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ニュースダイアリー・2022年(令和4年)5月分
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5月9日(月曜日)…1件
分野 | 関係 都道府県名 |
出来事 | 概要 |
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ラジオ | 佐賀県 | NHK佐賀放送局が演奏所を移転する。 | 佐賀県を放送区域としているNHK佐賀放送局(佐賀市松原一丁目)が本日演奏所を移転した。 NHK佐賀放送局は1941年(昭和16年)12月28日に開局した日本放送協会熊本中央放送局佐賀出張所を始祖とする放送局であり、佐賀市城内二丁目15番8号にある旧演奏所(場所はこちら)には1968年(昭和43年)に移転した。しかし、老朽化が進展していたことや旧演奏所は佐賀城跡(佐賀市城内二丁目(注1))の中にあること、旧演奏所は佐賀県が推進する佐賀城下再生百年構想の対象地域に入っていることから佐賀市松原一丁目2番35号の佐賀商工会館跡地(場所はこちら)に新演奏所を建設して移転することになったものである。新演奏所は近くに佐賀県庁(佐賀市城内一丁目)や佐賀県警察本部(佐賀市松原一丁目)、佐賀中央郵便局(佐賀市松原二丁目)などの中枢施設があることや新演奏所のすぐ南側を国道264号線(かつての国道34号線(注2))が通っていることから利便性が大きく向上することになった。 なお、演奏所の移転に伴い通常は終夜放送を実施している総合テレビについては午前0時26分〜午前3時59分に、ラジオ第一については午前1時1分〜午前4時59分にそれぞれ臨時の放送休止を設定している(注3)。 (出典) ・NHK佐賀放送局公式サイト ・佐賀県公式サイト内の佐賀城下再生百年構想に関するページ |
5月10日(火曜日)…3件
分野 | 関係 都道府県名 |
出来事 | 概要 |
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道路 | 千葉県 東京都 |
東京都道/千葉県道501号王子・金町・市川線が認定される。 | 東京都北区王子一丁目と千葉県市川市押切を結ぶ東京都道/千葉県道501号王子・金町・市川線(東京都側のおおよその区域はこちら〔北区王子一丁目/王子駅北交差点〔起点。交差点名標なし〕〜葛飾区西水元六丁目/水元五丁目三差路(注4)間の本線(注5)〕とこちら〔葛飾区東水元六丁目/水元五丁目三差路(注4)〜江戸川区東篠崎二丁目(注6)/篠崎ポンプ所南交差点〔交差点名標なし〕間の本線(注5)〕とこちら〔高砂支線〕、千葉県側のおおよその区域〔但し現時点では区域は未決定(注7)〕はこちら)が2022年(令和4年)5月10日千葉県告示第244号及び東京都告示第709号により認定され、2022年(令和4年)5月10日東京都告示第711号により東京都内分について区域(おおよその区域はこちら〔北区王子一丁目/王子駅北交差点〔起点。交差点名標なし〕〜葛飾区西水元六丁目/水元五丁目三差路(注4)間の本線(注5)〕とこちら〔葛飾区東水元六丁目/水元五丁目三差路(注4)〜江戸川区東篠崎二丁目(注6)/篠崎ポンプ所南交差点〔交差点名標なし〕間の本線(注5)〕とこちら〔高砂支線〕)が決定した。 東京都道/千葉県道501号王子・金町・市川線が発足した理由は東京都江戸川区東篠崎二丁目と千葉県市川市押切を結ぶ旧江戸川橋梁(仮称)新設事業(注8)に2022年度(令和4年度)から着手することになったことである。千葉県・東京都境は江戸川や旧江戸川を通っているのだが、千葉県西部は東京都との関係が深いにもかかわらず江戸川や旧江戸川に架かる道路橋は少なく(注9)、渋滞が頻発するようになっているだけでなく災害時の対応に不安を残す結果になっている。そのため3箇所存在する千葉県〜東京都間架橋計画の実現が望まれているのだが、その中で最も費用対効果が高い旧江戸川橋梁(仮称)の建設が推進されることになったものと思われる(注10)。 また、旧江戸川橋梁(仮称)の受け皿道路として東京都道307号王子・金町・江戸川線を延伸させる格好をとったのは東京都道307号王子・金町・江戸川線が東京都区部東部の幹線道路として有用な存在になっていることや東京都江戸川区東篠崎二丁目〜千葉県市川市押切間だけの都道・県道路線では短すぎること、旧江戸川の土手を越えるためには江戸川区東篠崎二丁目(注6)/篠崎ポンプ所南交差点(交差点名標なし)よりも葛飾寄りの地点から取り付け道路を建設しなければならないことが理由と思われる。東京都道/千葉県道501号王子・金町・市川線の前身の東京都道307号王子・金町・江戸川線はかなり複雑な経路をとる都道路線であり、それを延伸することについて異論はあるのかもしれないのだが、東京都としては国土交通省(東京都千代田区霞が関二丁目)から整備・維持に関して補助が出る主要地方道から何の補助も出なくなる一般都道に降格することになるとしても延伸させる必要があったということになるのだろう(注11)。よく見れば東京都道307号王子・金町・江戸川線は最北端となる水元五丁目三差路(葛飾区東水元六丁目・水元五丁目・西水元六丁目)を境にそこから西側は東京都区部北部の幹線道路として、そこから南側は東京都区部東部の幹線道路としてそれぞれ位置付けていたと思われる都道路線である。そのことを考えれば東京都には大は小を兼ねるという発想があってそれが今回の路線再編にも表れたのではないかと考えたくなるのだが真相はいかなるものであろうか。 (出典) ・2022年(令和4年)5月10日付「千葉県報」定例第13,733号(PDF文書) ・2022年(令和4年)5月10日付「東京都公報」定刊第17,571号(PDF文書) ・千葉県公式サイト内の旧江戸川橋梁(仮称)新設事業概要説明資料(PDF文書) ・国土交通省公式サイト内の旧江戸川橋梁(仮称)新設事業に関する新規事業採択時評価結果(PDF文書) |
道路 | 東京都 | 都道307号王子・金町・江戸川線が廃止される。 | 北区王子一丁目と江戸川区東篠崎二丁目(注6)を結んでいた東京都道307号王子・金町・江戸川線(おおよその区域はこちら〔北区王子一丁目/王子駅北交差点〔起点。交差点名標なし〕〜葛飾区西水元六丁目/水元五丁目三差路(注4)間〕とこちら〔葛飾区東水元六丁目/水元五丁目三差路(注4)〜江戸川区東篠崎二丁目(注6)/篠崎ポンプ所南交差点〔終点。交差点名標なし〕間〕)が2022年(令和4年)5月10日東京都告示第710号により廃止された。 東京都道307号王子・金町・江戸川線が廃止された理由は前項で取り上げた東京都道/千葉県道501号王子・金町・市川線が認定され、東京都道307号王子・金町・江戸川線の全区間が東京都道/千葉県道501号王子・金町・市川線に移行したことである。その経緯は前項で触れているのでここでは繰り返さないことにする。 (出典) ・2022年(令和4年)5月10日付「東京都公報」定刊第17,571号(PDF文書) |
道路 | 高知県 | 県道392号宿毛新港インター線が認定される。 | 四国横断自動車道(国道56号線宿毛・内海道路)宿毛新港インターチェンジ(仮称。宿毛市樺(注11))と県道7号宿毛・城辺線を結ぶ県道392号宿毛新港インター線が2022年(令和4年)5月10日高知県告示第506号により認定された。 県道392号宿毛新港インター線は現時点では供用区間はなく、区域決定もなされていないが、宿毛新港インターチェンジ(注12)と県道7号宿毛・城辺線を結ぶ延長740m、幅員8mの都市計画道路宿毛新港インター線が建設されることが決まっており、都市計画道路宿毛新港インター線がそのまま県道392号宿毛新港インター線になるものと思われる。もっとも、四国横断自動車道唯一の未着手区間であった国道56号線宿毛・内海道路は2021年(令和3年)12月10日にようやく全区間の都市計画(注13)が決定したばかりであることを考えると県道392号宿毛新港インター線の区域決定や供用開始はかなり先の話になることであろうが…。 なお、県道392号宿毛新港インター線は四国地方最西端かつ最南端の県道○○インター線となる(注14)。 (出典) ・2022年(令和4年)5月10日付「高知県公報」定期第10,434号(PDF文書) ・高知県公式サイト内の第148回高知県都市計画審議会開催に関するページ ・愛媛県公式サイト内の愛媛県側の国道56号線宿毛・内海道路の都市計画決定に関するページ(PDF文書) ・高知県公式サイト内の高知県側の国道56号線宿毛・内海道路と宿毛新港インター線の都市計画決定に関するページ |
5月18日(水曜日)…1件
分野 | 関係 都道府県名 |
出来事 | 概要 |
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ラジオ | 長崎県 | 五島テレビが開局する。 | 九州本土の西方の海上にある五島列島にある五島市を放送区域とするコミュニティ放送局・五島テレビ(愛称:gotoFM。五島市三尾野町。周波数:76.2MHz)が本日午前10時に開局した。 五島テレビは五島市を放送区域とするケーブルテレビ業者・五島テレビ(五島市三尾野町)が運営するコミュニティ放送局であり、開局に当たっては五島テレビ本社の横にラジオ放送用の演奏所を建設している。 現在のところ中継局は本局(五島市岐宿町中嶽)にしかなく、平地が少ない五島市内でも受信しづらい地域が出る可能性はあるのだが、五島テレビではラジオ受信機だけでなくケーブルテレビ契約者に限るのだがテレビでも112chで楽しめるようにしている。ケーブルテレビ業者ならではの施策と言える(注15)のだが、今後は五島市内を自動車で移動している方やケーブルテレビを契約しておらず、なおかつ五島テレビが受信しづらい所に住んでいる方に対する受信環境改善が課題になるものと思われる。 コミュニティ放送局を取り巻く環境は依然として厳しいものがあるが、五島テレビが五島市民にとってかけがえのない存在になり、なおかつ非常時には有用な存在になることを願ってやまない。 (出典) ・五島テレビ公式サイト ・「コミュニティFM大図鑑」の五島テレビに関する記事 ・総務省九州総合通信局の本免許付与に関する報道発表資料 |
5月30日(月曜日)…1件
分野 | 関係 都道府県名 |
出来事 | 概要 |
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道路 | 岡山県 | 県道32号新見・勝山線月田本バイパスが開通する。 | 新見市と真庭市勝山地区を結ぶ県道32号新見・勝山線の真庭市月田本で建設が進められていた月田本バイパス(おおよその区域はこちら)が本日午後2時に開通した。 真庭市月田本付近の県道32号新見・勝山線は旭川支流の月田川の左岸に沿って屈曲しており、見通しが悪かったことや大型車両同士のすれ違いに難渋する箇所があったこと、JR姫新線の橋梁を潜る箇所に高さ制限(4.2m)がかけられていることなどの難点を持っていた。そこで現道の北側にトンネルを伴うバイパスを計画し、2010年度(平成22年度)から建設を進めていたものである。 月田本バイパスの開通により真庭市内に残っていた県道32号新見・勝山線の狭隘箇所は全て解消されることになり、新見市と真庭市を結ぶ幹線道路として更に有用になることが期待されている。 (出典) ・岡山県美作県民局の報道発表資料 ・2022年(令和4年)5月27日付「岡山県公報」定期第12,399号(PDF文書。14ページに掲載されている岡山県告示第265号が県道32号新見・勝山線月田本バイパスの供用開始告示になる) |
(注釈コーナー)
注1:佐賀城跡の所在地表記は本丸があったところとしている。
注2:NHK佐賀放送局の新演奏所のすぐ南側を通る道が国道34号線から国道264号線に変更されたのは1970年代半ばのことである。佐賀市中心部の渋滞を解消する目的で佐賀市中心部の北方に建設されていた国道34号線佐賀バイパスが1973年(昭和48年)に全線開通したためである。
注3:NHK佐賀放送局のラジオ放送は現在ラジオ第一とエフエム放送だけ実施している。かつてはラジオ第二も実施していたが、近隣の福岡・長崎・熊本各放送局が十分受信できることから1974年(昭和49年)3月20日をもって廃止されている。
なお、総合テレビ・ラジオ第一と同じく終夜放送を実施しているエフエム放送が臨時の放送休止を設定しなかった理由は不明である。
注4:水元五丁目三差路について所在地表記が異なるのは本サイトの方針(こちらに記載しているので併せてご覧頂きたい)による。
注5:東京都道307号王子・金町・江戸川線と、その後継路線となる東京都道/千葉県道501号王子・金町・市川線の東京都側本線についておおよその経路を最北端となる水元五丁目三差路で分けているのは東京都道307号王子・金町・江戸川線と、その後継路線となる東京都道501号王子・金町・市川線の東京都側本線があまりにも複雑なため「Googleマップ」の経路表示では一度に表示することができなかったためである。
注6:2022年(令和4年)5月10日東京都告示第710〜711号ではともに終点は江戸川区江戸川一丁目としているが、注4で触れた本サイトの方針(こちらに記載しているので併せてご覧頂きたい)に基づいて江戸川区東篠崎二丁目としている。
注7:東京都道/千葉県道501号王子・金町・市川線の千葉県側の既開通区間は現在は千葉県道6号市川・浦安線行徳旧道となっている。
注8:旧江戸川橋梁(仮称)の前後の取り付け道路を含めると計画区間は東京都江戸川区江戸川一丁目〜千葉県市川市押切間となる。
注9:2022年(令和4年)5月10日時点で通行できる千葉県・東京都境が通る江戸川・旧江戸川に架かる道路橋は下表の通りである。
※掲載順は上流→下流としている。
河川名 | 橋梁名 | 所属路線名称 | 概要 |
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江戸川 | 葛飾橋 | 千葉県道/東京都道/埼玉県道54号松戸・草加線 | |
葛飾大橋 | 東京外環自動車道 国道298号線 |
東京外環自動車道は自動車専用道路となっている。 | |
新葛飾橋 | 国道6号線 | ||
市川橋 | 国道14号線 千葉県道/東京都道60号市川・四ツ木線 |
千葉県道/東京都道60号市川・四ツ木線は国道14号線と重用している。 ※千葉県道/東京都道60号市川・四ツ木線は千葉県内には単独区間は存在せず、実質的には東京都内だけの路線となっている。 |
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江戸川大橋 | 京葉道路(国道14号線) | 京葉道路は自動車専用道路となっている。 | |
旧江戸川 | 今井橋 | 東京都道/千葉県道50号東京・市川線 | |
浦安橋 | 東京都道/千葉県道10号東京・浦安線 | ||
舞浜大橋 | 神奈川県道/東京都道/千葉県道294号高速湾岸線 国道357号線 |
神奈川県道/東京都道/千葉県道294号高速湾岸線は首都高速道路湾岸線でもあり、自動車専用道路となっている。 |
注10:現在存在する千葉県〜東京都間架橋計画の状況は下表の通りである。
※掲載順は上流→下流としている。
仮称 | 概要 |
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上篠崎・大洲架橋 | ・東京都江戸川区上篠崎一丁目〜千葉県市川市大洲二丁目間の架橋計画。 ・東京都側は都市計画道路補助第286号線として、千葉県側は都市計画道路大洲・平田線としてそれぞれ都市計画決定がなされている。 ・国道14号線が通る市川橋の南南東約2.4kmのところに建設される予定になっている。 ・もし完成すれば東京都江戸川区篠崎地区北部と千葉県市川市中心部との往来が楽にできるようになることや国道14号線を補完する道路として有用になることが期待されている。 ・しかし、現在のところ整備は進められていない。多くの民家の立ち退きが必要になり、建設費用がかさむことやそこまでして建設し、開通させたとしてもそれに見合った交通量が確保できるかどうか疑問があることなどが理由と思われる。 |
東篠崎・押切架橋 | ・東京都江戸川区東篠崎二丁目〜千葉県市川市押切間の架橋計画。 ・東京都側は都市計画道路補助第143号線として、千葉県側は都市計画道路湊・海岸線としてそれぞれ都市計画決定がなされている。 ・東京都道/千葉県道50号東京・市川線が通る今井橋の東北東約1.9kmのところに建設される予定になっている。 ・もし完成すれば東京都江戸川区篠崎地区南部と千葉県市川市南部との往来が楽にできるようになることや東京都江戸川区篠崎地区南部に住む方が東京メトロ東西線行徳駅(千葉県市川市行徳駅前二丁目)を利用しやすくなることが期待されている。 ・2022年度(令和4年度)から三つの架橋計画としては最初に事業化され、受け皿道路として2022年(令和4年)5月10日千葉県告示第244号及び東京都告示第709号により東京都道/千葉県道501号王子・金町・市川線が認定された。いち早く事業化した背景には費用対効果が見込めることや建設距離が短くて済むこと、東京都側・千葉県側とも未開通区間の手前まで整備が終わっている都道路線または県道路線が延びていたことなどが考えられる。 ・完成予定は2031年度(令和13年度)となっている。 |
東葛西・堀江架橋 | ・東京都江戸川区東葛西四丁目〜千葉県浦安市堀江四丁目間の架橋計画。 ・東京都側は都市計画道路放射第16号として、千葉県側は都市計画道路堀江・東野線としてそれぞれ都市計画決定がなされている。 ・東京都道/千葉県道10号東京・浦安線が通る浦安橋の南約800mのところに建設される予定になっている。 ・もし完成すれば東京都江戸川区葛西地区と浦安市中心部との往来が楽にできるようになることや首都高速道路湾岸線(神奈川県道/東京都道/千葉県道294号高速湾岸線)や国道357号線、東京都道/千葉県道10号東京・浦安線を補完する道路として有用になることが期待されている。 ・しかし、現在のところ整備は進められていない。東京都側・千葉県側とも未開通区間の手前までの道路整備は終わっており、建設距離は短くて済むのだが、東京都側は東京都道450号新荒川葛西堤防線という都道路線になっているのに対して千葉県側は浦安市道幹線3号という市道路線になっており、整備主体が決まらないことや浦安橋から800mほどしか離れていないこと、開通させたとしてもそれに見合った交通量が確保できるかどうか疑問があることなどが理由と思われる。 |
なお、江戸川区の北隣にある葛飾区も千葉県・東京都境に接しているのだが、葛飾区と千葉県を結ぶ架橋計画は現在のところ存在しない。伊藤左千夫(1864〜1913)の小説「野菊の墓」の舞台として、映画「男はつらいよ」の舞台として、ヒット曲「矢切の渡し」(ちあきなおみと細川たかしがそれぞれ歌っているが細川たかしのほうがよく知られている)の舞台として広く知られている矢切の渡し(東京都葛飾区柴又七丁目と千葉県松戸市下矢切を結んでいる)があることや葛飾区の対岸になるのは松戸市の郊外に当たる地域であり、費用対効果が見込めないことが背景にあるものと思われる。
注11:東京都道/千葉県道501号王子・金町・市川線の道路種別について主要地方道としているものがある(インターネット百科事典「Wikipedia」の当該記事〔それはこちら〕など)が、本サイトでは次に挙げる理由から道路種別を一般都道(東京都)及び一般県道(千葉県)としている。
・「国土交通省公式サイト内の旧江戸川橋梁(仮称)新設事業に関する新規事業採択時評価結果(PDF文書)」では東京都道/千葉県道501号王子・金町・市川線の道路種別を一般都道(東京都)及び一般県道(千葉県)としていること。
・東京都区部で完結しない主要地方道路線の路線番号は1桁か2桁にするのが通例であるにもかかわらずそのようにしなかったこと。
・500番台の路線番号を付けた東京都道路線は全て一般都道であること(ちなみにこれまでの500番台の路線番号を付けた東京都道路線は全て神奈川県に跨る路線である)。
東京都道/千葉県道501号王子・金町・市川線の道路種別を主要地方道としている理由としては主要地方道であった東京都道307号王子・金町・江戸川線の区域しか現在は供用されていないことと千葉県側の区域決定が一切なされていないことが考えられるのだが、では東京都道/千葉県道501号王子・金町・市川線の千葉県側の区域が決定した時、そして東京都道/千葉県道501号王子・金町・市川線を受け皿道路として建設される東篠崎・押切架橋が開通し、東京都道/千葉県道501号王子・金町・市川線が全線開通した時はどうするのだろうか。千葉県の主要地方道路線の路線番号は1桁か2桁であることや千葉県の主要地方道路線の路線番号で未使用なのは94〜99号だけであること(つまり1〜93号は全て使用されているということ)という条件があることを考えれば東京都道/千葉県道94号王子・金町・市川線になるのではないかと思うのだが果たして…。
注12:リンク先の地図は高知県公式サイト内の第148回高知県都市計画審議会開催に関するページを基に割り出した、宿毛新港インターチェンジのおおよその位置を示している。もしかしたらインターチェンジの中心部から外れたところを示しているかもしれないのだが、その点はご了承願いたい。
注13:国道56号線宿毛・内海道路は全線が都市計画道路に指定されているのだが、愛媛県側と高知県側では名称が異なっている。愛媛県側の名称は一本松・内海線、高知県側の名称は宿毛中央線となっている。なお、一本松・内海線と宿毛中央線の接続点は愛媛・高知県境(名称未定のトンネルの中になる)となっている。
注14:そもそも宿毛新港インターチェンジは四国地方最南端の高速道路のインターチェンジになるので高知県道392号宿毛新港インター線は四国地方最南端の県道○○インター線となることが確定するのだが、高知県道392号宿毛新港インター線が四国地方最西端の県道○○インター線にもなるのは高知県最西端となる鵜来島(宿毛市沖の島町鵜来島)の西岸よりも西に行政区域を有する愛媛県には県道○○インター線は全く存在しないからである(下表参照)。よって、高知県道392号宿毛新港インター線は四国地方最西端かつ最南端の県道○○インター線となる。
県名 | 路線名称 | 備考 |
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徳島県 (3路線) |
県道129号徳島津田インター線 県道204号徳島沖洲インター線 県道229号板野インター線 |
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香川県 (1路線) |
県道41号大内白鳥インター線 | |
愛媛県 (0路線) |
― | 2022年(令和4年)5月10日時点では全く存在しない。 |
高知県 (8路線) |
県道45号南国インター線 県道375号なんこく南インター線 県道376号高知南インター線 県道387号四万十町東インター線 県道389号安芸中インター線 県道390号上川口インター線 県道391号甲浦インター線 県道392号宿毛新港インター線 |
県道389号安芸中インター線と県道390号上川口インター線、県道391号甲浦インター線、県道392号宿毛新港インター線は2022年(令和4年)5月10日時点では起点となるインターチェンジがまだ供用されていない。 県道391号甲浦インター線は2019年(平成31年)4月9日高知県告示第249号により認定されたのだが、この路線認定が平成時代最後の都道府県道路線の異動になっている。 |
注15:ケーブルテレビ業者が運営しているコミュニティ放送局の場合、ケーブルテレビ加入者に限るのだがテレビでもラジオ放送を楽しめるようにしているところは少なくない。中国地方では笠岡放送(笠岡市笠岡)が運営しているコミュニティ放送局・笠岡放送(愛称:エフエムゆめウェーブ。笠岡市笠岡)について123chで楽しめるようにしている。