできないものであろうか。致し方ない状況があるとはいえこういう形で放送局が閉局するというのは本当に残念だと思う。
(出典)
総務省中国総合通信局の報道資料

(注釈コーナー)

注1:首都高速道路神奈川7号横浜北線には鶴見川の下を潜る全長5km以上のトンネルがあるためである。馬場出入口はそのトンネルの途中にある。

注2:エフエム津山のTwitterは2019年(令和元年)8月30日が、Facebookは2018年(平成30年)7月11日がそれぞれ最後の記事投稿になっている。

注3:エフエム津山はこの他土曜日の午前10時〜午後8時にも番組を編成していたが、その時間帯の番組は全て平日に放送した番組(他社制作番組も含まれる)の再放送であった。

注4:コミュニティ放送局はそのほとんどが都道府県より人口が少ない市区町村を放送区域としていることや経営基盤が脆弱なところが多いことから放送免許の期限は5年としている。これまでにも放送免許の失効をもって廃業したところはいくつか出ている。

注5:(私がこちらで書いているのだが)私が放送最終日の昼間に現地に赴き、エフエム津山を受信して確認したところ企業などの宣伝も時報も局名告知も閉局に関する告知も一切入れず、洋楽・邦楽を問わずずっと音楽を流していた。インターネット百科事典「Wikipedia」のエフエム津山の項(それはこちら)では10月25日午後11時をもって放送を終了したと記されているのだが、どのような形で10月25日午後11時をもって放送を終了したのか、その根拠は一切示されていないため信憑性(しんぴょうせい)に欠ける(少なくとも10月25日午後4時頃までは放送していたのは確認している。よって放送を終了したのは10月25日午後4時〜10月26日午前0時のどこかである)。よって、ここでは「どのような形でどの時間をもって放送を終了したのかも分かっていない」と記したことをご了承願いたい。

注6:長崎シティFMについてはFacebookページ(それはこちらは持っていたが、私が閉局したらしいという情報を把握した時点(今年6月)では閉鎖されており、閲覧できなくなっていた(いつ閉鎖したかは不明)。

注7:エフエム津山と長崎シティFMの共通点は次の通りである(中には本文で触れたものもあるが再び記すものとする)。
・対抗関係にあるコミュニティ放送局は特定非営利活動法人が運営している。
・同じ市区町村にあるコミュニティ放送局としては後発局となっている。
・対抗関係にあるコミュニティ放送局より受信可能範囲が狭い。
・公式サイトの更新がある時期からあまり行われなくなった。
・拠点都市であるため所属する県を放送区域とするラジオ放送局全てが中継局を設置しており、対抗関係にある放送局が多数存在する格好になっている。
・人口が減少傾向にある都市を放送区域としている。
・聴取者の支持を失うようなことをしている。
・本社・演奏所を移転してからおかしくなった。
・あまり聴かれていなかったのか、閉局に関するブログの記事が全くと言って良いほど見当たらない。
・放送局に関係する方のサイト・ブログ・SNSで閉局に関する記述が全くと言って良いほど見当たらない。
・最後(閉局時)の様子が全く不明である。
・未だに公式サイトなどで閉局に対するお詫びや閉局の挨拶を公開していない。
・閉局したことが広く知られていないからか、エフエム津山または長崎シティFMの関係者から連絡が来ていないからか、あるいはエフエム津山または長崎シティFMの聴取者から指摘がないからかは分からないがエフエム津山または長崎シティFMがネットしていた番組の公式サイトなどを見ると未だにエフエム津山または長崎シティFMが存続し、番組をネットしているように書いてあるものがある。

注8:次のようなことが挙げられる。
・閉局に関するお詫びや挨拶を公式サイトなどに掲載する。
・閉局した放送局に関するサイト・SNS・ブログを全て閉鎖する。